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Amazonのプライムビデオで昨日9月27日から配信が始まった…「キラーヒート殺意の交差」をさっそく鑑賞。たぶんアマプラ独占配信のオリジナル映画だと思われる。ギリシャのある島で、資産家の御曹司が不審死…被害者の双子の兄の妻からの依頼で、ジョセフ・ゴードン=レヴィット演じるアメリカ人探偵が調査を始める…という、ハードボイルドタッチのノワールもの。原作は日本でも人気のある作家ジョー・ネスボの小説らしいが、この作品(TheJealousyMan)は未翻訳なのかな?ネスボの作品だと、オイラは「
ジョー・ネスボ刑事ハリー・ホーレ・シリーズ書評にそそのかされてノルウェーのミステリ、ジョー・ネスボによる「刑事ハリー・ホーレ・シリーズ」初巻『ザ・バット:神話の殺人(1997)集英社文庫』を読んだ。本書は北欧5カ国のもっとも優れたミステリに送られる「ガラスの鍵」賞を受賞。シリーズそのものにも多くの賛辞が寄せられている。その初編『ザ・バット(蝙蝠)』では、オスロ警察の異端刑事ハリーはオーストリアに派遣されノルウェー女性のレイプ殺人にかかわる。ハリーの相棒は、なにかと印象深い先住民出身
この本は児童書なのだが、著者がなんと「その雪と血を」や「真夜中の太陽」でノワールな殺し屋の世界を描いたジョー・ネスボなのだ。見つけたときはびっくりしたよ。ネスボが児童文学も書いてたなんて!子どもはみんな大好きオナラがネタの楽しい作品。きっと笑いながら読めるにちがいない。挿絵イラストもかわいくて良い。主人公は小学生の男の子、ニリー。赤毛でとても背が小さくて、トランペットが上手くて口が達者なめげない子である。ニリーは引っ越してきて、近所の女の子リサと友達になるが、近所にはいじめっ子の双子も
極北の地にオスロから「ウルフ」と名乗る男がやってくる。狩りを通じて現地の人々と交流を深めるが、彼には秘めた過去がーー。「その雪と血を」の続編かと思って読んでみたが、続編というよりも、同じ世界での別の物語だった。共通して出てくるのは闇組織のボスである〈漁師〉のみ。「その雪と血を」のオーラヴは情にほだされやすいながらも一端の殺し屋だったが、この物語の主人公ウルフは、殺しをさせられてるけどその実態は全く殺し屋とは言えない。麻薬の売人ではあるけど、中身はただの小心…というか弱気な普通
若き殺し屋・オーラヴは、数年間、麻薬業界のボスに命じられた殺人を引き受けてきた。今回の仕事はなんとボスの妻コリナを殺すこと。いつものように実行するつもりだったが、彼女を見た瞬間、彼は恋に落ちてしまったのだーー。北欧小説はこれが初読みなのだが、なんとなくクールでハードボイルドなのかなというイメージを持っていた。寒い地域だから…(※完全な思い込みです)しかしこの作品は、そんなイメージからは少し違った印象を受けた。ノワールな犯罪小説であるのは間違いないのだけど、例えばこれが日本のヤクザ映画だ
ネット懸賞で当たって利用しているU-NEXTの“90日間見放題”も…期限があと1か月を過ぎてる(期限は2月5日の午前2時35分)。登録直後は、3か月もあるしと思って、そんなに率先して使ってはいなかったんだけど(前にも無料お試しを何度か利用してるので、見たいものはけっこう見ちゃってる)…終わりが近づいてくると、急に勿体ない、使わなきゃって気分になる。だから年末あたりから、見逃していた旧作映画なんかを探してちょこちょこと利用はしている。で、久しぶりに年間費を払ってるアマプラも覗いてたら、けっこう
その雪と血を(ハヤカワ・ミステリ文庫)[ジョー・ネスボ]価格:880円(税込、送料無料)(2023/1/17時点)ブックオフの古本110円で入手…2018年11月発行、ジョー・ネスボの「その雪と血を」を読了。2016年にハヤカワのポケミス版(新書版)で発刊された作品を文庫化したもの。ジョー・ネスボの名前は、別の出版社から出てるシリーズものが、“このミス”によくランクインしているので、認識はしていたんだけど、読むのは初めて。本作は非シリーズものらしく、巻末解説まで含めて文庫で207ペ
著者は、なんと、あのジョー・ネスボである。ハリー・ホーレ・シリーズで我々に悲鳴をあげさせ、『その雪と血を』『真夜中の太陽』で我々の涙を絞った、あのジョー・ネスボが、今度は、世界中の子供にワクワクを提供する。『プロクター博士のおならパウダー』で!プロクター博士のおならパウダー(ハヤカワ・ジュニア・SF)Amazon(アマゾン)1,240〜4,466円ノルウェーの首都オスロ、キャノン通りの黄色い家に、10歳のニリーは引っ越してきた。明るい赤毛の小さな男の子だ。早速できた
