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今日はヒリヤード・アンサンブルのアルバム「JosquinDesprez-MotetsandChansons」からモテット「深き淵より(DeprofundisClamavi)」を。ジョスカン・デ・プレのレクイエムは遺されていませんが、関係者の葬儀に使われたと思われる曲はいくつかあるようです。詩篇第130章をテキストとしたこのモテット「深き淵より(DeprofundisClamavi)」もそうした中の一つだそうです。男声のみによるヒリヤード・アンサンブルの演奏はタリス・
今日はなんとなくタリス・スコラーズの「クリスマスのキャロルとモテット」と言うアルバムを聴いていました。中世からバロックあたりまで時代も国も様々な作曲家の曲を集めたオムニバスアルバムのようで、クリスマスの音楽らしく明るく華やかな曲が多いのですが中に何曲か「アヴェ・マリア」が収められていて、これがとてもしっとりとした敬虔な祈りが感じられ、ああ、いいなあ、などと思いながら聴きました。記事冒頭に掲載した動画はビクトリアの4声と8声、2曲の「アヴェ・マリア」です。タリス・スコラーズの響きの美しさ、ビク
8月27日が命日・忌日の有名人・著名人1394年51歳崩御(?)長慶天皇陛下日本の第98代天皇後村上天皇の第一皇子1521年??歳没(?)ジョスカン・デ・プレさん作曲家1958年57歳没(?)アーネスト・ローレンスさん物理学者サイクロトロンの開発ノーベル物理学賞1967年没(アスピリンの過剰摂取)ブライアン・エプスタインさんザ・ビートルズのマネージャー1979年満79歳没(暗殺)ルイス・マウントバッテンさんイギリス海軍元帥、インド総督1
しばらく前に、ルネサンス音楽をもっと色々聴いてみようと思い、特にフランドル楽派のジョスカンやイサークの後、ラッススなどルネサンス後期よりは少し前あたりの音楽家の作品を続けて聴いたことがありました。その時美しい音楽がとても印象に残ったのにボストン教会合唱団(BostonChurchoftheAdventChoir)が演奏する「クレキヨン:合唱作品集」(Crecquillon:ChoralWorks)がありました。今日はその第二集を聴きました。(クレキヨン:合唱作品集2(Crec
お庭の夾竹桃のお花が、ついに今年も咲きました。このピンクのお花が咲き始めると、夏が来たんだなーって思います。この木の隣には同じくらいの高さの百日紅の木があって、その百日紅もピンク色のお花が咲きます。夾竹桃と百日紅の2本の木のピンクの花が、この家に住み出してからの私にとっての夏の象徴です。期間限定のメロン味のダース、買って冷蔵庫に隠してたのを食べました。メロンチョコ美味しー。フルーツ系のチョコだとメロン味のチョコが一番好きかも。苺とかベリー系も美味しいですけどねー。あ、オレンジとか
ジャック・バルビローは、ジョスカン・デ・プレやハインリッヒ・イザーク、ヤーコブ・オブレヒト等とほぼ同世代のフランドル出身の音楽家です。「ジャック・バルビロー(JacquesBarbireau/ラテン語名:ヤコブス・バルビリアヌスJacobusBarbirianus,1455年–1491年8月7日)は、南ネーデルラント出身のルネサンス音楽の作曲家。同時代からだけでなく、キーゼヴェッターやフェティスらの近代の研究家からも、フランドル楽派の至高の作曲家と認められているが、夭折
今日、何となく気晴らしにBOOKOFFに足を向け、ぼんやりと中古CDの棚を眺めていると、「タリス・スコラーズ」と言う文字で、思わずそちらに惹きつけられてしまいました。コーニッシュ「スターバト・マーテル」?ウィリアム・コーニッシュという作曲家の名前は全く知りませんでした。帯に「1523年に没した…」とありますからタリスやバードよりだいぶ前の音楽家、のようです。ジョスカン・デ・プレあたりとほぼ同じ頃の人か。興味を引かれてしまい購入してしまいました。「ウィリアム・コーニッシュ(Willi
「スターバト・マーテル」と言うと音楽史や宗教曲にあまり興味の無かった頃はペルゴレージの作品、位しか思い浮かばなかったのですが、ここ数年の内にこのブログでも色々な作曲家の「スターバト・マーテル」を取り上げてきました。最近ではプーランクの「スターバト・マーテル」の記事投稿していますし、『プーランク「グローリア」「スターバト・マーテル」プーランクの深い信仰心を伝える傑作』プーランク「グローリア」-I.Gloriaプーランク「スターバト・マーテル」-1.StabatMater
