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モーリス・ラヴェルの最高傑作、バレエ音楽「ダフニスとクロエ」の初演は1912年でした。それから110年が経過しています。1912年、ヨーロッパ社会が爛熟期を迎えていた時代の最後の時期の“花の都パリ”で初演された作品です。ディアギレフ率いるロシアバレエ団に委嘱作品として誕生したこの長大なバレエ音楽は、その後「第1組曲」と「第2組曲」も編作され、バレエ音楽としてのみならず、コンサート・ピースとしても人気のレパートリーになっていきました。全体は3部構成となっています。信仰深いダフ
今日紹介するのはクラシック曲。モーリス・ラヴェル作曲の、バレエ音楽「ダフニスとクロエ」です。この曲は「第1組曲」と「第2組曲」がありますが、私は主に「第2組曲」を好んで聴きます。「第2組曲」は、吹奏楽コンクールでも数多く演奏されてます。私自身演奏したことはありませんが、この曲で私が心に残っているのは、沼尻竜典氏が指揮した演奏。確か、「若い芽のコンサート」で、NHK交響楽団と一緒に演奏されたと思います。その時の演奏、沼尻氏の表現、表情などを観て、感動したことは今でも忘れませ
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、セルジュ・チェリビダッケ&ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団によるラヴェル作品です。有名な「ダフニスとクロエ」第1組曲、第2組曲と「ラ・ヴァルス」、「クープランの墓」が収録されています。国内盤ではUHQCDの高音質盤として、輸入盤では通常CD盤として発売されましたが今回はAppleMusicClassicalによるDolbyAtoms/ハイレゾロスレスの高音質フォーマットとなっています。「セルジュ・チェリビダッケ指揮/ミュンヘン・フィルハー
3月30日(土)恒例の標記オーケストラによるコンサートに行ってきました。天気は良く、気温も上がり、3月なのに夏日になる勢いでした。ただ、会場の東京芸術劇場前の公園の桜は、昨日までの不安定な天気のためか、咲き始めたばかりの感じでした。(左の葉のない木の所々の白い部分が花?なんとも分かりにくい(?_?)なお、更新工事が入るため、プログラムに記載されている来年のコンサートの予定には、当劇場は入っていませんでした(◞‸◟)2024年3月30日の大ホール(親友A君撮影)↓演奏曲目は、☆マ
【CDについて】作曲:ラヴェル曲名:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲(58:31)演奏:レヴァイン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ウィーン国立歌劇場合唱団録音:1984年6月ウィーンムジークフェラインザールCD:F35G50260(レーベル:DG、販売:ポリドール)【3月のお題:今日の初登場曲は?】今日は、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」にしました。私は、この曲を始めて聴いたのは、高校の頃になりますが、冨田勲がきっかけです。この時期、冨田勲の演奏で、たく
モーリス・ラヴェルさんジョゼフ=モーリス(モリス)・ラヴェル(Joseph-MauriceRavel)出生名:JosephMauriceRavel1875年3月7日生まれ、1937年12月28日、満62歳没。フランス南西部、スペインにほど近いバスク地方のシブール生まれの作曲家。1899年作曲、1902年4月5日初演、ピアノ曲『亡き王女のためのパヴァーヌ』(Pavanepouruneinfantedéfunte)1910年、ラヴェル自身が管弦楽曲に編曲。Pub
