ワインレッドのベルベットに金色の縁取りのドレスを纏った憧れの貴婦人、キベリタテハに巡り会うまでは長い時間がかかりました。キベリタテハは標高1000m以上の山に住む北方系のタテハチョウで前年には風の噂を頼りに奥日光、赤城山、榛名山などを巡りましたが姿を見せてはくれませんでした。翌年の夏に標高が低い何時もの山道をドライブしていると可愛い子供を連れた猿の一族が遊ぶ所に出くわし、そお~つと通らしてもらい先に行くと山から水が流れ落ちる所にミヤマカラスアゲハが飛んでいたので少し先の広い場所に車を止め引き返す