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ポォのアナベル・リーから日夏耿之介から大江健三郎……同じくアナベル・リー→ロリータ……マリオ・プラーツの国書刊行会の『肉体と死と悪魔』という余りの分厚さに一時期タオルを巻いて枕にしていたアノ本を今書き直すなら……日夏耿之介も大江健三郎も当然『ポォ』の列びに入れなきゃならん………本当に…嫌だ……(((-д-´。)どちらも一生掛かるのだから…無理よく分からん内にノーベル賞貰ちゃった(経緯も解らんが…)大江健三郎なんか受賞後、イキナリ俺の好きな作家に成って…受賞前は数冊しか読んでなか
ロリータはロシア産まれアメリカの作家ウラジーミル、ナボコフの小説で初版はフランス3年後にアメリカで出版されベストセラーとなる出版当時はポルノ文学と評価され5か国で発売禁止されたが現在ではアメリカ文学の古典として認知される日本では1959年、大久保康雄旧訳2005年、若島正新訳あり1962年、スタンリーキューブリック監督(処女作)で映画化され認知度向上ストーリー少女性愛者の大学教授ハンバート(37歳)が12歳のドローレス、ヘイズ(愛称ロリータ)に一目惚れする事に由来する年齢差2
この媒体に出会って、私はすっかりのめりこんでしまった。男性も女性も、当事者の方々が赤裸々に活動の実態や心境を記されているのもすばらしい。さまざまなスタイルがあることを知った。知らないことを学ぶのは楽しい。それにしても、P活は人様に語れるような活動ではないから、公のところに書くわけにはいかない。けれど、情を交わした女性たちのことを、何かのかたちで残しておきたいという思いは、ずっとあった。そして、様々な方々のブログを拝読することで、私のP活のスタイルというものが再確認できた。
『『アンナ・カレーニナ』トルストイ』家庭生活で何か新しいことを始めるためには、夫婦が完全に反目しあっているか、それともぴったりと和合しているか、いずれかの状況が必須である。夫婦の間がはっきりせ…ameblo.jp先日『アンナ・カレーニナ』を読んだので、記憶が新しいうちに、ウラジーミル・ナボコフの文学講義を読んで復習してみた。『アンナ・カレーニナ』については下巻に収録されているので、その部分だけ読んだ。"復讐するは我にあり、我これを報いん"と、『アンナ・カレ
ナボコフの小説『ロリータ』は読んだので、映画を見てみた。ナボコフが脚本を書き、キューブリックが監督した、古い方。ロリータ(字幕版)冒頭、小説のラストシーンから始まっているのにびっくりそう、映画では、ピーター・セラーズ演じる脚本家のクィルティの扱いが大きい。ジェームズ・メイソン演じる主人公ハンバート・ハンバートがクィルティの家に押し入るこのシーン、室内のごちゃごちゃ感の美しさ、演技の面白さ、すごかったー。映画全体は、小説のような内面語りは無くハリ
映画『マイ・ブックショップ』で、主人公の書店店主が、悩んだ末に大々的に売り出すことにした本がナボコフの『ロリータ』で売り出しても大丈夫でしょうか、と、相談されたビル・ナイ(役名忘れた)も、この本を読んだ上で、店主の意向に賛同するのである。え?あの、ロリータ、でしょう?と驚いたものの、ロリコンとか、ゴスロリ、という言葉は知っていても、原著を読んだことは無かったで、読んでみた。ロリータ読み始めたときには、回りくどく悪ふざけ
著:ナボコフ訳:富士川義之2014年6月17年第1刷発行株式会社岩波書店堺市立図書館より貸出読書会の課題本として読みました。『「風変わりな」小説読書会』2022年10月29日17:00-19:00課題本:「青白い炎」byナボコフ土曜日は読書会でした。ナボコフは初めて読みました。読書会ではいつも読んだこと…ameblo.jp詩人ジョン・シェイドの遺稿である「青白い炎」の詩と、チャールズ・キンボートがその詩に付けた註釈と索引という変わった形式の小説です。キンボートの同性愛
