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チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35三浦文彰はヴァイオリンを替えたのだろうか。3年前のフェスタサマーミューザで聴いた際、私は「〈ストラディヴァリウス“Viotti”から滴るような美音が奏でられる。演奏は完璧。スケールも大きい〉と記した。艶やかな音色と、ウィーン私立音楽大学でパヴェル・ヴェルニコフ、ジュリアン・ラクリンに学んだ背景を思わせる洗練が、強く印象に残っている。」と書いた。今回、都響のプロフィールに記されていたのは、(株)クリスコ(志村晶・代表取締役)から貸与され
このコンサートに行くかどうか迷った。ロマーシュカ・フィルハーモニーという聞いたことのないオーケストラでしかもコンサートが今回第3回と言う歴史の浅い存在なのだ。しかしショスタコーヴィッチの交響曲第9番&第10番という興味深いプログラムと、チケット無料でさらに杉並公会堂大ホール(席数1190席)の2階に先着順で自由に席が取れるというので出掛けてみた。指揮は泉翔士(いずみしょうし)という1991年生まれの若い指揮者だ。ショスタコーヴィッチの研究と演奏がライフワークという。ロマーシュカ・フィルハーモニ
2025年8月23日(土)18時開演サントリーホール■第733回定期演奏会■リャードフ/交響詩「魔法にかけられた湖」op.62ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18*ショスタコーヴィチ/交響曲第10番ホ短調op.93ピアノ:谷昂登*指揮:アダム・ヒコックス演奏∶東京交響楽団―――――――――――――――――――――――――――――――最近、音楽記事がごぶさたな状況が続いています。自分の整理として現在は備忘録として書いていますが、ライブの音楽を聴くことは何
先日、新潟のりゅーとぴあコンサートホールで、東京交響楽団のサマーコンサートに行ってきました。あまり、実際の演奏会には行けてません、お金かかるし時間とられるし。CDやDVDや動画で見て十分かな..と。ライブの傷もありませんし。ただ、アダム・ヒコックスの指揮だったので是非と思い行ったのですが、いやー、圧倒されました。大満足の一夜でした。曲目は、1曲目がリャードフの「魔法にかけられた湖」。丁寧な指揮で、楽員から美しい響きを引き出す、指揮者アダム・ヒコックスのエレガントな指揮ぶりに魅了されまし
アダム・ヒコックス指揮のショスタコーヴィチ「交響曲第10番」は圧倒的に素晴らしかった。音楽的な美しさと明快さ、そしてすっきりとした切れ味が際立っていた。東響の持ち味である木管の透明な響き、鋭さを備えた金管、繊細なヴァイオリンとヴィオラ、厚みあるチェロとコントラバスを巧みに引き出し、それぞれの特性を見極めながら、バランスよく一つの流れにまとめ上げた。これまで聴いたショスタコーヴィチの10番の中でも屈指の「美しい」演奏だった。思想的な重さよりも音楽的な美しさを追求した演奏であり、そこに品格も備わっ
ライプツィヒで開催されていたショスタコーヴィチフェスティバルの最終公演を聴いてきました。演目は交響曲第14番と第10番。指揮はネルソンスでオケはGHOでした。14番はなかなか聴けない曲でしたが、ソプラノ、バスともに素晴らしい歌唱で大きな拍手が送られていました。ソプラノのオポライスはネルソンスの前夫人だそうですね。非常に通る声で安定した音程でした。10番の1楽章は色々な管弦楽曲の中で特に好きな曲ですが、ネルソンスのテンポはやや速めで表情の付け方がとても良かったです。2楽章はかなり速いテンポで、
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲服部百音と佐藤晴真は端正に流麗に演奏しているものの、ガツンと来るものが、少ない。オーケストラももう一つ燃えていない。2021年フェスタサマーミューザで広上淳一指揮京響、ヴァイオリンが黒川侑、チェロは同じ佐藤晴真で聴いたが、この時の演奏は熱気があった。アンコールは、ヘンデル=ハルヴォルセンのパッサカリア。こちらは二人のテクニックが冴えて素晴らしい。後半はショスタコーヴィチ:交響曲第10番。神奈川フィルのヴァイオリン(コンサートマス
