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10日前にブラインドで開けたエムリッヒ・シェーンレーバーの残りの1本2008年産モンツィンガー・フリューリングスプレッツヒェン・リースリング・トロッケン。醸造所で買って帰ってから16年間ウチのワイン庫で寝ていたボトル...当時は13ユーロ。こっちはかなり進んだ色合いで、琥珀色がかった暗い色調のイエロー。甘いカフェオレを思わせるミルキーな香りで、カラメル、紹興酒、トマトジュースを思わせる酸化したニュアンスなど先日開けたハーレンベルクより甘い香り。さすがに熟成しているのでジュ
16年前に醸造所を訪問した際に買ったボトルを15年ぶりに開ける...もうそんなに経つのかぁ(遠い目)。今夜もエティケットを見ずにブラインドで抜栓。エムリッヒ・シェーンレーバー醸造所の2008年産、フリューリングスプレッツヒェンか?ハーレンベルクか?*黄金色がかったやや暗い色調のイエロー。香りはナッティーで天津甘栗、紹興酒、ペトロール、干し葡萄、干しあんずなどを思わせる綺麗な熟成香。味の方は、旨味・甘味の詰まった肉厚な果実味と、これに比べるからか意外に控えめな酸、そしてちょっ
去年ヘクサマー醸造所の畑違いのリースリングを比べ飲みしたが、今年も2本揃ったので並べて開けてみた。1本はメッダースハイム・アイゼンデル・アォフ・デア・ズュートザイテという同じ区画からのものだがもう一方はシュロスベッケルハイマー・ケーニヒスフェルスという前回とは別の畑からのもの。いずれも2023年産のリースリング・トロッケン。さすがに土壌がまったく異なるので間違えることはなかったが、単独で飲んだら難しいだろうなとは思う。まずはシュロスベッケルハイムの方から。2023Sch
相変わらず異常に暑い日が続いているが、日の出が遅くなり日没が早く感じられるようになってようやく長かった夏の終わりが近いことを感じさせる。昨晩は友人と2軒ハシゴして痛飲した割には、夕刻になって性懲りも無く飲みたくなって来たので久しぶりにシェーンレーバーを...22年瓶熟させた2002年産のハーレンベルク・シュペートレーゼ辛口を抜栓。液面側の10~20%だけが湿気ている意外と乾いたコルクで、味の素のような酒石がパラパラ付着。色合いはアッと驚く、琥珀色がかった黄金色。4月に開けた20
今夜はデンホフの上級グーツヴァィン、2023年産リースリング・トロッケン「トンシーファー」。このリースリングに使用されている葡萄は、オーバーホイザー・ライステンベルク(OberhaeuserLeistenberg)の上部で栽培されており、その急斜面は主に暗色粘土粘板岩(Tonschiefer)や炭酸塩粘板岩で構成されている。樹齢は25~45年。厳選され手摘みされた葡萄はステンレスタンクと大樽で醸造され、収量は45hl/haとのこと。スクリューキャップ。僅かに緑色がかった薄いレモ
昨晩23年瓶熟のハーレンベルクを開けたが、せっかくなので手元にある若いシェーンレーバーを。「ハルガンス」があればちょうど垂直テイスティングになったのだが残念ながら上級グーツヴァインのこれしか手元に無かったので、2023年産リースリング・トロッケン「ミネラル」で。まぁこのキュヴェに使用されている葡萄もハーレンベルク畑から、だと聞いているので良いんじゃないのか。微かに緑色がかった明るいレモンイエロー。ちょっとフローラルでスモーキー?なニュアンスの感じられる、アプリコットや桃系の華や
20年以上経ったシェーンレーバーの辛口は、流石にウチにもそれほど残っている訳ではないが酒質の強いナーエ産リースリングがどう変化するかの検証のために取っておいたボトルを開けてみた。因みに11年前に同じヴィンテージのフリューリングスプレッツヒェン・カビネットを開けて瓶熟10年超を検証しているので、まぁその続きってことで。2001年産モンツィンガー・ハーレンベルク・リースリング・シュペートレーゼ・トロッケン。抜いたコルクにザラメのような酒石がポツポツと。外観は黄金色がかった濃いめのイ
