スーパーやまと

日本で37店舗目、今のところ最新のコストコ「山梨南アルプス倉庫店」開店から早8ヶ月が経過した。そしていよいよクリスマス〜年末年始という一年でも最大の「書き入れどき」を迎える。近隣のスーパーは、昨年までの実績が全く当てにならない年末を迎えることになる。コストコが出てしまえば“前年実績“などもう意味をなさない。勝負を賭けて強気で仕入れたら、年明けは「値引きシール」の山になるし、ビビって仕入れを抑えたら“売り切れ続出“でお客さんから「この店は商品が無い！」と拡散されてしまう。コ

長年スーパーを経営していた私が、「知っているだけで少しだけ得する話」を“ナイショ”でお届けします。かつての同業者からは、「余計なことを言うな！」と叱られるかもしれませんがお許しを。今回は【年末年始のお買物のタイミング〜年末編】スーパー自体は毎日営業しているのであまり意識しませんが、商品を仕入れる「市場」は意外に休みが多く、休日には基本的ににその日の新鮮な魚や野菜は入荷しません。☝️ここで市場のルールをご紹介すると、①市場で働く人や、魚や野菜を出荷する人達の休みも考慮し

山梨県では、昔から「一升瓶」に入ったワインが普通に家庭で飲まれていた。いや、正確に言うと「ワイン」ではなく「ぶどう酒」と呼ばれていた。テレビのワイドショーで『地元では当たり前、他県の人はビックリ』のテーマで、我が山梨県ではこの話題が提供された。山梨では人が集まると、一升瓶(1,800ml)に入った「ぶどう酒」を湯呑み茶碗で酌み交わす。あまりによく見る光景である。他県の人が見たら「なぜワインが焼酎サイズなのか？」と戸惑うだろうが、地元では違和感はゼロ。冷蔵庫ではなく床の間

拡大中「お正月は休業します」百貨店やスーパー、飲食業界でも【Nスタ解説】（TBSNEWSDIGPoweredbyJNN）-Yahoo!ニュース「お正月は休業します」。ここ数年、百貨店やスーパーでこうした動きが広がっています。■拡大中「お正月は休業します」今回の年末年始は9連休です。街で聞いてみると…「（休みは）1週間くらい」news.yahoo.co.jpもうすぐ年末年始を迎えるが、今年のお正月休みは最大9連休と長いお休みになる。仲間や親戚が集まり、楽しい時間を過

24時間無人営業のミニホームセンターなど第3創業期に育んできた施策を結集次世代型のカインズ初号店「カインズ吉川美南店」12月11日（木）グランドオープン|ホームセンターのCAINZ公式企業サイト株式会社カインズ（本部：埼玉県本庄市、代表取締役社長CEO：高家正行、以下「カインズ」）は、次世代型店舗の初号店となる「カインズ吉川美南店」が2025年12月11日（木）に、グランドオープンすることをお知らせします。本リリースでは、こ…www.cainz.co.jpコン

自分がスーパーやドラッグストア、コンビニで買い物をしている時、「こんなこと、お客さんは知らないだろうな〜」と思うことが沢山あります。現在では「売る側」でなく「買う側」になった私ですが、お得に買い物をする知識を皆さんに提供するのも“使命“のひとつ☝️長年スーパーを経営していた私が、「知っているだけで少しだけ得する話」を“ナイショ”でお届けします。かつての同業者からは、「余計なことを言うな！」と叱られるかもしれませんが（笑）。写真はふと入ったドラッグストアの「パンコーナー」

地場スーパー倒産前年同期の1.5倍に大幅増地域密着型も値上げやコスト上昇に勝てず（東京商工リサーチ）-Yahoo!ニュース2025年1-11月の「地場スーパー」の倒産が22件（前年同期比46.6％増）と、前年同期の約1.5倍で、すでに前年の年間件数（18件）を超えた。大手との価格競争に加え、コンビニやドラッグストア、news.yahoo.co.jpかつて地場スーパーを倒産させた私が、このネタを語るのはおこがましい。しかし「潰れた当事者が語らない…」なら、私が語る意味もあるだ

