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ヨンウォンの使者たちエピローグ「貸しを返してもらいに来た。」甲1は読んでいた本を伏せて、顔を上げた。透明な雷帝が立っていた。「姿を露にしなければ、その椅子に座ってもいいぞ。うちのヨンウォンが、二人以上でつるむのを嫌がるからね。特に家の外のこんな人目の多い所では。」大きな市場のコーヒーショップだった。その中の奥まった所に座っていたが、人々はチラチラと甲1を眺めていた。雷帝が透明な姿で、テーブルを挟んで座った。「人間どもの視線は相変わらず無礼だな。チッ!」甲1のフォルダ
皆しゃま超ご無沙汰でございます放置して1年ちょっとあと二話やのにどないしたん?ここで辞めるかァ?普通ええ歳こいたおばはんが人生のやり残しあきまへんいくら史劇が好きで現代モンがイマイチ好きになられへんでもだってホンチョンギの方が好きやもん後ちょっと頑張れよてなことで皆さんもう待ってはらへんかもしれへんけど最後まで頑張ります久しぶりに読んだらちょっと好きかもでしたヨンウォンの使者たち第八章X使者の復活第七節6月6日0時になると同時に
トキメキ☆成均館スキャンダル太陽を抱く月この2つは同じ作家さんが書いてる小説が原作なんだけど、何かをきっかけに本があることを知り7〜8年前にAmazonで取り寄せたんたけど、これが面白い!!ドラマからかなり年月たってるけど、とにかく紹介したいのだトキメキもスキャンダルも本当は付かない原作本。(みんな言うてる付けたん誰やねん案件)2011年発刊です。韓国の作家さんの本て初めてだったけど、読みやすく内容も素晴らしく持ってる本の中でダントツのリピ率。(二番目は浅田次郎のプリズンホテル)コロ様♡を
ヨンウォンの使者たち第八章X使者の復活第六節ガタガタ音を立てる感じが、道路を進んでいるようではなかった。音の響からすると、建物の中に入ったようだった。どんな建物かは分からないが、目的地に着いたようだ。ここまで来る間、人や生活音がしなかったことから、誰も住んでいない町の廃屋かもしれないと思った。辺りを頭に思い描くことが出来ないので、どうやって逃げたらよいのか皆目わからなかった。1間聞こえて少し止まり、1間聞こえて少し止まるパターンが繰り返された。どうも階段を上が
ヨンウォンの使者たち第八章X使者の復活第五節無体化状態のシモが、納骨堂を出た。彼は白衣姿ではなく、あの世のコート姿だった。コートのポケットからこの世のスマホを取り出し、ヨンウォンに電話をした。午後二時以降から八時を過ぎた今までずっと、電源が切れているというメッセージだけが出ていた。電話に出ないだけではなく、家にもいなかった。1時間毎に欠かさず送られてきたメールも、ここ納骨堂を最後にぷつりと途切れた。他の人ならどこか別の所にでも行ったのだろうと思うかもしれないが、ヨ
続きD-3スマホのカメラで、マンションの部屋番号の付いた玄関ドアを撮った。ヨンウォンはこの写真を、叔母さんとシモのスマホに送った。そして、納骨堂に今から出発するというメッセージも続けて送り、エレベーターに乗った。朝寝坊の叔母さんより、シモの返信が早かった。《いよいよ今日、総仕上げテストかな?ファイティン!》これが甲1からのメールだったら、もっと力が湧いただろうけど仕方がなかった。どんな職場でも末端は、自分の時間を作るのは大変なのだから。ヨンウォンは、ヨンファの記憶を思い出し
皆様ようこそちょっとヤル気スイッチ見失ってました気分を変えてこのお話ドラマになったらと勝手に妄想キャスティング皆様どないでっしゃろ?甲1使者様愛しのチャン・ギヨンくん甲3使者様ちょいワル感漂うアン・ボヒョンくん甲5使者様絶対外せないキム・スヒョン様イ・シモ院長チョン・ヘインくんどう?ええやろ?こんな事考えながら頑張ってますヨンウォンの使者たち第八章X使者の復活第四節海の上では、決着のつかない戦いが続いていた。死ぬことの無い者同