何だかんだと慌ただしい日々を送っていて、なかなかゆっくりワインを愉しむ余裕が無い。そんな訳で気楽に開けられるボトルを、ってことでヘルマン・デンホフ醸造所のグーツヴァイン、2023年産リースリング・トロッケンを。スクリューキャップ。軽く緑色がかった明るいレモンイエロー。注ぐとグラス壁下半に細かい気泡がビッシリ付着。熟したアプリコットやパイナップル、マンゴー、黄桃など黄色い果実の甘い香りにちょっとスモーキーなニュアンス。香りに違わずジューシーで旨味たっぷりの果実味程好い凝縮感はあ
今夜はナーエのヘクサマー醸造所の甘口、2021年産リースリング「クヴァルツィット」。醸造所のあるメッダースハイムの葡萄畑は主に珪岩(クヴァルツィットQuarzit)から成る土壌とのこと。スクリューキャップ。少し黄金色がかったレモンイエロー。注いだグラス壁には細かい気泡がビッシリ付着。マンゴーやパイナップル、熟したリンゴなど、ナーエ産らしいトロピカルな果実香に蜂蜜や鉱物のニュアンス、スワーリングすると黄桃の甘い香りがパッと拡がる。ジューシーで旨味たっぷりの果実味と甘味、そして凝縮
今夜は22年前に醸造所を訪問した際に買って帰ったボトルを。ナーエのゲッテルマン、2001年産ミュンスターラー・ピッタースペルク・リースリング・シュペートレーゼ・トロッケン。あれはもうそんな昔のことになるのか...ブレッシングさん、お元気にされてるのかなぁ。因みに22年前に1本飲んだ際の印象は「柑橘系の香り、清々しい酸とスレンダーな果実味のハーモニーが素晴らしく、エレガントで軽やか」というもの。抜いたコルクに塩粒のような酒石がキラッと十数個付いている。外観は少し琥珀色がかったオレ
連休前夜はのんびりとエムリッヒ・シェーンレーバーのリースリングで晩酌を。2022年産のモンツィンガー・リースリング・トロッケン「ハルガンス」。少し黄色がかったレモンイエロー。注いだグラス壁下半には細かい気泡がビッシリ付着。微かに蜂蜜感のあるアプリコット系の黄色い果実香で、少し黄桃やマンゴーもあるか。果実味は中肉で、骨格感のある引き締まったミネラル感。シャープな酸はスーッと伸びて舌の上に実に長く持続する。硬質で実にミネラリッシュ。八朔を思わせる柑橘の味わい。特筆すべきは、
初めて飲む造り手、ナーエのヘクサマー醸造所。畑違いの辛口リースリングが2本揃っているのをこれ幸いとばかりにブラインドで。シュロスベッケルハイマー・イン・デン・フェルゼンとメッダースハイム・アイゼンデル・アォフ・デア・ズュートザイテともに2021年産のリースリング・トロッケン。長い名前だなぁ...因みに醸造所はメッダースハイム(Meddersheim)とシュロスベッケルハイム(Schlossboeckelheim)に合わせて33haの葡萄畑を所有しており、その70%でリースリングを、
先週から今週にかけては、なかなか濃い数日間でしたスイスから、以前の職場からのお得意さまが、Hデチャンシェフのお料理を求めてご来店してくださいました。奥さまが日本人なのですが、ほんっとうにおキレイな方で、品格があり、チャーミングで…ステキ過ぎて、奥さまはとても気さくなのに、私はドキドキしてしまう…そして、旦那さまは、とてもご立派な方なのに、私がドキドキしているのを冗談で和らげてくださる…ステキすぎるご夫妻年越しに、ご家族で近隣のステキなクアホテルにお泊りになり、ディナーをウチでお召し上がり
昨年10月に届いたボトルがスクリューキャップ不良で液漏れしていたため、ちゃんと愉しめなかった。今回はそのリベンジ...ヘルマン・デンホフ醸造所の2022年産リースリング・トロッケン「トンシーファー」。今回はスクリューキャップに異常無し。僅かに緑色がかった明るいレモンイエロー。熟したアプリコット、パイナップル、黄桃などの果実香に明瞭な鉱物感、どことなくフローラルなニュアンスも。スワーリングすると若干のペトロール。ジューシーで凝縮感のある果実味と、生き生きとした伸びの良いシャープな
急に気温が上がって来たので今夜はゼクトを冷やして。ヘルマン・デンホフの2016年産ピノ・ブリュット。赤い砂岩の急峻な畑で栽培されたピノ・ノワールから造られたブラン・ド・ノワールで、瓶熟は51ヶ月間。いわゆる「玉葱の外皮の色」系の、オレンジ色がかった極薄いロゼ。香りはブランデーを主体に、発酵中のパン、熟したリンゴ、ちょっと酸化したニュアンスなど。アタックの果実味は中肉で、凝縮された酸とのバランスはまずまず。次いで塊感のある苦汁系のミネラル味と若干のタンニン?カテキン?かなり苦
