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令和哲学者Noh先生と5人の侍によって開催されている第930回令和哲学カフェ。AI時代における人間の尊厳の危機。基準点ゼロ、新しい基準点を必要とする時代。自分の考えで考えたい、核個人時代を生きる心の時代。心人間がつくる組織化、勢力化、文化化、文明化とは、どんな特徴、パターンを持つようになるのかをテーマで考えてきていました。今までの哲学者たちをまとめていく5週目、4日目。月曜日はレヴィナス、緒方淳さん火曜日はドゥルーズ、小林隆人さん水曜日はフーコー、永尾雅也
令和哲学者Noh先生と5人の侍によって開催されている第929回令和哲学カフェ。AI時代における人間の尊厳の危機。基準点ゼロ、新しい基準点を必要とする時代。自分の考えで考えたい、核個人時代を生きる心の時代。心人間がつくる組織化、勢力化、文化化、文明化とは、どんな特徴、パターンを持つようになるのかをテーマで考えてきていました。今までの哲学者たちをまとめていく5週目、3日目。月曜日はレヴィナス、緒方淳さん火曜日はドゥルーズ、小林隆人さん水曜日はフーコー、永尾雅也
令和哲学者Noh先生と5人の侍によって開催されている第928回令和哲学カフェ。AI時代における人間の尊厳の危機。基準点ゼロ、新しい基準点を必要とする時代。自分の考えで考えたい、核個人時代を生きる心の時代。心人間がつくる組織化、勢力化、文化化、文明化とは、どんな特徴、パターンを持つようになるのかをテーマで考えてきていました。今までの哲学者たちをまとめていく5週目、2日目。月曜日はレヴィナス、緒方淳さん火曜日はドゥルーズ、小林隆人さん水曜日はフーコー、永尾雅也
令和哲学者Noh先生と5人の侍によって開催されている第927回令和哲学カフェ。AI時代における人間の尊厳の危機。基準点ゼロ、新しい基準点を必要とする時代。自分の考えで考えたい、核個人時代を生きる心の時代。心人間がつくる組織化、勢力化、文化化、文明化とは、どんな特徴、パターンを持つようになるのかをテーマで考えてきていました。今までの哲学者たちをまとめていく5週目、初日。月曜日はレヴィナス、緒方淳さん火曜日はドゥルーズ、小林隆人さん水曜日はフーコー、永尾雅也さ
先日読了したシベルタン=ブランの『ドゥルーズ=ガタリにおける政治と国家』で、赤ペンでチェックした箇所を再読してみました。やはり難解で理解できない箇所が数多ありますが、考えたことをいくつか書いておきましょう。・D=Gを読むに際して、たとえば「遊牧」と「定住」、「平滑空間」と「条理空間」といった単純な二項対立を用いて理解することには、徹底的に慎重になるべきである。なぜなら、これらの対置・対立は、数多くの「機械状プロセス」によって重層的に決定されており、それゆえ「遊牧」が「定住」(あるいは逆)に
ギヨーム・シベルタン=ブランの『ドゥルーズ=ガタリにおける政治と国家/国家・戦争・資本主義』(上尾真道・堀千晶訳)を読了しました。原著は2013年に発表されたもので(邦訳は2018年)、著者はドゥルーズ=ガタリ(以下D=G)の政治哲学の研究で国際的にも有名なフランス人学者だということです。一言でいえば、D=Gが『資本主義と分裂症』二部作(『アンチ・オイディプス』と『千のプラトー』)で提出している「国家・戦争機械・資本主義」の三位一体についての詳細な分析。全体は三部・六章から成り、第一
いきなり、1988年から現在に至るまで読んでいるテクスト『アンチ・オイディプス』の話をするのも「心の風景・さん」には失礼なので、僕が書いたものを載せたい。以下、拙文が読んで頂けたら幸いである。『僕は、「すべて人間は生まれながら平等である。」という「主張〈=信仰〉」が最も嫌いである。人間が〈は、ではない。〉平等というのは、他の生物〈生命〉は押しなべて人間の下僕〈しもべ〉ということである。おかしいではないか?誰がそのようなことを決めたのであるか?もしも、人間が平等であるならば、他の生命も
つくづく思うんだが…、「論理(論理性・同一性論理)」とは、本質的には「言い換え」であり、その意味では、謂わば”レトリック(修辞法)”に近いものではないだろうか…。これを、(後期)ウィトゲンシュタインでは「数学とは式を変換するゲームである(出典不明)」と言ったのでしょう。しかも、これは同時に「ルプレザンタシオン(表象・再現前・代理)」の問題でもあると思うのです。前々回の当ブログで、”ドゥルーズ哲学”を「既存のモノローグ型言語表現の極限的(殆ど抽象的…)段階まで達している」などと書いてしまった
