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C.N.アディーチェの短編小説『なにかが首のまわりに』読了。なにかが首のまわりに(河出文庫ア10-1)Amazon(アマゾン)異なる文化に育った男女の心の揺れを瑞々しく描く表題作のほか、文化、歴史、性差のギャップを絶妙な筆致で捉えた魅力の物語集。人種、国籍、信仰といったものへのステレオタイプな理解を、アディーチェの小説はいつも軽やかに裏切って見せる。そこには欧米圏のリベラルな層が無意識に持っている偏見や押し付け、時に文化相対主義的で民族主義・人種主義的なお仕着せも
こんなX(ツイート)を見つけました。なんじゃ、そりゃ?チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ彼は島田雅彦や奥泉光がいかに素晴らしいかを、すぐれた先人たちを引き合いに出しながら、熱弁を振るっていた。わたしはバスを降りるために席を立ったとき、彼女の鞄の中にチママンダ・ンゴズィ・アディーチェの『何かが首のまわりに』が入っているのが見えた。—araki.s.(@asn5x)October20,2023araki.s.@asn5xわたしは、島田雅彦も奥泉光も、アディーチェと
『なにかが首のまわりに』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ文章がたくさん読めない時期になった。まあそのなかでも読めそうなものと、もう少しで読み終わりのものを、気が向いたら読んでます。これはナイジェリアの作家の作です。故郷のナイジェリアとアメリカの社会を対照的に描いてます。遠く離れた日本の民からしたら、アフリカのことも、アメリカのこともどっちも分からないので、読んでいて現実味がわかないのも事実ですが、どの世界も、マイノリティとマジョリティ、民族対民族、そんな二極構造なんだって感じます。
本書について尋ねられて、再読致しました。単行本は2段組み500ページの長編ですので手渡す人を選びますが、私は大好き。買い求めて傍においてあります。タイトルの「アメリカーナ」とはアメリカかぶれの意味です。主人公・イフェメルは、ナイジェリアから米大学に留学した女の子で、アメリカに着いて初めて自分は「黒人」だと自覚し「人種」を発見します。以降13年、アメリカで過ごした彼女の視点(外部)から人種差別、ナイジェリア人とアメリカ人の相違について、饒舌に語っていきます。「フェミニズム」「人種差
某新聞社の校閲講座を受講した際、ジェンダー関係の表記の勉強になると勧められて読んでみた。チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著「男も女もみんなフェミニストでなきゃ」(くぼたのぞみ訳)自分の仕事環境では女性の上長もいるし、業務上で男女格差ということをあまり感じたことはない。業務上セクハラ、パワハラやインサイダーなど各種セミナーも受けているので、一応それなりの常識を持った対応はしているつもりでもある。フェミニズムについても韓国文学を読むようになって自分なりに分かっていたつもりで
C.N.アディーチェの短編『ジャンピング・モンキー・ヒル』読了。なにかが首のまわりに(河出文庫)Amazon(アマゾン)1,138円ブリティッシュ・カウンシルの推薦?でアフリカ中から集まった若手作家たちが、「ジャンピング・モンキー・ヒル」というリゾートでのワークショップに参加する話。アディーチェがかつてTEDで行っていたスピーチ「シングルストーリーの危険性」を彷彿とさせるような内容である。既成のイメージに寄りかからずに語ることは、何も小説
10月10日、読了。<ブックレビュー>なにかが首のまわりに(河出文庫)1,242円Amazon
LupitaNyong’o,DanaiGurira’s‘Americanah’AdaptationOrderedtoSeriesatHBOMax【Variety】https://variety.com/2019/tv/news/lupita-nyongo-danai-gurira-americanah-series-hbo-max-1203335299/チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ原作ドラマ「Americanah(原作邦題「アメリカーナ」)」にHBOMaxが「
本日もご訪問ありがとうございます。直木賞、芥川賞、発表されました。「平場の月」が選ばれなかったのは少し残念。直木賞は大島真寿美さん【第161回直木賞受賞作】渦妹背山婦女庭訓魂結び1,998円Amazon芥川賞は今村夏子さん【第161回芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女1,404円Amazonどちらもまだ読んでいません。今村さんは気になっている作家さんなので、読みたいと思います。****************さて、今日は、これを読
本日もご訪問ありがとうございます。予報よりも雨は早く降り始めました。今、手元にある本イジェアウェレへ:フェミニスト宣言、15の提案1,490円Amazonまだペラペラとページをめくってみただけ。でも、きっと私に大切な言葉が綴られている。そう感じる。フェミニストという言葉につきまとうイメージ。これは私のイメージでしかないけれど髪を振り乱して戦っている感じ。小さなことに目くじら立てて周りを敵にしてしまう不器用さ。ダメだダメだとがなりたてる感じ。おしゃれしちゃいけな
身を縛る性の鎖を叩き切れ我が行く道は我が眼前にあり「わたしはもう女であることに弁解じみた態度をとらないと決めました。女であることでそのまま敬意を受けたいのです。当然そうあるべきなのですから。」(『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ/河出書房新社)ミレニアム3の法廷シーンを思い出しました。何度読み返しても鳥肌がたつ場面。女だからってスカートはかなくちゃいけないわけじゃない。赤い可愛い格好しなくちゃいけないわけじゃない。
先日誕生日を迎えまして、また一つ年を重ねました。いえーい。そして今はお休み。5連休の素晴らしさ。嬉しいなあ。休みって嬉しい。これが働くということかと、まじまじとカレンダーを眺め、嬉々としてgwを満喫中。図書館いったり本屋に行ったり。ジャズ聴きに行ったり。朝からゆったりとコーヒーを入れてホットケーキ焼いて。お日柄がいいもんだからついうとうとしちゃったり。幸せなのです。やっとこさ、東京にも慣れて?自分のペースを取り戻してきたぞ。うひひ。TEDのスピーチは最高だったし。それが