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ジャンヌ・モローJeanneMoreau生涯1928年1月23日〜2017年7月31出生地フランス・パリ10区死没地フランス・パリ8区略歴当初は「不美人女優」とも評されたが、ルイ・マル『死刑台のエレベーター』『恋人たち』や、フランソワ・トリュフォー『突然炎のごとく』『黒衣の花嫁』といった作品に起用され、ファム・ファタール(男性を破滅させる魔性の女性)を演じ、「ヌーヴェル・ヴァーグの恋人」と呼ばれた。ミケランジェロ・アントニオーニ『夜』、ジョゼフ・ロージー『エヴァの匂い』
1962年にフランソワ・トリュフォーが監督し、ジャン・グリュオーが脚色・演出に参画した『突然炎のごとく(JulesetJim)』は、アンリ・ピエール・ロシェの小説「ジュールとジム」を基にした恋愛映画です。第一次世界大戦前夜のフランス。オスカー・ウェルナー(役名:ジュール)はオーストリア出身の内向的な作家で、外向きの性格のフランス人のアンリ・セール(役名:ジム)と共に詩や小説を書いていることから強い友情で結ばれます。スライド投影で観た古代女神の胸像とその穏やかな笑顔に魅了された2人
ジョン・ギールグッドArthurJohnGielgud1904年4月14日イギリスロンドン生まれ。2000年5月21日死去。96歳。サー・ジョン・ギールグッドはウィリアム・シェイクスピア劇の大巨星である。演技巨星ジョン・ギールグッドは映画『オーソン・ウェルズのフォルスタッフ』においてヘンリー四世を勤め、『BBCウィリアム・シェイクスピア全集』『リチャード二世』においてジョン・オブ・ゴーントを演じた。ヘンリー四世は1366年4月6日に誕
2015年5月24日記事もうひとつ、ミルトン・グリーン様のお写真の記事を。2015年かあ・・・若かったなあ私も。今よりは。グリーン様が切り取った時間はそのままそこに存在している・・・NellieNyad,1952MarleneDietrich1952創り上げた所から改めてさらけ出させるカメラMiltonH.Greene(ミルトン・H・グリーン)様撮影のお写真を、追えば追う程、深みにはまっています。数々のアクターを撮影されてらっしゃ
オーソン・ウェルズオースン・ウェルズOrsonWellesは1915年5月6日アメリカ合衆国ウィスコンシンに誕生した。1985年10月10日カリフォルニア州ロサンゼルスにおいて70歳で死去した。幼年時代からウィリアム・シェイクスピアの戯曲に熱中していたという。26歳の1941年に主演・脚本・監督で『市民ケーン』を発表する。チャールズ・フォスター・ケーンの生涯を悲哀の人として描く。断末魔に語る「rosebud」(薔薇の蕾)が観客の胸に迫る。老年時代を2
映画「ニキータ」監督・脚本:リュック・ベッソン出演:アンヌ・パリロー、ジャン=ユーグ・アングラード、ジャンヌ・モロー、ジャン・レノほかテレビ放映1990年作品。本作のヒットによって、あの名作「レオン」につながった作品として知られている作品なので、一度は見てみたかった作品。ただの町のチンピラだった少女が、政府の工作員として育てられ、いつくもの「仕事」を重ねていく、というお話。最後までおもしろく見ましたが、最後はもうちょっと何かほしかったですね。「レオン」の萌
監督:ルイ・マル1958年公開原作:ノエル・カレフ『死刑台のエレベーター』(1956年)所要時間:1時間31分本作は、フランスで制作されたサスペンス映画です。主人公のジュリアンは社長夫人であるフロランスと恋仲になり、果てには社長のことを殺害してしまうのですが、証拠隠滅のために戻った会社のエレベーターに閉じ込められてしまう、という観ていてもハラハラドキドキしてしまうストーリー。約束の時間に恋人が現れず困惑するフロランス。ジュリアンはどうにかしてエレベーターから出なけれ
