ブログ記事24件
日本伝統芸能を引き継いで「日本の音霊」を伝えるということで、三味線ならぬ青龍弦で都都逸をやってみました。7、7、7、5の音数律に従います。男女の恋愛、ちょっと艶やかな歌です。五線紙では表すことのできない日本独特音を残していきたいです。(青龍弦は私オリジナルの4弦楽器です。この音を聞くだけで大日如来の功徳が得られ、魔よけになります。)令和元年11月20日にDVD「豊崎円空就保合気道の和合」が(株)クエストから発売になります!昨今巷では、「合気道は投げら
以前にいたずらしようと思って安いエレキギターを買いました。ギターに彫刻して楽しんでいたので、このギターもボディーを鳳凰の形にしてみようと思っていました。ところがこのギターの材質がバスウッドという木材で東南アジアの方が原産地なのかな~ノコギリで切ることは出来るのですが、小刀で細かく形を整えていくとボロボロと崩れていってしまいます。しょうがないので、やすりで形を整えていくしかないと思ってやっていましたが、やっぱり難しいかな~と思い始めました。そんな訳でギタ
今度のアルバムの名前「円音」かな~こんな音だせればいいですね!空海の解釈によると「円音」とは、「一音」ともいい、教えを説く人、すなわち仏の声を言う。ということだそうです。ハナムラ楽器で作った私のギターそんな音がします。時間をかけて育ち、長い間乾燥させて寝かせた一枚の材から作ったギターは本当に良い音がします。加工もラッカーを薄く塗っているので木の温もりがあります。木からはα波が出ているので体に良いそうです。天地
「ひび割れ」所有するハナムラSG(平成元年製造)ヘッドのペグ付近にひび割れが生じました。何年か前にヘッドをぶつけたのが原因かもしれません。人間でも30歳くらいになると身体の変化や不調など少なからずもありますように、楽器もやはり生き物であるという事を痛感いたします。大事に至る前にと、急遽里帰りしての養生となりました。店主は「自分が生きているうちは心配しなさんな、なんでも治してあげるよけっけっけ」と、高笑い。持ち主としては世界の終わりのような心境です・・。通常のひび割れ
「Aちょうだい」バンドでこんな会話も聞かなくなったね。友人のFacebook記事を読んでいてそう思った。確かに精度の高いチューナーが昔に比べると格段と安くなったし、色やカタチもものすごく豊富になりました。でもメンバー全員が違うメーカーのチューナーを使っていれば”微妙”にずれが生じます。目安として使うのはオレもそうですが、音を出す前にメンバーに「Aちょうだい」って最後の塩加減を整えるのがやっぱりしっくりくるかな。ところで世界基準とされているA=440khzですが、1939年に
そもそもギターという楽器は完全調律できない楽器です。どうやら構造上の問題らしいですね。一昔前により精度を高めようと「バズフェイトンチューニング」が開発されましたが、それ用にセッティングされたギターでなければ成立せず、いまは超がつくほどマイノリティな存在になっています。では、高精度のチューナーが正しいのかというと、それも疑問ですよね。例えば完全に調律されたギターでブルーズを演奏してもきっと違和感を感じるはずです、音がずれているから面白い音楽ってあるということです。そういえばテレキャス
1989年6月に誕生したハナムラSG。平成元年生まれのこいつも28歳となりました。28歳かぁ、もう立派な大人ですね。このギターの製作については天才AB型ビルダーのハナさんにかなりしつこくお願いした記憶があります。ハナさんは昭和37年頃、京王沿線の明大前に楽器店を開業しました。当時は小学生が使う笛だとか、太鼓など一般流通商品を取り扱っていたらしいです。既成のギターなども販売していました。当時の日本はGSブームでそれはそれは、楽器がおもしろいように売れたらしいです。しかし、店
以前にも記事にしましたが、ハナムラ店主は長野県出身です。長野は日本有数の木材資源が豊富な県でもあり、店主の親戚や知人には多くの材木業者さんがいるんですね、そうしたルートで貴重な木材を入手することが可能だったのです。ハナムラにいらした方ならこの写真の様子を見た事もあるかと思いますが、店に持ち込んである木材だけでも200体ほどあります。そのほとんどの木材は単板一枚板の材ですから驚きです。今の店主の気力体力から計算しますと、一年間で作れるギター本数は約8〜10体ほどです。ここにある木材を仕込
