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●ハイドン:交響曲第97番ハ長調Hob.I:97叙情的な楽想が多い奇数番号の交響曲、今度はどうでしょうか?前作に比べれば確かにメロディアスです。又、ベートーヴェンの、第1交響曲のお手本になった事でも有名です。そういう風に聴くと良く似たフレーズに出会います。しかし、演奏によっては、ブルックナーの交響曲のようにも聴こえます。(第1楽章の展開部)第3楽章のトリオはシューベルトの弦楽四重奏曲第1番のメヌエットのメロディにどことなく似ています。今まで私が聴いてきた範囲では、偶数番号の曲は
ハイドン交響曲第94番ト長調Hob.I-94『驚愕』さて、いよいよ超有名曲の第94番『驚愕』(びっくり交響曲)です。第2楽章に当時の流行歌『キラキラ星』(ABCの歌)を持って来たのも人気の理由なのでしょうね。私は最終変奏のドンチャカお祭り騒ぎの演奏が好みです。この曲の録音は、200点以上有るとのことで、結局その一部を聴きかじることしかできません。とりあえず、自身の所有CDとNAXOSミュージックライブラリーで聴き漁ってみました。・ヨッフム指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団に
ハイドン:・交響曲第90番ハ長調Hob.I-90録音時期:2011年5月25、26日録音場所:バート・ドュルクハイム、インテルナツィオナーレ・ナトゥールホルン・アカデミー録音方式:デジタル(セッション)ハイデルベルク交響楽団トーマス・ファイ(指揮)アンタール・ドラティ盤交響曲第90番ハ長調Hob.I.90フィルハーモニア・フンガリカ指揮:アンタル・ドラティ録音時期:1971年(ステレオ)私には『パリセット』~『V字』へとどんどんパワーアップしているように思えます。つ
ハイドン交響曲第85番変ロ長調Hob.I-85『王妃』録音:2002年ハイデルベルク=プファッフェングルント・ゲゼルシャフツハウスハイデルベルク交響楽団トーマス・ファイ(指揮)録音方式:デジタル(セッション)すぅーっと伸びて行く主題をあだ名の『王妃』のように優雅なサウンドと取るか、このファイのように(まるでショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第15番のような)不安のメロディと聴き取るかでこの曲の聴き方が全く違って来ますね。この演奏から優雅な『Queen』のイメージは皆無です。
ハイドン:パリ交響曲集(第82~87番)CD1・交響曲第82番Hob.I-82『熊』・交響曲第83番ト短調Hob.I-83『めんどり』・交響曲第84番変ホ長調Hob.I-84CD2・交響曲第85番変ロ長調Hob.I-85『王妃』・交響曲第86番ニ長調Hob.I-866.・交響曲第87番イ長調Hob.I-87スイス・ロマンド管弦楽団指揮:エルネスト・アンセルメ録音時期:1962年4月録音場所:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール録音方式:ステレオ(セッション)発注していたア
ハイドン:交響曲第44番ホ短調Hob.I:44≪悲しみ≫指揮:ダニエル・バレンボイム管弦楽:イギリス室内管弦楽団(1975年録音)ハイドン交響曲第44番ホ短調Hob.I:44≪悲しみ≫指揮:フェレンツ・フリッチャイ管弦楽:RIAS交響楽団(1954年録音)フリッチャイのモーツァルト『ハ短調ミサ』を聴いて、やはりこのハイドンを聴きたくなりました。この交響曲第44番は、自身の遺志によってその第3楽章が、ハイドンの葬儀で演奏されたという有名な逸話の曲で