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(前回からのつづき☟)そこからさらに成長もしくは加齢などにより、L4からL5にかかる前弯の負荷が増してくると、体勢的に股関節を伸展しつつ前方にスウェイさせることで、前弯のピークを腰椎よりもっと下方に逃がそうとする、そんな姿勢戦略がよく採られる。腰椎のしなりだけで上半身の重さを支えられなくなったのを、股関節まで前方にしならせて埋め合わせる戦略、と言い換えてもいい。こうすると前弯のピークが腰椎より下方にズレ出すのに合わせて、後弯のピークが通常のTH6より上方の頸胸椎移行
※この連載記事は、執筆者が新宿店と西新宿店の両店に配属となっているため、テーマを跨いで掲載いたします。(前回からのつづき☟)とはいうものの、〝横隔膜を使わないラジオ体操の深呼吸〟だけをもってして立位成立と言うには、もちろんいささか問題がある。顎が上がって目線が上を向いているようでは何をするにも不自由だろうし、腰は反り過ぎるし、何よりこの姿勢を強めていくといずれ胸椎から後弯が消失してしまう、これがよろしくない。なぜならこの胸椎の後弯が消えた状態のまま、強引に顎を
(前回からの続き)【ステージ2】の猫背の「股関節に寄りかかるように下っ腹を前に出す」という姿勢的特徴は、骨格の操作という観点から言い直すと「股関節を伸展しつつ骨盤を前方スウェイする」という表現になります。つまり、猫背がひどくなって後ろ寄りの荷重バランスが昂進し、腰椎のしなりだけでバランスを前方に引き戻すのが厳しくなってくると、腰椎よりさらに下位の股関節まで前方にしならせて骨盤を前に出し、それで前後の加重バランスを取ろうとするのですね。加えて前に出る骨盤=下腹は、後方に