真夜中の太陽(ハヤカワ・ミステリ)1,870円Amazon・メモひょんなことから麻薬業者の大物「漁師」の子分となった自称「ウルフ」、ほんの出来心から「漁師」を騙したため、追われる身となってしまう。アパートに現れたヨンニからは辛うじて逃れたが、逃亡の地、ノルウェーのフィンマルク台地で若い女性レアと彼女の息子クヌートと知り合い親しくなっていくが、「漁師」の追求の手が伸びてきて、ヨンニらが乗り込んでくる。さてどうなるか?決して明るい話ではなく緊迫感あふれる展開が持ち味の小説だが
その雪と血を(ハヤカワ・ミステリ文庫)864円Amazon・メモしがない殺し屋のオーラヴは、依頼人のダニエルから妻殺しの仕事を請け負う。妻のコリナを見張っているうちにコリナに惚れたオーラヴは、コリナではなく浮気の相手を射殺する。しかしその男はダニエルの息子だった。ここから話は急展開しオーラヴはダニエルの商売敵である漁師と組んでダニエルを狙うことになる。ダニエルは無事殺すことができたが、漁師の部下のデンマーク人に撃たれオーラヴは瀕死の重傷を負う。コリナの待つ部屋に戻るオー
どうしようかと思った。主人公がヘタレなのだ。ところが彼は、独特のユーモア――自分をちゃんと解っていて、客観的に自分を笑えるという特質をもっていたのである。考えてみれば、ジョー・ネスボはこういうめんどくさい男を描くのがうまい。例えば無鉄砲、社会性の欠如、ヘタレなどの性質に、独自のセンスで自分を笑えるという才能を掛け合わせて、めんどくさいが、なんとも魅力的な男性をつくりだすのだ。想像するに、きっとジョー・ネスボ自身がそうなのだろう。写真を見ればそんな顔をしている。
真夜中の太陽(ハヤカワ・ミステリ)1,836円Amazon少数民族サーミ人の住む、夏でも太陽が沈まぬノルウェー北部の街へと、ウルフと名乗る男は大金と銃をもち、オスロのマフィアから逃れてくる。そこでウルフはサーミ人の母息子と次第に心を通わせ始めるのだが、追手の気配を感じると・・・。ある勘違いから〈漁師〉のもとで始末屋となった主人公。しかし、債権不良者を始末する殺し屋となりきれない事から大金をもってオスロから逃げ出します。そして逃亡先のノルウェーの北部の田
その雪と血を(ハヤカワ・ミステリ)(ハヤカワ・ミステリ1912)Amazonジョー・ネスボ、鈴木恵翻訳『その雪と血を』を読んだ。舞台は1970年代のノルウェー・オスロ。殺し屋オーラヴと二人の女の物語。軽妙な語り口。主人公オーラヴは殺し屋でありながらも好感の持てる人物なので、読んでいて不快にならないばかりか、いつのまにやら彼の虜になる。オーラヴの不器用な愛と、真っ白な雪にボタボタと赤い血が滴り落ちる描写が印象的な作品。血なまぐさい描写とロマンチシズムの融
悪魔の星上(集英社文庫)ジョーネスボJoNesbo集英社2017-02-17売り上げランキング:225760Amazonで詳しく見るbyG-Tools悪魔の星下(集英社文庫)ジョーネスボJoNesbo集英社2017-02-17売り上げランキング:225490Amazonで詳しく見るbyG-Tools一人暮らしの女性が銃で撃ち殺され、死体は左手の人差し指が切断されていた上に、遺体から珍しいダイヤモンドが見つかる。ハリー・ホーレ警部は、3
その雪と血を(ハヤカワ・ミステリ)(ハヤカワ・ミステリ1912)ジョー・ネスボ鈴木恵早川書房2016-10-06売り上げランキング:95293Amazonで詳しく見るbyG-Tools麻薬業者のボスの元で殺し屋として働くオーラヴ・ヨハンセンは、不貞を働いているらしいボスの妻を始末するよう、ボスから依頼を受ける。果たしてそのボスの妻コリナを始末しようとするオーラブだったが・・・。始末屋のオーラヴが自身が仕える麻薬業者のボスの依頼で、そのボスの妻コリナを殺す事に。し
ジョー・ネスボは実にハートフルな作家である。ところで、数日前に初めて知ったのだが、「ハートフル」とは和製カタカナ語なのだそうだ。「お世話になったあの方へ、ハートフルな贈り物」「心のこもった」「思いやりに満ちた」というような場合、「ハートフェルトheartfelt」「ハートウォーミング(heartwarming)心温まる」というほうがふさわしいらしい。では「ハートフル」とはどういう意味になるのか。hurtful苦痛を与える痛ましい閑話休題。ジョー・