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日々、犬のしつけのことで悩みを抱えている飼い主さんにアドバイスをさせて頂く仕事をしていますが最近、犬を育てることにおいて「失敗できないプレッシャー」を感じている飼い主さんが増えてきているじゃないかなぁ、と思っています(写真と本文は全く関係ありません)なんでかな?と個人的に考えてみたけどなんでも情報が得やすくなり、SNS等で周りと比較しやすくなっているからなのか?はたまた、獣医療の発展や食事の変化などで、犬の平均寿命が伸びて、犬との暮らしが長くなってきているからなのか?そんな所かなと
グルーマー・トレーナー・獣医との信頼関係ペットとして暮らすイヌにとって飼い主との信頼関係の構築はとても大事だ。そして、ペットとして暮らすイヌのQOLをあげるためには、そのイヌが関わるであろうグルーマー、トレーナー、獣医等との信頼関係も大事になってくる。イヌとの信頼関係って目に見えて測れるものじゃない、なにをもって信頼しているといえるのか?人によって解釈が分かれると思う。だが、たしかにあると思ってる。一方で、そんなにすぐ誰かを信じることって難しい。その人と、ある程度一緒に過ごす時
一歩を踏み出す経験が大事環境エンリッチメントは、恐怖の軽減に役立つ環境エンリッチメントという用語を聞いたことはありますか?簡単にいうと、新しく興味を引くような刺激を飼育環境に導入しそれによって、動物の心身の健康状態をより健全で豊かにすることです。例えば行ったことのない場所。見たことない種類のおもちゃ。経験したことのない刺激。などあなたの愛犬は、外に出たときに全然歩かないということはありませんか?そういう犬は、外の環境刺激を怖がっている可能性があります。しかし、環境エンリッ
『人生は選択の連続だ』っていうけど、それは犬も一緒だ。よく吠える犬とめったに吠えない犬がいるけど、その違いはなんだ?っていうと、吠える犬は「吠える」っていう選択を日々してるってこと。なぜ吠える選択をしてるのか?それは、吠えることがもっとも自分の周りの環境を変えやすいから。行動の種類なんて数え切れないほどあるのにさ、その中で吠えることを選択してるってこと。例えば、散歩中に犬がする行動は吠える、うなる、すわる、離れる、ふせる、歩く、飼い主の方を見る、視線を逸らす、匂いを嗅ぐ、草を食べ
マイクロチップ義務化&努力義務改正動物愛護管理法が2022年6月1日施行され、犬・猫に所有者情報がわかるマイクロチップを装着することがペットの繁殖・販売業者に義務づけられました。そして、そのチップが埋め込まれている犬猫を購入した人は、所有者情報を変更登録する義務以前から飼っていたり、知人から譲ってもらったという犬については、努力義務になります。マイクロチップ装着については、賛否両論あるようです。例えば賛成派は「安易に犬猫を捨てることの抑制につながる」「迷子犬の飼い主を特定しやす
明治43年犬の名前ランキング犬を飼ってらっしゃる皆さんは、愛犬の名前をどのように決めたでしょうか?『むぎ』、『りんご』『チョコ』など食物の名をつける人もいれば、モコモコしてるから『モコ』のように、見た目の特徴で名前を決めた人もいることでしょう名前には時代によってブームがあります。アクサダイレクト保険調べによると2021年の犬の名前ランキングTOP3はオス:1位ソラ2位レオ3位コタロウメス:1位モモ2位ハナ3位ココとなっています✨いやー、馴染みがある名
こんにちは、犬目線向上委員会ドッグビヘイビアリストのゆうさんです今回は、赤ちゃんと子犬の接し方の共通点(特に親しい家族以外の人)についてのお話をしようと思います。先日、生後8ヶ月の甥っ子に会ってきましたのですが、最近私の顔を見ると爆泣きするようになってきたのです2週間ほど前に会った時にも、私を見ると爆泣きされました。それまでは1、2週間に1回ほど会っては抱っこしたり一緒に遊んでいたにもかかわらず(一緒にいたのは1時間ほどですが…)、生後7ヶ月齢ごろになってきたら、私の顔を見ると
こんにちは、犬目線向上委員会ドッグビヘイビアリストのゆうさんですちょっと強めなタイトルになってしまった。飼い主さまからのお悩み相談中に必ず言われることがあります。それは…「犬が〇〇したらどうしたらいいですか?」ということです。〇〇したらの中には、噛んだら、吠えたら、飛びついたら、引っ張ったらなどの言葉が入ります。そして「やっぱり、叱った方がいいんですか?それとも無視したらいいんでしょうか?」そういうことを気にされている方がたくさんいらっしゃいます。たしかにどうしたら良いのか?
