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ブラック・ブレッド2012年6月23日公開内戦の傷跡が残る1940年代のスペインの貧富の差が如実に現れている村で、親子が転落死する場面に出くわしたことから、少年が親や家族、周囲の闇を目の当たりにしていくミステリー。あらすじまだスペイン内戦の傷跡が痛ましく残るカタルーニャの山の中で、ある日、11歳の少年アンドレウは血まみれになって倒れているディオニスとその息子クレットを見つける。クレットは「ピトルリウア……」という言葉を遺して息絶える。ピトルリウアとは、村に伝わる、洞穴に住む羽をはやした
ビクトル・エリセ監督の「瞳をとじて」を見て直ぐに観に行ったのに、すっかり書くのが遅れていた。時代背景を理解して観た方が良いと聞いていた。1936年に、スペインは左派の人民戦線政府に対し、フランコの率いる右派が反乱を起こし、3年間の内戦状態が続いた。そして39年、フランコ独裁政権が始まった。その1年後のこと。人々の心は内戦で深く傷つき、心の痛みは癒えていなかっただろう。「ミツバチのささやき」1940年、スペインの小さな村に「フランケンシュタイン」の巡回映画がやってくる。6歳の少女アナ(アナ・
アメリカのウクライナへの追加支援追加の予算が共和党の抵抗で、議会で通らない。13日に上院では圧倒的多数で可決されたが(写真)、共和党多数の下院は直後に審議をほったらかしにして、2週間の長期休暇に入ってしまった。NATO主要国のアメリカが、「支援疲れ」でウクライナの苦境を見過ごしているのは、まさにならず者プーチンの望みどおりである。このままではファシストに敗北したスペイン内戦の共和国政府の二の舞そうしたNATOの支援の停滞、いや後退もあり16日、テロ国家ロシアは激戦
出演:ペネロペ・クルス、ミレナ・スミット、イスラエル・エレハルデ、他「オール・アバウト・マイ・マザー」などのペドロ・アルモドバル監督が数々の作品でタッグを組んできたペネロペ・クルスを主演にしたドラマ。写真家のジャニスと、17歳のアナは同じ日に同じ病院で子供を出産した。時が経ち、共にシングルマザーとして生きていたが、ひょんな事からジャニスは娘のDNAを検査したところ、自分の子供ではない事が分かり・・・(C)RemotamenteFilmsAIE&ElDeseoDASL
冬休みだからこそできる事。今までやりたいと思ってたことをやろうと思った。セントロにある映画館でやっている映画を見たいと思っていたのだけど、なかなか見に行く機会がなかったのが、ついに行くことができた。上映時間は夕方5時からの1回だけになっていた。余裕を持って映画館へ行って見ると、凄い行列。水曜日は、3ユーロで見れるからいつもより混んでいる。実際にあったことをもとに作られた映画で、ゴヤ賞をたくさん受賞した。列に並んで上映開始時間前にチケットを買って中へ入れた。だが、上
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こんばんは。今日だけで3つは同時並行で模型作ってました本格的に模型依存症の治療が必要なレベルです(爆)さて、残す最後のSd.kfz.231が完成しました左手は、添えるだけ。ではなく、目玉焼きは最後に残すということで所属部隊不明のマーキングですが、車体前側面に"Condor"との部隊マークがあることから、スペイン内戦にフランコ・ファシスト政権支援を名目に派遣されたコンドル軍団の一翼を成す車両のひとつではないかと勝
ミツバチのささやきが、午前十時の映画祭で上映してたので、鑑賞。たぶん6回目か7回目。ストーリーや展開などはもう暗記しているけれど、観るたびに、新たな発見がある。今回は町山智浩の解説付きで、フランコ政権や、それにまつわる人たちのことなど知ることができた。政治的な表現を間接的にする手段として、この映画は作られた。今回は一人妄想的に鑑賞してみた。母がやたらとフランスに手紙を書くこと、その手紙は届かず戻ってくること。アナは父の本当の子供なのだろうか?列車から降りてきた負傷した男
