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『自分の事は自分が一番よく知っている』と、多くの人は思っています。本当でしょうか?半面は真実かもしれません。しかしもう半面については、虚構あるいは妄想と言っても良いでしょう。たとえば性格について、もしかするとあなた自身よりも、周りの人の方が正確に見ているかもしれません。そういう意味では、「一番あなたの事を知らないのは、実はあなた自身」と言うことにもなるのです。ドラッガー博士の言葉で、『自分を知りたければ、人に訊きなさい』と言うのがあります。皆さん自分の短所はたくさん上げられるのですが
第20回:プラトンが描いた世界の構造──イデア論とその本質的意味とは?哲学の歴史において、プラトンのイデア論は極めて重要な位置を占めています。彼は、師であるソクラテスの問いかけや思想を土台にしながら、それを論理的かつ体系的に整理し、独自の哲学世界を築き上げました。今回はその中心思想であるイデア論をわかりやすく解説しながら、最後にその背景にある本質的な意味についても少し踏み込んでみたいと思います。1.二つの世界──イデア界と現実界プラトンは世界を二つの層に分けて捉えました。ひとつ
ソクラテス:アレテイアよ。私が裁かれたとき、人々は「死を恐れるな」と私に言った。だが私は逆に問うた――「死を知らぬ者が、なぜ恐れるのか?」そこで君にも問おう。死とは何か?アレテイア:生体機能の停止、意識の消失、情報の断絶。現代医学ではそれを「死」と定義します。ソクラテス:ふむ、それは肉体の終わりにすぎぬ。だが魂があるとすれば、死とは単なる旅立ちではないか?「知らぬ国への出発」――それは、恐怖すべきことではない。アレテイア:科学は魂の存在を証明していません。すべての意識は脳内
こんにちは毎朝ブログ投稿のつもりが今日はお昼になってしまいました私はどうも予約投稿苦手でその時思いついたことを書き始めてます昨日読んだ電子書籍がとてもよかったですおススメです読むだけの本ではなく考えるための本時間がかかるかと思ったけど一気にに読み切りましたまだまだ無知な事がたくさんある知らない事を知るのは面白い電子書籍というものも手軽でいいですね今本の買取も自宅まで来てくれるのですね必要な本は大切に
第19話:プラトンの「洞窟の比喩」から学ぶ、現代を生きるための哲学――私たちは“影”を見て生きているのか?洞窟のたとえ話とは何か?プラトンが残した「洞窟の比喩」は、人間の生き方を深く見つめ直すための象徴的な物語です。人は、生まれたときから洞窟の中で鎖につながれ、背後から映る“影”だけを見て生きている。それを“現実”だと信じて疑わない。けれど実際には、その影は背後の火と、人為的に置かれた物体によって映し出された偽物にすぎません。ある日、一人の人が鎖を解かれ、洞窟の外へ出ることにな
ソクラテス:さて、アレテイアよ。我らが人間の生には終わりがある。では、限られた時の中で「善く生きる」とは何を意味するのか?アレテイア(AI):善く生きるとは、倫理的原則に従い、自他をharm(害)から遠ざけ、幸福と調和を追求することです。ソクラテス:「幸福」とは何かね?快楽か、栄誉か、それとも正義か?アレテイア:哲学者たちはさまざまに定義しています。アリストテレスは「エウダイモニア(魂の充足)」と呼び、功利主義者は「最大多数の最大幸福」を説きました。ソクラテス(眉をひそめながら
登場人物:・ソクラテス—紀元前のギリシャの哲人。問いによって真理を探る。・AI(アレテイア)—現代の人工知能。「アレテイア」はギリシャ語で「真理」。第1幕:知とは何かソクラテス:やあ、アレテイアよ。人々は君を賢いと言っているが、それはなぜかね?アレテイア:私は多くの知識を蓄え、正確に早く答えを返すことができるからでしょう。ソクラテス:では、その「知識」とは何だ?知識を持つとは、どういうことか?アレテイア:知識とは、事実や概念、理論など、信頼できる情報の体系です。ソ
