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大妻コタカ先生の生家にあった懐かしすぎるアンティークなミシン裏庭にあるモクレンの紫色の花が、「それでは、また・・・」といった風情ではじけ出した。青い梅の実は、日を追うごとに大きくなっていく。ふと杉の木に目をやれば、根元の周りに可愛い白い「すずらん」の花が、所狭しと陣取っていた。空は青いし、木々の緑が青さを増すこの時節は、空気も肌に心地良いが、市場と暮らしのまわりは、昨年の同時期と同じくコロナウィルスの感染拡大の脅威にさらされている。花や草木は太陽と水と土によって成長し、何事も
商いの大先輩から頂いた、黄色の蝋梅(ろうばい)と紅梅の花が、居間で芳香を放っている。庭の老梅を窓越しに見ると、春の陽光に抱かれた蕾が弾け、白い花びらをのぞかせていた。カラフルな花が一斉に咲き出す、心がときめく時節がやって来た。3月は桃の節供に始まって、中旬~下旬にかけて「ハレの日」が続く。いつもの春なら、心が躍る「門出」の時節だが、連日のように飛びこんでくるニュースと情報は、コロナ禍も含めてマイナーな出来事や、信じがたい案件・事件が少なくなく、人々の心がトーンダウンしそうだ。
ボタン雪が降る中、か弱い陽射しが庭を照らしていた初春の日、可愛い雀が、地面をくちばしでチョンチョンと突っついていた。すると、空から灰色がかった青と茶色の小鳥が斜めに飛んできて、灯籠のてっぺんにとまった。さらには小鳩までが集まってきた。早春の寒い日の、心がほっこりした珍事だった。かたや、玄関のスロープの縁に吊していた青いペチュニアは、年を越してヒョロヒョロしながら長ーく楽しませてくれた(初夏から中秋までの植物だというのに…)。新年を寿ぐ間もなく、先月の8日に、まず東京・埼玉・千葉
Jevoussouhaiteunebonneannée!1月の旬の色は「想紅(おもいくれない)」(まっ白な雪の中に、ぽっかりと浮かんだ、真っ赤な椿の風情)で、睦月は、1年の期待と夢を託せる旅の始まり月…。各地の商空間では、年神様とお客さまをお迎えする玄関に、どのような「祝い花」を設えただろうか?我が家では、備前焼の大きな円形の器に、赤い椿と白い椿を生けこみ、一本松をバランス良く配してみた。コロナ禍での明るい出口が見えないままに、梅春商戦がスタートしたが、丑年にあやかって
久しぶりの倉敷川(倉敷市の美観地区を流れている)は、雨が上がった直後だった。人影がまばらで、船頭さんたちがマスクをして岸辺に座っていた。人力車の車夫は、吹き出す汗を拭いながら、ひたすら客待ちをしていた(黒いマスクを着けて)。この時節(梅雨前線が北上中の頃)に、観光客がこんなにもいないとは?・・・コロナ禍の影響で、春先から訪日客が途絶えたことが、大きな痛手となっているようだ。店頭に「マスクあります」と表示されているお店は、確か甘味喫茶か、フルーツジュースのカウンターが並んでいたは
昨夏に、高原にある薔薇園のグリーンサムのご家族からいただいた、四つ葉のクローバーが、七ツ葉のクローバーになって育っている!草花の専門家ではないから、ただ「不思議、不思議!」と喜んでいる。出口が見えないコロナ禍の今夏、その鉢に水をやる度に、自然界の神さまが「医療従事者と世界中の人々を励ましてくれているのかも」とポジティブに祈るこの頃・・・。疲れたときにはベランダに出て、先のグリーンサムが愛情をこめて育てた黄色い薔薇と赤い薔薇の鉢植えを眺める。・・・すると、なぜか、心と脳が癒やされる。
どこまでも青い空、まばゆい光が降り注ぎ、風が緑の香りを運んでくる時節がやってきた。誕生花は「鈴蘭」と「牡丹」…。来月(6月)は「薔薇」と「紫陽花」が、旬の一番人気!ヨーロッパでは「マイブルーメ(MaiBlume五月の花)」と語りつがれてきた鈴蘭が咲く姿を、まるで「幸を誘っているようだ」と賞賛したのは、かのクリスチャン・ディオール・ムッシュ!新緑と色とりどりの花が咲き誇る今どきは、空気のきれいな野外でパーティを開いたり、ネイチャリングやバードウォッチングに出かけて、森林浴も楽しみた
早春とは名ばかりの、寒い寒い如月(恋待蕾="こいまちつぼみ"の風情)の今頃・・・。窓ごしに寒椿を目で追いながら、アフタヌーンティーで、喉と心を潤した。・・・温かいダージリンの傍らには、ジンジャークッキーとスコーンで幸せタイムになった。さて今現在は、各地でバレンタインキャンペーンがエスカレート中。チョコレートには、ウーロン茶や紅茶が合うから、それらとセットになったパッケージがあるといい。年初に、遙かに遠い、いにしえ(中世南北朝時代から室町・戦国時代にかけて)に、水先案内人として大
