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★「コーディネーターって、13歳で成人扱いなんだろ?」「あぁ、ナチュラルは違ったよな?」「オーブでは18歳なんだ。でもキラは、既にゼミの教授から個別に仕事頼まれてて。バイト感覚だったけど、今考えるとあれって、助教の立場っていうか、何なら教授よりよっぽど仕事出来てたんだよな。普段おっとりしてたから、あまり考えたことなかったけど。あれでとっくに一人前だったんだ」「だろうな」「でも13歳になったからって、それで独りで生きていける訳じゃない。ディアッカもそうだろ?」「そりゃあな」
唐突にAAから解放された。もう捕虜ではない、自由の身だ。ザフトに帰れる、イザークに会える、やっと…!なのに何故、一刻も早く逃げようと思えない?モヤモヤしたままこんな所で迷っている?あんなに熱望していた自由なのに、俺は一体、どうしたいんだ…?『私はAAのCIC担当よ?それに、オーブは私の国なんだから』アイツの顔が、声が、脳裏に焼き付いて離れない。このままだとアイツは死ぬかもしれない、AAは堕ちるかも知れない。あんな酷いことを言った俺を許してくれ、命を救ってくれた。その例すらちゃんと出
「え、どうしたんだよお前、こんな夜中に?!」ディアッカが面倒な頼まれごとを深夜まで掛かってやっと片付け、部屋に戻ろうとしてミリアリアの姿を見付け驚いた。今は真や2時半だ、夜勤でもないのに起きている時間ではない。見付かった、面倒だ、という顔で彼女は静かに言った。「ちょっと目が覚めて、寝付けなくなっただけ」「だとしても部屋にいろよ、こんな夜中に」「だって…」疲れていない筈はない、時々欠伸を噛み殺しているのを見る。最近ずっとこうなのかもしれない。現在のAAは乗組員が少なく、特に
俺が彼女を笑顔に出来るんだろうか。元敵だったこんな俺でも、あんな顔をさせてしまったこんな俺でも。最初に見たのは泣き顔だった。そして恐怖、敵を見る怯えた目。それが俺の一言で激昂させてしまい…。泣かせて怯えさせ傷付けた。それでも許してくれ、邪険に扱われながらも少しずつ歩み寄ることが出来ている。でも未だに、俺に対して笑顔を見せることはない。サイや他のクルーと話している時の笑顔は、極普通の女の子だ。でも、それがとても尊い。笑って欲しい、俺の前で、心からの笑顔を見せて欲しい。そう思いながら今
コーディネーターだって万能ではない。人によって性格や得意なことは違うし、意外と抜けている所があったり、欠点だってある。それはナチュラルと変わらない。キラと過ごしてきて分かっていたつもりだった。オーブで暮らしていたから、偏見はないつもりだった。でも実際戦争になり、コーディネーターに執拗に攻撃され何度も死に掛け、やはり違う人間なのか、分かり合えないのかと思ったりもした。…そんなことないと、コイツが証明してくれた。捕虜となったバスターのパイロット、敵であるAAに独り囚われ、…ナチュラルの女の子
食事を運んできてくれるアイツとの僅かな時間が、唯一誰かと時間を共有し、話せるチャンスだ。一日一度、最大の楽しみとなっている。それが昨日はうっかり寝ていて、不覚にも届けてくれたのに気付かなかった。起きたら料理が置かれていて、とんでもなく損をした気分になった。今日は昨日の分も、としっかり起きて待っていた。「昨日は悪かったな、うっかり寝てて気付かなかった」「別に私は構わないけど」「ていうか、起こしてくれれば良かったのに。折角持って来てくれたのに、礼も言えないんじゃあ…、ごほっ…!」「ちょ
檻で待つ彼に食事を運ぶ役目にも慣れてきた。あやうく殺され掛けたことなどなかったかのように接してくるアイツ。私の他にこんな所に来る人などいないようで、ここぞとばかりに話し掛けてくる。あんな薄暗い中、延々独りでは流石に可哀想だ、と適度に相手をしてあげている。同情?謝罪?自責の念?…いや、私にとってもちょっとした息抜きになっている。彼の前で気丈に振る舞う必要もない、疲れている時は黙っているし、不機嫌な時も、当たり散らすこそしないが隠さない。時には愚痴を零すし、どうでも良い話をして笑ったり。いつ
