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ポーランドのイエジー・スコリモフスキ監督がロベール・ブレッソン監督の『バルタザールどこへ行く』(1966)に触発されて撮った『EO(IO)』は、ロバの数奇な運命を描いたロード・ムービーになります。本作は、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門でプレミア上映され、審査員賞を受賞しております。ロバのEO(イオ)は、彼を愛し守ってくれるサンドラ・ドルジマルスカ(役名:カサンドラ)と共に、ポーランドのサーカスで芸を披露しています。或る日、動物愛護団体がサーカスの閉鎖を主張したことから、EO
バルタザールどこへ行く2020年10月30日(金)公開4Kリストア・デジタルリマスター版バルタザールと名付けられた一匹のロバを主人公に、人間の本能と罪悪を追求した作品。あらすじピレネーのある農場の息子ジャックと教師の娘マリーは、ある日一匹の生れたばかりのロバを拾って来て、バルタザールと名付けた。それから十年の歳月が流れ、いまや牧場をまかされている教師とマリーのもとへ、バルタザールがやって来た。久しぶりの再会に喜んだマリーは、その日からバルタザールに夢中になってしまった。これに嫉妬し
モデル(ロバ)のペリーが30歳で安楽死https://www.instagram.com/p/DEiKBUmyOVZ/?utm_source=ig_web_copy_link30歳、ペットとはいえ小動物ではないが、長生きした。最後は、安楽死させた(という)。ロバが主役級の映画(シュレックでは主役というわけではないようだ)で有名なのはバルタザールだ。あれには泣ける、名画。ヨーロッパの作品。
今回は新作1本。ですが、関連作品をあわせてのレビュー。名画座的ラインナップです。『EOイーオー』★★★☆イエジー・スコリモフスキ監督の新作。バルタザール≠イーオー、ブレッソン≠スコリモフスキだということはわかって観た方がいい、ということに観終わって気づいた。予習は必ずしも有効というわけではない。全文はコチラ→Seesaa「キネマのマ」『早春』★★★★DVD鑑賞イエジー・スコリモフスキ監督の1970年作品。毛色の変わった青春映画。登場人物の生々しさ、背景の猥雑さ加減が、青春の一歩
EOは、サーカスの芸をするロバ。世話してくれる女性団員と幸せに暮らしていたが、動物愛護の観点から、サーカスは動物虐待だと、サーカス団から連れ出され、運命は狂っていく。彼の(EOを彼と呼ぶ?)放浪の旅の中で、さまざまな人間(善人も悪人も)や時に冷徹な機械と出会いていくというもの。ストーリーではなく、ロバのつぶらな瞳が垣間見る、人間界の愚かしさや野蛮さ。それだけで作品は出来ている。しかし、観客は物言わぬ(悲し気に鳴くのだが)ロバに感情移入していく。面白くて忘れられない「アンナと過ごした4日
バルタザールどこへ行く1970年5月2日公開バルタザールと名付けられた一匹のロバを主人公に、人間の本能と罪悪を追求した作品。あらすじピレネーのある農場の息子ジャックと教師の娘マリーは、ある日一匹の生れたばかりのロバを拾って来て、バルタザールと名付けた。それから十年の歳月が流れ、いまや牧場をまかされている教師とマリーのもとへ、バルタザールがやって来た。久しぶりの再会に喜んだマリーは、その日からバルタザールに夢中になってしまった。これに嫉妬したパン屋の息子ジェラールを長とする不良グ
早稲田松竹ロベール・ブレッソン監督特集より緊急事態宣言が発令される前の4月初旬に鑑賞しました。早稲田松竹はしばらくご無沙汰状態で、その間にシステムが変更されていて少々面食らいました。二本立ては従来通りなのですが、座席指定に替えられていました。座席も相変わらず一席空けたままな上、上映が終わる度にお客は一旦退出して、換気消毒してから再入場。一本立てならばともかく、二本立てでの入れ替え制を運用するのは、劇場側にとって大変なのではないかと心配になりました。以前は劇場の外に出るまでは何回も観られ