コンビニは値段が高いと分かっていても、スーパーで同じ商品を買ったらどれくらい違うものか…？【値上げ検証2025】スーパーとコンビニで「全く同じもの」を買ったら価格差はいくらになるのか→絶望が待ち受けていた「スーパーとコンビニで全く同じものを買ったら価格差はどれくらいになるのか!?」という検証のために、2022年、2023年、2024年と定点観測している、スーパーVSコンビ…rocketnews24.com👤このコラムの筆者は、サムネ写真のよく見る「売れ筋商品」8点の価

最近はWEBメディアへ記事を書いたり、他の方が私のことを紹介してくれたりと、あまり外に出ていなかったのですが、今週から年末に向けて3週連続で講演の仕事が入っています。第一弾は「広島商工会議所」、小売商業部会でのお話です。自宅から普通電車と新幹線を乗り継ぎ6時間。全国でもその規模と存在感が光る大きな団体での登壇は身が引き締まります。参加者はなんと100名超、皆さん(よそ者である)私の話を真剣に聞いてくださり、こちらもそれに乗せられるように熱のこもった時間となりました。田舎の商工会出身の私

ローソンを拠点にした街づくり「ハッピー・ローソンタウン」誕生へ大阪府池田市に（CNETJapan）-Yahoo!ニュースローソンとKDDI、それにエイチ・ツー・オーリテイリングの3社は、郊外の高齢化が進む地域で、買い物や交流、災害対応まで担う「地域の拠点」として機能するコンビニ中心の街作り「ハッピー・ローソンタウnews.yahoo.co.jpローソン・KDDI・エイチ・ツー・オー(阪急阪神百貨店、イズミヤ)の3社が、大阪府池田市に「ハッピー・ローソンタウン」を2026年に開業

経営層や人事部向けに「組織改革」「人事改革」に関する情報を発信する専門メディア「JOBScopeマガジン」。人的資本経営やジョブ型人事制度をテーマに、インタビューやコラムを通じて最新の知見を提供しています。このたびご縁をいただきまして、『シリーズあの人この人の働き方』のコーナーに【全5話“2万字”】にも及ぶロングインタビューを掲載していただきました。過去、これほどのボリュームで私の商人としてのキャリアを綴ってくれた記事はありません。サイトでも最長と聞きました。記事を書いてくれたのは、著

大阪の象徴である「スーパー玉出」。あのド派手な看板とネオンの光景は、もはや街に溶け込んだ“風景”とも言えます。そんな玉出も、最盛期60店あった店舗が、2024年には26店、現在は19店までに減りました。“激安スーパーの王者”と言われた玉出に何が起きていたのか？元ローカルスーパー経営者の視点で、「玉出の魅力」と「衰退の理由」を現代ビジネスに寄稿しhttps://www.kobayashihisashi.comました。玉出は単なる店ではなく、文化であり、街の象徴でした。そ

派手なネオンに、赤青黄色の原色看板、西成発祥のディスカウントスーパー玉出(たまで)。関東での知名度は高くはないが、関西でのそれは群を抜く。毎月の1のつく日に1,000円以上買うと、店指定の商品が1円で買える『1円サービス』が客の購買意欲を煽る。私は以前、名前や店の雰囲気から、パチンコ店の別事業部だと勘違いしたが、創業地西成区の「地名」に由来していると知った。もはや玉出は大阪の“風景“ともいえる存在になっている。その玉出は、全盛期に60店舗ほどあったが、現在では19店舗までに減っている。様々

【賛否】レジでの「ありがとう」は「最低限のマナーでしょ」「言うの恥ずかしい」SNSで議論勃発…マナーの専門家に《正解》を聞いてみた（オトナンサー）-Yahoo!ニュース飲食店やコンビニ、スーパーなどのレジで、会計をした店員に対し、普段あなたはお礼を言いますか？それとも言わないですか？「会計後、店員に『ありがとうございます』と言うか、言わないか」については、Snews.yahoo.co.jpスーパーのレジで会計が済んだ後、担当者の「ありがとうございました！」に「ありがとう

(休日ネタ)この年末を控えた時期になると、メディアでは「お得な買い物の仕方」や「この時期ならではのスーパーの裏話」などを視聴者に届けることが盛んになる。現場からのお買い得品情報や相場が高い生鮮品の状況などは、お馴染み「スーパーアキダイ」の社長や、「スーパーセルシオ」の店長、その他、各局ならではのキャラクターが現場から詳しく説明してくれる。私など、いくら長年(半世紀以上)この業界にいたとは言え、今はその経験から感じた時々のネタに自分の意見を述べているだけの“過去の人“---