これは、詩人ジョン・シェイドの長編物語詩「青白い炎」が、彼の隣人チャールズ・キンボート博士によって注釈を付けられて出版された、という体裁の作品である。作品の前書きでキンボート博士が示唆するように、まずは「青白い炎」に付された彼の注釈から読み進めていく。詩の細部に夥しく付けられた注釈は、はじめあまり意味がわからない。しかし、読み進めていくうちに注釈者キンボート博士が、ゼンブラ王国からアメリカへと亡命してきた王であることが判明し、彼が「青白い炎」の注釈をするに至る経緯や、暗殺者グレイダスに
まず、この著者のアーザル・ナフィーシーについて。テヘランで生まれた彼女は英文学者であり、イランの比較的恵まれた家庭に育ち、アメリカへ留学、欧米教育を受けた。いわゆる西洋風のエリートだ。帰国後は大学で英文学の教鞭を執るが、抑圧された環境に抗議し辞職。『テヘランでロリータを読む』は、イラン(イスラム)革命、戦争に遭遇した著者が、その時に経験した激動の日々を文学を通して語った作品。登場人物においては配慮されてはいるものの、ありのままの出来事で、真実が語られている。気付くことや考
ウラジーミル・ナボコフといえば、有名なのが『ロリータ』だが、今回の『魅惑者』はロリータの原型だ。そのため、話の筋は似ているのだが『魅惑者』の方が短い割には濃く、ナボコフ流の知的な変態が溢れ出ていて、ある意味感動してしまった。世の中に多く存在するであろう若い女子好きな人、そしてロリータ好きな人にはおすすめ!ちょっと気取ったユーモアある文学が好きな人にも。※今回の少女設定は12歳。『ロリータ!ロリータ!ロリータ!』ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。舌の
2022年10月29日17:00-19:00課題本:「青白い炎」byナボコフ土曜日は読書会でした。ナボコフは初めて読みました。読書会ではいつも読んだことがない本を読むきっかけになるので読書の幅が拡がるのがありがたいです。「青白い炎」ではシェイドが読んだ詩と、その詩にキンボートがつけた注釈という変わったスタイルの小説です。私はこの小説のintertextuality(間テクスト性)な点がかなり気になっていたので、他の参加者と話し合えて良かったです。また翻訳の
ロリータ(新潮文庫)Amazon(アマゾン)243〜4,300円700冊目に突入である。読みたい本を読み、考えたことを書くというだけのこのブログだが、ここまで積み上げてきたのかという感慨がなくもない。一応、目標としては1万冊なのだが、はたして生きているうちに達成できるのかどうか。さて、毎度のことだが節目となる回には必ず、古今東西の名著の誉れ高い書籍を選ぶようにしている。改めて過去記事を振り返ると、『パイドロス』(100冊目)、『責任と判断』(200冊目)、『専門家時代の幻想』(3
不思議なことに、今はすらすらっと読むことができた。ナボコフ『ロリータ』の話です。「ニンフェット」と呼ぶところの美しい少女ロリータ(本名はドロレス・ヘイズ)に惹かれ、彼女とアメリカ中を旅してまわるハンバート・ハンバート。の手記。四年前に読んで、これはちょっと読み通せないな、と時間をあけて再挑戦。四年前は読んでいると具合いが悪くなったのだけれど、今回は気にならなかった。とにかく、ことば遊びと古典への言及が多く、巻末の注がなければ半分もわからない。ナボコフと同じくらいの教養がないとだめなのか
記憶が新しいうちに、映画も観てしまいました!エイドリアン・ライン監督の『ロリータ』です。・・・分かりましたよ。分かったかもです。いや分かったね。「ニンフェット」の持つ魔力が!危うくわたしも、コロンといってしまいそうになりましたよね…。ああぁぁ、ロ・リー・タっ!まぁ…でも実際はあんな激しい少女は手に負えませんが!でもおそらく…、日本人男性の少女の好みと、ロリータ氏は少々違う気も…いたします。初恋のアナベル・リー氏の方がそれに該当する気がします。どうかな。『ロリ
ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。舌の先が口蓋を三歩下がって、三歩めにそっと歯を叩く。ロ。リー。タ。この冒頭が良すぎる!!何気に音声学が入っている。ウラジーミル・ナボコフの『ロリータ』を読みました。この本の中には仕掛けや伏線があったりして、読み終わるのにやたら時間がかかってしまいました!そして、読み進めていくたびに自分の感覚が変わっていくので、不思議な小説でもありました。文学として読み始めてたら、笑える部分がちらほら出てきて、
ウクライナのゼレンスキー大統領は「ウォロディミル・オレクサンドロヴィチ・ゼレンスキー」というのだと知って驚きました。ウォロディミルというのは、ロシア語でいえばウラジーミルです。(昔はウラジミールと書くのが普通だったですが・・・)ウラジーミルといえばスラブ系の人々にでポピュラーな名前でたくさん有名人がいます。一番有名なのは、歴史教科書に出てくる、ウラジーミル・イリイッチ・レーニンロシア革命の指導者です。あと藤四郎が思いつくのは・・・ウラジーミル・ナボコフ
⠀⠀「ロリータ」ウラジーミル・ナボコフ若島正訳舞台は1947年のアメリカ、37歳の大学教授ハンバート・ハンバートは13歳の少女ドロレスの虜になってしまい、彼女に愛されたい一心で苦悩する話。ロシア文学っぽい(ナボコフはロシア人なのに英語で書かれている)冗漫な描写が続いても、ハイブロウな謎の言葉遊びだらけでも、決して退屈ではなく、時々ページを行きつ戻りつしながらも、最後まで見届けずにはいられなくなる。第1部はハンバートが如何にして少女(ニンフェットと呼ぶらしい)嗜
突然思いついたので、今日の金言を紹介します。「みにくいアヒルの子は大抵の場合、白鳥にはなれません。と言うか、別に白鳥になる必要もない。アヒルのままで幸せになることを考えましょう」しかし、「みにくいアヒルの子」は差別意識が底にあるんじゃないかなあ。では今日のテーマです(上の金言とは何の関係もありません)。あるテレビ番組を見ていると「パパ活」がテーマになっていきました。ご存じだとは思いますが、「パパ活」とは、女性(かなり若い女の子もいるようです)が経済的に余
<文学青年、必読の書>[海外の小説]Vol.49.「ロリータ」ウラジーミル・ナボコフ長編大久保康雄:訳河出書房新社ロリータ。わが生命のともしび。わが肉のほむら。わが罪。わが魂。ロ、リー、タ。舌の先が口蓋を三歩すすんで、三歩目に軽く歯にあたる。ロ。リー。タ。この変態性丸出しの出だしはいかがなものでしょうか。『R』と『L』の発音の練習にぴったり。上あごの襞がくすぐったくなる。まだ『ロリコン
←今にも降りそうな空。昨日は自転車で買い物へ出掛けた途端に雨。あと10分スタートすれば……。失敗に懲りて早めにスーパーへ。慌てて帰宅したら幾つか買い忘れ。そろそろ降るかな。暑くないのだけが助かる。画像は、内庭に立って空を撮った。どう見上げても、葉っぱが繁茂。雨じゃないし、しばらくは持ちそうだ、庭仕事するかと、作業着に着替えようとしたら、ザーと。くそ、おちょくってんのか。も、いい、止めた。読書だ、漱石とナボコフを往還する。やけに静か……振り向いたら、止んでやがる。外仕事しない代
本日の議題POLICEオリジナル・タイトルDon'tStandSoCloseToMe3rdアルバム「ZenyattaMondatta」からの1stシングル1980年発売「ポリスの3作目が来ましたよ。ちょっと変なタイトルですけど」「『ゼニヤッタ・モンダッタ』?どういう意味だ、コレ?」「前2作のタイトルはフランス語(Outlandosd'Amour、ReggattadeBlanc)でしたが、今
