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「で、同じようなものがないか…と、探しているんだ」あっさりと、じいちゃんが言う。もしかしたら、ボクたちに探して欲しいのだろうか?裕太たちは、反応に困る。「おーい、何をしているんだ?早く来いよぉ」いつの間にか、駆け出したジュンペイは、二人に向かって声を張り上げる。「だ、そうだ」じいちゃんが、ははは!と笑うと、目を細める。「あっ、もう、あんなところに!」呆れたように、颯太が笑う。「さぁ~我々も、行きますかぁ。早くしないと、アイツらに先を越されるぞ」じいちゃんが
「へぇ?それで…何になる?」どうやらまったく、じいちゃんの心には響かないようだ。「飾ってるだけだったら、ちっとも腹は膨れない。釣り針か矢じりにでもすれば、少なくとも獲物をとって、おまえたちに食べさせることが出来るだろ」何の屈託もない顔で、じいちゃんが言葉を並べる。(価値観の違いかぁ)あらためて、裕太はそう思う。ボクたちがありがたがっていることも、じいちゃんにとっては、取るに足らない。ただの物体でしかなく、道具にならなければ、ただのゴミに過ぎないんだろうなぁ
「ねぇ、キッカケはなに?何でこんなところまで来て、竜たちを助けようと思ったの?」それでもどうにか、裕太は平然とした顔をする。「実は…見つけたんだ」ポンと、じいちゃんが答える。特に変わった様子がない。別にじいちゃんが、どうにかなったわけではなさそうだ。「見つけたって…何を?」とりあえずは、じいちゃんの言うことに、耳を傾けよう…と思う。「恐竜の歯の化石だよ」「恐竜の歯?」「え~っ、そんなの…見つかるものなの?」事情はどうあれ、それはホンモノなのだろうか?
「あの子…きっとミチオのことを、探しているのかもしれないなぁ」チラリとじいちゃんが、横を向く。なんだろう?と、つられて裕太も横を見る。するとチョコンと、サルがこちらを見ている。「まさか…あの子?」じいちゃんに尋ねると、「さぁ~どうだろうねぇ」にこやかに笑って、じいちゃんはサルに向かって手招きをする。「えっ」まさかじいちゃん…サルまで、手なずけているのか?呆れる裕太をよそに、じいちゃんはひょいっと、手に持っている木の実を投げてよこす。「あ~っ、じいちゃん、そん
「はっ?みんなして、ボクをからかっているの?」きゅうっと眉をしかめると、裕太が声を上げる。「ごめん、ごめん。そんなつもりはないんだ」またもじいちゃんが、裕太と颯太の間に立つ。「これは…スゴイことだよ!今まで、こんなこと…見たことがなかったからねぇ」いつもは冷静な颯太でさえ、よっぽど嬉しいのか、声がはずんでいる。じいちゃんは、裕太の側に歩み寄り、「先生が連れてきたヒナを、たまたま近づいて来たサルが、ひょいっと抱きかかえて逃げたんだ。これはイカンと思って、あわててト
「ここに来るまで…何も気が付かなかった?」さらに颯太も聞いてくる。「何なんだよ、ソウタまで!もったいつけてないで、教えてくれよ」ついに、ブチ切れてきく。すると…みるみる颯太の顔色が変わり、さぁ~っと微笑みが消えていく。「ごめん…つい、わかるかと思って」あわてて颯太が言う。「言ってもいい?」ジュンペイを振り向く。「しょうがないなぁ」ジュンペイがあからさまに、ため息をつく、「もう、いい?」何だか仲間外れにされた気がして、イライラと裕太が怒鳴る。「まぁまぁまぁ
「裕太…何か気が付かなかったのか?」そう聞いてくるけれど…やはり裕太には、心当たりがない。「ゼンゼン」と言うと、あからさまにガッカリとした顔になる。(何なんだぁ~ボクは、何もしてないだろ)何だかムッとするけれど…そこで颯太がツンツンと、裕太の袖を突っつく。「たぶんだけど…わかったかも」「え~っ、どうしてソウタが、わかるの?」それじゃあまるで、ボクが鈍いヤツじゃあないか…そう思う。「何か気が付かないか?」ヒントとばかりに、颯太が裕太に話している。「何かって…なに
