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読者の皆様日頃は弊ブログをお読みくださり、まことにありがとうございます。HARIMAです!弊ブログ内にて連載中の小説「KikaiderStudent」は、いよいよ次回で最終回を迎えます。これまで長きに渡り拙い愚作ながらお読みくださった皆様心より感謝申し上げます。物語の最後を迎えるにあたり、再度の人物紹介を行わせて頂きます。なお、最終回は特別に長文とさせて頂きたく思います。どうぞ、最後までよろしくお付き合いの程、お願い申し上げます。HARIMA①〈ゲリラ式戦闘ヒュー
夜明け近く。◯✕国、首都中心から大西洋岸へと伸びる高速道路を走る、一台の車があった。黒塗りのマセラティ・ギブリ・トロフェオ。イタリア車である。一見して高級セダンそのものだが、タダの高級車ではない。最高出力580馬力のフェラーリ製3.8LV8ツインターボ・エンジンを心臓部に持ち、最高速度は326km/hを誇り。「コルサ・モード」という走り専用の性能を用意した"高級車の皮を被ったレーシングカー”である。この車の走っている高速道路には中米特有の山岳地帯をくぐる区間があり、そこは
………………麻衣との戦闘により、稼働不能となったイスロ戦闘インセクタロイド・グレイマンティス。その戦闘の後、現場にはマルティネス率いる地元警察部隊の車両、そして"ジム”マッケンジー捜査官率いるFBIと剣持刑事37歳の乗るヘリコプターが駆け付けた。更に現場上空にはパウエル少佐自ら操縦含め米国特殊部隊攻撃ヘリコプターが待機する。彼らは一旦、米国へ帰国していたが。グレイマンティスの首都襲撃により、再び◯✕国政府からの要請で戻って来たのだった。それより一足早く、未だ同国内に居たキッド三人衆が辿
クリティカル電TheEndは、確実にグレイマンティスの急所へ炸裂!しかし……………グレイマンティスは微動だにしない!愕然とする、麻衣!もはや、なすすべも無い麻衣に。グレイマンティスは容赦無く襲いかかる!!「ダメだ、何か考えないと!」クリティカル電TheEndは、24時間以内に2回までと限ると当初、母親の美枝から聞かされていた。そうしないと行動そのものの電力まで失うことになり、ダウンしてしまうからだと言う。従って、この時。麻衣に与えられたクリティカル電TheEnd
麻衣は、首都中心部から北西に向けて走り続けた。グレイマンティスは変わらず、脇目も振らない様子で追いかけて来る。「よしよし、いい子いい子」時折振り返りながら、それを確認する麻衣。目指す先は………スペインからの独立200年を記念して造られ、かつての石油精製所の跡地を再利用した郊外の広大な公園であった。広さは約55ヘクタール、東京ドーム約12個分に相当する敷地を持つ。麻衣は。自身のナビゲーション機能を使い、ここを瞬時にリサーチしていたのであった!その公園は首都中心部から直線距離で約1
身長20メートルにもなるイスロの最大最終兵器、戦闘インセクタロイド・グレイマンティス!!麻衣は。その巨大な敵を目の当たりにし、何を思うのか!?ドメニコは。司令室にて自らが地元警察により身柄を確保される直前、警官の目を盗み。操作パネル上の、あるスイッチを押していた!それこそが………………恐るべきグレイマンティスの起動シーケンス作動スイッチだったのである!"CAUTION”ランプは……………グレイマンティス起動シーケンス作動による、建屋全体の急激な電圧低下を表していたのであった!!
