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次の文章は『玉水物語』の一節である。高柳(たかやなぎ)の宰相(さいしょう)には十四、五歳になる美しい姫君がいた。本文は、花園に遊ぶ姫君とその乳母子(めのとご)の月冴(つきさえ)を一匹の狐(きつね)が目にしたところから始まる。折節(をりふし)この花園に狐一つ侍り(はべり)しが、姫君を見奉(みたてまつ)り、「あな美しの御姿(おすがた)や。せめて時々もかかる御有様(おんありさま)を、よそにても見奉(みたてまつ)らばや」と思ひて、木陰に立ち隠れて、しず心なく思ひ奉りけるこそあさましけれ。姫
では、次に問4にいきましょう!その1を読んでいない方はコチラ↓『【目から鱗!?前書きの重要性】センター古文解説⑴(2014年度本試)その1』では、前の記事でも言っていたように、実際に1問解いていきましょう!!初めて来た方はぜひ下の記事を読んでから、この記事を読んでください!コチラの記事です↓『…ameblo.jp流れは同じように、まずは設問をしっかり読みましょう!傍線部Y「もの懲りしぬべうおぼえ給ふ」とあるが、このときの大将殿の心情の
受験生の皆さん、センター試験の問題にチャレンジした高校生の皆さん、お疲れ様でした!こちらのサイトでは、大学受験塾の国語講師・吉田裕子が個人的に作成した2020年センター試験古文の現代語訳、解答・解説の速報版を公開しています(2020年センター「漢文」の現代語訳・書き下し文・解答速報もあります)。復習などにお役立てくださいませ。2020年大学入試センター試験国語(古文)の現代語訳【リード文】次の文章は『小夜衣』の一節である。寂しい山里に祖母の尼上と暮らす姫君の噂を耳にした宮は、そ
今毎晩講習で授業をやっています。20分テスト、70分解説解答。正直時間が足りません。かといって、読んで解くだけではいけないので、文法事項もまとめて復習します。解き方のコツや手順も当然触れます。結果、どうしても駆け足になってしまう。とはいえ、何の冗談も脱線もなく、一気呵成に突撃すれば生徒が保たない。なので、いろいろ苦心をする次第。今回「もっとじっくり読解してほしい」「雑談はしないでほしい」という要望がありました。それはなかなかに難しい面があることを今日は最
センター古文対策の新規講座をリリースしましたぜひご活用くださいhttps://www.manabi-aid.jp/lesson/id/4187/38727?fbclid=IwAR0mpvnRFznWMJX1zOZfP9QqR0A_mMBbLqsbqq0PRHvEPe4O1pzMqjst0SQ
ようやくブログを書くまとまった時間ができました。ここ1週間ぐらいは勉強以外で非常に忙しい日々を送っており、なかなかブログを書けずにいて、すみませんでした。さて、センター試験ですが、合計点数は8割を下回って7割台でした。今年はセンターが易化してる上、文1〜文3まで満遍なく受験生が分散する予感がするのでどの科類を受けるにしても8割ないと安全圏ではないかもしれません。多分、文3からそれなりに多く文1に受験生が流れると思うので、文1といえども足切りラインが8割付近になる可能性があります。しばら
こんにちは、東大合格請負人の時田です。2019年センター国語(古文)今回の題材は「玉水物語」これは、御伽草子の一つです。主に室町時代に箸された、挿絵が入った作品集です。かちかち山、浦島太郎なども収録されています。玉水物語、という作品では、姫君に恋をしたキツネが思い悩み、ある決心をします。姫君と同い年くらいの娘に化けてしまうこと。そうして姫君に少しでも近づきます。なんとありがたいことに姫君の元に仕えることになり、「玉水
受験生の皆さん、センター試験の問題にチャレンジした高校生の皆さん、お疲れ様でした!こちらのサイトでは、大学受験塾の国語講師・吉田裕子が個人的に作成した2019年センター試験古文の現代語訳(現代日本語訳)の速報版を公開しています(2019年センター「漢文」の現代語訳・書き下しはこちら)。復習などにお役立てくださいませ。(百合!?獣と人間の恋!?などとtwitterで見かけて気になった方もぜひ~)2019年センター試験国語(古文)の現代語訳【リード文】次の文章は『玉水物語』
センターの過去問は大体1度は解いたことがあるものの、古文漢文で重点を置く年度を決めて再び解こうと思います。センター古文:難易度的に本試験でTOP3と言われる2010年本試、2013年本試、2014年本試は必ず解きます。その他にはオーソドックスな出題と言われる2007年本試だったり、和歌が6首出題された2014年追試だったり、歌論が出た2001年本試あたりも解きたいです。(2007年本試は既に解いたけど、無事45点取れた。)センター漢文:今年はそろそろ漢詩が出てくる可能性が非常に高い
本格的にインフルエンザが流行って来たそうです。みなさんちゃんと予防してくださいね。センターが近い中、古文がなかなか上がりませんという相談をよく受けます。古文単語も文法もちゃんと勉強してるのに、点が取れない…そういう人は、古文を読む練習が足りていないという可能性が高いです。どんなに単語の意味を勉強しても、文法を学んでも、やはり文章が読めなければ問題は解けません。単語や文法を知っていることよりも、使いこなせるかどうかが大切です。古文に自信がない人は、
2017年1月14日(土)に実施された、平成29年度入学者向けの大学入試センター試験「国語」の古文『木草物語』について、本文の現代語訳(全訳、現代日本語訳)を作成いたしました。(漢文はこちら)取り急ぎ作ったため、不確かなところもございますが、受験生あるいはセンター試験同日模試などを受験した生徒さんにとって、少しでも内容の概要把握にお役立ていただけたら幸いです。お気づきの点はコメントなどでご指導いただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。【リード文】次の文章は、『木草物
古文の小冊子を作成し始めたこともあって、数ヶ月前に開始していた古典のブログ、記事の更新頻度がアップしそうです♪センター古文2015年度本試、本文第1文目♪http://logic-kotenkotenpan.seesaa.net/article/444947646.html
源氏物語イラスト訳のあいですセンターまであと44日。がんばってますかー!(。>0<。)【源氏物語~これまでのあらすじ】桐壺帝の御子である光源氏は、輝くように美しく、帝の寵児であったにもかかわらず、亡母の身分の低さにより賜姓「源氏」として臣下に降格されます。頭中将たちとの雨夜の品定めの翌日、久しぶりに正妻葵の上のもとを訪れた光源氏は、その夕方、方違えのために、紀伊守の邸宅に行きます。そこには、紀伊守の継母である空蝉がちょうど泊まっていました。↓今回の源氏