LOLITABOUTIQUEMOSCHINO(ロリータブティックモスキーノ)スーリオン(SueLyon)は昨年12月26日に73歳で亡くなりました。彼女は15歳の時にスタンリーキューブリック(StanleyKubrick)に見出され映画『ロリータ(Lolita)』に出演しました。彼女のコケティッシュで妖しい魅力はこの映画で十分に発揮されました。複雑な家庭で育った彼女は17歳で初めて結婚して以後、4度の結婚と離婚を繰り返しました。3番目の夫は殺人罪で服役中でした。この映画
←[画像は、昨日9日、訪れた柳田布尾山古墳。丘の上から海辺(南西)を望む]昨日、見学して回った氷見市や隣接する高岡市だが、阿尾万尾島尾寺尾中尾三尾更には地名には見当たらないが、柳田布尾山古墳と、「尾」の付く地名の多いことに気付かされる。たまたま?「尾」にはこの地に関わる何かを示してる?帰宅したら調べてみたい。スマホで調べたら、「「尾」には山の裾の伸びた所という意味があ」るとか。成る程、動物の尻尾もそうだよね。「もともと楓のように派生した尾根状の地形でした。それで
高村さんの作品「我らが少女A」を初めて読んだのは、懸案を果たした気分。ナボコフの文学講義を再読。さすが。この講義でも扱われている、ディケンズの作品で最後の未読作品「荒涼館」に着手。なかでも、畏敬する思想家ホフスタッターの大作「わたしは不思議の環」に挑戦し読了したことに達成感。最後のホフスタッターの書だけで一か月を要した。最初、ゲーデルを扱っていることもあり、難解な書と警戒気味。だが、案ずるより産むが安しで、著者は初学者たる吾輩へも配慮した記述になっていた。2月の読書メーター読んだ本
・セバスティアーノの話のついでにナボコフの短編「ラ・ヴェネツィアーナ」の話をしよう。ベルリン国立絵画館にあるセバスティアーノの絵をモデルに書いている。ナボコフは,1899年ロシアに生まれた。1919年にロシアを離れケンブリッジ大学に入学,1922年ケンブリッジを卒業後から,ベルリンに居を移し1937年まで15年間ベルリンで過ごしている。『ラ・ヴェネツィアーナ』が書かれたのは1924年。つまりナボコフはベルリンでこの絵を見た可能性が高い。1512年セバスティアーノはローマにいてこの絵を描
←ジュンパ・ラヒリ著『停電の夜に』(小川高義新潮文庫)「夫婦、家族など親しい関係の中に存在する亀裂を、みずみずしい感性と端麗な文章で表す9編。ピュリツァー賞など著名な文学賞を総なめにした、インド系新人作家の鮮烈なデビュー短編集」ジュンパ・ラヒリ作の『停電の夜に』を今朝未明から読み始めた。短編集。冒頭は表題作の「停電の夜に」だが、これからして味わい深い。ドラマチックじゃないけど、じんわり。小雨降る中、庭仕事。週に一度の作業なので、たっぷり作業。汗だく。これだけ頑張っても、傍か
←26日、富山市の呉羽山・呉羽山展望台から立山連峰を展望。雲や陽光がグラデーションを為して、見飽きない眺めだ。春は桜スポットでもある。今日は富山マラソン。昨年に続き、今年も生憎の天気だった。雨。皮肉なことに大会の終わり頃になって、薄日が射してきた。昔は走ることが好きで、体育会系じゃないけど、高校のマラソン大会にも、大学での真夜中マラソンにも志願して惨禍。青梅マラソン、ミズノマラソンなどに惨禍した。青梅マラソンで膝を痛めて、以来、マラソンからリタイアした。午後三時頃だった
←昨日行った雨晴の道の駅。施設の中で、雨晴をテーマの展覧会。大人から子供まで。本作は中学3年の金賞作品。秀逸。昨夜来の雨が今日はずっと。関東など太平洋側ほどじやないが、雨垂れの音が煩いほど。山間は激しい降り方らしい。我が家の雨樋、いつか修理しなきゃと思いつつ先伸ばししてたけど、漏れてる箇所が目立つ。家の周辺、近所の家々、駐車場など鋪装されている。今では我が家だけ生け垣。強い雨に、庭の土がどんどん削られ溝(どぶ)や用水路へ流されていく。何だか、歯茎が痩せ干そって歯根が剥き出しに