続きです。*******D-5スマートフォンの呼び出し音が鳴った。ヨンウォンはペンを置くなり、直ぐにスマホを掴んだ。シモではなかった。シモを待っていたのではなく、彼が伝えてくれる甲1の消息を待っていたのだ。依然として彼からは何の便りも無かった。ヨンウォンが、通話ボタンを押した。「うん、叔母さん。」┈6月4日が何の日だか分かっているわよね?┈「当たり前でしょ。」死んだ母の誕生日だった。ヨンウォンは、両親が生まれた日と死んだ日をちゃんと覚えていたが、納骨堂を訪れ
皆さん聞かはったぁ?梅雨明けですってよ大して雨降ってへんのにてかどれが梅雨やったん?昔やったら雨乞いせなあかんとこやなおばはん雨乞いダンス踊りましょかなんや暑っついしほんま勘弁しとくれやすヨンウォンの使者たち第八章X使者の復活第三節D-6甲1は拳で叩いて、石の床を確かめた。下に空間があるのは確かだった。甲21と甲2は、地獄から掻き集めてきた灯りで、暗黒の牢獄を明るく照らした。牢獄の内部を見に行っていた使者たちが、一人ずつ戻ってきた。甲
続きですヨンファが、埃の舞い上がる荒野を歩きながら、にっこりと笑った。雑草すら枯れてしまって無くなったこの世の土地だが、振り向くと透明な甲1がいた。だから、しきりに笑みがこぼれた。けれど、一つだけ不満な点もあった。彼は有体化しなかった。ヨンファが手を伸ばして甲1の手を掴もうとした。無体化状態の彼を掴むことは出来なかった。「手だけちょっと繋ぐこともダメですか?」「ダメだ。」ヨンファが大袈裟に肩を落としてみせた。そして甲1の顔をチラッと見た。更に、これ見よがしに、上体を丸めて見せた。
毎度おおきにさん最近ねやたら夢を見ますのよ何のって?それがねいつも戦ってますのよ鎧着てたり刀持ってたりしかもめっちゃ強くてめっちゃ綺麗な背の高い女あれ?これって甲2使者?韓流&華流ドラマテイストも加わって毎夜華麗に戦ううみうみでーすヨンウォンの使者たち第八章X使者の復活第二節閻魔国の外務庁は、戦争だけは何とか阻止しようと務めていた。月職たちの疲労が極限に達した状況で戦争に突入すれば、もう手に負えない状況に陥りかねないからだ。それで、この
梅雨ですけどどないしたはります?雨の日は本読んでドラマ見て雨が止んでも本読んでドラマ見て最近は電子書籍をポチポチポチSoftBankユーザーのわて金曜日は30%オフ月末の日曜日なんて半額でっせ買い過ぎ注意ですわヨンウォンの使者たち第八章X使者の復活第一節ヨンウォンが、1歩進んだ。彼女の足取りに合わせて、X使者が進んだ。後ろを振り向いた。誰もいないガランとしたリビングだった。今度は、彼女の足取りに続いて、甲1が進んだ。後ろを振り向いた。相変わらず誰
続きです。D-15甲3は、甲21が集めてくれた記録の中から、特別な異常を有する患者は発見出来ずにいた。数ある中から疑わしい患者を3人選び出したものの、どれも完全に一致するケースではなかった。甲3は、この3人の中でも『コ・ガンス』とい60代の男に注目した。コ・ガンスは25年前と11年前、計2回、精神科を受診した前歴があった。この2つの時期の中間である18年前には、泌尿器科の診療記録も残っていた。泌尿器科では、特に異常所見は無かった。25年前の精神科の診断では、身体的異常の兆候のない隠れ
アンニョンマスクの中も暑なってきましたなぁ⊂□⊃皆さん質問してええ?4回目のワクチン受けなあかんなったら受けはります?ええ分かってますよBBAやから受けるべきやとせやけど過去3回しんどかったのよォ熱は出るわ脱力感ハンパないし3回目なんか吐き続けでしたわせやから次怖いのよあ〜コロナも怖いしワクチンも怖いどしたらええの〜ヨンウォンの使者たち第七章三途の川の記憶第五節眠りから覚めると甲1はいなかった。部屋の中をくまなく見回し
毎度おおきにさん今日寒っぶいなぁ片付けてたトレーナー出してきましたわオバはんになるとただでさえ動かへん体寒暖差についていけまへんのよ今日何時間座りっぱなしやろ?ヨンウォンの使者たち第七章三途の川の記憶第四節D-25甲3はモニターの前で資料に目を通していた。無性欲のワードに大して引っかからなかったと言う甲21の言葉とは裏腹に、資料の量は膨大だった。僅かにでも引っかかったものまで全て含めて欲しいという要請に、忠実に従ってくれたおかげだっ