今日は、ジョスカン・デ・プレの4声のラテン語による世俗作品Fama,malum「あらゆる悪のどれよりも速い足を持つこの「噂」」と言う曲を聴いてみました。デュファイ・アンサンブルによる演奏です。1489年2月2日、ミラノ公ジャン・ガレアッツォ・マリア・スフォルツァはナポリ王フェッランテ1世の孫イザベッラ・ダラゴーナとの結婚式を行いました。その祝典で上記Fama,malum「あらゆる悪のどれよりも速い足を持つこの「噂」」と言う曲が演奏されたのでは無いかと言われているようです。ジョスカン
🌷美しい地球を旅するあなたへ🌷過去の置き去りにしてきた謎が頭をもたげる。春のエネルギーのせいだ、きっと。ここ数年、多方面の分野の方々と交流を持った事で過去の答え合わせや置き去りにしてきた謎が少しずつ解けてきている。腑に落ちると世界が広がる。そして知る意欲は生きていく原動力になる。0歳から塾に行く時代だけど(一部の方かもしれないけど)常に降り注いでいる答えたちは成長して自然に受信していけば人それぞれのスパイスになると思う。金太郎飴を作る必要はない。みんな違ってみん
今日は、エドワード・ウィッカム指揮クラークス・グループの「JacobObrecht:MissaSubTuumPraesidium,BenedicamusinLaude,SalveRegina」と言うアルバムを聴きました。記事冒頭に掲載したのはその中に収録されている「サルヴェ・レジーナSalveRegina」です。クラークス・グループは1992年にエドワード・ウイッカムにより結成されたイギリスの古楽ボーカルアンサンブルです。彼らは、ヨハネス・オケゲム、ジョスカン・
ミサ「デ・ベアータ・ヴィルジネ」:キリエProvidedtoYouTubebyNAXOSofAmericaミサ「デ・ベアータ・ヴィルジネ」:キリエ·ヴォーカル・アンサンブルカペラジョスカン・デ・プレ:ミサ曲全集第5集℗2015RegulusReleasedon:2015-09-02Artist:ヴォーカル・アンサンブル...www.youtube.comヴォーカル・アンサンブル・カペラによるジョスカン・デ・プレミサ曲全集の第5巻は「聖母ミサ」と呼ばれる
賛歌「舌よ、たたえよ」(グレゴリオ聖歌)ProvidedtoYouTubebyNAXOSofAmerica賛歌「舌よ、たたえよ」(グレゴリオ聖歌)·ヴォーカル・アンサンブルカペラジョスカン・デ・プレ:ミサ曲全集第3集℗2011RegulusReleasedon:2011-10-10Artist:ヴォーカル・アンサンブル...www.youtube.com以前にもご紹介してきましたヴォーカル・アンサンブルカペラによるジョスカン・デ・プレミサ曲全集ですが
久しぶりにヴィデオ・レターです。最近、仕事で伺った演奏会がとても素晴らしく、団体さんや曲題について紹介したくなりました。★第1回ミニ講演会「ミュージカルについて」の日時と開催場所が決定しました。詳細はhttps://ameblo.jp/2022wcars/entry-12769864333.htmlをご覧ください。★★★告知の投稿です。一般社団法人国際総合芸術研究会(WCARS)製作の「オペラ研究家岸純信が語り下ろすDVDシリーズ」の二つのラインナップが、お陰様で第3巻が、Amaz
す今日は午後からずっとルネサンス期あたりの音楽を聴き続けていました。ジョスカン・デ・プレ、パレストリーナ、ヴィクトリア、ラッスス・・・TheTallisScholars、TheHilliardEnsemble、Chanticleer、TheSixteen、ウエルガス・アンサンブル、etcこの時代の音楽の本当に清澄な響きには心が洗われるようです。教会音楽も世俗音楽もどれも自然で美しい旋律と柔らかな流れ、そしてその旋律が重なり合うことで現れる響き。やはりこう言っ
御父の母にして娘ProvidedtoYouTubebyNAXOSofAmerica御父の母にして娘·ヴォーカル・アンサンブルカペラジョスカン・デ・プレ:ミサ曲全集第1集℗2009RegulusReleasedon:2009-11-03Artist:ヴォーカル・アンサンブルカペラAuto-gene...www.youtube.com2021年8月27日は、ルネサンス音楽最大の音楽家と言われるジョスカン・デ・プレがなくなってちょうど500年になります。
今日はお休みでした、夫のコンサートを聞きに行ってきました。ジョスカン.デ.プレという、とっても昔の作曲家の作品を聞きました。1400年代です。バッハよりもはるかに昔。。。でも、古いという気はしませんでした。帰りは、またロマンスカーに乗りました。ほとんど趣味です。今日は仕事でもないのに。乗り込む前に空っぽになったドリンクです。そういえば、ニュースを見ようとしても、どの局もオリンピックもしくは高校野球ばかりで。。。しかも、応援している東海大相模高校は、陽性者が登録選手に17人も出てしまった
