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「こういう音楽を大真面目でやれるというには何か一種の反知性的な気質か、さもなければ劇場的性格か、あるいは、そういうことを超越した本当に崇高なまでの精神的態度か、何かそういうものが要るのではなかろうか?そうして、ショルティには、この中で劇場的なものtheatricalな効果というものに対する本能が極度に強く発達しているのではなかろうか?」これはショルティさんのこの演奏に対する吉田秀和先生の記述です。ショルティ指揮、ウィーンフィル演奏ベートーヴェン作曲、交響曲第3番「英雄
【CDについて】作曲:マーラー曲名:交響曲第1番ニ長調(55:53)演奏:ショルティ指揮、シカゴ交響楽団録音:1983年10シカゴOrchestraHallCD:F35L-50050(レーベル:LONDON)【曲と演奏について】たくさん購入してしまったマーラーのCDを聴いております(笑)。ショルティとシカゴ響の演奏も、一時代を築いた演奏として記憶しております。いくつかの演奏は聴いたのですが、第1番は聴いていませんでした。さて、第一楽章、予想外に穏やかに始まりました。あた
知らなかった・・・。ワーグナーの「ラインの黄金」をアニメーションで作った人が居たとは。アニメーション版「ラインの黄金」TheAnimatedRing:DasRheingoldFullyanimatedversion,createdwithDaz3D,ofDasRheingold,RichardWagner's"eveningbefore"oftheRingoftheNibelungcycle.00:00:10Prelude00:04:2
ゲオルグ・ショルティGeorgSolti(1912-1997)全知全能の大指揮者ハンガリー出身の大指揮者。そして、クレンペラー、ベームに続く(前時代の三大巨匠、フルトヴェングラー、トスカニーニ、ワルターを除いた)歴史上最も偉大な5人の指揮者『五大巨匠』の一人。ショルティを一言でいうなら歴史上最も『万能』な指揮者ではないだろうか。録音数も多く、単に何でも弾けるだけでなく、何を弾かせても最高レベルに仕上げてしまう圧倒的な能力とセンスを持つ。子供の頃から指揮者を目指していたにも関
シカゴ交響楽団の次期音楽監督にクラウス・マケラが選出されたそうです。任期は2027年から5年間。彼は現在、オスロフィルとパリ管の音楽監督を務めていますが、2027年まではこの2つのオケに専念して、それからシカゴとコンセルトヘボウ管の首席指揮者に就任するそうです。マケラはこれまで実演で4回聴いています。実演の前に映像でフランクフルト放送響を振ったショスタコの7番、オスロフィルを振ったブラームスの4番などを観ていましたが、今一つなぜこの若者が注目されているのかよくわかりませんでした。実演の最初はB
Leschosessurcettepagesontfictives.オットークレンペラーが指揮するベートーヴェンの第10番交響曲です。フルトヴェングラーが死の直前にベートーヴェンの第十交響曲の楽譜が発見されたのです。初演の名誉は誰が担うのか?真っ先にトスカニーニが名乗りをあげました。しかしトスカノーノーには初演をさせるわけにはいかないうことになりました。ベルリンフィルの労働組合が断固反対したのです。温厚なブルーノワルターは軋轢を恐れて辞退してしま
「マイ・レコードコレクション」を続けていますが、どうやら針先の摩耗が始まったようなので、しばらくレコードを聴くのは控えてその間にじっくり交換針の吟味をしておこうと思います。ということで元々、手持ちのレコードを全部聴き終えてからと思っていたCDの方も始めていこうと思います。それが「マイ・CDコレクション」です。記念すべき第一回目に何を選ぶか?取り出してきたのはキーシンがピアノを弾いたベートーヴェン「ピアノ「協奏曲全集」のCD。ついさっき聴いたアシュケナージとショルティのものが、特
