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悪は存在しない(2023/日本/106分)「ドライブ・マイ・カー」、「偶然と想像」と2作品立て続けに観て、興味を惹かれた濱口竜介監督。その監督の最新作、しかも昨年のヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞作と知り、封切りを待ちわびていた作品。(封切りって今は言わない??)ドライブ・マイ・カーで音楽を担当した石橋英子氏のライブパフォーマンスのための映像、というのがこの映画の出発点だそう。その先入観があったからか、音と音楽がとても印象に残る作品だった。知っている俳優が一人も出演していなかった
今日は曇り。---追伸:今朝は5時にトイレに起きて、6時にベッドから出た。-追伸2:庭の淡水魚たち(マゴイ・ワキン・フナ・ウグイ・カワムツ・オイカワ・タナゴ・モツゴ・ドジョウ・メダカ・ザリガニ・カニ・エビ)と亀たち(イシガメ・ウンキュウ・クサガメ・ペニンシュラクーター)に餌をあげた。-追伸3:妻はインストラクターで出かけた。-追伸4:2021年日映画「ドライブ・マイ・カー」をまた観た。<舞台俳優・演出家として成功し、充実した毎日を送っていた家福悠
大自然の中、雪が積もった美しい湖の前で見つめ合う女の子と親子の鹿。親鹿は、背中に銃弾の跡がある。手負いの動物、それも子どもを連れているとあれば、対峙した人を襲うに違いない。女の子は森の中で行方不明になり、父親と都会から来た男が懸命に探していた。やっと見つけたがこの状態。都会から来た男は思わず女の子に駆け寄ろうとする。父親は、ありったけの力でその男を止める。首を絞めて、殺さんかの如く力をこめて男を止める。その男同士の格闘の向こうの方で、女の子は倒れる。父は倒れた女の子を
「悪は存在しない」濱口竜介監督は、人の心を掻き乱す人だ。このエンディングに我々は完全に翻弄される。何故そこで終わるのか?何故その行動をしたのか?あまりにも唐突で理解不能。だがそこも天才、濱口竜介監督。観客はその謎を捉えて思考するのだ。映画を遡り、伏線を探っていくのだ。「ドライブ・マイ・カー」で成功し、引く手あまたのはずなのに、有名な俳優は一人も出ていない。自主製作のように、自分の撮りたいものを一切の邪魔を排除して撮る。今回は音楽家、石橋英子さんからの企画。物々しい空気と
「ドライブ・マイ・カー」でアカデミー国際長編映画賞、カンヌ映画祭脚本賞、「偶然と想像」でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞するなど海外でも高く評価されている濱口竜介監督の最新作。音楽家の石橋英子と濱口監督による共同企画として誕生したという。舞台は長野県、ある村。自然が豊かな高原に、代々そこで暮らす巧と娘の花は自然に囲まれた慎ましい生活をしている。花を幼稚園に預け、巧はその間、便利屋として働き、夕方からは花と共に過ごす。花の母親はいないらしい。写真が出てくるので、どうぞ想像してくださいという事だ
映画『悪は存在しない』はあきらかに2024年前半の目玉ですね!いろいろ凄い映画なのですが、俳優視点で見て一番すごいと感じるのは、登場人物たちが「その人に見える」というか「ちゃんとそれぞれのコミュニティ(生活圏)の人に見える」ってことだと思います。それがまたよくある「田舎の人=善」「都会の人=悪」みたいな説明的なコミュニティ表現ではないのです。『悪は存在しない』のほとんどの人物が「本物」に見えたのは、その人物の居方、そして目線の動きなどの「反応」がまさに長年その生活をしてきた人のソレにな
「悪は存在しない」(2023/Incline)監督:濱口竜介脚本:濱口竜介音楽:石橋英子大美賀均西川玲小坂竜士渋谷采郁菊池葉月三浦博之鳥井雄人山村崇子長尾卓磨宮田佳典おすすめ度…★★★☆☆満足度…★★★★☆この映画についてネタバレ回避で語るというのは実に難しい。薄暗い森の空を見上げて歩く(おそらく)冒頭の長回しのシーン。その空からは木漏れ日が差し込むどころか、どんよりとした白い空だった。もしかしたらあの最初の数分が