『生きて待つ』の前半。『戦友で仲間で』と似た設定のような、ある意味続きのような。→半日後にはプラントに着いた。忙しいイザークに代わり、シホさんが一緒に行動してくれることになった。敵はアジトを自爆させたらしく、ほぼ全員の死亡したという。だがリーダーの死体は見付からず、逃亡した可能性があり、イザークはその行方を追っているのだ。ディアッカもそいつを追っていった可能性があると踏んでいるのだ。流石にそちらに合流するのは危険だと止められ、アジトの瓦礫の中から手掛かりを探す手伝いをすることにした。生
『生きて待つ』の前半。『戦友で仲間で』と似た設定のような、ある意味続きのような。→「あ、もうこんな時間。もう寝なくて良いの?明日から任務なんでしょ?」『あぁ、それ終ったら、ソッチに遊びに行くからさ』「…戦闘になりそうなの?」『状況によるよ。何もないかもしれないし』「…気を付けて」『あぁ、大丈夫だって。じゃあ、またな。おやすみ』「じゃあね、おやすみ」いつも通りテレビ通話をして、明日戦闘にならないよう祈り、次会う時まで無事であるよう願う。でもきっと彼なら大丈夫だと信じていた。
『4分後にまた会おう(永遠の4分)』https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22028498と似た設定のような、ある意味続きのような。→「…それより助けを呼んできてくれ。運が良ければ誰か捕まるかもしれない」「でも、こんな状態のアンタひとり残して行くなんて…!」「行ってくれ、その方が助かる可能性が高い」本当は側にいて欲しかったが、こんな大きな塊が倒れたのだ、この部屋自体がいつ崩れるかも分からない。彼女をこのままここにいさせる訳にはいかなかった
『4分後にまた会おう(永遠の4分)』https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22028498と似た設定のような、ある意味続きのような。設定曖昧、ビル崩壊に巻き込まれたふたり。「危ないっ!」「え…っ?!」ビルの壁が彼女に向かって今にも倒れようとしている。咄嗟に体が動き、彼女目掛けて飛びついた。がっしり抱え込んでそのまま倒れ込むが…。ドーン!「ぐっ…!」「…?!ディアッカ…ッ?!」「…大丈夫か、ミリアリア…」「アンタは?!今凄い衝撃が…!」
過去作に加筆、種後デス辺り→彼はどんどん進んでいく。前しか見ず、自分が進む道こそが正しいと信じている。障害があれば突き崩し、最短距離で凄いスピードで。私は迷っては立ち止り、休みながらゆっくりと歩くのが精一杯なのに。後悔しては後ろを振り返り、本当にこの道で良かったのか思い悩む。そんな私達が隣同士、同じ速さで一緒に歩いて行ける筈もない。だから私達は、あの時別々の道を選んだ。これで良い、彼はあそこで必要とされている。プラントで力を尽くし、世界を変えていける。私は時々連絡を取って、
過去作に加筆、種後デス辺り、付き合ってないふたり。ミリィと俺がカガリの補佐役になり、ふたりで行動する機会がまた増えた。お陰で『ミリアリアさんと付き合ってるの?』と時々聞かれるようになった。その度「付き合ってないけど、彼女恋人いるよ」と答えることにしている。実際は相変わらずな関係が継続中らしいが、感謝して欲しいものだ。「さっき、ふたりは付き合ってるの?って聞かれちゃった。これで何度目かしら?」「俺もよく聞かれるよ。その勘違い、俺がアイツに殺されるんだけど」「関係ないわよ。あ
過去作に加筆。→「このまま食べてこうぜ。今日は俺、サンドイッチで」「まだ案内の途中なんだけど。…ま、良いわ、私はおにぎり」「まさかお前…、あなた様と一緒に食事が出来る日が来るとはな。結構感慨深くない?」「別に」「冷たいな。考えても見ろよ、この2ヵ月俺は…」「アンタって、食べるの結構遅いわよね」「誰のせいだと…、いや、何でもない」「?」元々は食事などさっさと済ませるタイプだった。でも捕虜だった間、時間がある時は俺が食べている間その場に留まって、休憩がてら話相手にな
過去作に加筆、捕虜~仲間。翌日、また来るかと半信半疑で待っていると、本当にまた食事を手にやってきた彼女。礼を言って受け取り、有難く頂いていると、彼女は言い出した。「そう言えばアンタ、アレルギーは?」「…別にないけど」「そ」「あ、ピーマンは嫌い」「聞いてないけど。残さず食べなさいよ」「はーい」敵艦の檻の中で自らの弱点を晒すなんて有り得ない。もし出たとしても、こっそり処分するだけだ。…なんてこと、彼女は想像出来ないんだろうな。きっと少しの罪悪感と少しの道場と少しの