FBIのジムに進言した元人質の米国研究者、ダニエル・デドロイド博士は昆虫学者であった。イスロへは、社会貢献目的の昆虫型ロボットの開発協力との名目で本部研究室へ招へいされていた。しかし間もなく、その目的が虚偽であることを知り、直ちにイスロ脱退を申し出たが既に遅し。デドロイド博士の他に米国より招へいされて来た研究者達と共に"銃で脅されながら”昆虫型ロボット兵器=戦闘インセクタロイドの開発を強要されたのであった。「………Domenicoorderedusresearchersto
"旧”イスロ本部建屋の周囲では。現場検証の作業に当たる警察職員やら◯✕国内外の報道関係者達、そして車両で賑わっていた。司令室内の現場検証をしていた一人の検査員が、仲間に疑問を投げかける。「Hey!Something'sblinking?」(おい!何か、点滅してるんだけど?)見ると操作パネル内の液晶が1箇所のみ"CAUTION”の文字を点滅させている。「………Oh,justleaveitalone.It'sjustaminormalfunction,rig
………本部建屋の正面出入り口は、投降してくるイスロ兵の行列が続いていた。皆、一様に大なり小なりの負傷があった。中には、警察の担架で運び出されている重傷者も一定数居た。そして……多くの顔に疲弊と。絶望と。苦悶が表れていた。米国人研究者ら人質達は、兵達が全員投降を終えてから地元警察部隊により保護されていた。キッド三人衆は。地元警察部隊、FBI、米特殊部隊の集まる眼前でヒューマノイド形態から人間形態へと戻ってみせ、剣持刑事37歳の手引きで活動報告を行った。「Wearehonore
ここのところ、イスロ司令室に居り浸りのドメニコは。外の喧騒を気にもとめず、相変わらず酒浸りであった。元々アルコールの強い方では無かったが、このナタリアの一件をきっかけにテキーラをあおるようになり、本人曰く"鍛えられた”ことを喜んでいた。もはや、デスクの電話にも何処からもベルを鳴らす者すら居なくなっていた。それを勝手に「都合が良い」などとうそぶき、自由を謳歌しているかの能天気ぶりであった。不審に思ったきっかけは、いつものように追加の酒を持って来るよう本部建屋内の酒保(軍隊でいう売店)に内
………イスロ本部付近上空に到達した、FBI及び米特殊部隊のヘリコプター。立地条件が森林地帯の為、ヘリコプターと言えど着陸は困難であり。剣持刑事37歳、"ジム”マッケンジーFBI捜査官、パウエル米特殊部隊少佐率いる部隊メンバーは複数の搭乗員を残し。「ラペリング」という、ホバリング中の機体から直接ロープを使って降下する手段を以て現場へと到着した。鬱蒼とした森の中にそびえ立つ、イスロ本部の古いコンクリート建屋。その周囲を取り囲む、地元警察特殊部隊の人員と車両。一見静まり返っている現場状況だ
ガーン!いきなり扉が開けられた。「Theresheis!!」(居たぞー!!)物置き部屋の入口で兵士が狂喜の叫びを上げる。それを合図に4、5人の兵士が乱入して来る。ナタリアは目を見開いたまま、言葉を失い凍り付く。兵士達は一斉にナタリアに飛び付き、身体を掴んで運び出そうとする。悲鳴を上げるナタリア。「Stopit!!Don'tlayahandonher!!」(やめろぉ!!彼女に手を出すな!!)日向が必死に兵士達を止めにかかるが、立処もなく殴り飛ばされる。「
「Mr.Hyuga!Youshouldgetoutofhere!Rightnow!!」(Mr.ヒュウガ!ここを出た方がいい!今すぐ!!)日向達の居る部屋に、バヤルが飛び込んで来た。「What'swrong,Bayar?」(どうしたんだ?バヤル)目を丸くする日向とナタリアに、息せき切りながらバヤルは言う。「Thepolicehavefoundoutwherethisis.There'sagunfightgoingonoutsidew
イスロ本部。日向達の居る地下室。廊下から複数の足音とともに、各部屋の扉を開けては閉める音が響く。その音は、徐々に彼らの部屋へと近付いて来る。「...Natalia!Onthewallnexttothedoor!!」(……ナタリア!扉の横の壁に!!)日向が小声で告げる。そして、ついに扉が開かれた!廊下には三人の兵士が居た。皆、厳つい顔だ。一人だけ機関銃を保持している。その内の一人が顔を部屋へ突っ込み。目を大きく開きながら、室内を隅から隅まで見渡す。ナタリア