やっぱりこのベース、音が訛ってる(笑)「訛ってる」これは最大級の賛辞なのです。個性のある言葉(音)=それが”方言”だと思う。土地それぞれ異なる言葉がとても好きだな。「こんにちは」のイントネーションだってそれぞれに味があるよね。できれば都会で暮らしていても、その方言で話してほしい。その人の生い立ち、暮らし、郷土料理や文化。一生大切にしてもらいたいと思うのです。工場の生産ラインで作られた楽器にはない、個性のある”言葉=音”によって、唯一無二の音楽が演奏できる。これはとても幸せなことだと思う
<出会いは突然に>2012年の11月に事件は起こりました。いつものようにふらりと立ち寄ったハナムラ楽器、木材が無造作に積み上げられた見慣れた店内。ふと積み上げられた木材の一枚と目が合ってしまった・・・。「これ何の木ですかぁ〜」『アルダーだね、もうかれこれ40年くらい眠っている材だよ』「ふ〜ん、なんかテレキャスもいいね」『ナガイくんも年を取ったな〜、テレキャスターに興味を持つとは』「いや、そうでもないけど・・。なんかいいなって思ってさ」クラスの中にこんな可愛い娘がいたの
レスポールモデルは実に恰好がよい!でも重い(笑)ワンステージレスポでやっているミュージシャンに会うと、エライなぁって感心します。アコギは軽い!でもデカい、出音を稼ぐにはやはりドレッドノート型を引っ張り出さなくちゃならないのですがいっつも悩んじゃいます。重いだのデカいだのそんな事ばっかり言っているオレがハナムラ楽器にお願いしたのが、レスポールシェープのアコギを作って!でした。トップ材にはスプルース柾目の単板一枚板、サイドはヒバ、バックはシダー、このサイドの曲げ加工は一枚板を水につけ
自衛隊に勤務する兄の危篤の知らせを聞き、宮城から上京してきた弟さん。演習中に倒れその後病院に運ばれたが7時間以上も心拍が停止する。医師も延命処置を諦めたらしいが、わずかに脈拍が戻る。何とか救おうと緊急手術の準備をはじめる医師。その真っただ中に弟さんは兄の最期を見届けようと駆けつけたらしい。が、何を思ったのか弟さんが向かったのは病院ではなくハナムラ楽器だった・・。経緯を聞いた花さんは、弟くんにある木っ端を渡した。「これはな屋久杉の木っ端だ、すごい木の匂いがするだろ。これを兄貴に嗅が
フォークギターと言っても、様々な種類(サイズ/材質/形状)のタイプがあります。主なタイプは以下のようになります。■ドレッドノート:厚さがあり、腰のくびれが浅く、ボディ形状が全体的に大きく、比較的大きいサウンドが得られる特徴です。■000(トリプルオー):ドレッドノートに次いで定番のボディサイズで、ドレッドノートよりも全体的に小さく、ボディのくぼみも深くなっています。■00(ダブルオー):グランドコンサートの愛称で親しまれており、フォークソングやブルースなどを奏でる上では、今
懐かしい友人と再会した。15年程前に同じ制作会社で働いていたN君だ。当時はそれほど話をしたことが無かったんだけど、何かの折りにハナムラ楽器を紹介したら、彼はストラトタイプのギターとアコースティックギターの注文をしたのだそうだ(これは記憶になかったw)今日、ハナムラを訪ねるとハナさんがオレに「後で、N君がギターを取りにくるよ」と教えてくれた。しばらくすると白髪混じりだが懐かしい顔が見えた。会社をやめてから、音楽の世界に入り、それから間もなくして会社を設立、そして倒産、某有名IT企業に再就職、
このところかなりノイズがひどくなったハナムラストラトのリペアでハナムラ楽器に行って来ました。ポッドを交換しなくちゃいけないかなと思ったのですが、ノイズの犯人はなんと煙草などのヤニによるものでした(汗)トーンのポッドと、ジャックの接点箇所をクリーニングしたら、ノイズが劇的に軽減!びっくり!作業を終えてハナさんと話をしていたら、「人間の食うものによってノイズの発生も変わるよ。」と、これまたびっくりな話。肉食系&しょっぱい味好きのカラダは酸性になるから、ノイズが発生しやすいのだとか。(マ
とにかくガキの頃からP-90が大好きなのです。ピックアップの代表選手としてハムバッキングとシングルコイルというのが一般的に知られているピックアップの呼称ですが、なぜかP-90だけは製品名で”ピーキュウジュウ”って、呼ばれているのです。なんでだろお〜先日も大御所のギタリスト兄貴から「おっ、P-90じゃん!いいねぇ〜」と、お褒めの言葉をいただきました。なんか仲間意識のような感覚が芽生えるのもこのピックアップの特徴かもしれませんね。古いクルマに乗っていて同型年式のクルマを見かけるとつい声
<ネック選びをするお客さんとハナムラ店主>ハナムラギターはあまりにも独創的で、ちと間違えるとバンドでのアンサンブルに馴染めない側面もあります。例えば通常の楽器がイッチ!ニッ!サンッ!て、感じだとすると、ハナムラギターはウィ〜チ、ニュ〜イ、サァ〜ンみたいな感じで音を奏でるのです(笑えるでしょ)でもね、それが揺らぎであり心地よさに還元されるんだと思うんだよね。しか〜し、ライブで使用するにはそれなりの調整が必要。ネックやオクターブなどはとても大切な調整事項です。ハナさんが神ビルダー