亡くなった父親の残したレコードやCDがかなりあると以前書きました。その中には、自分だったら買わないだろうな、と思うものもあります。ショルティ/シカゴとアシュケナージのベートーヴェンの「協奏曲全集」のレコードは、その最たるもので、だから今まで聴かずに過ごしてきました。”自分では買わないだろうな”と思うのは、アシュケナージ、ショルティ共にマイナスのイメージしか無いからです。🔷アシュケナージの印象元々ピアノ曲にはあまり興味を持っていなかったので、アシュケナージのことを知った
「マーラーの交響曲の中で一番好きなのは何番?」という話題を、作曲家仲間の間ですることがあります。貴方は何番でしょうか。私は、実はこの第6番「悲劇的」なのです。相当に重苦しい楽想が支配的な長大な作品ですが、私はこの作品から、マーラーの輻輳した心情を、ストレートに感じることができるような気がするのです。全体の楽章構成は、前作=第5番のような5楽章3部構成というような独創的なものではなく、古典的なソナタ形式・スケルツォ・緩徐楽章・フィナーレという構成になっています。中間楽章の並びに
と思ったとき、どのCDを真っ先に取り出そうとするか?私の場合、まずクナさんのに目が行ってしまいます。まあ昔の記事でも書いたように、なにせワグナー嫌いを治すきっかけになったLPだったので・・・ワグナーが苦手でなくなったのは?|音楽あれもこれも=ただし偏りはあると言えよう=(ameblo.jp)当ブログでもマイスタージンガーは繰り返し記事にしてきましたが、念のため自分のブログで検索して、過去にご紹介していないことを確かめ(爆恥)今日はこれをご紹介します!
「知への旅」は1996年4月6日から1999年4月3日までNHK教育テレビで放送されたドキュメンタリー番組。文化・思想・科学などをテーマにした海外のドキュメンタリーの紹介の中で、友達オススメの「名指揮者ショルティの生涯」を見ました。前編・後編あります♪知への旅「名指揮者ショルティの生涯」【前編・後編】[日本語字幕付き]ユダヤ人として生まれ、過酷な戦争中に、クラシック音楽界の演奏史に、新たな旋風を巻き起こした、名指揮者サー・ゲオルク・ショルティの貴重なドキュメンタリー。youtu.be
今回は、マーラーの「交響曲第8番”千人の歌”」のレコードです。ショルティの最初のマーラー「交響曲全集」の中の一枚。🔶ショルティ、最初の「マーラー交響曲全集」1970年代始め、ショルティ/シカゴ交響楽団のコンビがマーラーの「交響曲第5番」でレコードデビューを果たし、マーラーブームが一気に開花しました。あのカラヤンでさえマーラーのレコードを出すことになります。ショルティは以前からマーラーを録音していて、録音の無い曲がシカゴ響とのもので埋まると、レコード会社はその過去の録音
今回は、ショルティ/ウィーン国立歌劇場のモールァルトのオペラ「魔笛」のレコード。🔶モーツァルトのオペラモーツァルトのオペラでは「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「魔笛」をまず押さえておきたい所かと思います。私は「フィガロの結婚」は大好き、「ドン・ジョバンニ」と「魔笛」は今一つピンと来ません。ピンと来ないのはその話の筋が好きでは無いからに尽きるので、モーツァルトの音楽だけ取ればまた違うはずなのですが、その好きでは無いということがどうしても邪魔してしまいます。🔶
今回は、ショルティ/シカゴのブルックナー「交響曲第5番」のレコード。サムネのジャケット写真は手持ちのものと微妙にデザインが違いますが、使われている写真は同じものです。🔶ショルティのブルックナー?今はどうか知りませんが、音楽評論家U氏に心酔したブルックナー信者からしたら”ショルティのブルックナーなど聴くこと自体が間違い”位に見下されていたショルティのブルックナー。表題に”?”を付けたのはそういう意味です。ブルックナーの交響曲は0番から2番は除いて何でも聴きますが、
【CDについて】作曲:マーラー曲名:交響曲第6番イ短調(76:37)演奏:ショルティ指揮シカゴ交響楽団録音:1970年4月シカゴMedinahTempleCD:POCL-5124(レーベル:LONDON、原盤:DECCA、発売:ポリドール)【曲に関して】私の家にある、「新時代の名曲名盤」のこの曲に関する記事には、1970年代には吉井亜彦氏をして、「曲の真価を発揮させた演奏がないと嘆かしめた」と書いてあります。ということは、このCDは1970年の演奏ですから、曲の真価を
