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とてもいい音とは言えない「美しき青きドナウ」これは、1934年6月にジョージ・セルがウィーン・フィルを指揮して録音したものです。ゆったりとしたいかにもウィーン・フィルのヨハン・シュトラウスという演奏の中に時折セルらしいキリッとした厳しさも感じさせる興味深い演奏です。録音当時セルは37歳。プラハのドイツ歌劇場音楽総監督を務めていた頃だろうと思います。当時のヨーロッパで着実に地歩を固めつつあった新進気鋭、あるいは中堅スター指揮者の一人だったはずです。この時期にウィーン・フィルを指揮してレコーデ
PianoQuintetinFMinor,Op.34:I.Allegronontroppo(Live)ProvidedtoYouTubebyNAXOSofAmericaPianoQuintetinFMinor,Op.34:I.Allegronontroppo(Live)·BudapestStringQuartet·GeorgeSzellBrahms:PianoQ...www.youtube.comiTunesで何気な
"GeorgeSzell"の主題による変奏曲ジョージ・セル情事せる事常時せる成就せぬこと承知せち恋ジョージ・セル情事せること常時せる成就せぬこと承知せし恋じょーじせる//じょうじせること//じょうじせる//じょうじせぬこと//しょうちせち//こい私の最愛の指揮者ですタンカ館さんのプロフィールページhttps://profile.ameba.jp/me
今日はバルトークの「管弦楽のための協奏曲」を、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏で聴きました。(1965年1月録音)さすがに同郷の作曲家の作品だけ有って、セルも気合いが入っているようです。磨き抜かれたアンサンブル、熱く厳しい表現。聴き応えのある演奏、なのですが最終楽章の終盤、今まで聴いていたこの曲とはちょっと違っています。かなり大幅な、カットと改変がなされているのです。パブリックドメイン音源を取り扱っているサイト、「クラシック音楽へのおさそい~BlueSkyLa
今日は、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団によるドヴォルザークの「スラブ舞曲」を。セルはドヴォルザークを得意としていたようで、交響曲の名演もよく知られていますが、この「スラブ舞曲」もモノラルとステレオでそれぞれ全曲録音を遺しています。今日この記事に掲載したのは1963年~1965年にかけて録音されたステレオ盤です。ボヘミアを初めとした東欧の民族舞曲を元にした舞曲集ですから、深刻な音楽ではあるはずも無く、沸き立つようなリズム、生き生きとした生命力を感じる音楽、なのはもち
ハイドン:交響曲第95番ハ短調HobI:95第82番『熊』以降、この曲に至るまで偶数番の曲は、常に前衛的というかアグレッシブな曲で、奇数番号は反対に叙情的的な曲想の傾向が見られます。これは、作曲者本人又は番号を振った人の意図だったのでしょうか?偶数番は、単純な動機を大がかりな対位法等複雑な展開を論理的に構築し、そこに圧倒的なスピード感とパワーが加わって、攻撃的でアグレッシブな独特の世界が現れます。それは、永遠の前衛音楽です。しかし、奇数番は、シューベルト的なメロディ主体の構造で、大がか
今日はマーラーの交響曲第6番を聴きました。演奏はジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団、1967年10月のライヴ録音、だそうです。セルはマーラーの録音はあまり遺してはいません。正式に発売されたのは第4番とこの第6番、未完の第10番だけでした。(最近ライヴの第9番や大地の歌も出ています。そう言えば以前このブログで第6番と第9番をご紹介したことがありました。)『ジョージ・セルマーラー交響曲第9番と第6番磨き抜かれたアンサンブルと熱いロマンチシズム』今日7月30日はジョージ・セルの命
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77ダヴィッド・オイストラッフ(Vn.)ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団(1969,Angel)昭和44年5月13日、16日の両日、クリーヴランドのセヴェランス・ホールで録音されたレコード。私が生まれる10日前の録音なので、なんだか不思議な気分になっちまう。場所は違っていても、同時代に並行して営まれていたさまざまな生活に思いを馳せる。レコード(録音)というのは、その頃の空気感まで巧みに封じ込めているように感じる。空間