イスロ本部。兵士に変装したナタリアがトイレに向かう時は日向も同時に部屋を出て。"用を足す日向の監視役の兵”として二人でトイレへ入る。トイレ室は建屋が元は病院だった為、中で男女に分かれていたのは不幸中の幸いだったが、実際はそれどころではなく。トイレの為に部屋を出る時さえも緊張の極みであった。ナタリアは豊満な胸の膨らみを隠す為にバヤルから包帯を持って来て貰い、自らキツく縛り、その上から軍服を着用。そして帽子を深く被ることにより、外部の眼を欺かなくてはならなかった。食事や水はバヤルが気
日本、警視庁本部。「…………◯✕国防犯省より、イスロ本部への捜査協力依頼が来ている。更に、米国連邦捜査局(FBI)へも捜査協力を打診したとのことだ」会議室にて。ロボット・テロ対策本部の人員達を前に、本部長の諸原が伝達を行っている。剣持刑事37歳の顔もある。「邦人研究者ではロボット・エンジニアの日向武雅氏、一名が組織本部建屋内に監禁状態の様子だが。日向氏以外でも。米国からも行方不明となっている研究者を複数名、イスロ側が拘束している容疑が固まったそうだ」剣持が質問する。「では、現
「YouletNataliagetaway?!Iwon'tforgiveyou!!Capturethemimmediately!!Ifyoudon'tcapturethem,you'llallbeexecuted!!!」(ナタリアを逃しただとぉ!?許さ〜ん!!即刻捕らえろ!!捕らえられなければ、全員処刑だ!!!)地下室に幽閉したはずのナタリアの脱走を聞き、烈火のごとく激怒するドメニコ。司令室のテキーラのボトルを叩き割りまくり、手下の兵達に命じる
麻衣一行の乗るプライベート・ジェット「ガルフストリームG600」が、太平洋上で日付変更線を越えた。この機体の操縦席とキャビン(客室)の間には仕切りが無い。麻衣は、副操縦士席のカイトと話し込んでいた。(確か…………キッド三人衆の日本へ来た当初の目的というのは、わたし達を抹殺することだったと聞いたけど。それがなんで?心変わりしたのか…………)麻衣は知りたかったのだった。あっけらかんとした口調でカイトは答えた。「…………確かに前も話したが、最初は。あんたらを"始末して来い”って、送ら
中米・イスロ本部。最下部の地下室に監禁されている、ドメニコの別荘の元・使用人ナタリアは警備兵を誘惑している。「Hey...Pleaseletitoutquickly.Ican'ttakeitanymore,Ifeellikemylovejuiceisgoingtoleakout」(ねぇえ…………早く出してぇ。もうダメぇ、アタシ"漏れちゃいそう”)たまらず警備兵。「Alright!I'llgetyououtofherenow!!
…………3月10日は。D大附属第一高等学校の卒業式であった。由美香も補習の甲斐有り。晴れて卒業証書を手にすることが出来た。当日は剣持刑事37歳も駆けつけ、感無量の式となった。在校生である、麻衣と栄太も祝福する。「北原さん。おめでとうございます!」「おう!ありがとよ!!麻衣、あんたにはマジいろいろ世話になったし。…………正直、このガッコでダチなんか作れねぇって思ってたけど。ウチらはガチで戦友だ!これからも何かあったら呼んでくれ。チカラになっから!!…………栄太!おま
終業式まであと一週間出発の日が近付いて来た前にこんなことあったなぁ…………海外旅行とウソついてアップデートの時間を割いたことあの時はみんなへ配る"ウソっ子”海外土産のことで悩んだっけさらに延長することになったお姉ちゃんのこと恨んだりしてでも今度は違う本当に海外へ行くそれも地球の裏側そして…………そして…………お土産は買って来れないかも生きて帰れないかも知れないからけどどうしても通り過ぎれないことだからわたしは行くんだみんなには言わない言わないで行
茨城県小美玉市(おみたまし)、茨城空港。プライベート・ジェットエリア。麻衣達の乗るイスロのプライベート・ジェット機…………ガルフストリームG600も、ここに駐機されていた。ガルフストリームG600。米国ガルフストリーム社製。2019年に初号機初飛行。長距離巡航マッハ0.85/時の速度で、6,600海里(12,223km)の距離を航続可能、日本から中米まで無給油で飛ぶことができる。このG600という機体の操縦に必要なライセンスと資格としては、基本として事業用操縦士または定期運送