【指揮】ダニエル・バレンボイム【演奏】シカゴ交響楽団【録音】1994年何だか新しい録音のイメージがありましたが、もう30年前ですか!信じられないですね。まさに光陰矢の如し。以前に2枚組の方を所有していましたが、曲数が多く、楽団も異なったりと、ややぼやけた感があり、この1枚ものの方がスッキリしており、最近買い直しました。いわゆるワーグナーの序曲や前奏曲の有名なものがほぼセットされています。足りないのは「リエンツィ」くらいです。昔は好きでしたが、最近はあまり好みでないので
【CDについて】作曲:バルトーク曲名:①管弦楽のための協奏曲Sz116(35:06)②弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽Sz106(27:17)演奏:ショルティ指揮シカゴ交響楽団録音:①1981年1月、②1989年11月シカゴOrchestraHallCD:POCL-5075(レーベル:LONDON、原盤:DECCA、発売:ポリドール)【曲に関して】1940年に戦禍を逃れてアメリカに移住したバルトークですが、環境に馴染めず生活は困窮し、体調を崩してし
今宵はCLASSICでCLASSICを録音済みカセットテープです。ScotchのCLASSICです。テープポジションは、フェリクローム(TYPEⅢ)です。フェリクロームテープは、量産品としては、SONYのDuadと、このScotchのCLASSICのみだったと思います(除OEM製品)。テープは、やや青みがかった黒。いい色をしています。↓↓録音されていたのは、ベートーヴェンの「田園」(交響曲第6番)A面ショルティ指揮シカゴ交響楽団B面カラヤン指揮
【指揮】サー・ゲオルク・ショルティ【演奏】シカゴ交響楽団【録音】1985年先日来より、ピアノ協奏曲があまり好きでない旨を書いてきましたが、チャイコフスキーのこの曲に関しては、ピアノよりもオーケストラワークスとして聴いています。ヴァイオリン協奏曲にしてもそうなんですけどね。私は協奏曲と言っても、オケを最重視します。以前は、カラヤンとリヒテルのを上げていた気がします。デュトワとボレットのも聴いてきました。今回入れ替えなので、もう以前の投稿は削除しましたが、チャイコフスキーのピア
先日、リサイクル・リユース店でゲオルグ・ショルティのモーツアルト:歌劇「魔笛」の全曲盤のLPレコード3枚組のセットを何と100円(税込み110円)で購入したと、このブログで紹介しました。驚くほど盤質の程度が良く全くの無傷、もしかしたら一度も針を落としていない感じもします。本当に信じられないくらいのお買い得のお宝発見でした。ショルティの「魔笛」というと、HIROちゃんの手元には安価で購入した1955年ヘッセン放送管弦楽団他とのモノラル盤のCDを持っていますが、ステレオ盤はありませんでした。
前回、ショルティ2度目の全集の中から「第3番」と「第6番」、「第7番」と「第8番」の二組を図書館で借りてきたと書いて、「第3番」「第6番」の感想を書きました。今回はその続きで、「第7番」「第8番」を聴いてみたいと思います。因みにショルティの最初の全集では「第7番」はロンドン響、「第8番」はシカゴ響でこのCDと同じ音源でした。🔶マーラー「交響曲第7番”夜の歌”」ショルティ/シカゴ交響楽団1970年初頭に、まさにショルティ/シカゴがマーラーの「交響曲第5番」を引っ提
昨年末に図書館で借りたCDの返却に行ったついでにあれこれ物色して、ショルティのマーラーが目に付いたので借りてきました。ショルティ2度目の全集の中から「第3番」と「第6番」、「第7番」と「第8番」の二組。ショルティのマーラーは最初の全集のレコードを持っていますが、当時ショルティが音楽監督だったシカゴ響とのものは数曲に留まり、多くはロンドン響で「第4番」などはアムステルダム・コンセルトヘボウとの古い録音で埋めた、レコード会社が慌てて企画したことが見え見えのものでした。今