最近見た映画「パラレル・マザース」で「スペイン内戦」に触れる部分があったので、改めてこの内戦について調べている内に、「スペインの歴史」に興味が湧いて来ました。3冊の本と言うわけで図書館で借りた3冊の本。「スペイン史」は中学生でもわかるレベルの内容でスペイン史の概略をつかむ意味では大変役立ちました。「フランコ現代史の迷路」はスペインのファシズム体制を率いたフランコの一生を描いた著書で、これまでのフランコに対するイメージが変わりました。つまり「ファシスト」と言って
皆さんこんばんは!!私のブログにようこそ(^O^)/先月中洲大洋に「ミツバチのささやき」を見に行って参りました「ミツバチのささやき」を観るの初めてで昔の名作を上映してくれる午前10時の映画祭は大好きです!!監督ビクトル・エリセ1973年製作スペイン出演アナ・トレントイザベル・テリュリアフェルディナンド・ゴメステレサ・ギンペラ映画の背景がスペイン内乱後の40年代なんですが、この映画が作られた年もフランコ政権化の元にあり表現に制約があったみたいです。説明がなく
やはり、スペインといえばガウディ建築で有名なサグラダファミリア教会のあるバルセロナからスタート。勿論、スペイン自慢の長距離列車タルゴです。その後、20世紀前半のスペイン内戦では政府軍と反乱軍が激しい戦いを繰り広げたエブロ川を越えて、首都マドリードへ。かつて、「太陽の沈まない国」と称された、スペイン・ハプスブルク家のフェリペ2世の帝都はどんなものかと楽しみです。
一度記事にした映画を再度取り上げることはほとんどしないのですが、色々と思うこともあって取り上げてみました。こうのすシネマ午前十時の映画祭よりチラシよりスペイン内戦終結後、小さな村に映画の巡回上映がやって来た。6歳の少女アナは、上映された「フランケンシュタイン」にすっかり心奪われてしまう。ある日、荒野で脱走兵らしき男と出会ったアナは、男に衣服と食料を渡すが。製作年:1973年製作:スペイン監督・原案:ビクトル・エリセ脚本:アンヘル・フェルナンデス・サントスビクトル・
第二次世界大戦の前哨戦となり、事実上兵器実験場と化したスペイン内戦。意外と系統立てて説明した記事は少なく、とても興味がわきます。(イタリア・ドイツとソ連の駆け引きや、国際旅団、ゲルニカ爆撃だけ切り離した記事はよく読みます)ドイツ空軍がコンドル軍団として派遣したメッサーシュミットBf109E戦闘機と、ユンカースJu87急降下爆撃機。
おはようございます☀映画「パラレル•マザーズ」を観ました。スペイン映画です。以下ネタバレありです。私はペネロペ・クルスさんのファンなのでずっと観たいと思っていた映画です。ストーリーは産婦人科で同室になったアラフォーのジャニスと17歳のアナの子供が出産後に病院で取り違えられた話とスペインの内戦の際に虐殺された人達の遺族の話という2つが軸になっています。話のテンポが良くどんどんストーリーが進んでいき、引き込まれました。ジャニスとアナは共にシングルマザーです。アナは同級生からリベンジポルノ
今日はオフでした。友人達との会合で東京駅丸の内口でのランチ。待ち合わせ場所は丸の内オアゾのOO広場。ピカソの「ゲルニカ(複製)」の前この絵はスペイン内戦でフランコ将軍派に加担したナチスドイツの空爆により破壊された都市ゲルニカを描いたものですが、この絵を観て感じたのは、スペイン内戦後の第二次世界大戦を描いたといってもおかしくはない程に悲しくて残酷な絵だということです。ピカソって預言者だったのだろうか?たとえこの絵がヒロシマ・ナガサキの原爆投下直後
