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典医寺の外からドドドッという幾つもの靴音と、携えた剣が鳴る音がする。「何?何が起きたの?」「捕り物ですね。武官たちが正殿へと向かっているのでしょう。ああ、こちらは心配ありません」チャン・ビンの言葉にウンスはホッと息をつく。いざって時は武閣氏も韓先生武もいるし、于達赤だって…あっ!まさか…今のが?「韓先生、正殿ってことは…于達赤?」チャン・ビンは書き物の手を止めて、ウンスの方を振り返ると…「于達赤はあのような騒々しい足音を立てませぬ。おそらくは鷹揚軍かと」
【2023/05/22UP】原題:双世萌妻英題:LoveforTwoLives王路晴(WangLuQing)ワン・ルーチン常斌(ChangBin)チャン・ビンエピソード:32配信:Oct31,2022-Nov17,2022月,火,水,木,金,土,日OriginalNetwork:TencentVideo時間/ep:8min.YouTubeのホームに表示されてちょっとチラ見してみようと観たらなんか面白そうで、WeTVでたしか配信されて
翌日朝から、チェ・ヨンとユジンは運転免許取得に出掛けて行った。ユジンさん?ウンス様の男性恐怖症とは、襲われかけただけですか?えっ?ど、どうして、そう思うのでしょうか?いえ…もっと深刻だったのではないか?と思っただけです。実は、昨日、手術後に貧血を起こし、ふらついた所を抱き止めました。そのまま抱き上げましたが大丈夫でした。治してさしあげたいのです。抱き上げた?そ、それは凄い事です。実は…ウンス様は、本当に危なかったのです。押し倒され、ブラウスも引きちぎられ、殴
なぜだ?こんなに胸が飛び出そうにドクドクと高鳴っているのだ?初めての感覚に思わず胸を押さえた。チェ・ヨンさん?どうしたの?顔が赤いわ?熱があるの?と自分でも知らない間に手袋を外し勝手に手を首にあてた。えっ?ええっ?はっ?チェ・ヨンは心臓が破裂しそうだ。だ、大丈夫です!熱はないです。とそっと手を握って、離した。あっ!私…今、触れたよね?は、はい。なんで?ざわざわぞくぞくしない…気絶もしない…ウンス様?他の方は?えっ?あっ…テマン君なら子供みたいで大丈夫かも…
翌日は病院に連れて行った。ユ教授?インフルエンザでは?そうよ。軽かったみたいだけど、診察に来たの。受け付けで何やら話すと、さあ、検査よ!半日ドッグよ!私もそろそろ受けないとならない時期だから、一緒に回りましょう。まずは、血圧と採血よ!はぐれないように1メートルの距離を保って、付いて行く。血を抜かれた…泣き叫ぶテマンをなだめ、怖くないから!終わったらチキンを食べましょうと、全員採血終了。次は胸の写真を撮るわよ!それぞれ個室に入り、上を脱いでその検査着に着替えて
面白い雲が撮れました👀男達の朝は早い!庭で鍛錬する二人、扇子を仰ぎながら散策する二人。しかし、ウンス様は久々の休みでゆっくりと寝て、起きた!うーーん。三年分寝たわ!お腹空いたわ。部屋着に着替えて、下に降りた。男達はギョッとした。おはようございます。ウンス様!おはよう!いい天気ね。朝食の用意ができております。男達は下を向いたままだ。どうしたの?いえ…その…少し…隠して…何?なんか変?テリさん?私?変?いいえ!相変わらず見事なプロポーションでございます。ウンス
いい?一週間、休暇を取ったわ!初めてだわ。帰せなかった責任を少しは感じてるって事よ!一週間も側に居てくれると言うのですか?やる事が増えたと言う事よ!天穴やらが開くのは、この国じゃないのよ!私の計算によると、日本の屋久島と言う所なの。は?日本?あー、倭国?攻めてこないのですか?…来ないわよ!とっても綺麗な国よ?なにゆえ、わかったのですか?バシッ!ゆえって言わないっ!ポインターでチェ・ヨンの手を叩く。は、はい!なぜ、わかったのですか?あの光の渦は、太陽黒点
う〜〜ん。仕方ないわね!元はと言えばチェ・ヨンさんが悪いんだけど…ワンちゃんも悪いし、チャン・ビンさんも悪いわ!あれ?この子誰?テマンです!罪のない子まで連れて来ちゃったの?一味だから、罪はあるわね。いいわ!此処の門が開く計算をするわ!それまで、家に居候させてあげるわ!いそうろう?住ませてあげるって事よ!但し、ルールは守ってもらうわ!るーる?規律よ!女人が一人で暮らしておるのだ。大変であろう…四人も入りきれるだろうか?爪を噛みながら、何やら考えている。大
