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久しぶりに電車に乗る。電車の中で喋っている2人組を見て、非常識だなあとちょっと思ってしまう自分がいる。マスクもしているし、きっと2年前なら気にならない行為でもあり、声のボリュームでもあるのだろう。何がそうさせるのだろうと考える。1年以上続くリモートワーク。3度目の緊急事態宣言直前。いろいろとそうさせているものはあるんだろうな。人を責めずに、その背景を考える。自分を責めないような行動にもつながっているとは思いますが。電車の中でナラティヴを考える。
テーゼとアンチテーゼという矛盾と反証によってものごとを捉えようとするヘーゲル哲学は、弁証法によってものごとの本質を捉えようとする本質主義というイデオロギーを産出しましたが、本質主義は社会の矛盾や問題点を説明できても、解決できないじゃないかと若きカール・マルクスは批判的に新たな言説を構築しようとしました。それがマルクス主義だと言っていいだろうと私は考えています。(せとけん)◇カール・マルクスとマルクス主義って?~再評価してみよう!●万国の労働者よ、団結せよ!万国の労働者よ、団
ラグビーワールドカップが終わって数日が経つ。日本の奮闘はもちろん、単純に体と体をぶつけあう激しさ、それでいてジェントルマンなやり取り。多国籍なスタジアムの様子。いろいろなものが忘れがたく、最高の夏休みが過ぎ去ってしまったような寂しさが残っている。今回のワールドカップは2回スタジアムを訪れて、そこで撮った写真を懐かしむように辿っていた。一番よかったのは、スタジアムに向かう道すがら、缶ビールを飲んだことかな。まだ明るいにもかかわらず、罪悪感を全く感じずにおいしくビールを飲めたのは、アイルラ
「自分の中の多様性」という言葉にハッとする。そうだよな、自分の中に色々いるんだよね。そこに耳を傾けてみたい。毎月、土日の午前中に行っている実践勉強会も今回が39回目。今回は「ディスコース」を扱った際に、出てきた言葉。やりたくない自分もいれば、やりたい自分もいる。事柄によっては、どちらが一方の声が無視される。それに耳を傾けるのは聴き手が必要だ。「自分の中の多様性」いい言葉だなぁ。ナラティヴに触れていると、こうした心に残る名言がぽろぽろと耳に入ってくる。それがなんだかうれしい。日常じゃない会
先日家族とひと悶着。ちょっと落ち着きたいと思ったので、郵便物を投函するのにかこつけて夜の散歩を少ししていました。散歩しながらそもそもなぜ齟齬や誤解が生まれるんだろう?と考えていました。ひとつ思い至ったことは・・・多くの行き違いは各々が持つコンテクスト(文脈、行間)やディスコース(言葉が意味すること)を勝手に「これは万人の共通言語だ」と互いに誤解していることから端を発するだなと感じました。同じ事象を見聞きしていても、それぞれの解釈の範囲や意味、背景は結構違
アナウンサーの長野智子さんが、ご自身の留学経験を語っている動画がありました。長野智子【アメリカ留学インタビュー】偶然ですが、ちょうど同時期に、私も同じ大学に留学していました。当時、長野さんと同じメディア・エコロジーを専攻していた友人から、長野さんのことは聞いてました。ご本人が受講されていたクラスの前をたまたま通りかかった時、最前列に座っていらした姿がとても印象的で、さすがだなぁ~と感心しました。長野さんがインタビューで語っていましたが、日本人は人の意見を批判するのが
最近、改めて気を付けなければいけないことは、いつの間にかこちらが「上」の立場になっていること。自分が偉そうにしている、というわけではないが、年齢や見た目がそうさせている、っていうことはあるんだな。日本のディスコースかもしれないが、年配者は敬う、というところにいつの間にかなってきた自分は、今まで以上に「教えてもらう立場」として、立ち居振る舞いを意識しなければ。それで気持ちいい人もいるだろう。今まで生きてきた経緯があり、敬われるべき人は多いから、それは否定しない。それでも、自分は敬われ