この著ではドゥルーズの思考の読み解き方のような構造主義とそことの立ち位置のような精神分析での欲望とか抑圧などYouTubeでかなり予習していても解釈を得るにはとても抽象的な、ドゥルーズ及びドゥルーズ&ガタリの思考が解説されていたようだ。ようだ。というのは断定的な結論がこれらの哲学者には多分無いらしいから。ニーチェとかマルクスも引用しているドゥルーズ及びガタリニーチェなら超人、overmanに至れとかマルクスなら全ての労働者に団結せよとか結論があるそうだが私はま
前回は、あろうことか…、畏れ多くも”レジェンド”柄谷行人氏の集大成ともいえる「交換様式」をあからさまに批判してしまいました…。思うんですが、氏の考える「交換様式」とは、当ブログ的には「交換論理・変換論理」であり、それは(論理哲学的には)「同一性論理」抜きに成立するものではありません…。そうなっていくと…俄然、既存の思想・哲学(西洋形而上学的・ピュタゴラス・プラトン路線)と変わり映えしない…と思ってしまうのです。言うまでもなく…、「論理」とは、(対象・事物に対して)「何事かを語る(説明する)」も
第13回NohJesunTechマスター1day〜これからの生き方BESTBEING(教育の本質の大解剖)〜今週の火曜日に参加し、未来創造の選択肢があることの価値を感じました。気候変動、AIの進化、広がる格差、持続不可能な産業、少子高齢化などこのままいけば、人類滅亡の道が待っているが、それ以外の選択肢が見つからないのが現状ではないでしょうか。5つの対称性で、この危機を突破できる道のお話しがありました。今までの概念を規定し、その外をつけることができる。とんで
太宰の短編『創生記――愛ハ惜シミナク奪ウ。』読了。二十世紀旗手(新潮文庫たー2-9新潮文庫)[太宰治]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}冒頭、石坂洋二郎の悪口から始まり、最後の佐藤春夫とのエピソードまで続く何の脈絡もないイメージ、ことばの羅列は、一見狂気じみているようにも見えるが、これは寧ろ「表層的な狂気」とでも言うべきものだろう。「表層」と「狂気」といえば僕などはドゥルーズによるキャロル像(『意味の論理学』及び『批評と臨床』ほか)
1日の終わりに哲学で精神を深めるひと時。令和哲学者Noh先生と5人の侍で開催している第843回令和哲学カフェ。テーマ「精神とは」人間の尊厳危機であるAI時代。自分の考えで考えたい、核個人時代を生きる心の時代。月曜日:小林隆人さん火曜日:大場龍夫さん水曜日:池田健吾さん木曜日:一龍飛さん金曜日:長岡美妃さん2023年総集編。3期出演者の方々のコメントに感動。それぞれの特徴が際立っていながら、まとまりもある。今までの哲学はこの現実である
『ドゥルーズ=ガタリ〈千のプラトー〉入門講義』(仲正昌樹/作品社)を、ようやくのこと読了しました。読み始めたのが10月8日ごろでしたから、まるまる10週間を費やしたことになります(学期中、読書に当てられるのは日曜と月曜だけなので)。「入門講義」と称していますが、「入門書」ではありません。内容は相当に難解で、著者の解説を読んでもよく分からない箇所が多々あります。とは言え、そもそも原典が難解を極めるので、それはやむを得ないところでしょう。著者は、あの浩瀚な書物で引用・言及される文学、哲学
哲学をざっと復習または新たに学習しなおして構造主義・ポスト構造主義という思想にちょこっとだけざっと触れてみた構造主義は数学的証明が必要で曲がりなりにも理系を選んだ私にももう忘れている事が殆どででも、数学勉強し直すのもいいかな?とも思えた。大の苦手の抽象的表現記号論理学も初歩からやってみたいなとも思えた。それにしても20世紀の時点で、実存主義が構造主義に論破されてたなんて今の今までよく知らなかった。まあ、だからと言って実存主義が間違いという事じゃない