子犬の社会化に失敗?こんにちは、犬目線向上委員会ドッグビヘイビアリストのゆうさんです最近では動画投稿サイトやSNSなどで、犬のことについて勉強されている飼い主さんが増えてきました。愛犬に何か困った行動があったり、関係をもっとよくしたいと思ってネットで調べていることでしょう。わたしも、他の専門家の方の意見や犬に対しての考え方など参考になる部分も多いので、飼い主さんと同じように勉強している身です。一方で勉強されている飼い主さんほど「うちの子、社会化に失敗しちゃって・・・」とい
「それ、あなたを引っ張っているというより、その場から逃げたいだけかもね?」こんにちは、ドッグハウス〜悠〜ドッグビヘイビアリストのゆうさんですあなたは愛犬の引っ張り癖に困っていますか?散歩中の引っ張りは、お困り事のTOP3に入るほど、よく相談されることです。「うちの犬、ぜいぜい言いながらずっと引っ張って歩きます。これでいいのでしょうか?」という感じです。犬を散歩に連れ出してあげることは、外の匂いを嗅いで犬本来の欲求を満たせてあげたり、歩くことで肥満や筋力の衰え防ぎ、免疫力を
『報酬ベースのトレーニングはたとえ上手くいかなかったとしても、犬に与える害は特にない。一方で、痛み・不快・圧力など、いわゆる罰ベースのトレーニングは上手くいかなかった時、犬に与える害は計り知れない』こんにちは、ドッグビヘイビアリストのゆうさんです。犬のしつけやトレーニングをしようと思ったとき、あなたはどのような方法を選択しますか?【報酬】「あなたにとって良い行動をしてくれた時、犬に良いことが起こるようにする」ことでしょうか?【罰】「あなたにとって良くない行動をした時、犬
犬の飼い主さんから相談事を受けている時愛犬が苦手なものに慣れてもらおうとして、ただ単にその刺激に”晒しているだけ”の場合が多いなと感じますちなみに晒すには「避けることができない難しい事態に身を置く」という意味があります。例えばですが「他犬に慣れてもらためドッグランに愛犬を連れて行き、そこで他の犬と接触させる」「走行中の車を怖がるから、大通りに面したところを散歩して走る車に慣れてもらおう」「子供が苦手みたいだから子供の多い時間帯に公園に行こう」という感じです。ドッグランの中
犬の保育園(幼稚園とも言います)とは、簡単に説明すると飼い主さんから犬を日中お預かりして、他の犬との交流やしつけをしてくれる場所です。最近はそのような施設が増えてきているとはいえ、まだまだ馴染みがなく「興味はあるけど他の犬と仲良くできるか心配」「知り合いに利用してる人もいないし、よくわからない」そのように思っている方も多いことでしょう犬の保育園は、ただ単にケージに入れておくような預かりとは違います。犬にとって、学びの場所です。群れを作る社会性動物である犬は、他犬・他人と
ご飯をあげるときに激しく興奮する、キャンキャンと鳴く。そして、ご飯をあげるとガガガっと数秒でいっきに食べ切ってしまう。このようなパピーには、潜在的な危険が潜んでいます。つまり、成長すると「資源を守るようになる」ということです。資源とは、食べ物や玩具はもちろんのこと、場所や他者からの関心なども含まれます。大前提として生き物である以上、自分の資源を守ることは”当たり前”で、遺伝子に組み込まれた生存戦略の一つです。ですが資源に対しての、いわゆる執着というものは個体によって程度の差
とある公園にて家から徒歩15分ほどの公園に、⬆️のように犬の訓練が禁止されている公園があります。皆さんのご家庭の周りにもこのような看板はありますか?「ペットを放すこと禁止」はわかりますが「訓練禁止」と書いてあるのを見ると「ガーン!」と悲しい気分になってしまいました。まぁ、犬を飼っていない人からすると大して気にしないことでしょうが・・・こういう看板が掲げられているということは、おそらく誰かがここで犬を離して訓練していたー呼び戻しの練習でもしていたのでしょうか?ーそして