第88番『V字』に続いて有名かつ録音の多い第92番『オックスフォード』、人によっては、ハイドン交響曲の最高傑作とも言われているようです。トーマス・ファイvs.ルネ・ヤーコプスクレンペラーとチェリビダッケベームとワルターコリン・ディビスやベルグルンド飯森範親やズヴェーデンその他etc.・・・・とても全てを聴ききれそうにありませんね。1788年に作られたモーツァルトの最後の三大交響曲の調性である変ホ長調・ト短調・ハ長調は、1786年頃に作られたハイドン『パリセット』の第82番(ハ長
今日はドヴォルザークの交響曲、それも第9番や第8番と比べ聴く機会がわりと少ない第7番を聴いてみようと思いました。演奏はジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団による1960年に録音された演奏、です。(HMVのサイトには、録音時期:1960年3月18,19日と記載されていました。)久し振りに聴くこの曲、やはり完成度が高く魅力的な曲です。たしかに第9番や第8番ほど、どこを切り取ってもドヴォルザーク以外の人が作曲したとは思えない、ほど個性的な曲では無いかも知れません。しかし、やはり随
今日はちょっと気分転換も兼ねて、最近あまり聴いていない音楽を聴こうかな、と思いました。天気も悪いですし、気が滅入ることもあったりしますし、こんな時は……、そうだヘンデルなんてどうかな。「水上の音楽」とか「王宮の花火」とか、ちょっと華やかな気分になりそうな音楽じゃないか、なんて。そんなこんなで聴き始めたのがジョージ・セル指揮ロンドン交響楽団が1961年8月に録音した「水上の音楽」、でした。第1曲「アレグロ」第2曲「エア」第3曲「ブーレー」第4曲「ホーン・パイプ」第5曲「アンダン
今日のイッカピ何でも終わらせてしまうナノカの脳内には夜があって、いつもそれが秘密のように洩れて世界を夜にします。イッカピがナノカのクビカザリのマガタマを空に放ると、花火となりました。「わたしの赤ちゃんが夜に咲いてる」命がいつも咲いている証のために、夜はあるのかもしれないとナノカは思う。つづく(ふるふる続きます)レオンハルトのテルデック録音集成。その後増補されたようだが手持ちは2008年に入手した21枚組。今日はフレスコバルディやスカルラッティイタリア・バロックの鍵盤音楽集Ama
今日はモーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」をの演奏で。私がこの曲を初めて聴いたのがこの録音でした。たぶん高校生の時だったと思います。それまでにモーツァルトの交響曲は、第36番と第38番をワルター/コロムビア交響楽団、第39番、第40番、第41番をベーム/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏によるレコードを持っていました。ちょうど同じ頃音楽雑誌の広告などでカラヤン/ベルリンフィルのモーツァルト後期交響曲集の事がよく目に付いていて、なるほどモーツアルトの交響曲で傑作と呼ばれて
今日はジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏でシューマンの交響曲第1番を聴いています。「ロベルト・シューマンの交響曲第1番変ロ長調作品38「春」(SinfonieNr.1B-Durop.38"Frühling")は、1841年1月から2月にかけて作曲され、同年3月31日、メンデルスゾーン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によって初演された。ザクセン国王フリードリヒ・アウグスト2世に献呈された。演奏時間約33分。シューマンの交響的作品は、1832年にト短調
みなさんこんにちは😃本日は数あるマーラー作品の中から交響曲ではなく、歌曲を取り上げます。その曲とは、「子供の不思議な角笛」。交響曲以外に複数の歌曲集を作曲したマーラー作品の中でも特に交響曲に関連付いた曲集と言えるでしょう。それを今回は、ソプラノ歌手にエリーザベト・シュヴァルツコップ、バリトン歌手にディートリヒ・フィッシャー=ディースカウを迎えたジョージ・セル&ロンドン交響楽団による決定盤たる名盤をみていきます。「エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、ディートリヒ・フィッシャー=ディー