12月26日(木)にトリフォニーホールで明治大学交響楽団の演奏会を聞いた。前日の上智大学管弦楽団に比べるとちょっとレベルは落ちるようだ。前半のキャンディード序曲はちょっと音程が悪く合奏も乱れた。プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」抜粋はやや持ち直したがやっぱりちょっと耳障りな音が聞こえる。後半はショスタコーヴィチ交響曲第10番。なかなか意欲的な選曲で、忘年会もあったし来る予定はなかったが、このショスタコ10番があったので錦糸町までやってきた。音大オーケストラでは、現在のコンサートではマ
今、ショスタコーヴィチで何が一番好きかと聞かれたら「交響曲第10番」と即答します。”今”と断ったのは「第4番」を初め多くをはまだちゃんと聴いてないからに過ぎません。私が聴いてきた中で「第1番」以降初めてなんじゃないでしょうか。ショスタコーヴィチが社会情勢を背景にせず思うがままに交響曲を書いたのは。もちろんスターリン死去という社会情勢があったからですが、その訃報に接して一気に書き上げたと書かれています。ショスタコーヴィチ自体は学生の頃から「第5番」を聴いていますが、その後「第7番」を知
5月の本番(所属オケ①)終わりました🙌噂通り客席近かった(笑)お祭り騒ぎで楽しかったし、記念公演に参加することができて、とても嬉しかったですほんまにまた5年後とかにシンフォニーホールでやってほしいな(笑)お客さんも約1000人入ってくれて、ビックリしました(笑)11月の本番も頑張ります💪その前に今月は所属オケ②の本番です(笑)オール北欧プログラム🇩🇰🇳🇴🇫🇮北欧の風で暑さを吹き飛ばしたい(笑)こちらも頑張るぞ✊
お蕎麦と天丼というモリモリセット気持ちの赴くままにオーダーしてしまいました週末になりました。土曜日は朝から図書館へ📕母的には図鑑とか字が多めの物語などを手に取って読んで欲しいところですが、息子チョイスはおしりたんてい…おしりたんていあらたなるかいとう(おしりたんていシリーズ11)Amazon(アマゾン)おしりたんていおしりたんていのこい!?(おしりたんていファイル10)Amazon(アマゾン)母はこちら、第二巻です。船に乗れ!II独奏(小学館文庫)Ama
11月12日18時NHKホール指揮:井上道義曲目伊福部昭/シンフォニア・タプカーラショスタコーヴィチ/交響曲第10番ホ短調作品93ミッキーを聴くのはサマーミューザ以来、N響への登場も久しぶり、得意の伊福部とショスタコーヴィチということで楽しみ11月にしては暖かで、いつものように渋谷から向かったが、何かテント小屋が多数、食に関するイベントが今日明日あるっぽいが内容は謎、NHKホール手前のテントは閉まっている、ホールに入るとミッキーの第九のポスターが、いつもはスルーしている
スヴェトラーノフ指揮、手兵のソ連国立響によるICAレーベルのロンドンでのライブ録音で、ショスタコの10番がありました。あのライブでは旧ソ連軍がチェコに侵攻したことに対して聴衆の一部が抗議した様子も収録されており、かなりの緊張感の中、演奏が始められました。スヴェトラーノフやオケにしてみれば、とんだとばっちりでしたが、物凄い集中力で会心の演奏を披露して終演後の聴衆が熱狂していました。音楽の力で雑音をねじ伏せたのです。さてこれは今年の2月27日のMPO定期。多分ソヒエフのMPOデビューでした。メイン
ショスタコーヴィチ・交響曲第10番ホ短調Op.93(1986)ソヴィエト国立文化省交響楽団ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)ショスタコーヴィチ生涯の天敵、スターリンへの激しい憎悪・嫌悪・怒りに満ちた音楽といわれているこの交響曲、ショスタコーヴィチのスターリンへの屈辱に満ちた恐怖故に複雑な音楽になっていますが、この演奏は、誠にストレートにその怒りが表現されています。(ショスタコーヴィチ自身は、そのような解釈を容認しているわけではなく、「もっと純粋な人間的な感情と情熱とを描きたかっ