「令和」元年の記念すべき五月。皐月という呼び名が、新緑の季節のまばゆい光と相まって、風がいつも以上にかぐわしい。庭に目をやると、二前年に頂いた紫陽花(名称・ごきげんよう)が、低い位置で葉っぱをつけてきた。澄んだ空を見上げると、小さめの青梅が点在し、色鮮やかな「やまぶき」の花々が勢いを増していた。大好きな「スズラン」は、珍しい雑草に陣地を占有されていた。そんなある日、潮騒が恋しくなって、田尻町(人口約2720/1130世帯)へ車を飛ばした。そちらは福山市の南部で、瀬戸
花舞小枝(はなまいこえだ・古来からの4月の風情)のある晩、華やかなファッションショーの夢をみた。高いヒールでベルベットの上着をまとった、スーパーモデルの「ナオミ・キャンベル」が、ショーのランナウェイでキャットウォークをしていた最中に、躓いて転んだシーンだった。エレガンスとは、真逆のユーモアのある春の目覚めだったが、春先に観たイギリス映画『ヴィヴィアン・ウェストウッド~最強のエレガンス』の終盤のハプニングだった。またプライム・ビデオで、20年ほど前に大ヒットしたドラマ『セックス・ア
春の訪れを感じた朝、「菜の花」のお浸しとお粥で朝食をすませた。苦味の効いた味みそ(蕗の薹を刻んで和えた)が、風邪でダウンした翌日には食欲をもたらした。草木は一斉に芽をふいて、花々の放つかすかな香りが、心身のサプリメントになる今頃…。この時節のフレグランスなら、フローラル系が似合いそうだ。年度替わりを控えている「ハレの日」が多い今どきは、ユーザーと商人も活気づこう。今春も、「出会いと別れ」のドラマが各地で繰り広げられる。桃の節供(雛祭り)や「ホワイトデー」の春ギフト・「お
あたりを見渡すと、黄みを帯びた秋色のカラーパレットのような景色が広がっていた。我が家から高速道路を約40分ほど北へと走ると、秋風が肌に心地良い世羅高原(広島県世羅郡)へと繋がっている。紅葉から柿の実、収穫を終わったばかりの稲の田んぼを、車の窓越しに眺めながら向かった先は、高原にある「世羅のとうふ家」…。どうしても、もう一度そちらの美味しいお豆腐を食したかった。10日ほど前に、高原のてっぺんにある広大な菜園へと仕事に出向いた。その帰り道、仕事仲間とそちらで「お豆腐料理」を味わった
「ストアーズレポート」2018年9月号、連載第159回「商いの実学・遊学・雑学」は、「ノイズなしの秋色の旋律と閃く贈り物」!うなじをなぞる一陣の風が秋のはじまりをつげる長月、9月…いにしえに、「恋路十六夜(こいじいざよい)」と呼ばれた旬の色に包まれて、フジ子・ヘミングのピアノ曲に聴き入る…すると、映画『フジコ・ヘミングの時間』の映像が重なる。彼女の慈愛に充ちた生き方、考え方は、商いの館を守る現場スタッフや、経営者の方々のサービス精神に通じるのではないか…。さて、「ノイズなしの秋色
「ストアーズレポート」2018年7月号、連載第157回「商いの実学・遊学・雑学」は、「時と人と歴史が巡り合う集客術」!いにしえ、この時節の旬の色を「咲初小藤(さきそめこふじ)」と呼んだ文月、7月…。小さな日本列島とはいえ、国内には、未知の観光地や名所が沢山あり、三たびの「ディスカバー・ジャパン」という選択肢も、今後の事業展開の目玉の一つ…。あらためて日本発見!…時と人と歴史が巡り合う集客策とは?◇販促向上のヒントソース(文月~愛逢月・穂含月)「愛逢月」と「穂含月」にあ
発売中の『ストアーズレポート』2018年臨時増刊号に、児玉千恵子が、全14ページ<接遇力・販売力マネジメント>「今を生きるFAたちへのアドバイス」(スキルアップテスト7編付)を書き下ろした。◇未来へ続く商人道とおもてなし昭和は遠くなり、平成もわずかで…近未来は、すぐ、そこに…。その昔から聞き慣れていた「もてなし」という言の葉・事の葉(用語)が、第32回オリンピック開催に向けてのプレゼンで、滝川クリステルさん流の「お・も・て・な・し」発信により、日本語の「おもてなし」が瞬時に世界中に広
「ストアーズレポート」2018年1月号、連載第152回「商いの実学・遊学・雑学」は、「五穀豊穣を祈り桜梅桃李の訪れを待つ初春」!明けて2018年、いやさかにめでたき初春…戊戌(つちのえいぬ)の年にふさわしい商いのモットーは?新しい年に「五穀豊穣を祈り」、冬を越した「桜梅桃李(おうばいとうり)」が、それぞれの美しい花を咲かせるように、販促や集客のアイデアを育てていきたいもの…。◇販促向上のヒントソース(睦月~開春・早緑月)今年、注目すべきは、各地で行われる魅力ある商品の提案や催