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石森章太郎『奇人クラブ』そんなことで、サンコミックスの『奇人クラブ』なんだけど、どうやら、昭和43年に初版が発売されているらしい。なるほど、表4に「サンコミックス21」の意味とおもわれる「SCM21」っていう白抜きの記号が小さく印字されてるし、定価もなんでか知らないけど「350円」っていうシールがたぶん前に設定された定価の上に重ねて貼られてる。よほど大急ぎで発行されたものみたいで、もしかしたら、刊行の際にいろいろすったもんだすることがあったのかもし
豆パンデミックその5それで石森章太郎の『狂犬』のつづきなんだけど、この作品は、朝日ソノラマから出てたサンコミックスの『奇人クラブ』に収録されてた。石森章太郎の短編は、クライマックスが最後のひとコマになってることが多いんだけど、これもそうだ。あ、この作品の中で、ジャック・フィニイの『盗まれた街』を『盗まれた町』って書いてるのはわざとなんだろうか?それとも石森章太郎がこのモチーフになってる小説を読んだときは「町」だったんだろうか?よくはわからないけど、旺盛な
豆パンデミックその4それでね、長くなっちゃったから、あらためて「豆」の続きを。ジャック・フィニィの『盗まれた街』なんだけど、これをモチーフにして、ていうよりもろお題にして、描かれた漫画がある。石森章太郎の『狂犬』だ。まあ、この「さやえんどう」まがいの物語はそこらじゅうで扱われてて、なにも『狂犬』だけってわけじゃないんだけど、でもやっぱり、ぼくがいちばん感化されたのは『狂犬』だった。もしも『狂犬』を読まなかったら、ぼくはたぶん『
豆パンデミックその3いやそれで、珈琲豆とカカオ豆の生産が減少してるんじゃないかって話なんだけど、結局、よくわからなかった。ていうより、調べるのがおっくうになって、そのまま時が経っちゃった。で、おもいだしたことがある。豆っていうと、ぼくはいつもアタマに浮かんでくる物語がある。ジャック・フィニイの『盗まれた街』だ。あるとき、ふと、知り合いのようすがおかしいとおもって、それとなくさぐっているうちに、宇宙から迷い込んできた未知なる生命体が知り合いとま
「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」(1956)SFホラーの古典をDVDで観ました。初見。監督はドン・シーゲル。予告編はコチラ。病院にいるマイルズと名乗る男(ケヴィン・マッカーシー)が錯乱状態で意味不明の言葉をまくし立てています。駆けつけた医師が彼の経験談に耳を傾けると・・・。サンフランシスコ付近の小さな町サンタ・ミラで開業医を営んでいるマイルズが学会を終えて地元に戻ってくると、一見変わらないように見える町並みや人々がどこかおかしいなと感じます。まあ、そんなことよりも、元カノ
モノに埋もれた義実家を片付けています。魔窟の蔵を片付けていて入院用品セットを見つけました。『いつ入院したっけ?』モノに埋もれた義実家を片付けています。最近は蔵を片付けているのですが『せんざい意識〜MOTTAINAI精神』モノに埋もれた義実家を片付けています。ひさ…ameblo.jp後日、そのダンボール箱に乗せられていたらしいメモ書きの新聞紙を蔵の中で発見。スリッパは捨てたうん、分かった2000年の新聞紙に書かれた発信なので25年ぶりのリプライです。
10の物語りをまとめた短編集。なんとも…不思議な魅力のある物語り集だった。SFとも違う…ファンタジーとも違う…。今から43年前が初版。言葉遣いが、やはりどこか古風だけれどそれが、丁寧な描写と相まってなんとも繊細で複雑な印象だ。あとがきによると、この作風は「積極的な現実拒否」なるものらしい。そう言われてみれば、そうだなぁ。ありそうでないような話、あってもおかしくない話、というよりは、いや、ないでしょ…となる話だ。。。けれど、実際には望んでいるのかもしれない、あってほし