今日と明日の札響定期演奏会は、コロナのせいで2度も演奏できずに終わったブラームスの「ドイツレクィエム」です。ブラームス生誕190年にあたる今年、遂に演奏が聴けることになりました。バーメルトもひとしおの思いがあるのではないでしょうか、とても楽しみです。今年の定期演奏会のテーマは「夜」、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」が前プロです。予習は鉄板のソリストに惹かれてクレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団1961年ソプラノ:シュヴァルツコップバリトン:フィッシャー=ディスカウ
みなさんこんにちは😃本日5月7日はヨハネス・ブラームスの誕生日です。今年で生誕190年となります。そんな本日ご紹介していくのは、ブラームス交響曲全集の中でも代表的な名盤であるジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団によるブラームス交響曲全集です。2017年に「SonyClassical」からSACDハイブリッド盤で復刻されたもので、今でもなお多くの人々に親しまれている全集となっています。「ジョージ・セル指揮/クリーヴランド管弦楽団」ブラームス作曲:交響曲第1番ハ短調作品68交響曲第2
IlviaggioaReims:OvertureProvidedtoYouTubebySonyMusicMediaIlviaggioaReims:Overture·GeorgeSzell·GioacchinoRossini·TheClevelandOrchestraRossini:Ouvertures℗1967So...www.youtube.comジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団の「ロッシーニ序曲集」を聴きました。(記事冒
ベートーヴェン運命交響曲あまりに有名過ぎて、このタイトルで書くのは、ものすごく勇気いるんですよね歴史上、いろんな指揮者、オーケストラが演奏してきている。わたしは小学生の頃から聞いていたが、家にあったのがトスカニーニ、NBC交響楽団のレコードだったので、小学校3年生の頃から聞いていたと思うので、恐らくこのレコードだけでも300回くらい聞いたと思う。毎日、聞いていたと言っても過言ではなく、全楽章で約30分なのだが、30分くらい隙間時間で聞いていた。1年間で100回でも
今日は「ジョージ・セル/ザルツブルク音楽祭ライヴ1958-68」と言うCD-BOXの中から、ウィリアム・ウォルトン作曲の「管弦楽のためのパルティータ」と言う曲を聴きました。「サー・ウィリアム・ターナー・ウォルトン(SirWilliamTurnerWaltonOM,1902年3月29日-1983年3月8日)は、イギリスの作曲家。(中略)ベンジャミン・ブリテン、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズと並ぶ20世紀のイギリス音楽を代表する存在である。アンセルメやブゾーニの助
セルの指揮したマーラーの「大地の歌」は2つのライヴ音源が知られています。以前一度記事投稿しています。『ジョージ・セルマーラー交響曲「大地の歌」引き締まった美しいマーラー』マーラー交響曲「大地の歌」イ短調ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団モーリン・フォレスター(Ms)リチャード・ルイス(T)1967年4月21日録…ameblo.jpこの記事では「1970年録音盤は今手に入るCDを見つけることは出来ませんでした。」と書いたのですが、最近CDの存在は不明なのです
以前、ジョージ・セルのブラームスについて、こんな記事を投稿したことがありました。『これじゃ人体解剖図じゃないか!セル&クリーヴランド管弦楽団のブラームスの凄さ』スピーカーから出てきた音に私が驚いたのは、オーケストラの楽器の一つ一つが目に見えるように聞こえてきたからです。ブラームスの交響曲って、こんな響きかたをする音楽…ameblo.jp私にとって、ジョージ・セルという指揮者は特別な存在ですし、彼の演奏したブラームスも特別なものです。ここのところブラームスの音楽に触れる機会が多く、
