1964年東京オリンピックの頃は、テレビタレントという職業がまだない頃でしたので、作家、エッセイスト等が競技を観戦。その後、観戦記を執筆しファンに会場の興奮を届けるというスタイルがとられていました。『東京オリンピック:文学者の見た世紀の祭典』(東京:講談社、講談社文芸文庫、2014年1月発行)に、井上靖、三島由紀夫、阿川弘之、檀一雄、瀬戸内寂聴(当時は瀬戸内晴美)、石原慎太郎、水上勉等が大会を観戦しての印象をまとめています。ちなみにこの本に関しては、当ブログ2014年3月9日の記事でも触れていま