デーンホフヴァイスブルグンダートロッケン2019年ナーエの中央部、オーバーハウゼン村にあるこの地を代表する蔵元。28haの畑を所有し、リースリングの名手として知られている。この白はナーエ中部、傾斜の強い畑で、風化した火山とローム質の土壌に植えられた樹齢40年程のピノ・ブラン。収量は30hl/ha、発酵後、澱と共に6~9ヶ月間ドイツ産の新樽(1,200L)で熟成。微々発泡なのはスクリューキャップだからか、グレープフルーツの皮、洋梨、軽くバニラのような香ばしい風味。アルコールは12
改めて周りを見渡せば、あらゆる業界で日々デジタル化が進みつつある事を実感するがこと自分の稼業はとなると保守的で、デジタル化が馴染まない面があるとは言えまだまだ旧態依然である。そんなアナログな業界も、手を変え品を変え押し寄せて来るデジタル化の波には抗えなくなりつつあってその一環として半年前に導入した新しいコンピューターへの対応に、独り消耗し続けるアナログ人間がいる。近々、手書きの作業にコンピューターが義務化される流れのようだが、そのあたりが潮時かなぁ...。慣れない機械と格闘して心身
今夜はヘルマン・デンホフ醸造所のグーツヴァイン、2022年産リースリング・トロッケン。デンホフの2022年産については、昨秋スクリューキャップ不良の「トンシーファー」を経験したが遅れ馳せながらこれで仕切り直しってことで。スクリューキャップ。軽く緑色がかったライムイエロー。熟したリンゴやアプリコット系の甘い果実香に、上品な桃の香りもある。生き生きとした果実味には旨味がたっぷり乗っているが、決して肉厚過ぎず。果実味に見合った量感の酸と、前に出過ぎない絶妙のミネラル感とのバランスは
友人からのお歳暮で点天のひとくち餃子が届いたので、早速焼いてリースリングを合わせた。エムリッヒ・シェーンレーバー醸造所のグーツヴァイン、2022年産リースリング・トロッケン。醸造所によると2022年は、記録が始まって以来ナーエでは最も日照量が多く、最も乾燥した夏だったそうだが周りの野原や牧草地が茶色になり、多くの木々が葉を落としている時でもこの地域の石の多い土壌に育つ葡萄の木は生き生きとしており、葉が少なく、房が小さくなるなど2019年以来、この過酷な気候条件に順応しているような現
3日前にドイツのショップからワインが届いた。いつものように検品していると、「あちゃ~、1本漏れてるやん。しかも結構な量が...」😩周囲のダンボールが漏れたワインを吸収してぶよぶよになっている。約150ml...これは過去最大量である。まぁ長年飲んでると、いろんな経験をするものではある。スクリューキャップは密栓としては優れモノだが、決定的な弱点がある事は既に書いた(→ココ)。だが今回はパッと見では変形らしい変形も無いし、変だなぁ...とキャップを開けてみて驚いた。キャップに内張りが
ライカをメインで写した花の写真とワインとのマリアージュを目指したブログで出来るだけワインに相応しい薔薇の写真を中心に選んでいます。白にしてはロゼワインに近くて綺麗なピノを感じる味香、ディープブルー・トロッケン/テッシュ2019ディープブルー・トロッケン/テッシュ2019DeepBluetrocken/Tesch生産地:ドイツ・ナーエGermany・Nahe生産者:ヴァイングート・テッシュWeingutTesch葡萄品種:
稼業が忙しくてその日1日を何とか乗り切るだけで精一杯な日々だが、リースリングはしっかり飲んでいる。今夜は肩の凝らない、サクッと飲めそうなやつを。デンホフのエアステラーゲ(一級)、2021年産ロックスハイマー・ヘレンプファート・リースリング・トロッケン。僅かに緑色がかった薄めのレモンイエロー。注ぐとグラス壁下半全体に細かい気泡が付着。熟したリンゴやパイナップル、アプリコット系の果実香に、微かにスモーキーなニュアンス。口当たりはフワッと柔らかでジューシーな果実味。凝縮感のある酸は