-布団に入って寝付く迄の空想の世界-子供の頃私は、寝付く迄が長かった。布団の中で、毎晩、心に空想物語を膨らませて、その世界に浸っていた。11歳の時から、我が頭の中を駆け巡った少年と少女。■私の創作物語ストーリー第一部。舞台は紀元前8800年。最後の氷河期が終わった頃、我々ホモ・サピエンス(現代人)達が、狩猟・採集をして暮らしていた時代が舞台。幸せな家庭に育った少女は、ある日、山鳥を狩り仕止めた少年の姿に、恋をした。ストーリー第二部。夫婦となったかつての少年と少女は、初めて興った文
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、「チェリビダッケ/フランス国立放送管弦楽団INAライヴ大集成」の続きとなります。今回はDisc13に収録されたラヴェルの「スペイン狂詩曲」、「マ・メール・ロワ」、「道化師の朝の歌」とDisc14に収録された同じくラヴェルの「ラ・ヴァルス」とバレエ「ダフニスとクロエ」第1組曲、第2組曲をみていきます。今回取り上げるDisc13,14を取り上げてこのBOXは無事聴き終える形となります。最後まで名演の数々を堪能していきましょう。『第1761回「チ
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、カルロ・マリア・ジュリーニ&フィルハーモニア管弦楽団によるドビュッシー、ラヴェルによる「旧EMI」にて録音されたドビュッシーとラヴェル作品集をみていきます。ドビュッシーでは「海」と夜想曲、ラヴェルでは「道化師の朝の歌」と「ダフニスとクロエ」第2組曲がそれぞれ収録されています。SACDハイブリッド仕様の高音質盤となっているので、聴く前から非常に楽しみな名盤となっています。「カルロ・マリア・ジュリーニ指揮/フィルハーモニア管弦楽団」ドビュッシー作曲:
昨日はソヒエフN響の前に演奏会をもう一つ聴きました。沖澤シティのシュマ(ラヴェル編)《謝肉祭》、Pf協(w/黒木雪音)、ラヴェル《ダフクロ》組曲1&2。後半のラヴェルが楽しかった!1曲目は、シュマの《謝肉祭》をラヴェルがオーケストレーションした作品。ピアノ曲のオケ編曲はムソ《展覧会》が有名ですが、《謝肉祭》のオケ編曲が先。楽譜が残っているのは4曲だけ、というのが残念。「ダヴィッド同盟の行進曲」が楽しい。でも、原曲以上では無いような。この点は《展
沖澤のどかが東京シティ・フィルに初登場。ステージに出てくるときから自信に満ちた表情。リハーサルも楽員から大好評だったようで、指揮者とオーケストラが信頼で結ばれる理想的な関係ができあがっていた。シューマン(ラヴェル編曲):謝肉祭より1914年舞踏家ニジンスキーのロンドン公演のために、ラヴェルが編曲したもので、「前口上」、「ドイツ風ワルツ」「「パガニーニ」「ペリシテ人と闘うダヴィド同盟の行進曲」の4曲のみが出版され、残りの楽譜は紛失したという。「パガニーニ」を挟んで繰り返される「ドイツ
昨日は初台、オペラシティで、話題の俊才、沖澤まどかさん指揮の演奏会を聴いてきました。やっぱり、シティフィルの音はすばらしい。シューマンのピアノ協奏曲、ピアニストの黒木さんの演奏、とても音に輪郭があって素敵でした。そして、演奏中の幸せそうな表情。引き込まれました。そして、沖澤さんの指揮、カッコイイですね。体中で音楽を引っ張っていく。オケは、特に管楽器、打楽器が活躍していたように思いました。ダフネスとクロエ、2015年に合唱でやりました。第2組曲だけでしたが
昨年の今頃は京都にいました。12/27は知恩院で除夜の鐘試し撞きを見学して、夜はD.R.デイヴィス京響の《第九》。12/28はD.R.デイヴィス京響の《第九》2日目。今年は12/10~12/14に京都に行ったので、年末の京都旅行はパス。来年1月は沖澤京響のオネゲルを聴きに京都に行く予定でしたが、断念。沖澤さんは1/13のシティ定期で聴きます。曲目はシュマ(ラヴェル編)《謝肉祭》より、Pf協(w/黒木雪音)、ラヴェル《ダフクロ》組曲1&2。沖澤さんは