続き7歳のヨンファは天馬を追いかけて行った。少し前まで焼け野原だった甲2の後ろに、三途の川が長く出来ていた。所々に停泊している小舟も現れた。透明な人達が、甲2の前に集まってきた。天馬を追っていたヨンファも、彼らの隙間に入った。彼らの中に乳母も含め、顔馴染みの人達がいたからだ。透明な天馬の群れが、先に三途の川の上を飛び立った。やがてヨンファの目の前から、三途の川が消えた。前からだけ消えたのだ。三途の川は、ヨンファの後ろに移っていた。そしてヨンファの目の前には焼け野原ではなく、二階建ての
梅雨ですなぁ雨の日って本読む気にさせてくれるから結構好きかも韓国語版の本を読み始めた頃は印をつけないとどこまで読んだか分からなくなって参考書のように書き込みだらけ今見ると気持ちがキュンとしますちょっとは進歩したやろか?ヨンウォンの使者たち第七章三途の川の記憶第三節D-26「雷帝が果たして助けてくれるだろうか?」シモにとって、雷帝は馴染みが薄かった。なので全く信頼出来なかった。甲3がテーブルの上に足を乗せ、伸びをしながらいった。「俺たちを
ごめんやす最近ねワクワクするドラマ共通してる事に気が付きましてんめっちゃ強い主人公ものやられたら即やり返すいややられる前にやり返すほんで宇宙一の包容力で身も心もメロメロにしてくれるやつ分かるやろ?日常生活カスカスですねんえーーんヨンウォンの使者たち第七章三途の川の記憶第二節D-30ミナが、食卓の上にきれいに洗って置いてある、おかずの容器を眺めていた。たった1日で、全部食べてあったのだ。ヨンウォンが冷蔵庫に寄りかかりながら、残念そうに言
「絶対に違うよ、ヨンウォンさん。コウモリは髪に木の枝を挿した甲5使者なんだって。これは変えられる部分じゃないんだ。ヨンウォン、明らかに勘違いだよ。」向かい合って座っていたシモの声は断固としていた。ヨンウォンは、食卓に座って腕組みをした。そうしてまた、その場面を思い出してみた。彼女の話は変わらなかった。「その男が絶対にコウモリなのに.........」「顔は見た?容疑者のように並べて立たせてみたら、指差せる?」「顔はいつもよく見えません。勿体ぶるわけじゃないですけど.........」
皆様ご無沙汰〜覚えてくれてはります?本読み途中で放り投げたBBAでっせ色々めんどくさなって今に至るなんやけどこんなわてに続き気になりますがな〜って声をかけてくれはったお優しいお人がいや〜ん待っててくれはったん?ほな調子に乗ってまた続き読みましょか?ってな具合で頑張ることになりました。ホンマに頑張れるんか?私ヨンウォンの使者たち第七章三途の川の記憶第一節錦鯉だった。透明な錦鯉だった。それは不釣り合いな池ではなく、海を泳いでいた。海中を遊泳してい
続き閻魔国の出入国場に、普段ではお目にかかれない人物が歩いてきていた。センター長だった。声はよく聞いても、実物を見ることはそうそう無かった。なので、時職と日職たちの視線が集まった。センター長は改札口の前で歩みを止めた。前が閉じられていたからではなかった。彼の心理的抵抗感が足を掴んでいたのだった。無理矢理足に力を込めた。それでも動かなかった。息が荒くなった。「ナ・ヨンウォン……。ヨンファ……。」名前をつぶやいてみたが、息はさらに荒くなっただけで、この世に対する抵抗感は少しも減らなか
いらっしゃ〜い最近ねドキがムネムネするコミック読みましたのよさいとうちほ先生の2作品「輝夜伝」と「とりかえばや」どちらも平安絵巻調のLoveファンタジー「あさきゆめみし」で過ごした青春時代がちょっと蘇りましたわ男装の女主とええ感じの筋肉男たちのくんずほぐれつシーンがウハウハで婆さん久しぶりに鼻血ブー寝食忘れて読みふけりましたわ皆さま一度読んでみてちょちなみにBBAフレンドのamaチャマは瞬速で大人買いしやはりましたヨンウォンはサスペンス色強くて鼻血はでま
