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バレエには、いくつかの流派があって、ロシアのスタイル、ヨーロッパのスタイルなどに分かれています。そのほかに、先生によって色々なタイプがあって、その先生によって要求する曲やテンポ、リズムが違ってきます。この先生は、だいたいどんなタイプなのか。レッスンが始まってから、なるべく早くつかむことが大切です。それによって、ピアニストとしての大まかな「方針」が決まってきます。まずはバレエにはどんな流派があるのか、そして先生にはどんなタイプがあるのか。それを研究してみてください。
バレエピアニストを目指す人が、ある意味、新鮮な驚きを感じることの一つに、バレエダンサーの多くが「何分の何拍子」と言うことを全く理解してないということです。バレエピアニストは、ピアノを習い始めて直ぐに4拍子と3拍子が出てきて、小さな頃から一小節に何拍入っているか、と言うことは、はっきりと意識していなくても無意識にとっくにわかっています。そしていつも音楽に合わせて踊っているダンサーも当然そうだろうと思っています。でも、実はそうではないのです。ダンサーは、まずバレエの動きを理解して、それができる
皆さんの中でピアノを習っている人は多いと思います。そして、そのほとんどはソロのピアノ曲を習っているはずです。バッバ、モーツァルト、ベートーベン、ショパン・・・、多くの作曲家が、ピアノのソロのための曲を作っています。もちろん、オペラの音楽、歌曲、器楽で伴奏がついた曲も作っています。しかし、ベートーベンのピアノソナタやショパンのエチュードはピアノのソロのための曲です。だから、ピアノを習っている人は、この世の音楽はソロの曲がほとんどと思いがちです。バイオリンやフルートは伴奏がついている曲がほと
バレエピアノにはクラスレッスンのためのピアノと、公演のためのリハーサルで弾くピアノがあります。リハーサルは、あらかじめ弾く曲が決まっています。どこを練習するかギリギリまでわからないことも多々ありますが、一応演目はきまっているわけです。すると、ピアニストはいつもとは逆の立場になります。というのは、クラスでは先生が最初に振り付けをして、それをみて最もふさわしいと思われる選曲や弾き方をします。でも、リハーサルは順序が逆で、まず曲があって、先生がそれに合わせて振り付けをします。バレエの先生は間
新年がスタートしましたが、洗足学園バレエコースでは昨年中に授業がほとんど終わりました。ピアニストの皆さんはほっと一息、というところでしょう。この長いお休みの間に、ゆっくりリフレッシュして、またいろいろな勉強して、新しい年度を迎えてください。今年度、お疲れ様でした。4月からも、またよろしくお願いします。
あけましておめでとうございます。2024年が始まりました。コロナウィルスもやっとおさまりました。今年もいろいろな話題を提供していくつもりです。本年が、皆さんにとって良い年でありますように。よろしくお願いします。
洗足学園クロスアーツでは洗足を目指すあなたを大学講師がしっかりバックアップします。高校生以上の洗足受験生予定の方対象をとしております。https://www.senzoku.ac.jp/music/admission/crossarts.htmlクロスアーツにてバレエピアノのレッスンを受けるには下記の2通り➀実技定期レッスン(月3回15.000円)②実技ワンレッスン(1回50分8000円)レッスン曜日・時間は担当講師と応相談中学生以下の方は、実技ワンレッスンでの実施となります。
今日で洗足学園バレエコースの通常授業終わりました。ピアニストの皆さん、お疲れ様でした。今年も後期公演が開催されます。【公演情報】12月25日、27日、28日本公演「くるみ割り人形」を上演いたします。|バレエコース|洗足学園音楽大学洗足学園音楽大学は音楽を愛する心を育て、豊かな人間性を養うことを目的とし、音楽全般を幅広く学ぶとともに、それぞれの専門分野を深く掘り下げていきます。www.senzoku.ac.jp
作品の振り付けを渡された時、それをダンサーはその場で覚えなくてはなりません。動画が簡単に撮れなかった時代は、みんな頭で覚えて、もし覚えきれない場合は、終わった後メモにとったりしていました。今は簡単にスマホで動画が撮れる時代ですが、基本的には動画を撮って覚える癖をつけてはいけません。先生によっては非常に不快感を示す方もいます。振り付けはその場で頭で覚えるのが常識だし、それができないような記憶力ならダンサーの資格はないからです。もしかしたら自分の振り付けが流出するのを嫌う先生もいるかも知れませ
バレエの先生がよく言うことですが、「ピアニストさんに注文したいのだけど、なんて言ったらいいか分からない」。確かにバレエの先生はピアノの先生ではないので、何かが違うのだけど、何がどう違うか分からない事は良くあります。バレエピアニストは、そんな先生の様子を見て、最大限理解して対処してあげるように努力しなければなりません。確かに「なんと言っていいかわからない」人に対して、何をしてあげればいいかを見つけるのは難しい事です。ベテランピアニストでもうまくいかない事は日常茶飯事です。それでも、なんとか