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、ジョン・ウィルソンとシンフォニア・オヴ・ロンドンによるラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」です。ジョン・ウィルソンとSOL(シンフォニア・オヴ・ロンドン)といえば、ラフマニノフの交響曲録音も素晴らしい演奏の一つとなっていますが、ラヴェル管弦楽曲集も発売しています。その流れで「ダフニスとクロエ」が録音されるというのもはじめから決まっていたと言っても過言ではないでしょう。そして何よりも今回は指揮者であるジョン・ウィルソンによる新校訂版での演奏というこ
Ta-daTa-daDoyoulikeit?WakeupWakeupHangonasecTa-daTa-daLook!NoonehasyetescapedLOVEWakeupWakeupWakeupmyfearstayupwayupPut'emup!!Raiseup!!WakeupWakeupWakeupmyfearstayupwayupPut'emup!!Raiseup!!退屈
札幌朝6時の青い空
このたび、現代アートで知られる直島へ行く仕事があり、道中読むのに何かないかなと思い、小さな島が舞台の『潮騒』を再読してみた。薄明の中の墓石は殷賑な港に停泊している白い帆船のようである〜などという比喩は相変わらず三島的である。マリンライナーで瀬戸内海の島々を眺めつつ、この小説のことを思った。話は伊勢湾の入り口にある小島、歌島を舞台とする純愛小説である。読みながら心が洗われるようなお伽話とも言える。普通ではない三島がなぜこのような小説を書いたのか、それは巻末の解説に謎解きされている。三島に
<東京フィルハーモニー交響楽団ヨーロッパ演奏旅行1994>の回想録も後半に突入して、イギリス公演シリーズの想い出を綴っています。前回の記事で紹介した10月15日のリーズ公演の後、ノーザンプトン、ミドルスブラ、ニューキャッスルの3公演は、同じプログラムが続きました。◉10月16日:ノーザンプトン/ターンゲート♪R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」♪プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲第2番(ヴァイオリン独奏:ラファエル・オレグ)♪松尾祐孝/フォノスフェール第1番
暑ーい暑ーい日に世田谷美術館へ🌞マルク・シャガールの版画に特化した展覧会展示室に入ると、先ずは『ラ・フォンテーヌ寓話集』の挿絵エッチングがズラリと並びます鹿に復讐しようとした馬58点一つ一つの作品にそれぞれの寓話のストーリーが解説されていて、全部読んでいるとちょっと疲れてきてかなり時間がかかります二羽の鸚鵡と王と王子構図にはシャガールのアイデアがふんだんに盛り込まれてただの物語の挿絵にとど
ドビュッシーの「聖セバスチャン」の殉教のことを書きましたが、ドビュッシーというと反射的に浮かぶのがラヴェルです。「聖セバスチャンの殉教」に対抗して、ラヴェルで人の声が聴ける曲をと考えて浮かんだのがバレエ音楽「ダフニスとクロエ」です。全曲盤は手持ちに2枚のレコードがあるので聴き比べといきましょう。聴き比べは意外な発見もあるので楽しみです。ちょっとおさらいしておきます。🔸バレエ音楽「ダフニスとクロエ」題材となったのは古代ギリシャで書かれた恋愛物語で、
朝聴きたい曲ってなんだろう?と考えていて浮かんできたのがこの曲。ラヴェルの「ダフニスとクロエ」です。第2組曲の「夜明けの音楽」を思い起こしての思い付きですが、このバレエ音楽の舞台は”ある春の日の昼下がり”から始まるので、全然”朝”じゃないんですが。この曲は何枚か持ってますが、クリュイタンスのレコードを引っ張り出してきました。”ラヴェル管弦楽曲全集Vol.1”と書かれています。ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」パリ音楽院管弦楽団ルネ・デュクロ
