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ブログ再開は、「展覧会の絵」3連発といきましょう。まずは、セル指揮クリーヴランド管弦楽団盤です。まぁ、これは、ほぼ予想通りで、ソニー(旧CBS)に録音した中の、ちょうど真ん中あたりの’63年録音で、セルの愛器となったオーケストラによる、完璧なアンサンブルと、即物的な解釈で、グロテスクなところは、まさにグロテスクなんですが、他は、案外、あっさりとした印象。ソニーが、なにかにつけて、最新リマスターを、施しているので、録音年代からすると驚異的な高音質です。こういうスタイルが好きな人は、たま
みなさんこんにちは😃本日6月7日はジョージ・セルの誕生日です。今年で生誕125年となります。そんな本日は明日6月8日が誕生日であるロベルト・シューマンの交響曲全集をみていきます。こちらは「マンフレッド」序曲とメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」、「フィンガルの洞窟」、「真夏の夜の夢」が収録されたSACDハイブリッド仕様の高音質盤となっています。タワーレコードとソニー・クラシカルのコラボによる「究極のSA-CDハイブリッドコレクション第7回」から取り上げています。「ジョージ・セル指揮/ク
ドヴォルザークのなくなった日5月1日ドヴォルザーク1841年9月8日~1904年5月1日アントニン・ドヴォルザークアントニン・レオポルト・ドヴォルザーク(チェコ語:AntonínLeopoldDvořák、1841年9月8日-1904年5月1日)は後期ロマン派に位置するチェコの作曲家。チェコ国民楽派を代表する作曲家である。チェコ語の発音により近い「ドヴォルジャーク」「ドヴォジャーク」という表記も用いられている(表記についてはドヴォジャークを参照)。ブラー
「ブラームスの英雄交響曲」とも称される、ブラームスの交響曲第3番。出だしや終楽章の力強い音楽もさることながら、一方で、緊張感に支配された交響曲第1番と比較すると、随分としなやかな楽想も増え、既に大家となったこの作曲家の心の余裕が反映されているような気がします。穏やかな第2楽章の後にもう一曲、今度は泣きの旋律が支配する緩徐楽章を持ってくる演出も心憎く、聴けば聴くほど味が出てくる曲だと個人的には思っています。どっしりと構えた演奏もありますが、個人的には、「英雄交響曲」のイメージにふさわしいグイ
ラヴェルが生まれた日3月7日ラヴェル1875年3月7日~1937年12月28日モーリス・ラヴェルジョゼフ・モーリス(モリス)・ラヴェル(JosephMauriceRavelフランス語:[ʒɔzɛfmɔʁisʁavɛl]発音例,1875年3月7日-1937年12月28日)は、フランスの作曲家。バスク系フランス人であり、『スペイン狂詩曲』やバレエ音楽『ダフニスとクロエ』『ボレロ』の作曲、『展覧会の絵』のオーケストレーションで知られる。オーケスト
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは12月10日にエソテリックから発売されたジョージ・セルによるベートーヴェンの劇音楽「エグモント」と交響曲第5番をみていきます。それぞれ「エグモント」はウィーン・フィルと、第5番はコンセルトヘボウ管が録音しています。第5番に関しては以前当ブログでも2004年に発売されたSACDハイブリッド盤を取り上げていますが、今回は待望のエソテリックSACDシリーズからの発売。それぞれの比較も交えながらみていきたいと思います。「ピラール・ローレンガー(ソプラノ)、ジ
こんにちは、よしおです。今日は、アメリカ出身の名チェリスト、リン・ハレルの誕生日です。1944年1月30日、ニューヨーク生まれ。父は著名なバリトン歌手マック・ハレルで、母もヴァイオリニストでしたが、リン・ハレルが10代の時に他界。家や土地は売られてしまい、リンは、楽器とスーツケースを持って、親戚や友人宅を転々としていたそうです。しかし、指揮者ジョージ・セルに認められクリーヴランド管弦楽団のチェロ奏者になり、21歳で首席奏者に抜擢されました。実は、セルは父のマックを敬愛し
北ドイツ放送交響楽団のブラームスを揃えようかな、と思ったのですが、交響曲第3番についてはモノラルの音源が見つからず。なのでYoutubeから最近のを。第4番については、ジョージセルが振ったものがなんとかありました。1959年のライブなので、音はよいのですが、元々はモノラルです。とても良い演奏です。このブラームス、カラヤンに似ている。カラヤンもセルの事は慕っていたようですし、影響をうけているのかも。まあくんのmyPickAmazon(アマゾン)SO