<明大前すずらん通り>ハナさんは昭和37年頃、京王沿線の明大前に楽器店を開業しました。当時は小学生が使う笛だとか、太鼓など一般流通商品を取り扱っていたらしいです。既成のギターなども販売していました。当時の日本はGSブームでそれはそれは、楽器がおもしろいように売れたらしいです。しかし、店を始めてから何年かする頃に、オリジナルの楽器も制作するようになります。月日が巡りある日の事、道元の「仏道を習うは己を習うなり」という言葉に出会ったと言います。「どんなに技術を磨いたところでも、自分以上の
テレキャスターの染色に選んだのは奈良県にある墨運堂さんの朱雀という墨です。大和・奈良の地で墨が造られるようになって1300年だそうです。墨運堂は文化2年、今から200年前に墨屋九兵衛が奈良の餅飯殿において屋号を御坊藤と称し墨の製造を始めたと云われます。朱墨は良質のものは水銀の原鉱石である辰砂でつくられます。これは水銀と硫黄の化合物ですがたいへん重いもので、この砿石の粉末を膠(にかわ)で固めるのですから朱墨は重いものです。黄口と赤口とありますが、成分にはあまり変わりはありません。また朱墨には
中学校の頃にとても仲の良かった友達がいた。彼は「ナッピーさん」と呼ばれていた。放課後になると誰もいなくなった教室に数人の音楽好きな連中が集まって即興ライブの始まりだ。いつも傍に居て、俯きながら時に激しく頭を振り乱しながら聴いていたナッピーさん。ナッピーさんとは、別々の高校に入ってからも親しくしていた。学校をさぼっては吉祥寺の伽藍堂にしけこんでは、ガロを読みあさりながらロックやフォークを聴きまくっていた。勉強やスポーツや女の子のコトなんかどうでもよかった、いつも二人は音楽と旅の話に夢中だった
左から、マホガニーボディのストラト(1985年)。アルダーボディのテリー(2012年)。マホガニーボディのSG(1989年)。スプルーストップのレスポールシェープフルアコ(2001年)。すべてハナムラ楽器で製作されたギターたちです。ライブで活躍しているのはSGです。通常ボディの厚みは40mmなのですが、ハナムラ製SGのボディ厚は45mmとなっています。この5mmの違いはかなり音に影響を与えています。<ハナムラ楽器製:SGモデル1989年製作>本家ギブソンのSGは、1960
<ハナムラ楽器製:テレキャスターモデル2012年製作>テレを誘ってスタジオで音を出した。ひさしぶりのデートなのにご機嫌でよかったよっかた。そういえば、マイクロフォニックって言葉があるんだけど、ギターが「全身マイク」みたいになっていて、ブリッジやネックをコンコンって叩くだけでもその音がアンプから出て来ちゃうような現象。一般的に考えれば”よろしくない状態”と思うんだけど、テレキャスター使いの強者たちは「あれが適度に入っていないとテレキャスの音にはならないんだよねぇ〜」といった話を聞きます。な
<Shure58USAShure57USA><ハナムラ楽器製:ドレッドノートタイプ>4月のライブに向けてちょいとサウンドチェックをスタジオで試す。セッティングはPA番長タケちゃんのセッティングを再現してみました。出音はタケちゃんにはかなわないけど、セルフセッティングにしてはまあまあな感じ(笑)さてと、ヤリますか!
<ハナムラ楽器製:ストラトモデル1985年製>化学反応では楽器の調律を変えています。通常は世界基準での440hz(Aのキー)に合わせるんだけど、化学反応では444hzに上げて演奏しています。『ソルフェジオ周波数』ってやつですね。人間の遺伝子に再生と調和をもたらすと云われる調律です。440hzは刺激を促す調律とも云われていて、時に暴力や精神を高揚させる作用もあると、言われています。近年のポピュラーミュージックの調律のほとんどがこれにあたります。化学反応では、この440hzの調律ではなく、4
元町アースリーパラダイスにて、盟友ハウディ・グルービーズと化学反応のジョイントランチライブを開催いたします。日曜日のランチを横浜元町で音楽を聞きながらお楽しみください。同時開催として、限定生産・カスタムショップモデル等の入手困難なアコースティックギターを展示します。ランチとライブとギター試奏、是非お楽しみくださいね。日時:2017年4月9日(日曜日)13:00オープン場所:元町アースリーパラダイス所在地:横浜市中区山下町276トライアングルビル3F問合せ:045-