AA仲間になった初期「どう、上手くやれてる?」「何が?」「何がって、ディアッカだよ。ちゃんと話した?」「…アイツ、本当に…」「格納庫のクルーとはもう打ち解けたらしいよ」「…」「あ、噂をすれば」「…?!」「ディアッカ、ここ座れば?」「サンキュー」「AAにはもう慣れた?」「まぁな。俺順応性高いから。檻の中に比べたら天国だよ」「だろうな」「…」「何?人の顔じっと見て」「別に見てないわよ。…アンタがクルーの服着て食堂にいるなんて、変な感じ」「ま、俺もそうだけ
AA「おはよ」「お、おはよう…」食堂で見掛け声を掛けると、軽く距離を取られた。知らぬ間に何かやらかしたか?「今から朝食だろ?一緒に…」「わ、私急ぐから、持ってちゃうわね」「え、まだ時間大丈夫だろ?朝からそんなに急がなくても良いじゃん。ここで食べてけば?」「いや、その…」「…俺、何かした?」「いやっ、そうじゃなくて…。…今日、隈が酷くて…」「なーんだ、そんなこと?」「そんなことじゃないわよ!フレイじゃないけど、やっぱりテンション下がるものよ」「今日はちゃんと寝ろ
種最終回後の別れシリーズ、バスターをカーペンタリアに返す時とその数年後。過去作に加筆。「うわぁ、久し振りだわ、オーブの海!やっぱり綺麗」「本当だな。地球の海って、落ち着いた状態で見るの初めてだけど、良いもんだな」「でしょう?」「プラントにも湖みたいなのはあるけど、海は再現無理だよな」「そうよね、人類は海から生まれたんだもの。人間がどうこう出来るものじゃないわ。…良かった、帰って来られて…」「…」海と同じ色の美しい瞳で、彼女は心から愛おしそうに海を見詰めていた。その眼
種デス、自由辺り「よ、ミリアリア!」「え、ディアッカッ?!嘘、何でアンタがここにいるのよ?!」「オーブでの仕事の話が来てさ、そりゃー俺が行くしかないでしょ?」「だから、何で事前に言わないのよ?!」「驚くかなーって」「驚くわよそれは!こっちにも都合があるんだから」「サイには言って確認しておいた」「サイまで…。もう、ちゃんと言っておいてくれたら、色々準備しておいたのに」「それも良いけどさ、たまにはこういうのも良いじゃん?」「全く、勝手なんだから」怒りつつ最後には
食事中突然、彼は言い出した。「そうだ、俺、エターナルに行くから」「えっ?何よ、急に…」「今後の作戦会議、リモートでやるよりたまには直接集まろうって話になってさ」「…あぁ、そういうこと」「バスターと一緒にエターナルに行くと思って、寂しくなった?」「は?別に」「俺の居場所はAAだって、この戦いが続く限りな」「…」「キラに用があるなら聞いとくけど」「…無理しないで、ちゃんと休んでって伝えて」「キラには優しいなぁ」「だって、ずっと無理してきたの知ってるから」「良いじゃん、今
セリアで自由の栞売ってたのを見て。プラント、ザフトの施設の土産物売り場的な所で(適当)。「あ、これ本当に出たんだ」「何これ?」「ラクスとか軍の上層部で人気ある奴とかの、ランダムブロマイドだってさ」「本当?アイドルみたいじゃない」「半分お遊びだと思うけどな。ザフトも大々的に改革しないといけないってことで、親しみをもって欲しいらしい」「ふーん、あ、これが一覧?うわ、キラもいるじゃない!他に知ってる人は…」「よく見ろって」「あ、イザーク?!良く許可したわね」「嫌々だったけ
「ザフトも最近色々改革されてさ、隊長の写真集出さないか、って何人かに打診があってさ」「えっ、写真集?何それ?」「全くふざけた話だ」「親しみをもって欲しいってことらしいんだけどさ。インタビューとか込みで。イザークもしつこく言われてるし、一応俺も」「えぇっ?本当?」「ま、当然断っているがな」「俺はミリィが撮ってくれるなら喜んで出すけど」「ハァ?絶対イ・ヤ、お断りよ」「そこまで強く拒否しなくても…」ファインダー越しに被写体として見ると、いちいちドキッとしてしまう。それが本として発