1日の終わりに哲学で精神を深めるひと時。令和哲学者Noh先生と5人の侍で開催している第839回令和哲学カフェ。テーマ「精神とは」人間の尊厳危機であるAI時代。自分の考えで考えたい、核個人時代を生きる心の時代。月曜日:小林隆人さん火曜日:大場龍夫さん水曜日:池田健吾さん木曜日:一龍飛さん金曜日:長岡美妃さん昨日は月曜日担当の小林さんから、火曜日担当の大場さんより、それぞれの今まで総集編のテーマでプレゼンテーションが行われました。難解な精神の
哲学の現代思想についての入門書から紹介。現代思想入門(講談社現代新書)Amazon(アマゾン)本書は、現代思想の代表的な三人、デリダ、ドゥルーズ、フーコーを取り上げている。左からデリダ、ドゥルーズ、フーコー重要なテーマとして二項対立の脱構築を挙げている。・二項対立〜対立、矛盾する二つの項目のこと。内外、男女、主体客体、西洋非西洋、自然人工など。・脱構築〜二項対立にとらわれないのこと。つまり、善悪や+―(どっちが良いか悪いか)をいったん保留にすることが重要。ということで
仲正昌樹さんの『〈千のプラトー〉入門講義』(作品社)を読んでいます。先月初旬に読み始めて、ようやく半分ほどが終わりました(学期中、読書に当てられるのは週二日だけなので)。以前紹介した『「アンチ・オイディプス」入門講義』と同様、週刊読書人が主催した計7回の「連続講義」を書籍化したもので、二段組み440ページ超の大著です。ドゥルーズ=ガタリの原著から引用しつつ、その内容を読み解いていくという形式ですが、「よくここまで調べたな」というのが率直な感想。「地層」の概念やイェルムスレウの言語学な
前々回のブログで、「ウィトゲンシュタインの写像理論」を独自に解釈した見解を示しました…。かなり”オレ的”な解釈になってしまったワケですが、これはこれで(?)非常にイメージし易く、面白い見解だったと思います…。(前期)ウィトゲンシュタインの「論理哲学論考」には、誰もが知っているような”偉大なる先人先達(哲学者)”は、殆ど登場致しません。…これは彼の”大英断”だったと思います。私見ですが、伝統的な「哲学的・形而上学的諸問題」というのは、ウィトゲンシュタインの云うように(論理哲学論考4.003)、
仲正昌樹の『アンチ・オイディプス入門講義』を読了しました。仲正昌樹については、『千のプラトー入門講義』のレビューで説明しましたので、省きます。哲学者のジル・ドゥルーズと精神分析学者のフェリックス・ガタリが共同で挑んだ「資本主義と分裂症シリーズ」の第1弾が『アンチ・オイディプス』です。フランスでは1972年に刊行されました。第2弾が『千のプラトー』(1980年)であり、私は、仲正の入門講義の本は、順序を逆に読んでいますが、原典の『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』は刊行順序通
仲正昌樹の『千のプラトー入門講義』を読了しました。フランスのポスト構造主義の思想家、ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリが協力して執筆した、「資本主義と分裂症シリーズ」の『アンチ・オイディプス』に続く作品が『千のプラトー』です。ドゥルーズ+ガタリは、資本主義を必要悪と認めつつも、その狂暴性から逃れる術を見つけようとします。国家(国家装置)に対しては否定的で、国家を相対化し崩壊に導く、遊牧民的(ノマド的)な逃走とゲリラ戦を評価しています。ドゥルーズはもともとアナキスト(無政府主義者)
仲正昌樹の『千のプラトー入門講義』を読んでいるのですが、ドゥルーズ+ガタリの『千のプラトー』を解説するという、最難関の仕事を仲正はしています。上下二段組みで450ページという大著で、授業記録をもとに執筆されています。「入門講義」とあるのですが、「入門」なんてとんでもない。私は、『千のプラトー』を読んでいますが、それでも仲正の解説は難渋を極めます。仲正は、わかりやすい解説で有名なのですが、それでも、難解になってしまうのですから、ドゥルーズ+ガタリの底知れない恐ろしさを感じます。解釈、解説
今夜も令和哲学カフェを視聴しました。令和哲学カフェ#806☕️令和哲学カフェのご案内☕️令和哲学カフェ今ここスッキリBeyondEverything時代のパラダイムが大きく変化しています。新型コロナウィルス感染拡大、そしてAIの台頭。今までの当たり前や常識が大きく揺さぶられ、「哲学」や「軸」がなければ、環境に左右され、変化に対応するだけで精一杯になってしまいます...www.youtube.com今週はこれまで人間とは何か?について話してきた総まとめの週になります。月曜日はドゥルーズ