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのはジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団が1965年にアムステルダム・コンセルトヘボウにてライヴ録音されたステレオ・ライヴをみていきます。曲目はワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第一幕への前奏曲、シューベルトの交響曲第9番「ザ・グレイト」です。今回「ATS」からUHQCDの高音質盤となって復刻されました。聴き始めた瞬間のセルとクリーヴランド管が繰り広げるその世界観には驚かされましたが、これは非常に素晴らしい復刻だと聴き終えた今も感
今日はジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団とレオン・フライシャーのピアノによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を聴きました。セルとクリーヴランド管弦楽団のベートーヴェンピアノ協奏曲、と言うと後に録音されたギレリスとの演奏が有名だと思います。私もギレリスとの演奏はとはおり聴いたりするのですが、このレオン・フライシャーとの全集は音源は持っていても暫く聴いていませんでしたしあまりはっきりとした記憶が残っていませんでした。フライシャーというピアニストの事もあまり知識が無く、この
こんにちは、よしおです。カザルス&セルドヴォルザークチェロ協奏曲|クラシック名盤感動サロンこんにちは、ともやんです。パブロ・カザルス(1876-1973)は、スペイン出身の偉大なチェリストで指揮者です。また平和運動家として、音楽を通して世界平和を訴え続けました。僕の信頼する評論家吉井亜彦は、音楽誌に次のように記しています。多くのwp.me
ジョージ・セル指揮ニューヨークフィルの『さまよえるオランダ人』序曲です。1954年の録音で、音はとても安定しています。そこそこ音の素性が良いので、低音と高音で遊んでいます。結果ワイドレンジに変身。セルはこの後1962年にも同曲を録音していますが、ステレオってところ以外は全然負けてないです。(個人の感想です)まあくんのmyPickAmazon(アマゾン)SONY密閉型スタジオモニターヘッドホンMDR-CD900ST14,800〜23,333円普段の作業
ドラゴンボールじゃないです。(くだらない。。。)ジョージ・セルの音源を初めてご紹介します。ジョージ・セルが1951年にコンセルトヘボウを指揮した、ドヴォルザークの交響曲8番です。セルはこのあと、クリーブランド管弦楽団と2回同曲を録音しますが、モノラルなのは今回の録音のみ。モノラルとは言え、音質はなかなか良いですよ。疑似ステレオにしても不自然さを感じないかもです。後のクリーブランドと比べると、音が柔らかい分こちらの方が聞きやすいもしれません。クリーブランドの方は、
朝、ぼんやりと寝転がっていると妻がにこにこ笑いながら近づいてきます。「今日って、敬老の日なんだよね。」「?・・・あっ、そうなんだ。」「敬老の老って、65歳以上を指すんでしょ。」・・・。くそ。そう来たか!・・・(笑)「敬えよ。」・・・(笑)まあ、どうでもいい話です(笑)何か音楽を聴きたいな、とYouTubeをあれこれと見ているうちに一つの動画を見つけました。シューベルト交響曲第9番「ザ・グレイト」ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団1970年4月27&
自分が大学生のころのお話しです。―――クラシック音楽が好きな友人もいて、たまには彼らと学校に近い喫茶店などに行きました。そんなある日、雑談しているうちに若死にした作曲家の話になりました・・・。モーツアルトを別格とすると、もっと長生きして欲しかった作曲家は誰か(?)。―――シューベルト(31歳)、ビゼー(36歳)、ショパン(39歳)などの名前があがってきました。自分はまだ誰も口に出していないこともあってか、メンデルスゾーン(38歳)と答えました。―――このとき周り