今日は、先日入手した「「ジョージ・セル/ザ・コンプリート・アルバム・コレクション」」から、ロベール・カサドシュのピアノによるモーツァルトのピアノ協奏曲を聴きました。セルはカサドシュをソロに迎え、第15番、第17番、第21番、第24番、第26番、第27番他を録音しています。今日はそのうち第21番、第24番を今聴き終えたところ。この後、寝る前に第26番、第27番を聴こうと思っています。以前から、このセル&カサドシュの協奏曲集のディスクは持っていましたから初めて聴くわけではなく、それでも結
SymphonyNo.7inEMajor:I.AllegromoderatoProvidedtoYouTubebyNAXOSofAmericaSymphonyNo.7inEMajor:I.Allegromoderato·GeorgSzell·NewYorkPhilharmonicOrchestraSzellconductsBruckner℗...www.youtube.com今日はジョージ・セルの指揮したブルックナー交響曲第7
クラシック音楽の演奏における「原典主義」についてのお話です。オーケストラの演奏には指揮者を立てるのが一般的です。では,指揮者は何のために居るのでしょうか。「それは拍子を取るためだ」と言ってしまうと,これはあまりに不穏当で指揮者の価値を低めた物言いに聞こえるかもしれません。しかし「演奏者は音を出すために存在する」という言葉と並べると「指揮者は拍子を取るために存在する」という言い方が真理の一端を突いていることには誰もが納得して下さることでしょう。より詳細に言えば指揮者は「楽曲を徹底的に研究し,
ベートーベンのバイオリン協奏曲をエリカ・モリーニの演奏で聴いてみたいと思います。エリカ・モリーニについてはあまり知らなかったのですが、指揮者のジョージ・セルが敬愛をもって、彼女をベートーベンのバイオリン協奏曲の最良の演奏者と認めていたことです。彼女については下記を参照してほしいのですが、特筆すべきはユダヤ系であったためにアメリカに亡命したにもかかわらず、戦前のウィーンの伝統を保ち続けたことではないでしょうか。エリカ・モリーニ-Wikipediaまた、録音に聴かれるように、第一
って言っても、仕事はなんとかこなしておりましたwwwブログの方はしばらくお休みだったんです。と、言うのも、先日(だいぶたってますが)当地にオープンしたこの施設石川県立図書館(写真出典:清水建設)で、そこでこの本を「はっけん」してしまいました。で、早速読み始めて、面白いこと面白いこと、しばらくは音楽を聴くのはお休み・・・いや、スマホのゲームのアップデートの影響の方が・・・いやいや、なんとなくやる気が失せていたのが原因だったんです・・・で、こ
――――――2011年1月30日投稿―――――2022年9月29日更新――――――今回は、ブラームスの交響曲第3番です。「のだめ」では、R☆Sオーケストラの初演でブラームスの交響曲第1番を演奏するので、ブラームスの交響曲というと、こちらのほうがピンと来ますが、第3番も使われています。ヨーロッパ編2話で、コンセルバトワールのアナリーゼ(楽曲分析)の授業で、とりあげられていました。第3楽章の有名な旋律が流れ、フランクがコメントしています。「ブラームスの交響曲第3番。第3楽章
みなさんこんにちは😃ダヴィッド・オイストラフ、20世紀のロシアを代表とするヴァイオリニストの一人であり、今日までに大変多くの名盤を残している。つい先日タワーレコード企画の「DefinitionSACDSeries」からもモーツァルトのヴァイオリン協奏曲などが復刻されているが、まずは2010年8月に発売された「エソテリックSACDシリーズ」からオイストラフとジョージ・セル率いるクリーヴランド管弦楽団によるブラームスヴァイオリン協奏曲をみていきたいと思う。「ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオ
ヤナーチェクの生まれた日7月3日ヤナーチェク1854年7月3日~1928年8月12日レオシュ・ヤナーチェクレオシュ・ヤナーチェク(チェコ語:LeošJanáček[ˈlɛoʃˈjanaːt͡ʃɛk]発音,1854年7月3日-1928年8月12日)は、モラヴィア(現在のチェコ東部)出身の作曲家。モラヴィア地方の民族音楽研究から生み出された、発話旋律または旋律曲線と呼ばれる旋律を着想の材料とし、オペラをはじめ管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、合唱曲に多くの作