…………1月半ばに、見張り役の少年兵バヤルの助けを借り。一旦イスロ本部から脱出した日向武雅は。メキシコシティまで出て、公衆電話から関係各方面へ連絡。内訳は日本の家族の他、日本国内外のロボティクス関係者、当事国の日本大使館へ自ら置かれている状況を伝え、救援を依頼した。バヤルから借りた2,000ペソは、ほとんどをそうした通信に費された。まさに、食事も惜しんでのことであった。そのようにして2月初めには、既に日向はイスロ本部建屋へ戻って来ていた。「I'msurprised!He's
………麻衣にとっての2月は。バレンタインデーに初めて栄太へ、しかも手作りのチョコレートを贈り。更には喜んで貰えてハッピーに終わった。栄太にしてみても、生まれて初めて女子からチョコレートを貰えたこともあり。喜ばないわけが無かった。山本君&朱莉カップルも似た境遇のバレンタインだったが、違ったのは山本君が余りに大食いであった為。朱莉の選んだ名店のカワイイデザインのチョコレートを「かたじけない!」と手を合わせた直後、目前で、ものの数秒でたいらげてしまったことだった。その為、朱莉は慌てて更に
成田空港に到着したフィジー・エアウェイ航空の旅客機から、二人の日本人が降り立った。D大学園理事長である保坂直光(ほさか・なおみつ)と。附属第一高等学校校長の豊島敬一(とよしま・けいいち)である。イスロ対外派兵師団極東部隊の急襲テロが起きた日。この二人の学園代表者は、留学生受け入れ先の国である南方・ポリネシアのトンガ王国へ親善訪問中であった。当初は1週間程視察のスケジュールが予定されていたのだが、テロ勃発の知らせを聞き。急遽切り上げての帰国路に着いていたのであった。附属第一高等学校ラ
………中米・イスロ本部。司令室のデスクに座る、総帥ドメニコ・マングスタは機嫌が悪い……というよりは、ここ何週間も機嫌が直っていない。ゾッコンだった女性、ナタリアの件によるものだった。当初ナタリアは"母親の看病の為”と言ってアカプルコの別荘を去り、クリスマス休暇以来姿を見せないどころか連絡も一切取れない状況となっていた。連日気を揉んでいたドメニコは、いても立ってもいられず多額の資金で探偵を雇い、ナタリアの身辺を調査させた。その結果…………母親の看病とは大ウソで、ナタリアには他に男性が居
令和◯✕年1月29日未明……………附属第一高等学校含むD大学園板橋キャンパス内へ国際テロ組織イスロ対外派兵師団極東部隊が侵入、人質を取り、立て籠る事件が発生。警視庁は予め設置のロボット・テロ対策本部(諸原警視を本部長とする)より、主任として都内◯✕署所轄の剣持巡査部長以下巡査複数名。他、特殊急襲部隊(SAT)の現場出動を指示した。ゲリラ式戦闘ヒューマノイド・華裏那の強烈な前蹴りをまともに喰らい吹き飛ばされ、暫くは立ち上がることも出来なかったセルピエンテ。腹部に激痛が走る。何処か内臓の破
セルピエンテの狙いは、文字通り恐ろしい程の単純性を伴うものであった。人質を虐殺する………そのことにより"6体目”のゲリラ式戦闘ヒューマノイドを誘き寄せ、コンプリートさせる………彼には人命の尊厳という概念が欠如していた。麻衣という思わぬ邪魔者が入り多少予定が狂ってはいたが、彼の目的達成には障壁とまではなり得ないとタカをくくりながらほくそ笑んでいた。イスロ戦場型戦闘ヒューマノイド40体。その銃の引き金にかけられた鉄の指が、一斉に引かれた!!ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
銃を抱えたセルピエンテの後に続き、中央広場へ現れた戦闘ヒューマノイド姿の麻衣とPCを抱えたデビッド。このPCは電源が入ったままである。何か粗相をすればイスロの戦闘ヒューマノイド達の挙動に影響する為、デビッドは緊張し続け。歩きながら片時もパネルから目を離せない。人質となっている生徒達の目が一斉に麻衣達に注がれ、麻衣のメカニカルな姿に対し驚嘆と好奇の視線を浴びせる。その正体を知っているのは、鉄兜を被り機関銃を手にしたままの栄太と剣道の防具姿の山本君のみ。そして………(やっぱ、あの時の子
拡声器を手にしたセルピエンテが、キャンパスの中央広場に集められていた人質…………生徒・学生・職員達に告げた。「おまえらを解放する!」各々の表情に、安堵や驚きの表情が浮かんだ。しかし待機中のエリック=ティーチャー、キッド三人衆達は警戒の姿勢を崩していない。「おかしい………何かウラがあるな、こりゃ」"毒蛇”と言われていたセルピエンテのやり口をイスロで聞いていたカイトは勘ぐる。エリック=ティーチャーが言う。「マイ、Where?Maybeshe'sdoingsomething.(