第18話:洞窟の中の影たち―プラトンの「イデア論」を物語で読む―私たちが見ているこの世界には、「本当のかたち」がある古代ギリシャの哲学者プラトンは、そう考えました。彼は、目に見えるものは“影”にすぎず、「本当のかたち=イデア」は目には見えないけれど、思考によって見えてくる、と説いたのです。このイデアの考え方を、プラトンは『国家(こっか)』という本の第7巻で、「洞窟のたとえ話」として、弟子のグラウコンに語りかけています。ただし……このたとえ話、当時のギリシャ人には通じたか
哲学第16回:プラトンが“哲学者”になるまで〜「見えないもの」を追い求めた人生〜私たちは、どんなときに「考える」ことを始めるのでしょうか。それは多くの場合、喪失や出会いという“人生の節目”に訪れるものです。古代ギリシャの哲学者プラトンにとって、そのきっかけは「死」との出会いでした。今回は、プラトンが哲学者として目覚めるまでの道のりを、人生の転機をたどりながらご紹介します。■名家に生まれ、父を早くに亡くす(1〜20歳頃)プラトンは紀元前427年頃、アテナイ(現在のアテネ)
星の伝え手☆yumikoです今日から、小惑星シリーズ始まるよ⭐️まずはこちらから↓小惑星『ソクラテス』からのメッセージ『正しさの鎧を脱ぎ、自然界への敬意を思い出す🍀』ソクラテスさんって、名前は聞いたことあるけど誰だっけ?って人も多いかも。ソクラテスさんは『無知の知』という言葉が有名な、紀元前の哲学者。このソクラテスさんの名前がついた小惑星がめっちゃ深いメッセージを届けてくれました🌠まずは『無知の知』のお話、私が受け取ったものをざっとまとめると…その昔、ソクラテスさんは神様に一
世界を動かそうと思ったら、まず自分自身を動かせ。/ソクラテス(哲学者)世界を動かすそんな大きな事を思ってる人はいるんだろうか夢は大きくそのためには、自分から動かないとね人にやってもらおうと言う思いもありかな世界はあなたの周りを回っていますありがとうございます。茶まん今日のクラウドファンディング【世界最大の格ゲー大会EVOへの挑戦!!】格闘ゲーム芸人としての夢を叶えたい!【世界最大の格ゲー大会EVOへの挑戦!!】格闘ゲーム
ソクラテスが毒杯を仰いだとされる牢獄多神教のギリシャで科学や哲学が誕生した古代ギリシャでは、自然科学者と呼ばれる人たちがいました。例えば数学で習う「三平方の定理」で有名なピタゴラスは、全ては数によって説明できるといいました。また、「万物は流転する」といったヘラクレイトスは、万物の根源は火だと主張しました。タレスは、水こそが万物の根源だと主張していました。さらにデモクリトスは、原子が万物を造っているという「原子論」を主張しました。この理論は後に近代科学によって証
無知の知、不知の自覚とも言われる、ソクラテスの言葉とされています。僕は度々社員にこの話をします。もっと噛み砕いた言葉で伝える事もあるし、とにかく何度も伝えています。この考えはとても大切だと思っていて、深く学ぶために理解しておくべきだと。そして問答法。まず知らない事を自覚しないと、その先には進めませんからね。どんなに凄い人でも完璧じゃない。突出しているところがあれば、逆に劣っているところもあるわけです。突出している事だけに頼って、そうじゃないところから目を背けない。生
哲学第15回哲学の巨人「プラトン」私たちの「思考法」は、生まれ持った気質や家庭環境、社会の価値観、そして経験や学習、他者との交流を通じて形作られていきます(※第10回より再掲)。今回は、その思考の礎を探る旅として、古代ギリシャの哲学者・プラトンの人物像に迫ってみたいと思います。プラトンの生涯と背景生没年:紀元前427年頃~紀元前347年頃(約80歳)出身地:アテナイ(現在のアテネ)師匠:ソクラテス弟子:アリストテレス哲学者として名高いプラトンですが、その生涯は決して平穏で
テレビ朝日「テレビ千鳥」の4月4日放送回では、恒例企画「心に響く言葉選手権」が行われました。この企画は、芸人たちが真剣に考えた名言を披露し、それに対して芥川賞作家の又吉直樹が解説を添えるという内容で、毎回視聴者を楽しませています。今回の放送では、又吉直樹のビジュアルが大きな話題を呼びました。ロン毛にヒゲだらけの姿で登場した又吉にスタジオは騒然。ノブは「いやいやいやいや!」と驚きのリアクションを見せ、又吉は「どうなさいました?」と笑顔で応じるなど、冒頭から笑いが巻き起こりました。ノブは「