カルロス・ルイス・サフォンの大長編ミステリー『精霊たちの迷宮』を読了しました。著者のサフォンは、1964年、スペインのバルセロナ生まれで、イエズス会士の学校で教育を受け、広告代理店に勤めた後、1993年に作家としてデビューしました。5作目の『風の影』で多くの賞を受賞し、国際的にも有名になりました。スペインの作家としては、『ドン・キホーテ』のセルバンテスに次いで読まれているといわれます。本作品『精霊たちの迷宮』は2016年に書かれ、『風の影』『天使のゲーム』『天国の囚人』に続く、「忘れら
U=NEXTのポイントで見た「パラレル・マザーズ」。大好きなペドロ・アルモドバル監督作品で、2021年11月公開。パラレルとは、平行とか、同時進行という意味。同じ日に出産した2人の女性のものがたり。ペドロ・アルモドバル監督は、これまでも「母性」「母」というテーマの作品を作っている。「オール・アバウト・マイ・マザー」では、「女優を演じた女優達、すべての演じる女優達、女になった男達、母になりたい人々、そして私の母に捧げる」とメッセージを捧げている。💙
最近頭を抱えたことは?あなたもスタンプをGETしよう今日は哲学の日。哲学と言えば…僕にとってはブルース・リーしかいないわけで…彼は映画俳優と思ってる人もまだまだいるんだと思うけど…彼は偉大な武術家であり偉大な哲学家でもある…。ブルース・リーのこと書いたら…曲の合間に…というスペースでは到底足りないので…いつか書いてみようか…(T_T)今日は久しぶりにフラメンコでも。サビーカス…。フラメンコギターの世界では誰もが知る名前であり…パコ・デ・ルシアも影響を受けたギタ
2年前のブログについて書いています。明るく快活なリズムが展開する第1楽章に対して第2楽章は一転、深く哀切きわまりないメロディーに変わってしまいます。そこにどのような思いが秘められていたのか調べてみました。読んでいただけると嬉しいです。
介護旅行・終活・世界遺産のことはお任せ!小田原のアラベラです。今日は海外旅行あれこれ。スペインのパラドールご紹介の32回目です。◆テルエル(Teruel)スペイン、アラゴン地方の南に位置するテルエル郊外に建つ新しい建物のパラドール。大理石やタイル、尖塔型アーチ、アラベスク模様など、イスラムの雰囲気に仕上げている。様々なスタイルと線が融合したムデハル様式に着想を得た大邸宅の様相を呈している。今日のテルエルのキャッチフレーズは、<ムデハルの町、恋人たちの町>。恋人たち
「エル・スール」(スペイン語:Elsur、英語:TheSouth)「エル・スール」予告編1983年5月19日公開。父を自殺で失った少女が父との想い出を回想し、やがて旅立つまでを描く。1996年のスペイン映画生誕100周年記念での歴代最高スペイン映画で第8位。受賞歴:1983年シカゴ国際映画祭ゴールド・ヒューゴー賞(グランプリ)1983年スペイン映画作家協会賞最優秀監督賞監督・脚本:ビクトル・エリセキャスト:オメロ・アントヌッティ:アグ
「ミツバチのささやき」(スペイン語:espíritudelacolmena、英語:TheSpiritoftheBeehive)「ミツバチのささやき」予告編1973年10月8日公開。スペイン内戦終結直後(1940年代)のスペインの農村部の精神状況を的確に表現した名作。受賞歴:サン・セバスティアン国際映画祭グランプリ。脚本:ビクトル・エリセ、アンヘル・フェルナンデス・サントス監督:ビクトル・エリセキャスト:フェルナンド(父)-フェルナ
原題:Madresparalelas製作年:2021年製作国:スペイン・フランス合作上映時間:123分R15+観たかった作品がようやく2番館へやってきた.久々に柏のキネマ旬報シアターで観たのはスペイン巨匠の作品.本年度累積25本目の鑑賞.―――――――――――――――――――――――スペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督が、「オール・アバウト・マイ・マザー」「ボルベール帰郷」など数々の作品でタッグを組んできたペネロペ・クルスを主演に迎え、同じ日に出産を迎えた2人の
こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊本日も想像力と貴女(きみ)の名はというテーマでキャロルの初恋(2010)(原題:ELVIAJEDECAROL)という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。★想像力と貴女(きみ)の名は、とは?男性名の映画に比べ、女性の名を冠した作品の数はほぼ無限!!ですが、あまりにも多すぎる事が災いして、近年では女性の名のついた作品名を言っても「誰それ?」と言われてしまう事も少なくありませんので
2022年12月の鑑賞リスト。例によって「DVD以外で初見のみカウント」というマイルールを適用。作品の頭には年間の通し番号をつけ、()内は月間累計を表す。さらに、個人評価を★1~5で表し、作品の公式ホームページや予告編にジャンプするURLをつけた。168(05)『パラレル・マザーズ』★★★★赤ちゃんを取り違えられたシングルマザーたちの話と、スペイン内戦の歴史という2本の軸が絡み合う展開は、内戦のことを何も知らないアナにジャニスが伝えるという形で同じくほとんど無知だったぼくも少しは学ぶことが
今週後半の日本での話題は、ひたすらスペイン🇪🇸戦勝利のことでした。金曜日の東京タワーもブルーライトアップでその偉業を讃えていました。偶々ですが、その前日に「パラレル・マザーズ」を新宿で見てきました。フランス/スペインの合作で、監督はペドロ・アルモドバル🇪🇸30代のフォトグラファー(主人公)と10代でレイプにより妊娠した少女という2人のシングルマザーが、同じ病院で同じ日に出産し、主人公が自分の赤ちゃんは本当に自分の子供なのかと疑い始めてDNA鑑定をすると、、、というところからは、邦画「
先日夕方から渋谷で用事があったので『パラレル・マザーズ』を見てきました。映画『パラレル・マザーズ』公式サイト11月3日(木・祝)公開監督・脚本ペドロ・アルモドバル、出演ペネロペ・クルス、ミレナ・スミットpm-movie.jpあまり期待していなかったのですが、なんと嬉しい誤算でした!何より意外だったのが、〈産院での赤ちゃん取り違え〉というドラマと並行して、スペイン内戦という歴史の発掘作業が描かれていたこと。それもかなりの比重をもって。そもそも冒頭から「歴史記憶法」と
パラレル・マザーズシネ・リーブル梅田シネマ4平日朝9時の上映回約2割弱の客入り私の感想→★★☆☆☆(スペインの歴史を知りたくなる)スペイン映画って珍しいですよね。赤ちゃん取り違えの話なのですが、スペイン内戦とその頃の無くなった方の遺骨発掘も話に盛り込み、ごちゃごちゃした作品でした。スペイン語なので余計に賑やかに感じたのかも。赤ちゃん取り違えと言えば福山さんの映画「そして父になる」を思い出しますね。もう10年近く前の作品になります。これぐらいシーリアスだと現実
11月4日(金)、『パラレル・マザーズ』を、見ました。監督・脚本は、ペドロ・アルモドバル(1949~)。『監督の名前で映画館に行く』、そのひとりが、ペドロ・アルモドバル。『バチ当たり修道院の最期』(1983)とか、『神経衰弱ぎりぎりの女たち』(1988)の頃から、『語り口』が、落ち着き、うまくなっていき。『オール・アバウト・マイ・マザー』(1998)。そして、前作『ペイン・アンド・グローリー』(2019)まで。チラシの、内容紹介に、「自らの人生を投影した前作『ペイン・アンド・グロー
作品についてhttps://www.allcinema.net/cinema/384153↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。・監督・脚本:ペドロ・アルモドバル☆・ジャニス:ペネロペ・クルス写真家未婚の母(娘セシリア)・アルトゥロ:法人類学者ジャニスの彼・アナ:10代のシングルマザー(娘アニタ)いつも、壮絶で正解のわからない人生を見せてくれる監督に期待☆今作も、“母”の物語☆産院での子供の取り違えが描かれますがその葛藤に