「あ~なんだよぉ。ずるいぞぉ、教えろよぉ」「そうだ、そうだ」裕太と颯太が、ジュンペイの周りをグルグル回る。だがジュンペイは、ただ一人興奮して、「スゴイよぉ!スゴイよぉ!」万歳を繰り返して、顔を赤くして騒いでいる。「なんだよぉ、迷惑なヤツだなぁ」それを目の当たりにして、裕太は苦笑いを浮かべる。「そっかぁ~おじいさんは本当に、卵を作るのに成功したんだね!」ジュンペイのように、少しも騒いだりはせず、颯太は穏やかな声で話しかけている。「そうだよ、だって見ただろ?あの
「えっ」一瞬じいちゃんが、困ったように口ごもる。それからすぐに、「あぁ、見つけたよ」嬉しそうに、にぃっと笑う。「キミたちも…見ただろ」すぐに、付け加える。「えっ?」「見たって?」見た…と言われても、何を?一瞬、ワケがわからず、ポカンとする。一番にその意味に気が付いたのは。ジュンペイだ。すぐに「あ~っ!」と叫んで、ドタドタと走る。「ちょっとぉ、走るなよぉ」「おい、ついていけないだろ」裕太と颯太が、ジュンペイの背中に向かって怒鳴る。大体、さっきまでどこかに行っ
HappyDance☆EnjoyDancing♪連絡があってPちゃん復帰も間近だ\(^o^)/さっそくジュニアの変遷の続きジュニア世代で世に出たのが、いわゆる競技として成り立ったのが1993年日本インタージュブナイルその時代はダンス教室のご子息しか機会が無かったのだろうね「18禁」という厄介なものも風営法が改正され今日ではたくさんのジュニアが排出されるまでにで、兄妹、姉弟、兄弟、姉妹他にも調べようと
もしもジュンペイがこの場にいたら、きっと目を丸くして、じいちゃんの腕に飛びついてぶら下がってくることだろう。「ねぇ、じいちゃん、もしかして…何か見つけた?」ふいに裕太は、何かを感じる。あれほど一生懸命、じいちゃんがこだわっている…ということは、きっと何か目的があるのではないか?そう考えているのだ。「おっ」思わずといった体で、じいちゃんは「やるなぁ」と声をもらす。「そうだなぁ」と少し考え込むと、「卵の化石だよ」ポツンとつぶやく。「卵の化石?」「卵の化石って…何の卵?
「じいちゃんは、いいんだ。父さんよりも、カッコいいんだもん」「おやぁ?ジジコンプレックスか?父さんが…悲しむぞぉ」じいちゃんが笑う。「裕太を見ていると…ホント、昔のことを思い出すなぁ。またあの頃のように、自由に走り回りたいもんだ」しみじみと、じいちゃんが笑う。何だか急に…じいちゃんが、どこか遠くに行ってしまいそうな気がして、裕太は不安に襲われる。「なに、言っているんだよ!じいちゃんは、まだ若いよ!だって、ボクたちよりも、元気だもん」大げさに裕太が、右腕
HappyDance☆EnjoyDancing♪コメントいただきましたので追記しましたv(*ˊ∀ˋ*)vジュニア&ジュブナイル初めて聞いたのは競技を始めて間もない頃Pちゃんが嬉しそうに「ジュニアの子とお友達になったよ~」「えッ?ジュニア?」競技の「きょ」の字も知らなかったからそういや日本インターの放送でチラッと映ってたななにげなく見過ごしてたワジュニアのカテゴリーについては1990
「ううん、全然!きっと可愛い男の子だったんだろうなぁ」じいちゃんの子供時代の姿を思い浮かべると、裕太は思わずニッコリと、笑ってしまう。「特別に変わっていたわけじゃあないが…恐竜は好きだったなぁ。裕太と同じように、朝から晩まで走り回って、恐竜の化石を探していたんだ。今の裕太のようにな」もちろん、まったく同じというわけではない。的外れではあるけれど、それでも裕太の頭の中では、何かがパチンと弾けたような気がする。だが、表面上は、平静を装う。「ボクも…じいちゃんの
「どうした?」すぐにじいちゃんが、裕太の顔をのぞき込む。「ううん…何でもない」裕太はやけに、のどがカラカラになり、しわがれた声を出す。「ボクたちのしていることって…役に立つのだろうか?」ボソリとつぶやく。(それにしても…静かだなぁ)思いのほか、静かな時を過ごしている。「何を、バカなことを言ってんだ?そんなことを考えるヒマがあるんなら、もっと役に立つことをしろよ」ピシャリと言い捨てる。「それよりも、この近くに研究施設があるはずなんだが、見かけなかったか
