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最近の記事ですが、PubMed、Embase、CochraneLibraryおよび4つの中国のデータベースより、チック症群に対する抗精神病薬の有効性を評価したランダム化比較試験(RCT)の検索を行った。主な結果は以下のとおり。・60件のRCTが抽出された。・プラセボと比較し、ハロペリドール、リスペリドン、アリピプラゾール、クエチアピン、オランザピン、ziprasidoneは、チック症状スコアの有意な改善が認められた(標準化平均差[SMD]範囲:-12.32~-3.20)。・クエ
4月18日(木)、ネット講演会「パリペリドンWebセミナー」がありました。これは、リアルタイムで東京の人形町スタジオよりライブ配信され、私も大法山病院の医局で視聴しました。演題「急性期から維持期を見据えた統合失調症治療の実際-パリペリドン製剤50例から見えてきた事-」として、医療法人誠心会あさひの丘病院(横浜市)院長・福島端先生が、ご講演されました。講演内容として、あさひの丘病院スーパー救急病棟におけるパリペリドン製剤50例の実績:精神症状および社会機能の評価
2月14日(木)、アートホテル小倉ニュータガワ(旧ホテルニュータガワ)において、第511回北九州精神科集談会が開催され、北九州市小倉北区まで行ってきました。まず、戸畑こころともの忘れクリニック院長・長昭洋先生より、演題「難解な高齢者うつ」との一般講演がありました。ご自身のクリニックでの経験より、うつ症状が前面に出た高齢者について、てんかんだった症例、レビー小体型認知症だった症例、計2症例を提示されました。参考サイト:平成30年11月度筑豊精神科集談会
三毛ニャンさんからメールが来た。内容は、「いったい、どんな構造しとんねん、この錠剤(カプセル?)」で、パリペリドン(商品名:インヴェガ)の添付文書のURLが添えられていた。添付文書に示されていた構造図がこれ。確かに変わった構造だ。写真はこれ。インヴェガの有効成分パリペリドンはリスペリドン(商品名:リスパダール)の主活性代謝物(ある物質の代謝によって生成する、その元の物質とは異なる作用を有する物質のこと)なんだそうだ。インヴェガはパリペリドンの徐放剤、つまり血中濃度が半分になるま
女性週刊誌の代表格で、山口達也の報道もよく行っていた女性セブンも最近は、すっかり山口問題では鳴りを潜め、後藤久美子の映画「男はつらいよ」への23年振りの復帰記事などで、お茶を濁している。しかし、アマゾン・プライム・ビデオでは、ゴクミ出演の「男はつらいよ」や「ママはアイドル」を欠かさず見、「ゴクミ語録」や写真集などは、実家に帰れば置いてある、ゴクミファンの僕としては、これらの記事も嬉しく、コンビニで立ち読みしていると、山口達也の時とは異なり、鬼嫁から猛烈な嫉妬攻撃を受ける。「いつまでも若いわねぇ
今日は通院の日じゃなかったんですけど、あまりにもつらくて1週間早めて病院に行きました。薬が増えて落ち着くといいんですが。。最初に処方されていたリスペリドンですが、高プロラクチン血症が出てしまい、薬を変更しました。今はインヴェガ(パリペリドン)を飲んでいます。心臓がバクバクして体がブルブルするのがしんどいです私は薬を一包化してもらっているのですが、この一包化が1時間くらいかかります。その間にお昼を食べたりお店を見たりしてるのでまぁいいんですけど、この前インヴェガの在庫がないとかで、卸に
7月22日(金)、ANAクラウンプラザホテル福岡にて、第9回福岡精神科臨床フォーラムが開催され、本田雅博が福岡市博多区まで行ってきました。最初に、幹事の1人である、丸野クリニック院長・丸野陽一先生が、オープニングリマークスを述べられました。特別講演1は、関西医科大学精神神経科学教室准教授・加藤正樹先生が「統合失調症の再燃・再発時と維持期の薬物療法を考える」という演題でご講演されました。加藤先生は、急性増悪時のうちに維持療法を考慮してリスクとベネフィットを考えた治
2月20日(金)、ANAクラウンプラザホテル福岡にて、<LAIClinicalConference>が開催されました。座長は、九州大学大学院医学研究院精神病態医学准教授・川嵜弘詔先生が務められました。まず、講演1として、産業医科大学医学部精神医学教室講師・堀輝先生が「長期経過を見据えた統合失調症薬物療法」を発表されました。次に、講演2として、ドイツ・マンハイムより招聘された、VicePresidentMedical&ScientificAffa
11月17日(月)、ステーションホテル小倉にて、<北九州CNSExpertMeeting>が開催され、飯塚病院より本田雅博が北九州市まで行ってきました。この会は、産業医科大学精神医学教室教授・中村純先生が、座長を務められました。招聘された演者は、藤田保健衛生大学精神神経科学講座教授・岩田仲生先生で、「統合失調症のリカバリーに向けた薬物治療」というご講演を頂きました。岩田先生は、統合失調症の疫学から始まり、全染色体上の統合失調症関連部位について最新データ、環