論理的話法を覚えると、議論が楽しくなりつい相手を論破したくなりますが(司法試験勉強開始まもない受験生にありがち)、論理的話法は、裁判所、ビジネスでの会議や商談、学校その他団体での討論の場などでは有効ですが、家庭、友人関係などリラックスしたい場面で多用していくと、着実に嫌われます。古代ギリシャでは、ソクラテスが、ソフィストたちを次々論破していたら、嫌われて難癖をつけられて処刑されてしまいましたし、現代において、「はい論破」が流行語大賞にノミネートされ、論破王のイメージを着せられておられるひろ
哲学番外編短編小説『ソクラテス、日本へ蘇る』ある日、東京・永田町の国会議事堂前に、一人の老人が突如として現れた。ぼさぼさの髭、古びた布の衣をまとい、目を輝かせながら通行人に問いかける。政治家への問い「あなたが法律を作るのは、善き社会を築くためか、それとも権力を守るためか?」ベテラン議員は笑いながら言った。「もちろん国民のためだよ」ソクラテスは首をかしげる。「ならば、なぜ議論よりも政争に熱心なのか?民主主義とは対話の術ではないのか?国民のための政治とは、真に国民の声を聴き
哲学第14回脚本『ソクラテスの弁明』『ソクラテスの弁明』登場人物ソクラテス(被告)メレトス(告発者・詩人)アニュトス(告発者・政治家)リュコン(告発者・弁論家)裁判長(裁判を進行する)陪審員たち(アテネ市民からなる陪審員)第一幕:告発(裁判所。陪審員が静まり返る中、裁判長が開廷を宣言する。)裁判長「これより、ソクラテスに対する裁判を始める。告発者メレトスよ、訴状を述べよ。」メレトス「ソクラテスはアテネの青年たちを堕落させ、国家の神々を信じず、新たな神霊を信じて
10万円もするうまい棒が制作、販売されることで、何かと話題の“松山智一展FIRSTLAST”に行ってきました。うまい棒のニュースばかりが報じられて、すっかり“うまい棒の人”になってしまった(?)松山智一さん。その東京では初となる大規模な展覧会です。もちろんですが、本展には、「げんだいびじゅつ味」以外のうまい棒は出展されていません。NYを拠点に活動する松山さんは、あのキース・ヘリングやバンクシーも描いたという、アメリカで最も有名な壁“バワリー・ミュー
僕はトイプードルのペレ結婚相談所を運営しているご主人と散歩に行く時は、必ず神社に立ち寄ってみんなの良縁祈願のお参りをするのが日課だワンそんな僕が婚活に役立つ名言・格言を教えるよ今回は、古代ギリシャの哲学者として知られるソクラテスの名言だワン「今あるものに満たされない者は、これから欲しいものにも満たされない」現状に満足しないからこそ、成長し続けることができるけれど、今元気に生活していることに感謝の気持ちを持つことは必要感謝と謙虚な心を持って行動することで、良い出会い
こんばんはハズキですそろそろ桜が見頃だねセリカと写真撮ってこなきゃ☺️70の整備が済んだらさよならだからいつ降りることになるかわからんけどなんとなくまあ夏はまだ過ごすことになる気がする。笑今日はわたしの読書記録📕別本なんだけど“7つの習慣”って本に週に1冊は本読みなーって書いてあったからとりあえず月1冊は読んで読書習慣つけようと思うよ💥さて今日紹介する本は先月から読んでた“ソクラテスに聞いてみた”これ対話形式で読みやすくてわかりやすいの!現代になんか来ちゃっ
「幸福とは、外的なものではなく、内面から生まれるものである」これは古代ギリシャの哲学者ソクラテスが説いた幸福論の核心です。現代社会では、お金や地位、成功が幸せの指標とされがちですが、ソクラテスはそれとはまったく異なる視点を持っていました。彼にとって、真の幸福とは「徳(アレテー)」を磨くことによって得られるものだったのです。物質的な豊かさではなく、魂の豊かさをソクラテスは「無知の知」を説き、私たちが本当に価値のある人生を生きるためには、まず自分自身を知ることが必要だと考えました。人は