犬のしつけや行動上の問題を変えようとするときに、もっとも大事なことってなんだと思いますか?褒めるタイミングでしょうか?それとも一貫性でしょうか?確かにどれも欠かせない要素です。しかし、もっとも大事なことは、その犬に関わる人間(家族・トレーナーなど)が、犬に対しての価値観を共有することです。例えば、祖父・祖母・父・母・子供という家族を想像してみてください。(あなたは母のポジションとします。)家族の犬に対しての考え方は以下になります。祖父:「犬は外で飼うのが普通
頭ではなく体が覚えている子犬を飼い始めたら「ドッグランで他の犬と楽しそうに走る姿を見たいな〜」「ドッグカフェとか憧れ」「一緒にキャンプとか行きたいな」「一緒にジョギングしてダイエットできるかな」など様々な憧れや理想の暮らしがあることでしょう。犬との暮らすとき、少なからず憧れを持って飼い始めることがほとんどだと思います。一方で、犬としたいことよりも”して欲しくないこと”を予め考えている方は少ないように思います。犬を飼うならば、まず犬としたいことよりも、犬にして欲しくないこと
お散歩コースを探す旅第12弾今年も残り3週間を切った今日この頃。散歩するにも厚着をしないと寒いですね今回は、大阪府能勢町にある『野間の大けやき』から山道を通って『黒川桜の森』に向かいます!車🚗は「野間の大けやき」のそばにある、無料の駐車場にありがたく停めさせて頂きます土日は利用する方も多い場所ですのでご注意下さいね。今回は山道を行きます。橋を渡って…すぐの所に、山へ入る謎の道を見つけました♪この道は、たまたまこの辺をぶらぶら散歩していたら見つけましたこの時点では、どこに繋
ストレス状態の犬は、溺れてる人と同じ。動物病院とかドッグカフェに行くとあきらかに興奮状態だったり、緊張してる犬を見かけたことはありませんか?愛犬がそういう状態の時、飼い主の態度ってのはすごく重要になってくる。なぜなら、飼い主の態度によって、犬にさらにストレスをかけて悪化させてしまうことがあるから。例えば、動物病院やドッグカフェなどで他の犬がいたり新しい環境に興奮している愛犬に対して「オスワリ!」と座らせようとしている飼い主さん。普段はちゃんとオスワリできるのかもしれませんが、なかなか
やっぱり予防するってことが一番大事なんだよね。このブログも、そのために始めたようなもん。ありがたいことに、飼い主さんから色々な相談を受けることが増えていますが、その相談の9割は「知ってたら起こらなかったよなぁ〜」というものばかりです。例えば、子犬の頃ってなんでも落ちてる物を咥えたりするのは普通なんだけどその時に、飼い主さんが無理やり取り上げようとすることが多いんだよね。それを繰り返すと、犬は咥えたものを離さなくなり、唸ったりすぐに飲み込んでしまうようになる。愛犬が唸ったら「こら!い
犬飼十戒1犬を大切にする人は、犬からも大切にされる2犬との関係は相手の長所と付き合うもの3犬になにをしてもらえるかより、自分に何ができるか4犬の世話は言われてするものではなく、自らするもの5しつけは頭をつかえ、犬との関係は心を使え6言葉で示すな、態度で示せ7できるだけ多く、楽しい時間を共有せよ8犬を変えようとするなら、まず自分を変えよ9一に待つことニに待つこと10いい関係はいい準備から始まるこれは、人間関係を豊かにする渡辺博史先生の言葉『心戒
一緒に暮らす愛犬に噛まれる。なんとも避けたいことですよね。ほとんどの飼い主さんは、噛まれたことがない、もしくは噛まれても大したことがなかった。そんな方が多いのではないでしょうか。一方で、病院送りになる程に噛まれてしまう飼い主さんもいらっしゃいます。そのような方からしつけ相談を受けたり、カウンセリングを行うと、どうやら同じような特徴があるように思えます。そこで、今回は愛犬に噛まれるようになってしまう飼い主さんの特徴を5つご紹介したいと思います。もし、当てはまっていたら
犬のトレーニングを仕事としている人間が、こんなことを言うのも変かもしれませんが…犬(それ以外の動物たちも)は、トレーニングされたいと思っていない。そもそも必要ない。そう考えざるおえない。あくまで犬目線で考えた時はね人間目線で考えたら「犬を飼う以上他人に迷惑をかけないようにしないといけないから」とか「犬との生活がもう少し楽になればないいかな」という思いから、彼らにトレーニングを行うことが多いでしょう。私は、ドッグトレーニングとは犬に新しい行動を教えることだと思って