JosquindesPrés1450?-1521没後500年です。フランス北部の、サン=カンタン近くのエノーで生まれたらしい。少年から青年時代を示す記録がなく、サン=カンタンの少年聖歌隊のメンバーだったらしい。少なくとも、オケゲム(オケヘム)の門下だったようで、敬愛した作風であり、1497年に、オケゲムが亡くなると、「オケゲムの死を悼む挽歌」を、作曲している。1475年から1480年まで、エクス=アン=プロヴァンスのアンジュー家のルネ善良王に使える音楽家であり、善良王の没
昨日2枚のCDが届きました。どちらもFacebookの投稿で知ったCDです。一枚は、「モーツァルト:交響曲第38番「プラーハ」、第41番「ジュピター」、ヴァイオリン協奏曲第3番」カール・シューリヒト指揮ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団1960年ザルツブルグ音楽祭のライヴです。私の大好きなモーツァルトの「プラーハ」、しかもシューリヒトのライヴですからもうこれはぜひ聴きたかった演奏です。(このCDの感想はまた後日書くと思います。(たぶん(笑)))もう一枚が、「秘密のラビリンス(迷
ジョスカン・デ・プレのミサ曲「パンジェ・リングァ」をタリス・スコラーズの演奏で聴いています。ミサ曲「パンジェ・リングァ」は、ルネサンス音楽を代表する作曲家のひとりジョスカン・デ・プレ(JosquinDesPrez1450年/1455年?-1521年8月27日)の最晩年に近い時期1515年に作曲され、死後の1539年に出版されました。ジョスカンの代表作の一つと言われています。中世ヨーロッパ、イタリアの神学者、哲学者トマス・アクィナス(ThomasAquinas、1225
14世紀になると、ヨーロッパ中でのペストという伝染病の大流行や百年戦争(イギリス対フランス)、宗教裁判、魔女狩りなど暗黒期に突入し、やがて文芸復興、人間賛歌のルネサンスを迎えます。*14世紀からのおよそ300年がルネサンス期。ルネサンスのもともとの意味は「再生」です。中世では神を絶対視し人間を罪深いものとする、ローマ教会の思想が支配していました。芸術世界の中心も神や教会。しかし十字軍の失敗やペストの流行などでローマ教会の影響力が低下していきます。そうし
心地よい音楽に出会うとチャンネル登録しておくのですが最近更新されていたものを記録します。「うちでカペラPart7」https://youtu.be/VT8muEJP8D0#うちでカペラPart7.特別編ライブミサ《パンジェ・リングァ》今回の#うちでカペラは特別編!日本そして世界中がコロナ禍に揺れた2020年7月13日、東京カテドラル聖マリア大聖堂にて収録した無観客ライブをお届けします。感染予防のため、今回はいつものヴォーカル・アンサンブルカ
今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。「好きな作曲家100選」シリーズの第10回である。前回の第9回では、15世紀のフランドル-ブルゴーニュ楽派の始祖、ギヨーム・デュファイのことを書いた。彼に続いて、この楽派は驚くべき隆盛期を迎える。栄華を極めたブルゴーニュ公国は、シャルル突進公の戦死によって弱体化し、15世紀末にはフランドル部分はハプスブルク家の神聖ローマ帝国領となる(なおブルゴーニュ部分はフランス王国領となった)。しかし、ブルゴーニュ公国が滅んだ後もフランドル楽派の勢いは
ChèreMusique楽譜の1段目(途中も時々)左端に書かれる2/4、3/4、4/4、6/8などなど(ホントは算数の分数のように数字が縦に並んで間に水平の棒ね。文章だと、こうしか書けない)“拍子”を表わしています。要するにカウント方法。どの長さをひとつとしていくつ単位でカウントするか、が、拍子です。前回書いたCoroLinoが練習し始めたJosquinDesPrez(ジョスカン・デ・プレ)の『AveverumCorpus(アヴェヴェルムコルプ
ChèreMusique今、私の所属するCoroLinoでは、大きな演奏会をひとつ終えて新曲の練習に入りました。そのひとつJosquinDesPrez(ジョスカン・デ・プレ)の『AveverumCorpus(アヴェヴェルムコルプス)』ルネサンスの音楽なので、ちゃんとした(笑)楽譜は小節線は無しテンポ指定も無し全音符が一拍で書かれています。※このあたりはまた後日わかりやすく書きましょう。譜読み時点で自力で全体の音が頭の中に鳴るのが理想。でも、
今日はとある教会をお借りして、クリスマスコンサートをしてきました。アマチュアの弦楽アンサンブルでヴァイオリンを弾いているのです。今回、日本の四季の歌や曲をバロック風にアレンジした曲を演奏しました。そのなかで秋では、「虫の声」がとりあげられています。弾きながら思い出したことがありました。「日本以外では虫の声にはあまり注意が払われていないので、この曲は海外では驚かれたり珍しがられたりする」と何かで読んだような気がするな、と。それでちょっと調べてみると、虫の音の脳での認識の違いと