待ちきれなくてTverで見てたら息が止まりそうになりました。まさに私の愛読書。引っ越すたびに持って歩いたこの本が萬木先生の所にもあるなんて❣️この春に大量の本達とお別れしたときにこれは処分できなくて、手元に残しておいてほんとに良かった🍀ショートストーリーを集めた本なのですが、一花さんが話してるのを聞いてこれ!だと、「愛の手紙」のことだとわかりました。短編集のラストにある素敵なお話。ジャックフィニイはファンタジーとかSFとかを主に書いている作家なので哲学書とは
こんにちは!一木ヨーガスタジオの山田です。動画クラスの皆様も、元気にお過ごしでしたらとても嬉しいです先月は『春といえば』が瞑想のテーマでしたが、その中で子供の頃好きだった短編のタイトルを思い出しました。『ゲイルズバーグの春を愛す』古い小説です。読んだことのある方いらっしゃいますか?細かい描写は忘れていますが、、ちょっと不思議でありながら、静かな感動が込み上げてくるような読後感でした。未だにタイトルを思い出すだけで、読んだときの喜びがほんのりと心によみがえります。探して久しぶりに
2/14の昨日はバレンタインなのでジャック・フィニイの「愛の手紙」という物語を読みたくなったので、ツイキャスで夕方から急遽読み始めてしまいました!!==お話は次のような内容の導入で始まります。。"マンハッタンで骨董品として買った古い机の隠しひきだしの中に「僕」は出されることのなかった恋人へのラブレターを見つけた。助けを求める彼女に僕は返事を書く。。。"この表紙画は、今は筆を折った内田善美さんの作品!でこの「愛の手紙」にまつわるとても大事なイメージを本当に美しく描いてくれています。
<立原道造、フィニイ、ストーカー>562.「立原道造詩集」立原道造中村真一郎/小川和佑:解説角川文庫「四季」によって立原は堀辰雄の系譜につながり、西欧の近代精神と古い王朝のリリシズムを融合させ、清新透明で夢のように甘美な純粋さをもってしずかに愛とおそれの歌を奏でた。その影響の浸透はまさに雨水の熱砂に注ぐがごとくであった。惜しくも夭逝したが、その青春の歌声はすでに古典として不滅の輝きを放つ。<
時間ものが好きです📚時空ものとも言いますねタイムスリップタイムトラベル好きで好きでたまりません!時間ものの本はたくさん読みましたがジャック・フィニイの『ふりだしに戻る』というSFファンタジーが大好きです最近は江戸時代にタイムスリップする連続ドラマ『仁』を観て幸せに浸っています勿体ないし目が疲れるしで休み休みにしているのですが完結編ももうじき見終わってしまいますどなたか面白い時間ものを(ドラマか映画希望)ご存知でしたらぜひ教えてください😌💞
自分は映像化作品を観てからその原作を読むことが多々あるけれど、今回の「盗まれた街」もそのひとつだった。ただしそのとき観たのはちょうど物語の終盤…テレビをつけると侵略者の阻止のために主人公が奮闘をしていて、そのときはよくあるものだと何となく観ていたらラストの指差して絶叫する場面で「え?」と衝撃を受けたのである。CS放送用の番組紹介欄でそれが「盗まれた街」の映像化と知ったけれど、自分が観たのはどのバージョンなのか未だにわかっていない。カラーだったことから二作目のようだけれども有名作だけにいつで
『インベージョン(2007)』原題:TheInvasion“眠っちゃ駄目…”令和2年10月10日(土)…動画配信サービス『dTV』にて…当日1本目に、この映画を鑑賞しましたァ~(^^♪やはり、原作があり…何度も映像化される作品…は、演出側もやり易いのだろうか?観ていて、とても面白い…と感じる。テーマは何であれ、映画化するには外せない要素をふんだんに盛り込んでいるからかな?!※劇場公開日:2007年10月20日※予告編:https://youtu.b
