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先日のブログでもちょっと書いたが、昨日の俳句教室で、「欲望という名の電車」にまつわる句を提出した。結果は・・・先生は「うーん、映画好きなら分かるが・・・」と言いながらも選んでくださった。💙「欲望という名の電車」は、ピュリッツァー賞に輝いたテネシー・ウィリアムズの戯曲をビビアン・リーとマーロン・ブランドの共演で映画化。1952年・第24回アカデミー賞で主演女優賞をはじめ4部門を受賞した。「風と共に去りぬ」の、あの絶世の美女が、没落し、妄想の中で生きる哀れな女、いわば汚れ
一旬片話(せ):ソコヒについて:テネシー・ウイリアムズとハインリッヒ・ハイネ『地獄のオルフェウス』『欲望という名の電車』という戯曲の「欲望」というのは比喩ではなく本物の地名だということを知った時にはエライものだと思いました。何がエライのかと聞かれても答えられないのですが、住んでいる世界が違う、という気がしたのです。それからずいぶん経ってからですが、作者のテネシー・ウイリアムズがエッセイで、この作品の成功の後人々の称賛が本当と思えなくて外界からの声をすべて遮断した、と書い
「欲望という名の電車」は1947年11月舞台劇として始まった。開演の場所は監督のエリア・カザンがかつて学び、演劇学部から多くの映画人(ポールニューマンを含む)を輩出したイエール大学のあるニューヘヴン、だが人口は十数万人規模の、どちらかと言えばニューヨーク大都市圏内の一角の小都市である。ここから、ボストン→フィラデルフィアと次第に評判を高め、12月には本丸ニューヨークで初演を迎える。その評判は、(Wikipedia)ニューオーリンズを舞台に、落ちぶれた名家出身の女性が隠していた過去を暴か
大竹しのぶのブランチを初めて観た時、狂気の中にいるブランチのセリフは聖らかでまるで美しい詩の様だったことに感銘を受けた。感性で演じているのだとしたら、驚きというよりほかはない。セリフの響きの聖らかさはブランチがこうありたいと望んだただ一人に捧げた純潔-セリフの中の聖母のブルーにつながる。しかし、ただ一人の美しい人を愛して聖らかに生きたいと望んだ彼女の思いは最初の婚姻で、美しい夫が愛していたのが自分ではない別の「男」だったことで破壊されてしまう。南部の古き良き伝統の中で貞淑に大切
≪雨のニューオリンズ≫テネシー・ウイリアムズ原作こんばんは。いつもご訪問ありがとうございます。今夜は・・・・。テネシー・ウイリアムズ原作の作品は欲望という名の電車、バラの刺青、熱いトタン屋根の猫、去年の夏突然にを取り上げました。テネシー・ウイリアムズの幼い頃、父親は留守がちで粗野で暴力的、酒と賭博が好きな人で夫婦仲も悪く、喧嘩が絶えなかった。病気がちでひ弱なテネシーの性格がゆがんでいくのは避けられなかったよ
こんにちは。大竹しのぶさん主演、フィリップ・ブリーン演出、テネシー・ウィリアムズ作の『欲望という名の電車』を先月、友人を誘ってBunkamuraシアターコクーンで観たので、今日はその感想を書いておきます。現代アメリカにおける最高の劇作家といわれるテネシー・ウィリアムズの名を世界的に高めたのが『欲望という名の電車』です。1947年にブロードウェイで初演の幕をあけて記録的なヒットを重ね、ピューリッツアー賞などそのシーズンのほとんどすべての賞を受賞しました。本作は、同性愛、