続きです。葬儀場の中へヨンウォンが入っていった。黒いスーツを着た彼女は、ただの弔問客に過ぎなかった。ミナが来て、先に挨拶をした。「先生、来て下さったんですね。ここまで来られるのは大変だったでしょうに、ありがとうございます。」「お母様は?ご挨拶したいんだけど。」「あそこに…」ヨンウォンは、ミナが指さす所を見た。そこには、喪服を着たイ・ジョンミが魂が抜けたように立っていた。一時の縁では妹だった女だった。ヨンウォンが霊前に行って献花をした後、ピョンジョル(平礼)ではなく、クンジョル(
皆さんおこしやす緊急事態宣言も解除されお出かけしてもええの?あかんの?どないやの?みたいな状態ですねランチぐらいコソッと行きたいなぁけど不思議なものでマスク生活長いせいかうっかり忘れて玄関出てしもた瞬間まるでパンツ履き忘れたようなほど慌ててしまう特効薬出来てマスク外して歩く日が来たらおばはん照れて恥ずかしいですやんなあえっ?永久にマスクしとれって?ヨンウォンの使者たち第六章陰の中の墓第五節国科捜のデジタル分析課に甲3が入って来
最近見始めた韓国ドラマ「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた」タイトル長い…このお二人が主演ですのよイングクくんとボヨンちゃんお話の世界観がヨンウォンと似てますのよせやからヨンウォンと甲1のイメージしばらくこの二人でいきますわ文章変でもごめんちょヨンウォンの使者たち第六章陰の中の墓第四節四人の使者が、同時にヨンウォンのリビングに現れた。ベルを鳴らすと、もしかしたら眠っているヨンウォンを起こしてしまうかもしれないと、こんな選択をした。リビン
おこしやす近頃ねなんや間違いますのよマリトッツォをマトリッツォとかアナフィラキシーをアナキフィラシーとかちょっとなんやけどねけど同年代のオヂオバにはあるあるらしいでヨンウォンの使者たち第六章影の中の墓第三節使者庁の玄関ロビーに、様々な時代を経たような黒い服たちが入って来た。数十年前に流行ったダサい服もあったし、軍服もあったし、制服もあったし、この世の映画やドラマによく登場する韓服も多かった。休息期の月職たちが、続々と集まって来たのだった。彼らは、近
続きです「先生もちょっと休んでください。このままでは倒れてしまいます。私達も明日、出来るだけ早く来ますから。」ミナとギョンミンが玄関のドアを開けて外に出た。玄関ドアをロックするのを兼ねて見送っていたヨンウォンが、ピタリと止まった。外でチャイムを押そうと、甲1が立っていたのだ。幸い無体化していた。それで、ミナとギョンミンが彼を通り抜けて行った。ヨンウォンは、しばらく玄関ドアを開け放ししたまま、突っ立っていた。どんな挨拶をすればいいのか分からなかった。振っておきながら、人間ならその後、こんな
おいでやす何や台風来てまっせ涼しなったんはええけどジメジメしてまへんか?なんやカビ生えそう体にしゃーないけどねお篭もり生活ネットショッピングでポチポチ中毒それほんまに要るん?要らんなお出かけもせぇへんのに訳の分からん服買うて失敗してタンスの肥やし💩あーお洒落してランチして夜の街を飲み歩きて〜ヨンウォンの使者たち第六章陰の中の墓第二節場所は悪くなかった。この前の、高層ビルの屋上にあるヘリポートに比べれば。甲21は、樹木園内
毎度おおきにさんどす最近ね抜け毛が激しいんやけどどないしょホンマに酷いのよなんや頭にパチパチって乗っけるやつアレまぢ欲しい結構強烈な天パ〜やから何とか誤魔化せてるけど江戸時代やったらヤバかったわ六章に突入です今日もよろしゅうお頼もうします第六章陰の中の墓第一節白い雲のようなものが舞い上がっていた。羽ばたくそれは、特異な形をしていた。翼は白鳥のようなのに、体は馬だった。あっ!天馬だ。透明な天馬は1頭だけではなかった。美しく神秘的で、思わず手を
皆さんお久しぶりですもう辞めたと思てはったやろ?せやねんちょっと逃げてましてんその間に「紅天機」のドラマ始まってるし子供の宿題のようにチビチビ読んでましたらね最後まで読めましたんよせやからこれから怒涛の勢いでブログにアップする予定ですんで頑張って読んで下さいねヨンウォンの使者たち第五章輪廻の呪い第五節国科捜カン・サム(甲3)の事務室のドアを誰かがノックした。甲3は短く、入れと声をかけた。ドアを開けて入ってきたのは、以前の捜査官の二人だった。