こんばんわ~。もう眠いです(´Д⊂ヽきょうは日中、二女のお料理教室についてゆきまして、スタバ待機でした。もちろん勉強してましたよ。もう勉強くらいしかすることもないもので。きょうはクッキーだったようで、ブックオフ覗いて帰ったのですが。二女は少年マンガが好きで、そこを覗きに行っているあいだに、僕も100円の文庫コーナーを暇つぶしに眺めておりました。そうしたら、まさかのジャック・フィニィの幻の長編小説が上下ともそろって売っておりました。僕はジャック・フィニィの短編小説が好きです。長編
物語は、だいたい見当がつく。「盗まれた街」の4度目の映画化ということだが、56年版の「ボディ・スナッチャー」が、一番良くできていると思った。もちろん、VFX技術は稚拙だが、ヒタヒタと迫ってくる感覚は、時代を感じさせないスリルがあった。この作品は、どうだろう。口から体液を浴びせて、感染させる感染方法は、ヒタヒタ感よりも、気色の悪さを感じさせる。まさに美しくない。物語は、宇宙ウイルスが、人間に感染して、人格を変えてしまうという話だ。得体の知れない別人格になることの恐怖が、この作品の肝だ。感情の起伏
「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」は、SF作家ジャック・フィニイ原作の映画です。この映画は4回もリメイクされ、今回紹介するドン・シーゲル監督作が第1作目となります。第1作目主演のケヴィン・マッカーシーは、20年後のリメイク版にも、主演ではないですが、出演を果たしております。1956年に上映された、このドン・シーゲル監督作品は、古典SF映画の名作と云われ、アメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録もされました。ドン・シーゲル監督と云えば、クリント・イーストウッドとのコンビで、数
自分が惹かれるものって、若いころからあまり変わっていないなと思うのですが昔から、時を超えて生きるとか、時空を超えて繋がるとかそういうシチュエーションにすごく惹かれるみたいです。萩尾望都の「ポーの一族」は、ヴァンパイアが何百年も生きていく話ですがとにかく大好きでした。(最近新しいのが出ましたが、絵もすこし変わって、あまり好きではなかった)「レッドヴァイオリン」は、お産で亡くなった中世のヴァイオリン制作者の妻の魂がヴァイオリンに宿って、いろいろな国や人の手に渡って現代のオ
タイムトラベルをテーマにした、ジャック・フィニイの作品です。舞台は、主人公サイモンが暮らすニューヨーク。―――とは言え、現在(1970年頃)と、1882年のニューヨークが交互に登場。かの街を全く知らない自分でも、目を瞠るシーンが続出する、ロマンティックなSFサスペンスです。主人公サイモンは、ヒョンなことから、政府の秘密プロジェクトに加入させられる。時間旅行テストの一員として、過去のニューヨークに、旅立つことになったのだ。彼は女友達の養父の自殺現場に残された、青い手紙の
「SF/ボディ・スナッチャー」1978年米国監督:フィリップ・カウフマン原作:ジャック・フィニイ出演:ドナルド・サザーランド:ブルック・アダムス:ジェフ・ゴールドブラム>年末年始にご家族で鑑賞可能なちょっと怖いシーンもあるけどちょっと昔の映画をご紹介します。本作は3回ほどリメイクされてますが、これは2作目。一作目はいかにも古き良きアメリカ映画という画面で仮面ライダーでお馴染みの石ノ森章太郎先生もご覧になり漫画にリメイクされてました。サンフランシスコの衛生局に勤める
こんばんは。何故か手離せない本があります。本が大好きで、小・中・高と図書室、図書館に通い詰め。自分で自由に本を買えるようになってからは、読みたい本は手当たり次第と言っていいほど購入。でも三年前、そのほとんどを手離しました。その量、ハードカバーや文庫本など、段ボール箱で二十箱近く。突然病に倒れ、身の回りのことが出来なくなった母。その母が逝ってしまってしばらく後、母の持ち物を整理しているときに自分の物も整理しなきゃと思って。