優れたバレエピアニストは、先生の出すコンビネーションをほとんど見ていなくても、次にダンサーがどう動くか、つまりアンシェヌマンを理解しているように見えます。つまり、知らなくても先が読める。なぜでしょうか?これは、バレエの大きな特徴をうまく利用しているのです。バレエのすべての動きには、必ずその前に「準備」があります。それがないまま、突然動き出すことはありません。それがバレエ独特の優雅さになっているのですが、ピアニストはそれを見て、次の動きを予想しているのです。そういう意味でも、バレエピア
ピアニストの皆さん、趣味でバレエをやっている大人のクラスを弾いた事がありますか?ピアノとバレエは似たところがあって、本当に上達するには少なくとも小学校低学年から始めなければならず、大人になって始めてもなかなかものになりません。かといって、大人になってバレエを始めてはいけないか、というと決してそうではなく、皆さんが大人になってピアノを始めた人をみれば分かりますが、バレエもピアノもそれなりに楽しく「趣味」として大切な生き甲斐となるものです。確かに幼少期からやっている人とは実力は違うかもしれない
洗足学園音楽大学ピアノコースでは、バレエピアノ専門の指導陣を配し、音楽大学でバレエピアノを専門的に学ぶことができます。バレエコースがあるため、バレエの授業の見学や実際の伴奏もでき、実践的に実力をつけていくことができます。また、バレエ関連科目(解剖学等)の履修も可能です。現在、多くの在学生や卒業生が、実際にバレエコースの授業の伴奏をしています。バレエピアニストとしての将来の進路も充実しています。バレエピアノに興味のある方はぜひ、洗足学園にお気軽にお問い合わせください。
洗足学園のバレエピアノ養成クラス出身の川口春霞さんから動画が届きました。彼女は、洗足学園で学んだあと、単身イギリスにわたり、英国ロイヤルバレエ団の専属ピアニストになった人です。とても熱心な人で、意欲がすごい人でした。ちょうどコロナの時期と重なって大変だった様ですが、見事にロイヤルの専属ピアニストになったということは、本当に頭が下がります。洗足学園のバレエピアニストの皆さんも、どんどん外部(海外にも)に進出して行ってくださいね。これは、英国ロイヤルオペラハウスの公式YouTubeだそうで
先生からテンポを指示されることがよくあると思います。この場合、大きく分けて二つのケースがあります。一つはピアニストのテンポが先生の要求とは違う、あるいは速くなったり遅くなったりして違ってきた場合。この場合は完全にピアニストの責任になります。テンポキープはバレエピアノの基本中の基本です。しっかりとトレーニングしてください。もう一つは、ピアニストのテンポは正しいけれど、ダンサーの様子を見て、先生がテンポを修正した場合。この場合はピアニストに責任はありません。いずれにしても、ピアニストは先生の
前前回フレーズについて説明しましたが、フレーズはいくつかのモチーフの集まりでできています。モチーフはもうこれ以上分解できない最小単位だと考えて良いのですが、バレエで言うと、一つのパになります。例えば「運命」の「ソソソミー」や「トルコ行進曲」の「シラソラド」がモチーフです。バレエクラスのアンシェヌマンは、一つ一つのパ(モチーフ)が集まってできた、いくつかのフレーズでできています。どのようなパ(モチーフ)でできているか、それがどのように集まってフレーズを作っているか、そしてそのフレーズは
良いダンサーは踊りながら歌っています。歌というのは呼吸で歌います。また、息継ぎがあり、フレーズがあります。クラシックバレエが「歌」だと言うことは、呼吸、フレーズ、息継ぎが必要だと言うことです。ダラダラと長く続くメロディを歌とは言いません。呼吸は永遠に続くものではないので、歌はいくつかのフレーズによって成り立っています。バレエのアンシェヌマンも、必ず、いつくかのフレーズに分けることができます。そのフレーズと音楽のフレーズを合わせると、とても踊りやすくなります。呼吸がしやすくなり、息継ぎが
バレエのレッスンを見たことがある人なら、先生が事あるごとに「お腹に力を入れて」と言っているのを聞いたことがあると思います。丹田、腸腰筋(コアとも言います)に力を入れるのは、何もバレエに限ったことではなく、すべてのスポーツ、いや、ピアノや他の楽器の演奏や歌にも必ず必要なことです。しかし、楽器のレッスンで、丹田の使い方を習うことはあまり無いようです。ピアニストの皆さん、もし、コアを意識したことが無ければ、是非研究してみてください。無駄な力が取れ、驚くほど弾きやすくなりますよ。
バレエの先生には二つのタイプがあって、事前にほとんどメニューを考えてくるタイプと、全くその場で考えるタイプがあります。どちらにも一長一短あります。事前に考えてくれば、より精密な凝ったアンシェヌマンを組むことができます。一方、その場で考える先生は、時間をかけて考えることができない代わりに、その時その時のダンサーの状態を敏感に感じ取って、それに適したアンシェヌマンを組むことができます。どちらが良いかは、皆さんの判断に任せるとして、最も理想的なアンシェヌマンは、その二つの良いところを取って、そ