「それ、理想を通りこしちゃって夢よ夢。絶対無理だから」天界の言葉を借りれば”秒速”で却下だ。チェ・ヨンは取りつく島もない。「理想と現実とはさ、こ〜んなくらい大きな差があるってこと、子供だって知ってるわ」声が裏返るほど高い。赤い髪を揺らしながらグイッと胸を反らし、両手を広げてみせている。口を一文字に結んだまま目を赤く耀かせ、憤慨している様子に思わずチェ・ヨンの目が泳ぐ。その女人(ひと)がいつも以上に美しく見え、戸惑ったのだ。そんな気持ちの動揺が、常日頃無口な男の口を開か
「トギぃ、中薬の棚に“小麦”って書いてあるけど、何で穀物が薬棚に入ってるの?」<ショウバクって読むんだよ。小麦、大棗、甘草を配合して、甘麦大棗湯っていう方剤を作るんだ。結構効くよ、子供の夜泣きとか、狐憑きとか…>カンバクタイソウトウ?キツネ憑き?出たっ、ホラー・・・ウンスのギョッとした顔を見て、トギはホクホクのしたり顔だ。やられたわ…からかわれたのだ。思うに狐憑きとは、おそらくヒステリー状態でわめくこと。則ち婦人臓躁や憤怒痙攣といったところか。「
意に反して第三十一高麗王の時代にタイムワープしてしまった美容整形外科医ユ・ウンスだが、順応性に富んだその性格で14世紀の暮らしにも徐々に馴染みはじめ、于達赤テジャン、チェ・ヨンの治療を機に、典医寺でその手腕を振るうようになっていた。彼女の医学全般の師はチェン・ビン。薬草学の師を務めるのはトギ。そして、それらを学ぶためには漢字が必要不可欠といわれ、読み書き不能だったその修得にも、さらなる意欲を見せはじめた今日この頃。ン?意欲?無い無い…師が怖すぎるから、仕方なく、かな
…眠れない布団に入って目を閉じても、羊の数を9,999頭まで数えても、腹式呼吸を試してみても、それでも一向に眠気は訪れない。ウンスは意を決してモゾモゾと起き上がり、気持ちを落ち着かせようと白湯の残りを口にする。今、何をしたらいいのかがわからない。あれも、これも明日までにやらなくちゃ!…そう追い立てられることがここには無いからだ。そうよ、そう考えればストレスナッシング、快適よ、漢字の習得以外は、だけどしかし、同時に本音もチラリと見え隠れする。いつまでここに?わ
たまたま見ていたTVB(※1)のサイトで、見つけちゃったんです。『信義』のページ。画像ナッシングのオール漢字ではありますが、ちょっと面白かったので、鬼剣に解説を頼んでみました❤︎まず、最初に紹介されている人物でございますが…性格為人處世對事不對人,是非分明。処世に長け、善悪を知る?!(かなりいい加減な訳で、意味違うかも?byJ)ほー誰のことやら?!と思ったら…角色資料性別:男職業:高麗醫生もうおわかりかと?!背景必立因恩修刺傷崔瑩而對她
松岳山から戻ってきたのは朝餉前のこと。ウンスは典医寺の前でチュホンから降ろされると…「では、俺はこれにて」軽く一礼をして去って行こうとするチェ・ヨンの袖を軽く引っぱった。「昨日の宿題は?」『貴女が“パラン(青)”だと考えるものを、幾つか書き出しておくように』そう云われ、書き出した紙がある。急に出かけるなんて云われて、焦ったら部屋に忘れちゃったわよ「次の色とあわて伺います。後ほど」「ちょっと後ほどって何時のこと…もう行っちゃった」ま、いっかこっち
「戀」とは、「言」と「糸」が組み合わさり、男女の「心」を紡ぐもの。だが、時としてその「糸」は何気ない「ひと言」でもつれ、絡み合う。一度絡めばあまたの「言葉」を持ってしても、ふたつの「糸」を元に戻すのは容易ではない。キリキリとした胸の痛みや、千々に乱れた「心」を持て余し、ため息ばかりを繰り返す。…それが「戀」という、彼女にとってはいささか厄介なもの。☆☆☆『知ってる?ニオイスミレは恋の媚薬になるんだから。花びらを搾って、その雫を相手の目蓋にそっと垂らすの』『ん?ニオ