1ヶ月以上、更新を滞ってる内に、3月も半分以上過ぎてしまいました。遅ればせながら、3月のカレンダーは「ドリーマーズ」のエヴァ・グリーン。ベルベットのグリーンのワンピースに赤のベレー帽、咥え煙草のポーズがキュート。60年代を舞台にしたシネフィルの姉弟(エヴァ・グリーン&ルイ・ガレル)とアメリカ人留学生(マイケル・ピット)の3人の美男美女を主人公にした、ベルトルッチらしい官能的な作品です。映像とファッションが良くて、エヴァのファッションが素敵。以前ブログで簡単な感想
星4、2ブレッソンのバルタザールは名付けられ、行き、止まる。1964年、スウェーデン、スイス作品。脚本監督ロベールブレッソン。3月1日映画の日。見たいの幾つかあったがその1本。ブレッソンリバイバル上映に行ってきました。ブレッソンおさらい。ビデオ屋に唯一あったソニービデオ。遺作のとある偶然から悲劇がはじまる。連鎖的世界観と実存主義の極みが最終作にきわまる「ラルジャン」まさしく盗む人を映し続ける物語。手を映す映画にも見える「スリ」IVCさんのビデオを探し出してやっと見た記憶。映画本に
少女マリーと聖なるロバが辿る無慈悲な運命巨匠ロベール・ブレッソンによる、映画史に輝く至高の傑作映画「バルタザールどこへ行く」(原題は「AUHASARDBALTHAZAR」)フランス語の「HASARD」(アザール)は、偶然、成り行き、無作為、でたらめというような意味合いのよう。1966年フランス・スウェーデン96分<監督>ロベール・ブレッソン<キャスト>アンヌ・ビアゼムスキー、フランソア・ラファルジュ、フィリップ・アスラン、ジャン=クロー
【名作映画のクラシック】バルタザールどこへ行く(’66)ピアノソナタ20番イ短調第2楽章F.シューベルトバルタザールどこへ行くHDマスターロベール・ブレッソン[DVD]Amazon(アマゾン)2,460〜8,450円
【日本語字幕付予告編copiapoafilm.comチャンネル2020/9/24公開:48秒(0:00〜0:48)】【作品情報:「映画.com」()よりの引用】バルタザールどこへ行く:作品情報-映画.comバルタザールどこへ行くの作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。「ラルジャン」「スリ」「ジャンヌ・ダルク裁判」などで知られる名匠ロベール・ブレッソン監督が1966年に手がけた長編...eiga.com「ラルジャン」「スリ」「ジャンヌ・ダルク裁判」などで知られる名
「バルタザールどこへ行く」観ちゃった!新宿の劇場でのみ上映してて、わたしも観たいと思ったけどなかなか行けなくて、、古い映画だしDVDあるかも!と思ったら売ってた!よしと思って買ったら、2月に横浜での上映も決まって、、映画館で観るの待とうかなとも思ったけど、緊急事態宣言出ちゃうしなぁと思って、そしたら我慢できなくなって観た!そんなこんなでこれは観る前から思い入れの強い作品。パッケージもそうだし、観る前から絵面がすごく好きだった!観たことない映画のDVD買うってチャレンジ
名古屋シネマテークでフランスを代表する名匠ロベール・ブレッソンの作品を連続鑑賞しました。『バルタザールどこへ行く』は文豪ドストエフスキーによる「白痴」の挿話から着想を得て一頭のロバと一人の少女の数奇な運命を描き、『少女ムシェット』はフランスの作家ジョルジュ・ベルナノスの小説を原作に、一人の少女が辿る悲しい運命を抑制されたタッチで描いています。名古屋シネマテーク(10ポイント獲得の無料鑑賞と、シニア会員1,000円)。『バルタザールどこへ行く』公式サイト以下は映画『バルタザールどこへ行
「バルタザールどこへ行く」シネマカリテ★★★★1966年ロベール・ブレッソン監督作品バルタザール(ロバ)とマリー(少女)が、苛酷な運命に翻弄されていく、、、、快活さゼロシネマ♡好き♡マリー役のアンヌ・ヴィアゼムスキーがかわいいのなんの!あと、ロバが名演技!!