「ここももちろん、先生たちのリストに、入っているはずだからなぁ」じいちゃんが、淡々と言う。「リスト?リストって…何のリスト?」初めて聞く言葉にに、裕太は戸惑う。「あ~っ、言ってなかったか?先生たちは、めぼしい場所をリストにして、恐竜たちの安住の場所として、気にしていたんだ」「えっ?そうなの?」先生って、こんな所にも来たっていうこと?一体、その守備範囲って、どのくらいなんだろう?裕太がボンヤリとする。「もしもそのリスト…アイツらが見ていたとしたら、必ずここ
「ねぇ~どう?」じいちゃんと話をしていると、ジュンペイが顔をのぞかせる。やっぱり、ジュンペイだ。(お腹が、空いたのだろうか?昨夜は散々、腹減った、腹減ったと騒いでいたからなぁ)「うん、まぁ、もう少しかな」そんな裕太の様子には気付かずに、じいちゃんがニコニコしながら答える。「あっ、そう?」だがジュンペイは、裕太のじいちゃんになついているので、「楽しみだなぁ」と言うだけで、文句を言ったりはしない。(じいちゃん、やっぱ、すごいなぁ)それにしても、ジュンペイの攻略法
「なに、言ってんだよぉ。釣りに行ったら、するだろ?」ジュンペイが、ヘラヘラ笑う。(ジュンペイって、案外器用なんだ!)今まで知らなかったジュンペイの一面を、新たに見つけたような気がする。「ソウタも、出来るだろ?」当たり前のように聞くので、「ダメダメ、ボクは全然だよ。ラーメンしか、作れないよ」(カップメンと、インスタントだけどね)「あとは…カレーだ!」何でムキになるのか、本当のことを言えばいいのに!と思うけれども。「カレー?いいねぇ~じゃあ今度は、裕太に作っても
(まいったなぁ)裕太としては、じいちゃんに少しでも、楽をさせてやりたい…と思っているので、困ってしまう。そこへ…「おーい、いいものを見つけたよぉ」ジュンペイの声が聞こえてくる。いつもはウザイと思うところなのだが、今日はラッキーと思う。「え~っ、なになに?食べ物?」すぐに裕太が、声を張り上げる。「そうだよぉ」ジュンペイの声が弾んでいる。それを耳にしたとたん、急に裕太のお腹がグゥと鳴る。「ねぇ、それ…どうやって食べるの?」「何言ってんだよぉ。さばいて、焼いて食べるん
さっきからじいちゃんが、お手製の釣り竿とモリを両手持ちして、魚を獲っている。(相変わらず、器用だなぁ)「手伝うよ」裕太はあわてて、モリを自分に引き寄せる。「すまないなぁ」どうやらじいちゃんは、子供たちの世話をするのが、代理保護者の使命だ…と感じているようだ。「何しろ、大事な子供を預かっているからなぁ。せめて腹一杯食べさせてやらないとなぁ」重大な責務と感じているらしい。なので、昨日のことを、よほど負い目に感じているらしい。「そんなこと…じいちゃんが一人で、背負
「あっ、もう起きてたんだ」やっぱり、寝坊をしたのは、自分だけかぁ~と、裕太は反省する。「昨日は遅くまで起きてて、疲れただろ?まだ眠いだろ」ジュンペイの代わりに、裕太のことを気遣ってくれる。(何でジュンペイでなく、裕太が言うんだぁ)理不尽を感じるけれど、「それは、ソウタだって…」そう言いつつ、じいちゃんの姿を探す。「あっ、おじいさんは…朝ごはんを取りに行ってる」相変わらずじいちゃんは、朝からパワフルだ。「え~っ、一人で?」「うん、そうだなぁ」さすがに颯太は、申
ジュブナイル映画のお勧めです2000年邦画ジャンルは…ジュブナイル!※ネタバレ注意※何でもOKならどうぞ◆監督山崎貴◆脚本山崎貴◆出演者香取慎吾(神崎宗一郎)酒井美紀(木下範子)鈴木杏(木下岬)遠藤雄弥(坂本祐介)清水京太郎(大野秀隆)YUKI(松岡俊也)林原めぐみ(テトラ)高橋克実(祐介の父)麻木久仁子(祐介の母)桜金造(廃品置き場の管理人)角替和枝(駄菓子屋のおばさん)松尾貴史(三沢)川平慈英(20年後の大野秀隆)高杉亘(20年後の松岡俊也)
「あぁ、もう!そんなに乱暴に扱うなよぉ。壊れるだろ、もっと上手にやれよぉ」絶対に、自分は手を出さない…と思っていたのに、水たまりに魚を追い込んで釣っている。(あ~あ、ホント、ソウタは人使いが荒いんだから)心の中で、裕太はうらめしく思う。「おはよう、朝だぞ」何回目のささやきの後…コン!と足を蹴られる。「おい!」痛いだろ、とようやく目を開けると、昨夜の夜ふかしの原因であるジュンペイが、裕太の顔をのぞき込んでいる。「おい、みんな、起きてるぞ」トントンと無