先日、東京で西友やまいばすけっと、トライアルGO、そして大手コンビニ各社の店舗を見てWEBメディアに寄稿した。「こんなに店を歩き回ったのは何年ぶりだろう」と、ふと立ち止まる。私は長くローカルスーパーの現場にいて、売り場に生きてきた人間だ。いまは外側からお店を眺め、良いところを褒めたり、時に文句をつけたりする立場になった。それでも、店に入れば今でも“商人“の血が騒ぐ。数字で語る評論家ではないし、流通ジャーナリストでもない。でも一つだけ、他の職業ライターより胸を張れるものがある

12月になって年末ムードが漂う中、今週は地上波テレビからの取材が相次ぎました。月曜日は「Newsevery.」、そして翌火曜日は「Nスタ」です。取り上げるテーマは「年末のお買い物テクニック」おそらく毎年この時期に番組内で特集する「お約束企画」です。どこで見つけてくれたのか、私の元に連絡が来て「ちょっと教えて欲しいんですが〜」と電話やzoomで取材を受けます。☝️さて、今週のテーマについてここで要約しておきましょう！【年末のお買い物のテクニック】です。・ボーナ

ベルク、無人決済システムを利用した店舗「BelcGo!」を大妻中野中学校・高等学校に出店株式会社ベルクのプレスリリース（2025年11月7日13時00分）ベルク、無人決済システムを利用した店舗「BelcGo!」を大妻中野中学校・高等学校に出店prtimes.jp埼玉県民の食卓を「ヤオコー」と共に支えるスーパー『ベルク』。レジ袋もプラスチックから材質を変えて“無料“にするなど、なかなかとんがったところもあるローカルスーパーである。そのベルクが中野区の中・高校の中に、無人

講談社のWebメディア「現代ビジネス」に、最新記事がアップされました。今回のテーマは、最近都心で話題の「トライアルGO」です。今年、九州のディスカウントストア「トライアル」が、あの「西友」を3,800億円で買収したのも、この店を関東に展開することが大きな目的の一つとも言えます。メディアでも頻繁に取り上げられていますが、「元スーパー社長」の現地レポートはまたひと味違うと思います。前編【スーパー戦争の新主役？福岡発トライアルGOが東京上陸「値段はまいばすけっと級、味はコ

昨日、たまたま甲府駅前の「ロピア」で買い物をしていたら、知らない番号からの着信あり。👤「いつもお世話になっております。日本テレビ『Newsevery.』です！年末のお買い物について取材させてください」目の前には12月1日(月)、まさに年末商戦が始まったスーパーマーケットの売り場が広がっている。こんなグッドタイミングも滅多にない(笑)・年末年始のお得な買い物方法は？・何が今お買い得ですか？・今から買っておくべき食品はありますか？買い物カートを押しながら、売

今年もスーパー業界について様々語ってきましたが、年末になりましたので、一年を振り返ってみたいと思います。-----------------------------------------------【第5位】人手不足・最低賃金1000円越えで経営を圧迫2025年、小売業にとって避けて通れなかったのが、慢性的な人手不足と賃上げ圧力です。大企業ならともかく、日本中で食を支えるローカルスーパーや個人商店にとっては、「コスト上昇は死活問題」です。食品の値上がりが続きますが、価格に

小売業に特化したWEBメディア「PeopleBusinessOnline」に、クリスマスケーキを取り巻く業界の裏側を寄稿しました。【2025年版】セブンイレブンやローソン、シャトレーゼに負けない！地域密着店のためのクリスマスケーキ「販売戦略」と「儲けのからくり」【2025年版】セブンイレブンやローソン、シャトレーゼに負けない！地域密着店のためのクリスマスケーキ「販売戦略」と「儲けのからくり」|ピープル・ビジネス・オンライン【この記事で分かること】元スーパー社長が、2

前回、町おこしのために大分にそば屋を出したものの、地元の重鎮の反発や、行政の手のひら返しにより、7年もの歴史に終止符を打つ結果となった『そば屋の姐さん』のYouTubeチャンネルで、私が過去同じ目に遭った件を分かりやすく動画にしていただいた。このよくある「田舎に移住した際の新旧住民の軋轢(あつれき)」に補足をしてみたい。誰でも、自分が生まれて育った町に、訳のわからない新参者(あえてこう呼びます)が来ることは、両手をあげて賛成とはいがないものだ。商店街にしても地域の生活で