「ディアッカ、うちの隊のXX、来月で辞めるそうだ」「え、そうなの?どうしてまた?」「結婚して引越し、転職するそうだ」「結婚かぁ、そりゃあめでたい」「…先を越されたな」「五月蠅いっ!」その隊員の最後の出勤日。幸い何事も起こらず、穏やかな終業となった。「お世話になりました。どうかお元気で」「あぁ、幸せにな」「奥さんに宜しくな」新人の頃から世話してきた奴だ、やっと一人前になり、仕事を任せられるようになったと思った矢先だった。正直勿体ない、だが本人が決めたことなのだから仕
当ブログ、pixivにおけるDMは、無印捕虜~仲間になり少しずつ親しくなり、最終回(後デス前)の時間軸多め。付き合っていない微妙な関係、何なら好きと自覚していない状態、トルミリ前提のシリアス(ディアミリトル)が好き。付き合っている設定は皆無。最初は昔好きだった記憶のみで書いていた為、記憶のなかったDMシーンがあったり、本編と異なる可能性もあり。デスは好きなキャラ以外ちゃんと見ておらず、設定が曖昧。離れ離れだけど想い合っているのも切なくて好きなので、そういうのが多め。「振っちゃった」は
「はぁ、普通の生活が恋しいわ」「…まぁ、そうだよな」「贅沢言わないから、板チョコの1枚でも良いから食べたい気分」「…」数日後。「なぁ、これ」「え、何よ急に?」「良いから」「えっ、板チョコじゃない…?!どうしたのよコレ?」「補給の時、パイロット権限で譲ってもらった」「でも何でそれを私に…、あ、あの時…。待って、ただで貰った訳じゃないんでしょう?」「ちょっとした労働と交換した」「なら自分で食べたら良いじゃない」「お前が食べたかったんだろ?」「………分かった、じゃあ
※種デスでサイがどうしていたのかは分からないので完全に捏造「ねぇサイ、私、もう一度あそこに行こうと思うの」「え?あそこって?」「…天使」「えっ、まさか…!どうして?!ただでさえ戦場カメラマンだって危ない仕事なのに、戦争の最前線に飛び込むっていうのか?!」「落ち着ていよ、サイ。戦場の写真を撮って来て、やっぱりこんな世界は嫌だし、平和な世界が良いし、皆が笑顔で幸せな世界になって欲しい。私、この世界が大好きだから」「ミリィ…」「その為に自分に出来ることを全力でやろうって決めた
「お前、料理するの?」「お菓子作りは好きよ。料理も家で時々作ってたわよ。チャーハンとか好評だったんだから」「へぇ…」「その顔、信じてないわね?」「別にそうじゃないけど」「何かムカつく。…ここのキッチンって、借りても良いのかしら」「え、作ってくれるの?!」「料理出来ないと思われたままなんて癪だもの」「じゃあ俺から頼んでみるよ。パイロットは体が資本だから、って言えば、少しくらいは融通利くだろ」「よし、行きましょう!」「おぉ…!」「材料も限られるし、IH慣れてないし、
「大丈夫?何か疲れた顔してるけど」「何ですって?」「いやっ、別に変な意味じゃないけどさ」「…そりゃあこんな生活ですもの、仕方ないでしょう?」「ちゃんと寝てんのか?」「…あんまり」「まずは睡眠だろ。寝ないことには人間駄目だって」「簡単に言うけどねぇ…」そうだ、と彼は席を立った。何かと思えば、すぐにドリンクを手に戻ってきた。「今の時期だと、ホットココアとか飲んでリラックスするのはどう?」「…ありがとう」熱すぎず、手が温まって良い匂いがして、確かに落ち着く…。「
※うちのディアミリは付き合ってない。「あら、ラブラブなのね」「まぁ、そうですね」(何ーっ?!)久々にムゥとマリュー、ミリアリアとディアッカが集まった。女性ふたりで雑談しているのが耳に入ってしまい、ディアッカはこっそり聞き耳を立てた。ラブラブ?俺達の間にそんな雰囲気、ありましたっけ…?!「何か不満とか、困ってることはないの?」「怪我や病気をしないかは、常に不安ですよ。私にはどうしてあげることも出来ないし」それはいつも伝わってくる。気丈に振る舞いつつも、怪我を
心地良い振動、耳馴染みの良い静かjな音楽…。あれ、ここ何処だ?一体何をしていたっけ…?「…あれ…?」「おはよ」「ゲッ!俺寝てた?」「30分くらいね」「そんなに?悪い、連勤で疲れてて…!起こしてくれれば良かったのに」「疲れてたんでしょ?休暇で来てるんだから、ゆっくり寝たら良いじゃない」「でも、折角こうして会いにきといて…」「別に良いわよ、眠いと思ったまま過ごされても嫌だし」「ホントごめん」近所の地域猫が、膝の上に乗って寝てくれるのがとても好きだった。安心して身を任せてく