ドライブ・マイ・カーを観ました。2022年のアカデミー賞国際長編映画賞を受賞したので、みなさまタイトルに聞き覚えはあるのではないでしょうか?NETFLIXで観ることが出来るようになったら観ようと思ってました。もうね、混乱しかありません。非常に単調でありながら退屈ではない。最後のエンドロールで村上春樹さんの作品ということを知って全てに合点がいきました。村上春樹さんの作品を全て読んだわけではないのですが、彼の作品はいつも僕を混乱させます。映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト(bitte
『君たちはどう生きるか』は「常識の範囲で自由にお使いください」と場面写真が提供されているので、ブログでも取り上げやすい。今日と明日は、『君生き』の場面写真も使いながら、映画の話を書くことにした。僕は18歳から29歳までの11年間、人生のかなりの時間を映画館の暗闇で過ごした熱狂的な映画青年だった。当時のスケジュール帳を見ると毎月50本、年に600本は映画を観ている。1本観るのに平均2時間くらいかかるとして、年に1200時間、日にちに直すと50日間は映画館にいた計算になる。いま振り
言葉の無能さ言葉の煩わしさ言葉の強さ言葉の美しさ言葉の“限界”を感じた〈台詞(オーディション)〉(イ・ユナ/韓国手話を訳すユンスの声)“伯父さん取ったの?モルヒネ出しなさいどうして心配させるの?返して伯父さんあたしの方が伯父さんよりずっと不幸かもしれないそれでもあたしはヤケなんか起こさない命が自然に最期を迎えるまで耐え抜くつもりだから伯父さんも自分の人生を耐え抜いて大切なたった一人の私の伯父さんお願い返
昨日は、那覇空港でもう1度『沖縄ぜんざい』を食べました。2日目に食べたのより、かき氷がサラサラで美味しかったです。神戸空港に到着後、村上春樹さん御用達のイタリアンに寄って帰りました。ピノッキオと言うチーズピザが絶品です。今日の積極人間の集いは、広島フィルムコミッションの方が、『ドライブ・マイ・カー』のお話をして下さいます。映画は、村上春樹さん原作、ゲストスピーカーを知る前に予約したので、不思議なご縁を感じています。日曜日出発で木曜日着だったので、このお話も聴く事が出来ます!!撮影は
2016年のブログです*村上さんの短編集『女のいない男たち』(2016・文春文庫)を読みました。単行本は2014年に出ましたので、3年ふりの再読です。いつものことですが、年のせいもあって記憶力が低下しており、あらすじをかすかに覚えている作品もありましたが、ほとんど初めて読むように(?)、新鮮な気持ちで読みました。不思議な味わいの小説が多いです。そしておとなが楽しめる小説だと思います。じつは今、河合俊雄さんの『村上春樹の「物語」-夢テキストとして読み
美味しいみかん教えて!そりゃ~大長みかんじゃね▼本日限定!ブログスタンプ広島で美味しいみかんと言えば「大長みかん」できまりじゃけ~この辺りが産地じゃけ~豊町まで行くにはこんな橋やこんな橋を渡って行くチョットした観光名所もある昔潮待ち港で栄えた町だ遊郭などもあるまたオチョロ舟と言い出張サービスもあった昔から暇な時にする男の遊びは酒・博打・女なのであるここから橋を二つ渡るとそこはもう愛媛県なのだ少し前に話題になった映画「ドライブ・マイカー」の
ドライブ・マイ・カーをアマプラで見ました。3分の1と3分の2で分けられる。3分の1が長い気がする。でもそれがなきゃダメなんだ。主役がたくさんいる。みんな主役なんだな。難しいけど見て良かったと思う。長い時間の車の移動が印象的だけど監督は「寝ても覚めても」なんだ。あんなことになったから作品は良くてもいい印象はないけど、結局これを作りたくてその前にあれがあったのかもしれないな。劇中劇も意味があるんだな。見て良かった。北海道の後はどこに戻るのかと思った。あの犬はあの夫婦の犬なのか、4人で