サミット株式会社×山梨県丹波山村「地方創生に関する包括連携協定」に調印サミット株式会社のプレスリリース（2025年11月7日17時30分）サミット株式会社×山梨県丹波山村「地方創生に関する包括連携協定」に調印prtimes.jp首都圏でスーパー124店を経営する『サミット』が、自社店舗のない山梨県の過疎地で「ネットスーパー」の買い物支援の実証実験を始めたというニュース。山梨県の丹波山(たばやま)村は、97％が山林で人口が492人と関東で一番少ない村。しかし、「住みたい

☝️YouTubeで取り上げていただきました！九州で地方創生に賭け、そば屋を開業した「そば屋の姐さん」、よくある“よそ者“を歓迎しない田舎の圧力から、店を明け渡す状況に追い込まれた…。そんな経験から、同じような「全国の事例」を紹介する彼女のYouTubeチャンネルで、私の事例が紹介されました。もちろん事前の打ち合わせなどはありません。これまで面識のない“姐さん“の解説ですので、「周りにはそう見えているんだ…」と気付くこともありました。そして当時のことを思い出しました。

👤元スーパーの社長の私は、毎年この時期になると、従業員総出で「クリスマスケーキ」の予約獲得のために飛び回ったことを思い出す。最近はケーキ材料(粉や乳製品・イチゴ)や配送コストの高騰で、どんなパンフレットを見ても大きめのケーキが5,000円近くする。一昔前なら3,000円も出せば立派なケーキが手に入り、チキン込みでも5,000円でホームパーティが出来たのに。スーパーにとってクリスマスから年末年始の期間は「お盆商戦」と並ぶ待ちに待った「稼ぎどき」である。お客さんはケーキを買う店

(休日ネタ)なにやら大国の外交官が「ピーパップハイスクール」並みに、ポケットに手を突っ込み、あたかも謝罪しに来た相手にマウントをとっている(かのように見える)シーンが問題になっている。おそらく誰かの指示で「一発かましたれ！その絵を世界中に拡散させて、目にものを見せてやるぜ」と言われたのだろう。どこか所作がぎこちない。しかし、日本を始め“こちら側“のSNSではすでに「大喜利」が始まり、これを元ネタにセンスの良い“リターンエース“をお見舞いしている状況である。☝️最近は話の一

(休日ネタ)私は「アメブロ」の他に「LinkedIn（リンクトイン）」というSNSにも投稿しています。そうは申しましても、それほど毎日書くこともないわけで、大体はネットで見つけたニュースに自分の感想を書いているだけの内容です。それでも(皆さんもそうであるように)、せっかく書いた記事なら、少しでも人の目に触れて欲しいものです。サムネの日本地図は、先日私が上げた「ショッピングモールの日本勢力地図」の記事のものです。☝️【SNSの「インプレッション」を爆上げするには？】というコツや

(プロモーションを含みます)12月12日(金)午後3時〜4時半、「広島商工会議所」でお話をする機会をいただきました。「会員様限定」とのことで恐縮ですが、広島商工会議所加盟の9,246事業所の皆さま、お時間がありましたらぜひお越しくださいませ。【お申込み受付中!!】失敗から学ぶ経営学「こうして店は潰れた」～地域土着スーパー「やまと」の教訓～（12/12、小売店舗経営力向上講習会）│広島商工会議所www.hiroshimacci.or.jp【小林久ホームページ】https://w

セブン―イレブンと福岡・八女市が連携星野村に唯一のコンビニ開店（朝日新聞）-Yahoo!ニュース福岡県八女市星野村に10月30日、唯一のコンビニがオープンした。市とセブン―イレブン・ジャパンが連携した「地域共創型店舗」。市が約1500万円かけて用意した土地を賃貸し、同社が地域住民の声を反映さnews.yahoo.co.jpこういう話は素直にうれしい。都会ばかりでなく地方都市でも溢れるほど乱立するコンビニエンスストア。方や、過疎地ではそのコンビニまで行くのが一苦労・・・。