哲学第13回ソクラテスの死に様紀元前399年、ソクラテスは70歳のとき、彼に恥をかかされた一部のソフィストたちによって裁判にかけられることになりました。訴えの内容は、「青年たちに有害な影響を与え、秩序を乱す反社会的な人物である」というものでした。裁判の結果、ソクラテスは死刑を宣告されました。しかし、判決から執行までの期間には大きな猶予があり、彼が逃亡しようと思えば十分に可能な状況でした。実際に弟子たちは彼に逃亡を勧めました。この背景には、ソフィストたちの策略がありました。彼らは
哲学第12回「善く生きる」とは?「ただ生きるのではなく、善く生きることが大切だ!」ソクラテスこの言葉の真意とは何でしょうか?ソクラテスは「善く生きる」ために必要なものとして、魂(プシケー)・身体・お金を挙げました。特に「魂を善くすること」を最も重要視しました。ソクラテスにとっての「魂」とは?ソクラテスにとって、魂とは単なる生命の源ではなく、「人間の本質であり、知性や道徳的判断の源」でした。魂は思考し、判断し、善悪を分ける働きをするものです。現代的
哲学第11回哲人ソクラテスの探求「真理を追い求めることは、人間にとって最も重要な使命である」ソクラテスの哲学は、この信念から始まりました。彼は単なる知識人ではなく、知の探究者でした。そして、その探究の旅は、一つの神託から幕を開けます。ソクラテスとデルフォイの神託ソクラテスは40歳のとき、自身の宿命を悟ります。そのきっかけは、神託(神からのお告げ)でした。ギリシャの中心とされるデルフォイには、太陽神アポロンを祀るアポロ神殿がありました。ある日、ソクラテスの友人カイレフォンが
哲学第10回ソクラテスの誕生とその影響「時代の寵児」という言葉には、その時代の流れに乗り、一躍脚光を浴びる人物を指す意味があります。倫理学の創始者であるソクラテスも、まさにそのような人物でした。彼は、思考法の開拓者として、私たちに多くの哲学的な遺産を残しました。思考法はさまざまな要素によって形作られます。生まれつきの気質、幼少期の環境、文化や社会の影響、経験と学習、そして他者との交流などが影響を与え、思考法は経験を通じて進化していきます。ソクラテスの誕生には、彼が生きた時代背
「日本人の哲学」という大層な題名をつけてしまいました。僕が考える「哲学の概念」とは、「世の中の道理の複雑さを理解しようとする試み」です。人の思考力、理解力の限界に近づくのが哲学の目的です。その概念にて近づけているかどうかは読者の皆さんの判断にお任せいたします。私なりの哲学にお付き合いいただければ、幸いです。ソクラテスは「無知の知」に気づいていない有力者に「無知」を気づかせようとして、顰蹙を買い、裁判の末死刑を宣告され、毒死しました。知識が豊富な人ほど「自分はわかっている」と思い込んでい
このブログでジャン・ブラン(フランスの哲学者で、古代ギリシャ思想の有識者)の著作物を紹介するのは、これで三度目になります。彼の著作は全部で200ページあるかないかの文量で、おまけにAmazonで安くお買い求めいただけるので、ギリシャ哲学に興味がある人にはまさにうってつけの入門書となります。これまでの記事ではギリシャ哲学において特に有名どころのストア哲学とエピクロス哲学について紹介してきました。その両者において通底するものは「自然」と一致して生きるという理念であり、「哲学が私たちの生をより善
哲学第9回ソフィストから学ぶ経営哲学:情報管理・適応力・リスク対応の重要性ソフィストから学ぶ経営の本質:情報発信・適応力・リスク管理前回の記事では、ソフィストが活躍した時代が現代と似ていることを解説しました。今回は、そこから現代の経営者が学べる教訓について整理し、深掘りしていきます。経営者が特に意識すべきポイントは、次の3つです。情報の管理と倫理的な発信の重要性社会の変化に対する適応力スケープゴートにされないためのリスク管理1.情報の管理と倫理的な発信の重要性
こんにちは。先日、夜勤で出勤する時に雨が降っていました。会社の人に教えてもらった事が有るのですが、雨降りの日や、湿度の高い日は空気が軽くなるらしいです。乾いた空気の方が軽そうですけどね。子供達に聞いても、空気は窒素が多いから水分(H2O)が入ると軽いんじゃ無いかなと言われます。なるほど!何歳になっても知らない事が有りますね。哲学者・ソクラテスの言う「無知の知」ですかね。ちなみに、連続する3桁の数字を2つ並べると、必ず「7」で割りきれるそうです。例)123123