教える先生の音楽の感じ方、特にカウントや拍子に関する感じ方は、人によって独特のものがあります。これは教え方が上手い下手とは、ほとんど関係ないので、ダンサーにはさほど影響はありません。高名な先生であっても、外国人の先生であっても事情は変わりません。でも、ピアニストにとっては、とっても大変な事です。最初はとても戸惑うことが多いのです先生が口ずさんでいる曲は二拍子なのに先生本人が三拍子を要求したり、ワンアンドツーって数えてたとに突然ワンツースリーって倍の早さになったり・・・なぜか三拍子や四拍
コロナ禍であっても、「バレエをやりたい」「体で何かを表現したい」という人間の欲望は決してなくなりませんでした。バレエの公演も不完全な形ながら徐々に復活しましたし、クラスレッスンもすぐに再開しました。どのような状況であっても、人間は食べたり寝たりする以外に、芸術的表現を求めるものです。おそらくそれが動物と人間を分ける大きな要因でしょう(人間も動物ですが)。バレエピアニストの皆さん、このことをよく頭に置いて、これからも頑張ってくださいね。
またまた、またまた、こんにちは今日は本当に、書きたい気持ちが止まらないみたいですタイトルの「はなまる宣言」とは…どんな私にも、はなまるをあげる♡という宣言です9月からバレエピアノの勉強を始めました私にとっては、もう何年も前から興味があり、勉強してみたいと思っていたことなので、最初の数週間、張り切って勉強していましたそれこそ、寝食を忘れるくらい…たぶん、ちょっと張り切りすぎて、頑張りすぎていたのですが…楽しくて仕方なかったので、張り切りすぎなことにも
バレエピアノは動きを音に翻訳し、音を動きに翻訳してもらう、と言っても良いのですが、これに関して、有名な教育法にリトミックがあります。これは、もっと広い意味での音楽を使った、特に幼児からの人間形成を目指す教育法なのですが、大人、特にバレエピアニストにとってもとても有益です。バレエは決められた振り付けにしたがって踊らなければなりませんが、リトミックでは、本当に感じたように動いたり踊ったりすることを重視します。ぜひ、勉強してみてください。
踊りにも「優雅」なものとそうでないものがありますが、バレエというのは基本的に「優雅」な踊りです。だから、バレエピアニストはそれに合うように「優雅」な音楽を弾かなければなりません。「優雅」とは何か?それは気品のある美しさ、ということです。では気品とは何でしょうか?それは、俗的でない、世間的でない、下品ではない、身近ではない・・・ということです。もう少し言うと「精神的な(肉体的ではない)うつくしさ」と言えことになります。バレエは肉体を使った踊りですが、目指しているのは「精神的なうつくし
クラシックバレエは、人々が長い間かけて培ってきた、体の動きやポーズの美しさに特徴があります。また、数々の古典的名作があります。ところで、古典(クラシック)とは何でしょうか。例えばベートーベンの「運命」が今日でも何回も演奏されるように、飽きられずに何度も披露される作品のことを指します。文学にしても絵画にしても、古典的名作とは、何度鑑賞されても飽きない、新たな魅力が発見できる作品、という事です(スルメみたいなものでしょうか)。「不易流行」という言葉があります。つねに新しいものを求めていくこ
バレエピアノの上達には何が必要でしょうか?それは、主に三つ。才能。努力。経験。もう一つあげるとすれば「人間関係」でしょうか。それにしてもなんの世界でもそうですが、経験というのは貴重なものです。そして、うまくいく、成功した経験もそうですが、うまくいかなかった、失敗した経験がとても大切です。その失敗をどう生かすか。多くの失敗から数少ない成功を見出すことが重要だと言えます。
今日は9月12日、バレエピアノのお仕事に行ってきました。行く途中の乃木坂の交差点で足止めをくらい、警備員があちらこちらにいて、何かの撮影かなぁとキョロキョロ・・・そしたら警備員さんが、そこの自転車止まって!!!と、ちょっとした緊張間。近くにいた警備員さんに、どなたが来られるのですか?と、小さな声で恐る恐る聞いたら、聞こえなかったらしい・・・えーっ聞こえてたんじゃないの〜〜〜そして警備員の近くにいる人は、もしかしてSP!?なん
勉強中のバレエピアニストが、先輩ピアニストを見学するのはとても良いことです。でも、ただ漫然と見学してもあまり意味はありません。先生がふりを出した時、自分が弾くとしたら何拍子のどんな曲を選曲し、テンポはどのくらいで、どんな表情で弾くだろうか?と考えて、実際にピアニストが弾き出す前にそれらを決定しておくのです。つまり先輩ピアニストよりも「早く」判断するのです。すると、実際に先輩ピアニストが弾き始めた曲と自分の予想がかなり違っていることがわかります。その時、先輩ピアニストの方が正しいことは言う
幻想的な照明が入り私の角度からも美しい踊りがよく見えます🩰✨最後はご一緒にお客様にご挨拶させていただきました高校生クラスの生徒さん達とクラスの皆さんに頂きました♪帰り際にようやく撮れたご一緒の写真🤳貴重な経験をありがとうございました!宮内音楽教室ホームページHome|~Musicale~