ワンちゃん欲しい!飼って!!クリスマスが近づいてくると、子どもが犬を欲しがるかもしれません。子どもにせがまれて犬を飼うことを検討したり、実際に飼われた方も多いと思います。ただ、散歩や餌やりなどの世話に子どもがどのくらい取り組んでくれるのか、心配にもなるはずです飼う?飼わない?の選択は、すべて親に委ねられています。だからこそ、子どもの「飼って飼って!」攻撃に頭を悩ませていることでしょう。ペットショップの子犬のショーウィンドウの前にいる親子から、このような会話がよく聞こえてき
初めてイヌを飼った方から「オスワリとかマテとか、何から教えたらいいのか良く分からないんですけど、何が良いですか?」という相談を受けることがよくあります。イヌに教えることと言ったら「おすわり・ふせ・まて・おて・おいで」などを想像すると思いますが、それらよりも、もっと大事なことがあります。そこで今回は後々絶対必ず役に立つ【イヌを飼ったらまずしておくべきトレーニング】をご紹介します。結論からいうと『ネームトレーニング』です要するに、名前(名前でなくても良いですが)を呼ばれたら
「車の中から通行人(他犬も)に向かって吠えてしまいます・・」愛犬と一緒にドライブ!車に乗っていつもと違う場所に行くことは、イヌにとって良い刺激となります。愛犬の生活の質も上がり、穏やかで健康的に暮らせることでしょうですが、その車移動の最中に外の人に向かって「キャンキャン!キャンキャン!!」と吠えてしまうイヌも多くいます。車の中なので、誰に迷惑をかけることもないのですが、飼い主的には少々悩みのたねとなります。そこで、今回は吠える理由とその対処法についてまとめました。参考に
🐾あなたは愛犬を褒める時、どのように褒めていますか?ドッグトレーニングをする上で、褒めることはとても重要です。犬に何か教えるときは「できないことを叱り罰を与える」ではなく「できたことを褒めて良いことが起こるようにする」が鉄則です。ただ、この”褒める”というの行為を勘違いしてしまっている場合があります。犬にとっては「褒められる=嬉しい」とは限らないのです。状況や褒め方によっては、逆に犬を混乱らせてしまうことがあります。状況にあった褒め方を意識することで、犬の学習効率は上がる
犬に慣れさせようと思って、ドッグランに連れて行っても、犬に慣れることはないよ「ドッグラン」は犬が多数集まりノーリードで過ごすことができる数少ない場所です。犬たちが思い思いに過ごす様子は、人々に笑顔をもたらしてくれます犬を飼ったことがない人も、公園や高速道路のサービスエリアで見かけることがある人もいるでしょう。ドッグランで犬同士が楽しそうに遊ぶ姿を見て、「うちも犬飼ったらドッグランに連れて行って他の犬と遊ばせてみたい!」そう考えたことがあるかもしれませんね。一方で、他の犬と仲良く
🐾『犬を飼うこと』は誰にでもできるけど、『犬を育てること』は誰にでもできることじゃない日本では、犬を飼おうと思ったら、いつでも飼えます。犬を飼うのに資格や講習も必要ありません。また、飼ったあとも子犬の社会化やトレーニングスクールに通うことを義務化づけられているわけでもありません。「犬ってドッグフードをあげて、散歩したら良いんだろ?」これぐらいの知識しかなくても、ペットショップに行って可愛い子犬を選んで、お金を払えばその日から犬との暮らしが始まります。明らかに年
そもそもリードの概念がない日本では犬を散歩する際にリードの装着が義務付けられています。リードの装着は周囲の人の安全だけでなく、犬の安全を守るためにも欠かせません。しかし、それを理解しているのは人間だけです。犬には”リード”という概念がなく「リードとは何なのか?なぜリードをつけるのか?」といったことはわかりません。では、散歩中のリードに繋がれた犬は、どのような心理状態にあるのでしょうか?またリードはどのような影響を及ぼすのでしょうか?🐾リードは犬にとって安心材料にならない例えば