「まぁ、そうだろうけど…あの朝の方が、よくないか?真っ暗で、何も見えないよ」颯太が裕太を加勢する。「だよなあ~ボクもその方が、いいと思う」もちろん、裕太は颯太の言うことに、全面的に賛成だ。「なんだよ、おまえら!ボクは一人でも、釣ってくるからな」後で欲しいと言っても、知らないぞ。そう捨て台詞を言うと、サッサと海の方へと歩き出す。今いる場所からは、海まで離れてはいない。むしろ、見えるくらいだ。(じいちゃんに、見つかるぞ)裕太は、そう思うけれど…「あ、
「そんなの、大丈夫だよ。じいちゃんは、そんなこと、うるさく言わないし」楽勝だよ、と裕太が言うけれど…「ダメだよ。明日、じいちゃんに話してからだ」やけに強い口調で、ジュンペイが言う。しかたがないな…ついに、裕太が折れた。「わかったよ、じいちゃんがいいと言ったら、行くんだね?」後で、そんなことを言ってない…と言うのはなしだぞ。裕太は、ジュンペイの顔をジロリと見る。「もちろんだよ!ボクも、行ってみたいし」やけにジュンペイが嬉しそうに言う。(あれは、ボクのじいちゃんだぞ
「さぁ、それはどうだろうね。少なくともボクは…この目で見たんだ。もしかしたら、割りと最近まで、人が住んでいたのか、通っていたのかもしれない」妙に自信があるのか、堂々とした態度でそう言う。ジュンペイが、自分の手柄のように、得意気に言うのを見るのも、シャクだけど…「まぁ、それも、一理あるのかもしれないなぁ」颯太が言うのを耳にして、裕太は何も言えなくなってしまう。「そっかあ」ヘヘッと、照れたように笑うジュンペイを見て、自分も何か見つけなくては、と裕太は思うのだ。「だっ
「おまえ…想像力がないなぁ。もう少し、頭を柔軟にして、考えてみろよぉ」ヘラッと、ジュンペイが笑う。「悪かったな!」裕太はカチンとくるけれど…確かにそうなので、黙り込む。「やっぱり、降参か?」そっくり返るジュンペイを、見るにつけ、ちょっとシャクなのだが、それも事実なので、裕太は仕方なく、コクンとうなづく。「そっかぁ~わかんないかぁ」すっかりジュンペイは、ご満悦だ。「いいから早く、教えろよ」裕太が可哀想になり、颯太が加勢する。「仕方がないなぁ」はぁ~とわざとらし
生徒同士の監視、告発、懲罰。謎の生徒会長に支配された学園。これは、ありえるかもしれない、未来の物語。ねらわれた学園ーーー耕司と和美は、進学校の阿倍野第六中学校に中学2年生。ありふれた学校生活は、謎の少女、・高見沢みちるが生徒会長に選ばれたことにより急変する。大勢を扇動する力強い言葉と、厳しい校則で学校を支配していくみちる。監視、告発、懲罰によって奪われていく自由―――彼女の真の目的とは!?1976年の刊行以来、何度も映画化・テレビドラマ化されたジュブナイル小説の大傑
「わかんないよ!ボクは、ジュンペイじゃあないから」正直面倒で、そんなこと、どうでもいい…と裕太は思い始める。ジュンペイが、落ち着きなく身体をユサユサと揺らす。きっと、言おうかどうか、迷っているのだろう。(頭の一つでも下げて、「教えてくれ」とでも、言って欲しいのか?)そう思うけれど、あえて裕太は、何も言わない。何となく、ジュンペイの思い通りになるのが、シャクなのだ。だが、どうやら図星のようだ。ジュンペイが、わかりやすく、動揺している。「もしかして…何かわかった?」颯
「じゃあ、ジュンペイは…このまま、帰れなくてもいいんだ」ちょっと、意地悪だ…と思うけれど、裕太はジュンペイの本音が聞いてみたい…と思う。「そりゃあ、帰りたいよ。だけど、こんな中途半端なままじゃあ…きっと気になって、仕方がない…と思うよ。だから、じいちゃんの言う通りに、少しでも早く帰れるように、頑張るしかないんだ」何だか自分の気持ちと、戦っているように思える。「へぇ~そうなんだ」いつもは、マイペースなジュンペイだが、案外真面目に考えているようだ。「ねぇ、