クリスマスの後2日仕事で、昨日仕事納めでした。今年は、大掃除もお節料理の準備もするつもりがないので、昨晩からモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」を違う指揮者と歌手で聴いてみました。どれも超豪華キャストです。ベーム指揮/ヘルマン・プライ/ミレルラ・フレーニ/フィッシャーディスカウ/キリ・テ・カナワショルティ指揮/ガブリエル・バクイヤ/グンドラ・ヤノヴィッツ/ホセ・ファン・ダム/ルチア・ポップカルロマリア・ジュリーニ指揮/ジュゼッペ・タディ/E.シュヴァルツコップ/アンナ・モッフォ
みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、ゲオルグ・ショルティとロンドン交響楽団によるグリンカ、ムソルグスキー、ボロディン作品を収録したロシア管弦楽曲集です。曲目としては、グリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、ムソルグスキーの歌劇「ホヴァンシチナ」前奏曲と交響詩「禿山の一夜」、ボロディンの歌劇「イーゴリ公」序曲と「だったん人の踊りと合唱」です。「ゲオルグ・ショルティ指揮/ロンドン交響楽団」グリンカ作曲:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲ムソルグスキー作曲:歌劇「ホヴァンシチナ」
☆byもーたんママ☆お久しぶりのむーむーちゃんランディくん、カメラ見てくれてありがとネ相性がいいのかな会って間もないのに一緒にオネンネむーむーちゃんはフレンドリーでボランティアのメグさんやスタッフにも、すぐなついてくれましたむむちゃんはお食事中ご飯が終わった後は雅子ママに抱っこあずちゃんママから頂きましたありがとうございますももかちゃんお部屋からお出まし風月ちゃんメグさんかまって欲しくてガン見むーむーちゃんとチロくん楽
ヴェルディといへば椿姫子!椿姫買ってなかったか?(・ิω・ิ)おうじーざす!デッカレーベル!(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)(^q^)指揮者ショルティちょっとおじいちゃんに似てる笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑
ブルックナーを聴こう第2部~巨匠たちのブルックナー⑧~第8回:ゲオルク・ショルティショルティは、ブルックナーの演奏が有名かというと、そおーでもないかな?という気もしますが、それはショルティの録音におけるレパートリー自体がかなり広範囲にわたっていて、目立たないからかもしれません。しかし、全集も完成させていますし、初期にはDECCAのウィーンフィルによる全集にも、第7番・第8番という核心部を担当しています。そんなショルティの演奏を今日は聴いてみます。【CDについて】作曲:ブルックナー曲
ショルティの最初のマーラーの交響曲全集のレコードを順番に聴いています。この最初の全集はシカゴ響によるものばかりではなく、「第4番」はアムステルダム・コンセルトヘボウとの旧い録音まで登場します。前回までに「第7番」まで聴き終わり、その「第4番」がアムステルダム・コンセルトヘボウの柔らかく重厚な響きもあって良かったこと、「第5番」からシカゴ響も登場しますが、シカゴ響の輝かしい金管の響きはもちろん、オーケストラの音の素晴らしさに改めて気付かされたところです。今回は最後の3つの交響曲、「
1970年代初め、ショルティとシカゴ交響楽団のマーラー「交響曲第5番」のレコードが音楽界を賑わせました。シカゴ響とのマーラーが何枚か出た時、ショルティの過去の録音を含めたマーラーの「交響曲全集」のレコードが出て、すぐにそれを書いました。今回聴く「第5番」から「第7番」は、いよいよシカゴ交響楽団による録音です。順番に一曲ずつ順に聴いていきます。🔷「交響曲第5番」1970年の録音で、ショルティ/シカゴ響の凄さを音楽ファンに知らしめたレコードでした。確かにオーケス