こんにちは。神奈川県大和市三浦ボイストレーニング・声楽教室三浦志保です。↑先日のオケ合わせ。戸塚区女性フォーラムで。東日本大震災の頃、ということは今から11年前!?(だんだん月日の経過の感覚が、わからなくなってくるお年頃です〜(^_^;)ともあれあの当時、横浜桜木町にある県立音楽堂でのコンサートに出演するための準備をしておりました。演目は『ドン・ジョバンニ』。オーケストラ付きの演奏会形式で、私にとって初めてのDonnaAnnaというプリマドンナの役をいただいて、ドキドキ
小林愛実さん都響ベートーヴェンピアノ協奏曲第4番2月27日〜3月1日は期せずして3日間連続のコンサート鑑賞になりましたが、2日目は【都響第944回定期演奏会Aシリーズ】を聴きました。[日時]2022年2月28日(月)19:00[会場]東京文化会館[出演]指揮/大野和士KazushiOnoピアノ/小林愛実AimiKobayashi東京都交響楽団[プログラム]♪ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調op.58Beethoven:PianoConcerto
(10月23日・サントリーホール)リムスキー=コルサコフ:《金鶏》組曲リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲嬰ハ短調op.30ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調op.935月の来日では14日間の隔離を経て指揮したラザレフだが、今回は3日間の隔離で登場。感染対策のためステージにはラザレフがオーケストラよりも先に登場し、最後に退場。さらに奏者との間を開けるため、ラザレフの周りがぽっかりと開くという珍しい配置になった。日本フィルは16型でステージいっぱいを使う窮屈な配置になって
4月17日(土)・サントリーホール指揮=原田慶太楼ヴァイオリン=服部百音コンサートマスター=グレブ・ニキティン原田慶太楼の東京交響楽団正指揮者就任記念コンサート。原田への期待の大きさを示すようにほぼ満席。記念コンサートにふさわしい大成功で素晴らしい門出となった。レヴューの前に原田自身が語る今回のプログラミングの意図を紹介したい(プログラム12-13p)それによると原田は今、作曲家が自分と同じ年に作曲した作品に興味があるという。36歳のバーンスタインが書いた「セレナーデ」をま
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番Op.47ショスタコーヴィチ:交響曲第6番Op.54ショスタコーヴィチ:交響曲第10番Op.93(ショスタコーヴィチ:交響曲第7番Op.60)ショスタコーヴィチ:交響曲第11番Op.103パーヴォ・べルグルンド(指揮)ボーンマス交響楽団(録音:1974~1989年)以前に第8番を、そして先日第7番『レニングラード』を聴き、ベルグルンドのショスタコーヴィチに大いに感動しましたので、彼の残した録音の内残りの4曲を続けて聴きました。ショスタコーヴィチの交響
11月23日(土)11月最後の演奏会は、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の来日公演。セクハラ問題で首席指揮者の座を追われたダニエレ・ガッティの代わりを務めるのはパーヴォ・ヤルヴィ。発表されたときは意外に思えた組み合わせ。グランドオープン事業の一環として、今回はフェニーチェ堺で開催される。過去に1度、プレオープンの見学イベントで訪れたので、ホールまでの道のりで迷うことはなかった。因みにその時のようすはこちら。『フェニーチェ堺竣工見学会』https://ameblo.jp
ドミトリ・ショスタコーヴィチ(1906-1975)交響曲第10番ホ短調作品93【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン【録音】1966年11月18、30日ベルリン、イエス・キリスト教会ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調作品93【演奏】ベルナルド・ハイティンク(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団【録音】1986年8月28日ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)カラヤンの1981年盤とハイティンクの全集盤