こんにちは、よしおです。ジョージ・セルベートーヴェン交響曲全集SACDハイブリッド盤|クラシック名盤感動サロンこんにちは、ともやんです。ジョージ・セルは、僕が、クラシック音楽に興味を持ち出した中学生の頃(1970年~72年)、カラヤン、ベーム、バーンスタインほどではなかったけど程よくレコードが出ていた指揮者でした。1970年、大阪万博の年に最初で最wp.me
みなさんこんにちは😃本日取り上げていくのはベートーヴェンのピアノ協奏曲全集です。当ブログでも取り上げるのは大分久しぶりに感じますが、演奏はジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団、エミール・ギレリスによるピアノという多くのクラシックファンに愛される人気の盤です。旧EMIに1968年4月から5月に録音されたもので、2015年にタワーレコード限定の「DefinitionSACDSeries」からの復刻となります。「エミール・ギレリス(ピアノ)、ジョージ・セル指揮/クリーヴランド管弦楽団」ベー
みなさんこんにちは😃本日7月30日はジョージ・セルの命日です。今年で没後51年となります。手兵であるクリーヴランド管弦楽団やロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団など多くのオーケストラと共演し残してきた名盤の数々は多くのクラシックマニアに愛されています。そんな本日は1954,1955年にアメリカの「Book-of-the-MonthClub」のために録音されたCDをみていきます。モノラルで録音されたのはバッハの管弦楽組曲第3番、スメタナの連作交響詩「我が祖国」からモルダウ、リヒャルト・シュトラウ
こんにちは、よしおです。ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団録音1955年~64年格調の高い絶品の全集です。極めて古典的で明晰アプローチながら、鋭くなりすぎたり、冷たくなり過ぎないのは、セルの芸術が、19世紀の伝統に根ざしている証拠と思われます。ジョージ・セルベートーヴェン交響曲全集スタンダードの名盤|クラシック名盤感動サロンこんにちは、ともやんです。吉田秀和著『世界の指揮者』ちくま文庫は、名著
久し振りにシューベルトの交響曲第7(8)番「未完成」を聴きました。演奏はジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団、1960年3月録音の音源です。この演奏は私が初めて買ったレコードのB面に入っていた曲で、ですからベートーヴェンの「運命」とともに今まで一番聴いた曲で、一番良く聴いた演奏、だろうと思います。『最初に買ったレコードジョージ・セル指揮運命/未完成私にとって音楽の「メートル原器」』クラシック音楽を聴くようになったきっかけをぼんやりと考えていました。私が初めて自分の
ドヴォルザークの序曲「謝肉祭」は、爆発的な喜びを感じさせる冒頭とラストや、中間部の甘い旋律が印象的ですが、一方で寂しさや焦りといったどこか暗さを感じさせる部分もあり、一曲の中で喜怒哀楽が詰まった内容の濃い曲だと個人的には思っています。親しみやすい旋律であり、交響曲の余白に収まる長さでもあるため、録音は相当数ありますが、本腰を入れて取り組んでいないと感じられる演奏も多く、残念ながらなかなか良いと思う演奏に出会えません。私がよく聴く演奏は、ジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団との録音と
みなさんこんにちは😃本日6月24日は20世紀を代表するチェリストピエール・フルニエの誕生日です。今年で生誕115年となります。そんな本日はチェロ協奏曲の代表的な2曲をフルニエの独奏による演奏でみていきたいと思います。曲としてはドヴォルザーク、エルガーのチェロ協奏曲です。ドヴォルザークをジョージ・セルとベルリン・フィルが、エルガーをアルフレッド・ウォーレンスタインとベルリン・フィルがそれぞれ演奏しています。また、ドヴォルザークのチェロ協奏曲に関しては以前当ブログでエソテリック盤を取り上げています
先日の川瀬賢太郎さん指揮、札幌交響楽団の第638回定期演奏会の時、『札響第638回定期演奏会若い指揮者と若いピアニスト。初めて聴くマーラー4番のメゾソプラノソロ』今日は札幌交響楽団のコンサートを聴きに行ってきました。札幌交響楽団第638回定期演奏会シューマン:ピアノ協奏曲マーラー:交響曲第4番指揮/川瀬賢太…ameblo.jp次は、9月の第640回定期演奏会を聴きたいな、たしかバーメルト指揮の「ドイツ・レクイエム」だったはず、9月ならバーメルトも来日できるだろ