【ジェラール·フィリップ生誕100年映画祭予告編セテラ·インターナショナル公式チャンネル2022/10/21公開:1分47秒】「ジェラール・フィリップ生誕100年映画祭」予告編11/25(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開――なぜ彼は<特別>だったのか――”フランス映画史上最も愛された夭折のスター”最新ドキュメンタリーと、珠玉の代表作が集結【映画公式HP】www.cetera.co.jp/gerardphilipey
1月23日は、ジャンヌ・モローの生誕96周年でした。(1928年1月23日生誕-2017年7月31日死没)それを記念してジャンヌ・モローの作品を紹介しています。■本日ご紹介するのは、作家マルグリット・デュラスを演じた晩年のこの作品です。『デュラス愛の最終章』(2001)監督ジョゼ・ダヤン撮影キャロリーヌ・シャンプティエ共演エーメリック・ドゥマリニー【あらすじ】1975年、学生だったヤン・アンドレアは、大学で自らの映画「インディア・ソング」を上映するために訪れ
1月23日は、ジャンヌ・モローの生誕96周年でした。(1928年1月23日生誕-2017年7月31日死没)それを記念してジャンヌ・モローの作品を紹介しています。■今日ご紹介するのは、トリュフォーの作品です。『黒衣の花嫁』(1968)監督フランソワ・トリュフォー共演ジャン=クロード・ブリアリ撮影ラウル・クタール【あらすじ】南仏のコート・ダジュールのアパートで婚約パーティーを開催していたブリスのもとへ美しい女が訪れる。女に魅惑されテラスに出たブリスは、その後転
1月23日は、ジャンヌ・モローの生誕96周年でした。(1928年1月23日生誕-2017年7月31日死没)それを記念してジャンヌ・モローの作品を紹介しています。■今日ご紹介するのは、南仏を舞台にした、ピエール・カルダンの衣裳とブロンド姿が美しいこの作品です。『天使の入江』(1963)監督ジャック・ドゥミ共演クロード・マン衣裳ピエール・カルダン音楽ミシェル・ルグラン撮影ジャン・ラビエ【あらすじ】パリで銀行員として働くジャンは、同僚に連れられ初めて訪れたカジ
1月23日は、ジャンヌ・モローの生誕96周年でした。(1928年1月23日生誕-2017年7月31日死没)それを記念してジャンヌ・モローの作品を紹介しています。■こちらは、モローのベスト3に入るトリュフォーの作品です。『突然炎のごとく』(1961)監督フランソワ・トリュフォー共演オスカー・ウェルナー、アンリ・セール撮影ラウール・クタール【あらすじ】モンパルナスで出会ったジムとジュール。文学青年同士の二人はやがて無二の親友となり、美しい娘カトリーヌと知りあ
1月23日は、ジャンヌ・モローの生誕96周年でした。(1928年1月23日生誕-2017年7月31日死没)それを記念してジャンヌ・モローの作品を紹介しています。■『突然炎のごとく』『小間使の日記』を凌ぐ、モローのベストNo.1は『エヴァの匂い』です。凄まじい傑作であり、個人的にもオールタイムベスト10の1本です。『エヴァの匂い』(1962)監督ジョセフ・ロージー共演スタンリー・ベイカー、ヴィルナ・リージ撮影ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ音楽ミシェル・ルグラン
1月23日は、ジャンヌ・モローの生誕96周年でした。(1928年1月23日生誕-2017年7月31日死没)それを記念してジャンヌ・モローの作品を紹介しています。『小間使の日記』(1963)監督ルイス・ブニュエル共演ミシェル・ピッコリ脚本ルイス・ブニュエル、ジャン=クロード・カリエール撮影ロジェ・フェルー【あらすじ】20世紀初頭。パリの小間使だったセレスチーヌは、田舎貴族の家に奉公に来る。狩猟と女漁りに励む主人、家の実権を握る夫人、婦人靴に執着するその父、粗野
1月23日は、ジャンヌ・モローの生誕96周年でした。(1928年1月23日生誕-2017年7月31日死没)それを記念してジャンヌ・モローの作品を紹介しています。■今日ご紹介するのは、モローの「アンニュイ」美学の作品です。『夜』(1960)監督ミケランジェロ・アントニオーニ共演マルチェロ・マストロヤンニ、モニカ・ヴィッティ撮影ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ【あらすじ】作家のジョヴァンニと妻リディアは、病床にある友人の作家トマゾを見舞った。もはや回復の見込みはな