ドミトリー・ショスタコーヴィチ・交響曲第10番ホ短調op.93・『馬あぶ』組曲よりロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団フランク・シップウェイ(指揮)録音:1995年[デジタル]HybridSACDCD2ch./SACD2ch./SACDSurroundこのCDは、ロイヤルフィルハーモニーの廉価盤にも関わらず、名盤として多くの人に絶賛されているディスクです。ペトレンコ盤のように異常なまでの『キナ臭さ』はなく、比べるならばどちらかというと、とてもロマンチックな情感
ドミトリー・ショスタコーヴィチ交響曲第10番ホ短調Op.93ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団ワシリー・ペトレンコ(指揮)録音時期:2009年9月11-12日録音場所:リヴァプール、フィルハーモニック・ホール録音方式:デジタル(セッション)私にはこの壮絶な第2楽章の演奏を聴くだけでもこのCDの購入価値はありました。ネーメ・ヤルヴィと同じ位のアップテンポですが、ヤルヴィ盤の方が整然とした大人し目の演奏に聴こえる位に激烈に『切れ加減』です。やっと私は、第8番との繋が
ドミトリー・ショスタコーヴィチ交響曲第10番ホ短調Op.93ケルン放送交響楽団ルドルフ・バルシャイ(指揮)録音場所:ケルン、フィルハーモニー(1996年10月デジタル録音)今では交響曲第10番のCDを10種持っています。しかし、ムラヴィンスキーの印象が強すぎて中々他のCDへ触手が向きませんでした。しかし、このバルシャイ盤は凄い!ムラヴィンスキーの解釈を踏襲して、それをより解りやすく聴かせてくれるといった感じです。ムラヴィンスキーの余りも謹厳実直な響きからは聴こえなかったショ
ドミトリー・ショスタコーヴィチ交響曲第10番ホ短調Op.93レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)収録時期:1976年3月3日(ステレオ)収録場所:レニングラード・フィルハーモニー大ホール(ライヴ)エンジニア:セミョン・シューガルムラヴィンスキーの第10番は、格別の存在で、他の演奏とはかけ離れた孤高の演奏であると、私なりに予備知識を持って挑みました。同時に聴いたバルシャイ盤の聴き易さに比べればその違いは、殆ど初心者の私にも直ぐに理解できます
ショスタコーヴィチ交響曲第10番第2楽章ロックミュージックバージョン映画『ボヘミアン・ラプソディ』のクイーンに寝覚めましたの。まぢぃ!?(^^)いっちーさんは、ショスタコーヴィチの作曲した交響曲第10番第2楽章をロックミュージックバージョンで動画で聴きたいなっと思いましたの。昔書いたこの作曲MIDIは「1997/06/08」に発表しましたけど、今回は動画によるYOUTUBEバージョンなんですよ。
フェスタサマーミューザで、2016年からN響のアシスタント指揮者として活動している熊倉優(くまくらまさる)のN響デビューを聴きました。新人とは思えない落ち着いた懐が深い指揮で、土台のしっかりした音楽をつくる。N響の楽員たちの熊倉を盛り立てようという気合がすごかった。コンサートマスターの篠崎史紀が何度も熊倉一人を指揮台にあげて讃える姿が印象的。楽員たちがやんやの喝采を熊倉に贈る姿も素晴らしい。よほど好かれているのだろう。アラン・ギルバートと都響、ジョナサン・ノットと東京交響楽団に似た相思相愛ぶ
いよいよ満を持して!じじさまの真骨頂、タコ10のお話になります。(満を持して...って単に書けないままズルズル3週間以上が過ぎただけなんだけど)...いきなり気勢を削がないように。ああ、これまで何度同じタイトルを書いては本文終了後に変更したことか...(↑つまり前々から書くつもりでいながら脱線だけで終わっていた)今日こそは!あの深い深いタコ10を!と言いたいところなんですが...(また時間経ち過ぎて忘れたとか...抜かさないよね~?)抜かしません。いや細部はとうに抜け