1日の終わりに哲学で人間を深めるひと時。令和哲学者Noh先生と5人の侍で開催している第806回令和哲学カフェ。テーマは「人間とは」人間は何を知り、何をやり、何を希望できるのか?人間のDeepLearningを通してBestBeing、tolivebestな生き方を案内。今週は「人間とは」まとめの週。ドゥルーズ哲学と出会う。月曜日:小林隆人さん火曜日:花輪稚佳子さん水曜日:池田健吾さん木曜日:大場龍夫さん金曜日:長岡美妃さん昨日は小林
四日市、水俣、カネミ、ヒ素、タバコ…©どこかの禁煙キャンペーンで佳作に選ばれました。ちゃんとした映画にたばこシーンなし…©これは落選しました。最近の映画ではタバコを吸うシーンは減っています。良いことです。アラン・ドロンはタバコをカッコよく吸う俳優です。「フリック・ストーリー」(1975年、仏、ジャック・ドレー監督)では、上司の警察署長から「…タバコ吸うしかやることないのか」とイヤミを言われたのに、部屋を出るとすぐに次のタバコを取り出しています。でも、「太陽はひとりぼっち」(1
1日の終わりに哲学で人間を深めるひと時。令和哲学者Noh先生と5人の侍で開催している第801回令和哲学カフェ。テーマは「人間とは」Noh先生の「若者が世界の希望」と語る人間力、人間関係力に感動したという小林さんのエピソードに涙。映画「ドライブ・マイ・カー」を題材に、道徳の観点から人間について深める。月曜日:小林隆人さん火曜日:花輪稚佳子さん水曜日:池田健吾さん木曜日:大場龍夫さん金曜日:長岡美妃さん昨日は大野さんから映画「ドライブ・マイ・カ
Drivemycarドライブ・マイ・カードライブ・マイ・カーインターナショナル版コレクターズ・エディション(2枚組)[Blu-ray]Amazon(アマゾン)【Amazon.co.jp限定】ドライブ・マイ・カーインターナショナル版コレクターズ・エディション(2枚組)(ミニポスター2枚セット付)[Blu-ray]Amazon(アマゾン)ドライブ・マイ・カーインターナショナル版[Blu-ray]
『ドライブ・マイ・カー』(2021年/日本)監督/濱口竜介原作/村上春樹脚本/濱口竜介大江崇允撮影/四宮秀俊出演/西島秀俊三浦透子霧島れいかパク・ユリム岡田将生■映画.comより■…舞台俳優で演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と幸せに暮らしていた。しかし、妻はある秘密を残したまま他界してしまう。2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は、演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島へ向かう。そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、家福は
この景色、見覚えある方いらっしゃるのでは?環境局施設部中工場-広島市公式ホームページ|国際平和文化都市www.city.hiroshima.lg.jp広島市の海沿いにあるゴミ処理工場ですが、美術館のような建物です。24時間稼働で、臭いや機械音はまったくありません。広島市環境局施設部中工場といいます。大きな建物の2階部分は、エコリアムと名付けられた見学通路。ベンチまであり、ガラス越しに工場内を見ることができます。予約不要、自由見学9
1932年8月6日、第一回ヴェネツィア国際映画祭が開催されました。今年は8月30日に開催されます。今年のヴェネツィア映画祭出品作として、濱口竜介監督作品「悪は存在しない」が、選ばれました。「ドライブ・マイ・カー」で2022年アカデミー賞を受けた監督です。「ドラ…」はワタクシも見ました。が、スタイルも顔もさえない女優が演じる無意味なエロ場面が多くて不愉快でした。タバコを吸うシーンが映るのはJTから制作資金を集めたのかと疑ってしまいました。わざわざ左ハンドルのポンコツ外車で日本の空気を