「情」という漢字にはいくつもの意味合いがある。「心情」と書けば、それは心の中にある思いや感情。「人情」と書けば、人らしい思いやりの心を指す。「愛情」は、慈しむ心で、あたたかくて深い。「春情」は、男女間に湧き起こる心とは別のもの。そして「戀情」と書いたなら…それは、恋慕う女を守り抜こうとする、ひとりの男がいだく情。☆この方を、恋慕っておりますとっさに出た言葉がそれだった。于達赤テジャンとしてではなく、一個人として徳成府院君の屋敷に、それも正面切って乗り込んだのだ
いい天気だ。陽の光を煌めかせながらそよそよと吹く風が、幾度となく新緑の匂いを運んできてくれる。あっちは…5月5日?オリニナル(子供の日)かどこも混んでるわねきっとこっちは…そう、散歩日和よチョコッと口紅とか塗って、いい空気を思いっきり吸い込んで…なのに、ウンスは今日も寝台に大人しく横になっている。起き上がることは出来るのだが、ともすると撲った腰がズキリと痛む。侍医からは安静を言い渡され、日に何度かトギが様子見に訪れるが、ウンスが薬湯を飲むのを見届けると、すぐに戻ってい
典医寺の前に、朝から診察を待つ人々の列ができている。何とも珍しい現象だ。「どうされましたか?」「昨日から目が霞み、あちこちぶつかった挙げ句アザだらけに」「まあ、かすむって具体的には?」「お顔の色が優れませんね?」「酒が抜けぬと言うか、身体に力が入らぬと言うか」「飲んだのはいつですか?どれくらいの量を?」「あなたは?」「爪が割れちまって、痛くて剣が握れません」「あら〜親指ね。バックリいっちゃってる。いつ気がつきました?」☆内科も眼科も…というより胸部外科
バクッとしたあらすじ侍医が王宮を留守にしていた日のこと、トギの咳込みが気になったウンスが、あることを思いつきます。ユズは血液循環を促し身体を温める効能がある香りといわれている。つまりは免疫系を強化し、冷え性の緩和にも効く。すぐに精油を抽出することは難しいが、バスオイルの要領で使えばいいのだ。ということで、その調達をチェ・ヨンに頼み、早速芳香浴を試してみることに。「用意はいいですか?じゃあ目を閉じて、静かに鼻から湯気を吸って…口から息を吐いてぇ」ウンスの掛け声
本日二度目更新しちゃいました(゚ロ゚屮)屮シンイの世界を構成するアイテムの一つに「梳き櫛」がありました💦チャン先生の残した『毒を持って毒を制す』から、ウンスが飛虫の毒を中和させるため綠蛛毒を飲んだ後、チェ・ヨン、梳き櫛で彼女の髪を梳いてましたよね…ジワワワ〜ンドラマの中で、チェ・ヨンウンスの髪に触る、もしくは触りたいシーンが何度か出てきましたが、ふたりが夫婦になった後に使う梳き櫛ってどんなんだろう…と考えて楽しんじゃいました。材は済州島の黒松?どうせなら
烏の雌雄(誰が烏の雌雄の区別をつけられようか):「詩経」小雅・正月から人の心や物事の善悪・優劣の判定が難しいことのたとえを意味するコトバンクより抜粋盛夏にはまだ間があるというのに猛暑日が続き、ソウルのヒートアイランドに鍛えられているはずのウンスでさえ少々へばり気味だ。そして案の定、王妃が体調を崩してしまったという。「医仙にも同行して欲しいそうです」「坤成殿のほうが、ここより少しは涼しいかしら?」そうかもしれませんね、といって用意をし始めた侍医は、いつにも増して
その日の午後、チェ・ヨンはわけあって大妃ホン氏の屋敷、徳慶府(トッキョンプ)へと足を運ぶ。侍医に確かめたいことがあったのだ。恐らく、彼奴なら…「テジャン、少々お疲れのようですな」大妃ホン氏の治療を終えたのだろう。徳慶府の四阿で出くわすなり、そう声をかけられる。昨夜、チャン・ビンは敢えて場を外した。十日ぶりに戻ったチェ・ヨンと、彼の帰りを首を長くして待ちわびていたウンスを、ふたりきりにするためだ。「チャン・ビン、聞きたいことがあって探していた」「ほう、伺いまし
うふふ、今回は娘ちゃんの自信のなさの原因を書いてますそして、彼に恋をした気持ちを。。。一緒に『きゅんきゅん』してくれたら嬉しいですーーーーーーーーーーーーーーーーーー「この者は医仙と同じ天界から来ましたが、王様のお役には立ちません!よって皇宮には不要な者・・・出て行かせては、いかがでしょうか?」チョ・イルシンが得意気に喚いているのは、重臣が一堂に揃う御前会議でのことイルシンの目配せで、イ・ジェヒョンが小さく頷き立ち上がった「王様、神の手を持つ医仙とは異なり、この娘・・・何も役に