映画「バルタザールどこへ行く」白黒136分を観てきましたロベールブレッソンはこちらの本の著書。どんな作品撮るのだろうと、わくわくすごく心苦しい作品でしてなにかこう釈然としないと言いますかそんな感じです笑わかりづらくてごめんなさい笑こちら「シネマトグラフ覚書映画監督のノート」は、僕にとってはお芝居の根本を教えてくれた本。演じるとは演じないこと。すんごく深いんだけどシンプルですよねなんかそんな部分も見えた作品でした今日寝る前にまた読み返してみますシネマトグラフ
バルタザールどこへ行く(‘66)監督:ロベール・ブレッソンバルタザールという名のロバがたどる運命をひとりの少女の運命と重ね合わせた作品。人間の都合で振り回され、ムチで叩かれモノや人を運ばされるバルタザール。少女はつまらない男たちに振り回され汚れ、堕ちていく。悪徳を象徴する人間たちをバルタザールは物言わず穏やかな眼差しで見つめています。そんなバルタザールの瞳を見て涙なしにいられるでしょうかバルタザールどこへ行くHDマスターロベール・ブレッソン
幸福なラザロ('18)監督:アリーチェ・ロルバケルあらすじ社会と隔絶したイタリアの小さな村で純朴な青年ラザロと村人たちは領主の侯爵夫人から小作制度の廃止も知らされず昔のままタダ働きをさせられていた。ところが夫人の息子の狂言誘拐を発端に搾取の実態が世間に知られることとなる。村人たちは外の世界へと出て行くのだが…。レビューカンヌ国際映画祭グランプリ受賞『夏をゆく人々』夏をゆく人々(’14)監督:アリーチェ・ロルバケルカンヌ映画祭グランプリを受賞したイタリ
しばらくブログ更新してなかったと思ったら、そんなことしてたの(笑)あ、いや、アメブロはじめて早10年。映画記事も軽く1,000を超えが、しかし、完全に眠っている状態でここらで横断的に整理してみようかと・・・・で、YouTube需要あんのかチャンネル名は同じく「UNTITLED」一発目の動画は、『フランス映画BEST10』5分程度の動画作るのに、1ヶ月かかった果たして、続けれるのか・・・・
ロベール・ブレッソン監督が1966年に撮った『バルタザールどこへ行く(AuHasardBalthazar)』は、ロバを主役に据えた一見地味さを感じる映画ながら、イギリス映画協会が2013年に実施した世界の映画監督によるオール・タイム・ベストで21位に選ばれた作品であることが理解出来る程、心の奥深くに残像が残る映画ではないかと考えます。東方の三賢者の一人としてイエス・キリストに乳香を捧げたとされるバルタザールの名を持つロバの運命と彼を取り巻く人間世界を描いた映画ですが、彼に洗礼を施した教師の
かなり以前に観て、もう観たくないなぁと思ったのを記憶している。バルタザールの目が、人間の愚行とそれに引きずられる自分の運命を、哀れんでいるかようで、その視線が耐えられない。バルタザールの幸せは、冒頭のジャックに引き取られ、マリーと幼少期を過ごしたところで終わる。後は、ジェラール、アルノルドに乱暴に扱われ、挙げ句の果てに、サーカスで芸をやらされたりする。ジャックに引き取られた時に、知恵を与えられたバルタザール(そう思うと、尚更話がわかりやすい)は、様々な人間たちと接するうちに、人間の業に勘づき始
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kittyのおすすめの映画またはおすすめではない映画をえーっ、またふっるーい、しかもまたフランス映画かー読む気もしないわ、と言われているのを知りながら時々ご紹介しています今日の映画は「バルタザールどこへ行く」この映画・・・主人公がバルタザールという名前のロバなんですもちろん、ロバはしゃべらないし、ロバの心の声もナレーションされるわけでもないです、本当に、単純にロバなのですがこうしてロバの一生に焦点を当てられると、とってもいとおしい存在となります今の感覚からすると、何だか少
今晩0:15からNHKBSプレミアムでロベール・ブレッソンの『バルタザールどこへ行く』(AuhasardBalthazar,1966)が放送されるが、ブレッソン作品では他に『少女ムシェット』と『やさしい女』で撮影監督を務めベッケルやドゥミとも仕事をし、晩年はポランスキーの『テス』でアカデミー撮影賞、英国アカデミー賞撮影賞、セザール賞撮影賞などを受賞したベルギー出身の撮影監督GhislainCloquetは日本語だと、「ギラン・クロケ」、「ギスラン・クロケ」、「ギラン
2017年10月5日。アンヌ・ヴィアゼムスキー死去。その喪失感たるや・・・・・・ロバのバルタザールの元へと旅立ってしまった彼女を追いかけるように、『バルタザールどこへ行く』の舞台裏を綴った実名小説『少女』に触れてみた・・・・。自分が誰かのために存在し始めたという理由によって私は初めて自分が存在していると感じはじめるようになっていた。ロベール・ブレッソンは、この作品に毛並みの良い「少女」を探していた。そして、ノーベル賞作家フランソワ・モーリアックを
アンヌ・ヴィアゼムスキーさんあなたの訃報を知って、自分が思った以上にショックを受けてしまっていることにショックを受けています。あなたのことが好きだったんだ・・・・・あなたが出演した『バルタザールどこへ行く』はブレッソンの中でも、いや、フランス映画の中でもいや、すべての映画の中において傑出した作品でした。祖父フランソワ・モーリアックの血筋を受け継いだ“作家”アンヌ・ヴィアゼムスキーとも向き合おうと、あなたの書籍を購入したものの映画の中のロバのよう