夏のアイスバーグは花の数は少なく小振りそれでも、この暑さの中咲いてくれて嬉しい限り(*^^*)ずっと気になっていたこと家事の1つ暑い天気を利用して、ラグを洗いましたかなり汚れていたので元のように白くはならなかったけどさっぱりはしましたお風呂場で足踏み洗いおかげで少々足腰に負担が・・・無理ない程度にしないとな~もう若くはないぞ!と思ったのでした友達がディズニープラスの1か月お試し視聴の券をくれまして映画を観ています家事しながらアニメを流し見(^^;
「稽古を見てみたくなりました」ただの家福の運転手だったはずのみさき。彼女はユンの役に対する思い入れを知り、自分の仕事は家福やユンの演劇を支えることなのだと思えるようになった。言葉が全く通じないなかで役になり切った自分を表に出し、そのお互いを直視したコミュニケーションを演じてみせるエレーナ役のジャニスとソーニャ役のユン。家福が「劇場でそれを起こす」と宣言した。その稽古を見たみさきは、家福たちが成し遂げようとしていることを知り、思いを深くした。その夜、車のなかで家福が音との夫婦生活を打ち明け
音の家福とのセックスは、娘を失った家福夫婦にとって、子供の代わりに脚本のシナリオを産みだす作業となった。しかしその一方で、音は俳優との浮気を長年続けており、罪の意識を感じていた。「でもこれでやめられる、ようやく終わる、前世から続く因果の輪から抜け出す」音が語るシナリオの主人公の空き巣女子高生のように、わざと「しるし」を残し、相手に気付いてほしかった。「ドアが、開く!」家福は気づいたが、しかし彼女の浮気という因果を止めることはしなかった。一見完璧に思える彼女との夫婦関係が終わることを恐れ
あらすじ・キャスト・製作・評価(Wikipedia)主人公家福の妻で脚本家でもある音は、なんとあの最中にシナリオを紡ぎだしていた。「ドライバー、彼女です」「渡利みさきです」23歳の女性とは思えないファッション。23歳と言えば、家福が亡くした娘が生きていたらその歳だった。台本の棒読みを繰り返すことでテキスト(文字)だけを体に浸み込ませるのが演出・家福の方針。俳優たちは最初理解できず戸惑う。この作品でひときわ光るのがユナの韓国手話(手話にも各国語がある)。表情と
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日本映画専門チャンネル録画試聴家族を失った演出家の男と女性ドライバーの心の交友と再生を描く。村上春樹の同名短編小説を映画化で話題の作品。小説を読んているような感覚の映画で良いが、観終わった後テンション下がった。幸せっていったい
朝から雨だったので☔️1日ゆっくりしました。Amazonプライムで映画を2本みました。ドライブ・マイ・カー(西島秀俊)余命10年(坂口健太郎、小松菜奈)2つとも暗かったな〜
昨日のお休みは朝から映画三昧。3時間ものの「ドライブ・マイ・カー」にはじまり…ムーミンの作者として有名なトーベ・ヤンソンの半生を描いた「トーベ」…最後は韓国映画、「声/姿なき犯罪者」。さささ、忘れてしまわないうちにさらりと感想。「ドライブ・マイ・カー」原作を読んだのはかなり前のことだったし村上春樹はおいといてこの作品をそのまま楽しもう!と見始めましたが、なにしろ長いよね(笑)。レイトショーで観てたらうとうとしそうな感じ。ところが最後の劇中劇のシーンからがす
「ハッピーアワー」「寝ても覚めても」の濱口竜介監督が主演に西島秀俊を迎えて村上春樹の同名短編を映画化し、カンヌ国際映画祭でみごと脚本賞に輝いた人間ドラマ。秘密を残して急死した妻に対する喪失感を抱えたままの舞台俳優兼演出家の男が、専属ドライバーとなった孤独な女性と行動をともにしていく中で次第に自らの運命と向き合っていく姿を緊張感あふれる筆致で描いていく。共演は三浦透子、霧島れいか、岡田将生。舞台俳優で演出家の家福悠介は、妻の音と、穏やかで満ち足りた日々を送っていた。しかしある日、思いつ