エムリッヒ・シェーンレーバー醸造所の2種類の辛口オルツヴァィン、ハルガンスとフリュータウ。入手ルートの関係で最近フリュータウの方がなかなか手に入らないのだが...醸造所のネットショップでも売り切れているので、フリュータウの方が人気あるのかな?柔らかくて親しみ易いフリュータウと、硬くて少々取っ付き難いハルガンス...好みはと言えば断然後者である。そんな2021年産モンツィンガー・リースリング・トロッケン「ハルガンス」。少し緑色がかった輝きのあるレモンイエロー。注いだグラス壁には細
何だかんだと忙しく、最近飲むペースが落ちているせいかリースリングの消費が滞っている。こんな事していると本格的に新しい2022ヴィンテージが出回る時期に入って来るので、うかうかしていられない。これもとっとと飲んでしまわないと...デンホフの2021年産トンシーファー・リースリング・トロッケン。スクリューキャップ。微かに緑色がかったレモンイエロー。ちょっとスモーキーな土っぽい香りが前面に出ていてスワーリングして初めてアプリコット系の果実香が顔を覗かせる。程好い果実味と伸びの良い酸の
ドイツワインの産地はいくつかの地域があります。その中のナーエ(ラインヘッセンから見ると西側)のワインを輸入しているナーエなびの成海孝二さん主催のワイン会が先日横浜のキース能見台でおこなわれたので参加しました。輸入元のワイナリーは潔くもシュヴァインハルト(Schweinhardt)、正確にはヴァイングート・ビュルガーマイスター・シュヴァインハルトのみです。このビュルガーマイスターという名前は市長を務めた先々代から来ています。造り酒屋が地元の名士というのは日本でもよくあることです(広島の造り酒
連休なので今日ものんびり...と行きたいところだったが役所から提出を求められていた書類の作成に忙殺され、貴重な休みを残業でふいにしてしまった。気を取り直して、今夜はサーモンとホタテのタルタルにリースリングを合わせて晩酌を愉しむ事にする。エムリッヒ・シェーンレーバー醸造所の2021年産リースリング・トロッケン「ミネラル」。微かに緑色がかったレモンイエロー。注いだグラス壁全体に細かい気泡がビッシリ付着。香りは熟したリンゴやアプリコット、黄桃などフルーティー。酸は当たりはマイル
さすがに残すところあと10日ともなると、どこからともなく年末感が押し寄せて来て気忙しい上に、雑務も山積。今夜あたりは休肝日にでもして年賀状を片付けておかないといけないところだが、やっぱり飲んでしまった。エムリッヒ・シェーンレーバー醸造所のグーツヴァイン、2021年産リースリング・トロッケン。スクリューキャップ。僅かに緑色がかった明るいレモンイエロー。非常に細かい気泡がグラス壁に斑状に付着。熟したアプリコットや黄桃、マンゴー系の甘い果実香。肉厚でジューシーな果実味が前面に出た味わいで
寒くなって来たので今夜はお鍋で温まろうと、市販の鍋つゆを買って来た...豚味噌ちゃんこ鍋。こんな日に小難しいワインは要らないから軽いロゼをチョイス。シュロスグート・ディールの2021年産ピノ・ノワール・ロゼ・トロッケン「ロゼ・デ・ディール」。マイシェシュタンドツァイト(Maischestandzeit:マセレーション、果皮を果汁に漬け込む作業)は約6時間。ステンレスタンクと木樽で天然酵母により発酵・熟成。スクリューキャップ。少しオレンジ色がかった明るい色調のロゼ。注いだグ
気温が下がって海外からのワイン輸送のハードルも下がるこの時期、ワインを発注しながら毎年感じるのは、ドイツワインが年々高くなって行くこと。「ブルゴーニュとかシャンパーニュが高騰してるなんて対岸の火事みたいに余裕ぶっこいてらんねぇな、こりゃ」特に今年はウクライナ紛争が影響したせいか例年より値上がり率が高くGGなんて軒並み十数パーセントも上がってしまった。これに記録的な円安も加わって、買う側は悲惨である。そんな折、最近よく耳にするフレーズがこれ...「日本はGDP(国内総生産)が世界3
●幻のドイツワイン入荷しました♪SPICEMART★SPICECURRY&BAR●大阪メトロ御堂筋線あびこ駅からのアクセス●スパイスカレーのメニュー●スパイスフードのメニュー●ドリンクメニュー●テイクアウト・デリバリーについて本日の営業時間:11時~22時(ラストオーダー:21:30)Openfrom11amto10pmtoday.(L.O.21:30)【幻のドイツワイン入荷しました!!】ご縁があり、少量ですが幻のドイツワインを入荷することが