1月23日は、ジャンヌ・モローの生誕96周年でした。(1928年1月23日生誕-2017年7月31日死没)それを記念してジャンヌ・モローの作品を紹介しています。■こちらは、カンヌ国際映画祭女優賞を受賞した作品です。『雨のしのび逢い』(1960)監督ピーター・ブルック共演ジャン=ポール・ベルモンド原作・脚本マルグリット・デュラス撮影アルマン・ティラール【あらすじ】アンヌは、息子のピアノのレッスンの最中に、突然の鋭い女の悲鳴を耳にする。一階のカフェに降りてみる
1月23日は、ジャンヌ・モローの生誕96周年でした。(1928年1月23日生誕-2017年7月31日死没)それを記念してジャンヌ・モローの作品を紹介しています。■こちらは、フランス映画界での一大スキャンダルになったこの作品です。この作品と、同年の『死刑台のエレベーター』により、ジャンヌ・モローはスターダムへ押し上げられます。『恋人たち』(1958)監督ルイ・マル共演ジャン=マルク・ボリー撮影アンリ・ドカエ【あらすじ】地方の新聞社主の妻ジャンヌは閉塞的な日常から
ジャンヌ・モローさんジャンヌ・モロー(仏:JeanneMoreau)1928年1月23日生まれ、2017年7月31日、89歳没。フランスパリ10区生まれの女優、脚本家、映画監督、歌手。1958年1月29日フランス公開1958年9月26日日本公開、映画『死刑台のエレベーター』(Ascenseurpourl'échafaud)監督:ルイ・マル原作:ノエル・カレフ脚本:ロジェ・ニミエ、ルイ・マル音楽:マイルス・デイヴィス出演:ジャンヌ・モロー、モーリス・ロ
本日1月23日は、ジャンヌ・モローの生誕96周年です。(1928年1月23日生誕-2017年7月31日死没)それを記念してジャンヌ・モローの作品を紹介します。■ジャンヌ・モローJeanneMoreau:1928年パリ生まれ。父はレストラン経営者、母は元ダンサー。18歳の時に見た舞台で演劇の世界に魅了され、コンセルヴァトワールに入学。その後モリエール劇団に入り、1948年映画デビュー。1957年の『死刑台のエレベーター』で話題に。29歳のブレイクなので、かなり遅い
ニンゲンは撤退を終えることがあるのか?アモス・ギタイ監督作品、フランス、イタリア、イスラエルジュリエット・ビノシュ様、ジャンヌ・モロー様、ダナ・イヴジー様他2005年のガザ地区からのイスラエル入植者の撤退を背景とする作品。映画はフランスのアビニョンから始まる。父を亡くしたばかりのアナのもとに、父が養子に迎えたイスラエル人青年ウリが葬儀に参列するためにやってくる。久々に再会したアナとウリは遺産の相続手続きのために弁護士に会い、そこで20年前にイスラエルで出産後す
「夜(1961)」(原題:Lanotte)「夜(1961)」全編1961年1月24日公開。ミケランジェロ・アントニオーニ監督の「愛の不毛三部作」の2作目。マルチェロ・マストロヤンニ、ジャンヌ・モロー、モニカ・ヴィッティの共演。受賞歴:ベルリン国際映画祭金熊賞:ミケランジェロ・アントニオーニダヴィッド・ディ・ドナテッロ監督賞:ミケランジェロ・アントニオーニナストロ・ダルジェント最優秀作品監督賞:ミケランジェロ・アントニオーニナストロ・ダルジェント助演女優
危険な関係1961年5月1日公開作品2018年3月24日4Kデジタル・リマスター版公開コデルロス・ド・ラクロの小説を現代化したロジェ・ヴァディム監督の恋愛心理ドラマ。あらすじ外交官ヴァルモン夫妻と言えばパリの上流社会でも最も洗練されたカップルである。このカップルはまことに不思議な夫婦であった。妻ジュリエットは、多くの男と関係をしながらも、夫ヴァルモンを誰よりも愛していたし、夫ヴァルモンとて次々に女を変えながらも、一番愛しているのはジュリエットであった。しかも二人はお互のアヴァン