…ここ数回、「ウィトゲンシュタイン=分析哲学」というのに強い違和感をおぼえて、「それを言うなら”境界性哲学”と言うべきだろ…‼」な展開になっております…。…以前より、ドゥルーズ後期の著作「襞-ライプニッツとバロック」というのが、何とも言えず気になっておりました…。今回も恐縮ながら…、肝心のドゥルーズのその著作は全く読んでおりません(gd-fgさんに”思いっ切り”怒られそうなんだが…)。自分としては、ドゥルーズによる「テクスト論」っぽいモノなのかなあ…とも考えておりましたが、丁度うまい具合、あの
J=C.マルタン著『ドゥルーズ経験不可能の経験』読了。ドゥルーズ経験不可能の経験(河出文庫)[ジャン・クレ・マルタン]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}ドゥルーズの直系にして最もドゥルーズ的な哲学者が諸概念を横断しながら、ドゥルーズ哲学のエッセンスを閃光のようにとりだして、危うく美しいその思考のラディカリズムを浮き彫りにする珠玉の名著。文庫訳し下ろし。日本語版オリジナル「ドゥルーズとグァタリ」を併載。ジャン=リュック・ナンシーやアラン・バディウ
昨夜は令和哲学カフェを視聴しました。令和哲学カフェ#796☕️令和哲学カフェのご案内☕️令和哲学カフェ今ここスッキリBeyondEverything時代のパラダイムが大きく変化しています。新型コロナウィルス感染拡大、そしてAIの台頭。今までの当たり前や常識が大きく揺さぶられ、「哲学」や「軸」がなければ、環境に左右され、変化に対応するだけで精一杯になってしまいます...www.youtube.com昨夜は人間関係から人間とは何か?を見つめるということで、アニメ「犬夜叉」を取り上げて、そこ
昨夜も令和哲学カフェを視聴していました。令和哲学カフェ#791☕️令和哲学カフェのご案内☕️令和哲学カフェ今ここスッキリBeyondEverything時代のパラダイムが大きく変化しています。新型コロナウィルス感染拡大、そしてAIの台頭。今までの当たり前や常識が大きく揺さぶられ、「哲学」や「軸」がなければ、環境に左右され、変化に対応するだけで精一杯になってしまいます...www.youtube.com昨夜にブログを書こうとしたのですが、一昨日終日外出して疲れていたのか?眠ってしまったよ
今夜も令和哲学カフェを視聴しました。令和哲学カフェ#786☕️令和哲学カフェのご案内☕️令和哲学カフェ今ここスッキリBeyondEverything時代のパラダイムが大きく変化しています。新型コロナウィルス感染拡大、そしてAIの台頭。今までの当たり前や常識が大きく揺さぶられ、「哲学」や「軸」がなければ、環境に左右され、変化に対応するだけで精一杯になってしまいます...www.youtube.com先週はAIから人間にアプローチしましたが、今回は宇宙から人間にアプローチしていきました。
今夜も令和哲学カフェを視聴しました。令和哲学カフェ#781☕️令和哲学カフェのご案内☕️令和哲学カフェ今ここスッキリBeyondEverything時代のパラダイムが大きく変化しています。新型コロナウィルス感染拡大、そしてAIの台頭。今までの当たり前や常識が大きく揺さぶられ、「哲学」や「軸」がなければ、環境に左右され、変化に対応するだけで精一杯になってしまいます...www.youtube.com今日から本格的に人間とは何か?について考えていきます。今夜は、AIのディープラーニング、
仲正昌樹さんの『ポストモダンの左旋回』(作品社、2017年)を読了しました。2000年前後に書かれた論考9編をまとめた旧版に、その後執筆された5編を加えた「増補改訂版」です。マルクスから語り始め、柄谷行人と浅田彰、デリダ、ドゥルーズ=ガタリ、リチャード・ローティなどのポスト・モダンの思想家とその政治思想を分析。14の章はそれぞれ独立しているので、自分が読みたい章だけを読めばいい(実際私も、第4章のほとんどと第5章は飛ばしました)。圧巻だったのは、柄谷行人の『マルクス/その可能性の中心