みなさんこんにちは😃本日6月7日は20世紀を代表する指揮者であるジョージ・セルの誕生日です。今年で生誕124年となります。そんな本日はセルがコンセルトヘボウ管と録音したベートーヴェンの交響曲第5番とシベリウスの交響曲第2番を取り上げていきます。セルはクリーヴランド管弦楽団とベートーヴェン交響曲全集を完成させていますが、シベリウスの交響曲を録音していたことはあまり知られていないかもしれません。そして今回ご紹介する盤は廃盤となり現在では手に入れづらい代物となった「SuperAudioCDアナ
うちの庭の福寿草が一つだけ花を付けたのが3月19日。それから2週間経って少し春らしく華やかになってきました。(と言っても咲いているのはまだ福寿草とクロッカスだけですが(笑))『春の訪れ。庭の雪の合間に福寿草の花が一つ』昨日、ようやく雪が無くなりつつある我が家の庭の片隅に黄色い花が一つだけ咲いているのに気付きました。福寿草です。毎年我が家の庭に一番最初に春を告げる…ameblo.jp今日は日中天気も良くとてものどかな春の気分です。午前中荷物が一つ届きました。あ
ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」は、郷愁を覚える第2楽章のしっとりとした旋律がとりわけ有名ですが、個人的には、第1楽章からテンションの高い音楽が展開され、聴いていて元気が湧いてくる名曲だと思っています。よく、新年を祝うコンサートで演奏されるのもうなづけます。コンサートによっては、「三大交響曲の一つ」と紹介されるほど知名度が高く、演奏頻度も録音も多いこの曲。個人的には、迫力のあるサウンドで推進力があり、それでいて歌うべきところは美しい音色でじっくりと歌う、気持ちが高揚するような部分
ジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団の1970年来日時のライヴ演奏を聴きました。この録音、今はAmazonMusicUnlimitedで聴いているのですが、以前はCDを所有していました。発売された時とても評判が良かったのでセルが好きな私にとっては買わずにはいられないCDでした。しかし、その時は聴いてあまり好感が持てなかったのです。何だか音がきつく感じられ、モーツァルトの40番などは表現もアクセントが強すぎるような気がしました。1、2度聴いて首を傾げ、後はほとんど聴くこともあ
マーラー交響曲「大地の歌」イ短調ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団モーリン・フォレスター(Ms)リチャード・ルイス(T)1967年4月21日録音ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団のマーラー交響曲「大地の歌」を聴きました。ジョージ・セルが指揮したマーラーの交響曲はスタジオ録音した物は第4番と第10番の2曲、ライヴ録音で発売されているのが第6番、第9番とこの「大地の歌」になります。以前第6番、第9番について記事投稿したことがあります。『ジョージ・セ
モーツァルトの室内楽を聴きたいな、と思い頭に浮かんだのが以前に聴いたヴァイオリン・ソナタでのジョージ・セルのピアノでした。音の粒立ち、ヴァイオリンとのバランスの良さ、とても品の良さを感じさせる音楽。セルのソロピアニストとしての実力はよくわかりませんが、室内楽でのピアノとしてはもの凄く質の高い演奏だったのでは無いかと思います。『モーツアルト/ヴァイオリンソナタ第24番K.376掛け合いを楽しむようなセルとドルイアン』何かモーツァルトの曲を聴こうか、と思い少し考えました。シンフォ
1月20日、eBayに出品していたオランダのレコード店から購入したLPドイツ盤、Grammophonチューリップレーベル、番号138755SLPMドヴォルザークチェロ協奏曲ピエール・フルニエ(チェロ)、ジョージ・セル指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団1962年録音2月2日に届き、洗浄(記事リンク)して保管しておいた。今日、ファースト・リスニング。A面に第1楽章、B面に第2・第3楽章を収録。古い盤だが、よほど大切に扱われていたのか、ピカ