娘ちゃんがチャン侍医に恋した日を。。。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー本当に必要なのは、ウンスさんだけ・・・私は声をかけてしまったから・・・騒がれたら邪魔だよね?だから・・・ウンスさんを連れてくるのに邪魔されないために連れてきただけそれが、私だったの。。。最初はね、ウンスさんと同じように天界から来たって事で、周りから遠巻きに見られたけど・・・すぐに医員じゃないって事で放っておかれたの最初はね、怒ったわよ!だってそうじゃない?チェ・ヨンさんの都合で連れて来られて、その後は放
その後のピロートークで続きになりますーーーーーーーーーーーーーーーーーー「それで、どう皆を帰したのですか?」「う・・・ん?もういいのでは?」二人で熱い時間を過ごしたあと、私の腕を枕にして並んで寝ている娘薄く汗をかいた娘の・・・額や頬にはりついた髪を、指ですくい流す幾日ぶりなのか・・・やっと腕の中に娘を抱えた私は、昂ぶる身体を宥めながら娘を抱いたのでしたその・・・あまり激しくは、娘の身体に負担だろうと思ったからです・・・・・・本音は、もう一度もしくは、二度、三度・・・・
チャン侍医の焦らしから始まります(笑)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー「それで、何て言ったのですか?」「ふふ・・・真実です」「・・・・・真実?」「ええ、まごうかたなき真実です」穏やかに微笑むチャン侍医が、寝台で起きてる私の横に腰掛けるように座って・・・その微笑みを、ぼう・・・っと見上げていた私に、チャン侍医が近づいて・・・・・近くなる微笑みに、目を閉じたの・・・・そう・・・娘を利用しようとする輩達が宮の前に山盛りでした頑固そうなイ・ジェヒョンとイ・セクの二人
ああ、色んな人から目をつけられちゃった!!!ーーーーーーーーーーーーーーーーー「・・・・・あの娘、話してみたいものです」重臣イ・ジェヒョンは考えた異国の言葉を話し、その文化を知っている娘は、国の役に立つだろうと。。。特に知ることもなかった遠い、遠い、異国の国の様子を、あの娘は知っているのだ元だけではなく、他国の様子を今知ることができれば・・・・・「では先生、宮に行きましょう!」「うむ、行こう」迷惑な師弟二人が、娘の住まう宮を目指しているころ。。。「ふん、あの娘・・・小憎らしい
さて、おもてなしを一生懸命ガンバル娘ちゃんです。ーーーーーーーーーーーーーーーーー行き渡った菓子を見て、火鉢を下げるように頼んだ私は、レオの隣の席に戻ったの『お疲れ〜〜なあ、ほとんど食ってないだろ?ちゃんと食えよ?』『えへへ、皆の前で菓子を出すのに、緊張してたから・・・』『このメニューを考えたのも、お前だろ?』『よく分かったわね、そうよ』『分かるさ、俺たち異国の者にも食べやすいように考えてあるんだ』『美味しかった?なら良かったわ』菓子も出せて、元の人も、フランスの人
火鉢はもともと、ある事に使おうと用意していたんですーーーーーーーーーーーーーーーー火鉢が次々と入ってきました何をするつもりですか?私は娘を見ていましたが、娘が私を見て・・・・視線があったのです{にこっ}と微笑む娘に、私の頬も緩みます火鉢の上に鉄の板を置き、皇宮の料理人達と並んで火鉢の前に立つ娘何かを鉄板に流し、焼いていくのですが・・・・「それは何か?」王様の問いかけに娘が答えようとしたとき、【がたん!】と席を立った医仙殿が、立ち上がり指をさしたのです「それ、ホットケーキ
いよいよ・・・・・宴会です♡ーーーーーーーーーーーーーーーわいわい・・・がやがや・・・元とフランスの使節団をもてなそうと、宴席が設けられました王と王妃も席に着き、重臣達も揃って立ち上がりお迎えし、一礼して座ります向かって真正面に王と王妃が座り、両側に重臣などが座っていますが、位の高い徳成府院君などは向かって右側の上座にいます徳興君は王族ですので、王の椅子の右後ろに設けられた席にいましたそして元と異国の使節団は王の真正面に、席を設けられ座っています私は王妃様の横にチェ尚宮と共に立ち