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、パーヴォ・ヤルヴィとパリ管弦楽団によるラヴェル管弦楽曲集です。パーヴォとパリ管といえば、以前シベリウス交響曲全集を発売して大分話題となりましたが、今回はラヴェル管弦楽曲集が登場します。曲目としては「高雅で感傷的なワルツ」、「クープランの墓」、バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲、「ラ・ヴァルス」が収録されています。中でも「高雅で感傷的なワルツ」と「クープランの墓」はパーヴォとしても初録音ということなので、重要であることはより間違いないと言えるでしょ
7月半ばにして、夏本番の暑さ。暑い!!家庭菜園の夏野菜も元気に育っています。また投稿の間を開けてしまいました。最近の出来事をまとめて書きます。7/6、日立財団が主催する出張授業で、戸田市笹目小学校5年生の児童たちが「よりよい学校をつくるために」を考えるお手伝いをさせていただきました。児童たちはとても元気で、むしろ私のほうが刺激をいただきました。話し合ったアイデアを形にしていけたら、学校がもっともっと輝く場所になると思います。#戸田市立笹目小学校‐発見するFace
友人関係の発表会、二日目。やっぱり、全体的に、世の中がこんな風で、突出したらところがないのと、意外に、いつも最低というか、大江戸線より暴力的で聴くのが辛いところが、えっ?って思う様な響きを出す場面があったりと。思い込み、とか、いつもの事、というのは禁物である。いつもの暴力的な団体には、すぐに外に避難する体勢を整えていたので、意外というか、指揮者の先生が反省したのか、そこは分からない。あるいは偶然ということもあり得ない訳ではない。これで、指揮者の先生の首はつながるかも知れない。あとは、自分の耳が
3連休は列島を熱波がおおった。秋田の大雨も心配だ。これ以上被害が広がらぬよう願うばかりだ…ところで「海の日」というのを耳にして間もないかと思いきや、調べると平成7年に制定されたという。けっこうな歴史ある祝日なのですねこの暑さに外出する気も起きず、今日はNHKのBSで放送された「ティファニーで朝食を」を、始まって半分以上過ぎていたが観た。高校生の頃、なぜかこの映画を同級生3人で銀座の名画座まで観に行った。何がいいんだかさっぱり分からず帰ってきた記憶がある。今回も途中
ひどい雨か、暑さと湿度で外に出かけるのを躊躇ってしまう今日この頃7月に入ったので着物は薄物です暑いので補正を少な目にするか、汗から着物を守るためにきっちりするか毎年悩ましいですねアイスコットンの長襦袢で家でも洗えるのでそちらを着用して補正は少な目にしてみましたやっぱり長襦袢は洗った方が良さそうだいぶ前に自分で縫った着物とサロンの先輩から頂いた朝顔のアンティークの帯ですさて、世田谷美術館の7、8月の展示はマルク・シャガール版にしるした光の詩ラ・フォンテーヌ寓話集、ダフニス
なんだかこう、世にいう「朝におすすめクラシック音楽」みたいなものが今一つグッと来ないのは、当時の著作権の問題なんでしょうか。いまはYouTubeでご紹介できる、ありがたい世の中です。個人的におすすめの3曲を選んでみました。まずはサン=サーンス歌劇『サムソンとデリラ』から『夜明けはもう丘の上で白み始め』(この次の曲が、あの「バッカナール」だと思うと、朝からどんちゃん騒ぎのペリシテ人さんたちなのでした)で、お次はラヴェル。ここはべたに、バレエ音楽『ダフニスとクロエ』第2
昼には雨も上がり、やや風は冷たいもののインバウンドも復活した福岡は人出も多くなりましたね今日は何となく博多駅から地下鉄でアクロスへ2023年5月19日アクロス福岡シンフォニーホール九州交響楽団第412回定期演奏会ロフェ初登場!フランス音楽への誘いCond:P.ロフェPf:坂本彩坂本リサ【第1部】交響詩「魔法使いの弟子」(P.デュカス)2台のピアノのための協奏曲ニ短調FP.61(F.プーランク)第1楽章Allegromanontroppo第2楽章