アルコール依存症の治療はできても虚無感の治療に限界を感じる精神科医。患者に尋ねる。「君はまだなんとなく不安かね?」彼は答える。「…なんとなく?永遠に消えない不安です」パリで遊べば結婚すればNYへ行けば女性にモテて酒をあびれば空しさを埋められると思っていた。医師は慰める。「気の持ちようでなんとかなるよ」「商売をはじめたらどうだ?」「元気な女性が薬になるぞ」気休めの言葉たちが指の間をすり抜ける。医師は徒労におわり、出口へ向かう。「君、疲れただろ?私はもう行くよ。君
1957年。フランス。ルイ・マル監督。モーリス・ロネ、ジャンヌ・モロー主演。タイトルを見れば、おっかないバリバリのサスペンス〜って感じなんだけど、全然そうじゃなかった。物語は、勤務先の社長夫人と不倫してる主人公が、社長を殺害して、完全犯罪を実行しようというお話。最初にジュテームとか言ってるので、あ、これってフランス映画か、と。で、社長を殺害した主人公が、社長夫人と堕ち合うハズが、ロープを忘れたのに気付き、会社に戻る。その途中で、エレベーターの中に閉じ込められてしまう。ハハ、ちょっと
見逃した映画を、あらためて見る名作と呼ばれている映画こそ今の時代にも何かを感じることができるものですうう、なんか真面目路線を目指してるようで暗黒街のセンム♪らしくないぞよま、秋らしい画像ということで今日はフランス映画の古典的名作ですぞ1954年製作のフランス・イタリア合作「現金に手を出すな」監督は、ジャック・ベッケル出演は、ジャン・ギャバン、ジャンヌ・モロー、リノ・ヴァンチュラタイトルの「現金」は「げ
今回は、マルグリット・デュラス脚本、ジャンヌ・モロー主演の2作品。『マドモアゼル』★★★★☆1966年製作、トニー・リチャードソン監督作品。異常性格の女性のハナシかとおもったけれど、西洋版「八百屋お七」ですね。全文はコチラ→Seesaa「キネマのマ」『雨のしのび逢い』★★★★1960年製作、ピーター・ブルック監督作品。シンプルな不倫ものに見えて、その実、極めて難解な女性の心理ドラマ。全文はコチラ→Seesaa「キネマのマ」
このところの当ブログで、フランス映画『死刑台のエレベーター』(1957ルイ・マル監督)を取り上げています。この名作、ルイ・マル監督のデビュー作でもあります。何と、このときルイ・マルさんは25歳!その瑞々しい感性がシャープな映像を作り上げています。そして当時29歳のジャンヌ・モローさんにとっても代表作になりました。ジャンヌ・モローさんは2017年7月13日に89歳で亡くなりました。数々の名作映画に出演され、カンヌ国際映画祭女優賞など幾多の栄誉にも輝きましたが、『突然炎のごとく』(1961
ひとつ前の当ブログで、『死刑台のエレベーター』(1957ルイ・マル監督)を取り上げました。ジャンヌ・モローさんと愛人関係にあるモーリス・ロネさんがモローさんの夫を殺害、完全犯罪かと思ったらエレベーターに閉じ込められてしまうというサスペンス映画です。ロネさんと落ち合うはずが連絡がつかず、モローさんが夜のパリを彷徨い歩くシーンが素晴らしい!大都会の夜の風景ロを捉えた映像というとまずこの映画が頭に浮かびます。「連絡がつかない」からこそのサスペンス、今じゃ成立しないと思ったら、日本でリメイクされ
ふたつ前の当ブログで、8月12日(土)に池袋西武「池袋・豊島・西武沿線・レトロ百貨展」を見に行ったら、会場に電話ボックスが設置されていたことを書きました。子どもを中に入れ、受話器を持たせて写真を撮っている親御さんが列を作っていました。この子たちは「電話ボックス」を見たことはないだろうし、ヘタしたら家には「固定電話」がないかもしれません。電話といったら「スマホ」で「携帯するもの」と思っているでしょう。「携帯電話」が当たり前になると、昔の映画の設定が通用しなくなる場合がありますね。まず『君の名は
愛のめぐりあい1996年8月24日(土)公開イタリアとフランスの四つの土地に四つの愛の物語を描くオムニバス映画。あらすじ雲のなかを飛行機で旅する映画監督の私。作品を完成した疲労の中から、次の映画のアイディアが生まれる。霧の立ち込めるフェラーラの街へ。<第1話フェラーラ、ありえない恋の物語>水力技師のシルヴァノは出張先の霧の村でカルメンという女に出会う。二人は同じ宿に泊まり、翌日散歩の途中に接吻を交わす。夜、二人はお互いを求めつつも、それぞれ別の部屋に眠った。翌朝彼が目覚めると