英語を母語とするお母さんのディスコースって極めてポジティブですディスコースって何→【ディスコース】英会話の上達のヒント例えば、子どもが学校から戻ってくると"Didyouhavefun?"(今日は楽しかった?)と聞きますこれが、日本語になると、「今日も先生の言うこと、ちゃんと聞けた?」という感じになってしまいますよね子どもを送り出す時もそう。"Havefun!"と送り出すのと、「ちゃんとお行儀良くするのよ」では、子どもが受ける印象は変わります我が家
Globishをご存知ですかGlobal+Englishの造語なのですが、私は2年前、英語教授法の資格を取る勉強をしていた時、初めて聞いた言葉なのですが、Globishが提唱されたのは、しばらく前のようなので、意外にも浸透していない造語ですねGlobishを話す人口は、いまや英語のネイティブ・スピーカーを上まります英語を母語としない者同士が使用する英語がGlobish。Globishで何となく通じるし、Globishの方が楽なので、「スタンダード」とされる英語
2週間くらい前にディスコースについて書きましたが、書いてすぐにハッとしたことがありますあの記事に書いた内容を私は、ちょうど20年前に、そっくりそのままのことを留学先の恩師に言われたなぁと懐かしく思い出しました今は自分の感覚でディスコースの重要性をこうして伝えるようになりましたが、気付いたらそれは恩師に最初に指摘されたことでした私の学部では、大学院の授業は、仕事を持っている人も受講する人が多かったので、大体夕方から夜にかけてクラスがありました。なので、自然な流れで、授業後
英会話レッスンの生徒さんに、良くお伝えすることの中に、Discourse(ディスコース)というものがあります。日本語には、日本語のディスコースがあるように、英語には英語のディスコースがあります。このディスコースという言葉、留学中、講義の中で何度も耳にするのですが、辞書を引いても「談話」としか出てこないので、なかなか意味がつかめない・・・。概念をしっかり理解するのに、ずいぶん時間がかかったことを覚えてます。でも、それだけ重要ということなのですよね。ディスコースにはver
美肌県グランプリなるものがあるらしい。(2012年からあるようだが)山手線全車両で大々的に告知されていたので気付いたこと。これを見かけた時に、ぞわっとした抵抗感があるのはなんでだろう。こうした順位付けが新たな枠を生み、支配的なディスコースを産むんじゃないだろうか。これを考えた人は明らかに最下位の県じゃないだろう、なんてことを思う。こうしたランキングで周辺化された人は、新たな息苦しさを感じてしまう。敏感すぎるのか、ナラティヴの学びのおかげなのか。違和感を覚えるのはボクだけだろ
今日の通勤途中、足早に歩く人たちの中にいて、「リアリティ」というものを想った。人間は、肉体をもってこの世に生きている限りは、自分だけで独立して在れることはなく、何かしらの影響を受けている。それは、「ディスコース」と呼ばれることもあれば、「縁起」と呼ばれることもあり、「システム」なんかと呼ばれるものかな。これらから、「影響を受けない」という意味で自由になることは、多分難しい。とすると、それは重力のようだな、と感じた。私たちを地面に降り立たせるもの。
街中での一コマ。今まで知らなかった言葉を認識する。「そういえば…」「自分も当てはまるかも…」言葉が生まれ、上からの権威だけではなく、下からも支えることで、正統化していく。それが真実かどうか、など関係なく。また一つ、ディスコースが生まれるのだ。名前を付けることの力強さに少々身震いする。正直、ほっといてよ、という感じだ。この言葉で得する人は誰だろう?この言葉でしなきゃいけないと思ってしまうものは何だろう?なんて、ナラティヴ・セラピー風にいろんな観点で考えたくなる。枠
今日は、精神・発達障がい者職場サポーター養成講座の雇用管理コースでした精神障害、発達障害の障害特性からご説明雇用管理のための組織開発、ナチュラルサポート、受入現場作りに加えて、司法的な視点からの労務管理など新しいネタをお伝えしましたケーススタディでは、やはり、精神障害者の日々のサインや波を把握し、対応する手法の課題が多く議論されました来期は、雇用管理をもう少し踏み込んだ組織開発や関係論を用いたアドバンスコースを実施してみたいと企画中アドバンスコース、アドバンスド・アドバンスコース