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今回紹介する記事は2024年3月15日付けの「毎日新聞」の記事です。【米国とは別の道を行く】というタイトルで、論説委員小倉孝保氏が、半世紀前に女性が発した声を今、フランスが揺らぐことなき価値としたのは間違いないことについて、紹介しています。いつもどおり、「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。(4つの視点についてはこちらをご覧ください)☆新聞記事の紹介について(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)★始めに読んでほしいブログについて(
本日は書籍紹介をいたします。今回取り上げるのはこちら、鈴木順子『シモーヌ・ヴェイユ「犠牲」の思想』藤原書店、2012年フランスの特異な思想家シモーヌ・ヴェイユについての本です。ヴェイユは1909年に生まれ、第二次世界大戦中の1943年に34歳という若さで亡くなっていますが、その人生は実に多面的です。若い頃は革命的サンディカリストとして労働運動などに関わり、後半生は、ユダヤ系であったがゆえにドイツに占領されたフランスを逃れて亡命生活を余儀なくされつつ、ド・ゴールの自由フランス政
シモーヌフランスに最も愛された政治家Simone,leVoyagedusiecleフランス映画日本公開日2023年7月28日吹き替えなし(字幕あり)社会派/歴史/実話配給アットエンタテインメント⌛140分📽️監督:オリヴィエ・ダアンキャスト★エルザ・ジルベスタイン(シモーヌ・ヴェイユ1968ー2006)★レベッカ・マルデール(シモーヌ・ヴェイユ1944~1965)★エロディ・ブシューズ(イヴォンヌ)★オリビエ・グルメ(アントワーヌ)【あらすじ】1974年パ
にほんブログ村あなたも私も間違っていない、、、。ブログ訪問ありがとうございます。夢を実現させるために常にあなたと向き合っていくコーチングTêteàtête(テタテットゥ)です。決してあなたも私も間違っていない。それなのに多数決で善にも悪にもなってしまう。現代社会の中には、犯罪よりもいまわしいものが一つだけあります。すなわち抑圧的な正義です。フランスの哲学者/シモーヌ・ヴェイユの言葉シモーヌ・ヴェイユ(哲学者)-Wikipedia【幸せレシピ
オリビイエ・ダァン監督「シモーヌ」を観る。サブに「フランスにもっとも愛された政治家」とある彼女はユダヤ人一家に生まれ、ナチのホロコーストの時代を奇跡的に生き残り、生き残ったが故に戦後国を越えたEU共同体理念を身をもって体現する人生を生きる。このことをいま痛切に思い至る時代を生きているんだなあ、という現実だなユダヤ人という一民族ををこの世から一掃する狂気が現実に罷り通ってしまった時代は、わたしの父親が19歳で召集され中国東北部に派遣された日中戦争と同じ時代に行われた地続きの身近な歴史の中に生
シモーヌ・ヴェイユの言葉。ちょうど今、冨原眞弓さん編訳の『ヴェイユの言葉』を読んでいて、英文で何かないかな〜と検索して出てきた文章です。「質」も大事で「量」も大事。でも、「質」より「量」へ”逃避”するのがよくないよってことと解してます。重心は”逃避”。カリグラフィーでいえば、練習は何より「量」で、かといって「質」のよろしくない(=適当に書いていればいいっていうような練習ね)練習は、いいとこに辿り着かないと思うし。そこらはまあ、人それぞれの感覚もあるので、個人としてってこと
今日のことば。未来は待つべきものではない。作り出さなければならない。(フランスの思想家シモーヌ・ベイユ)待てば海路の日和あり…ではないのか😓
内容はむずかしい感じなのですが、ヴェイユによると真に自由な人間は、きちんと考えて役立つ行動をして自分の人生を変えて社会で成果を出す労働者だそうです。これを知ることができただけでも読む価値がすごくあったと思います。思考でほっこりできました!
監督:オリヴィエ・ダアン出演:エルザ・ジルベルスタインレベッカ・マルデール女性初の欧州議会議長となったフランスの政治家シモーヌ・ヴェイユの人生を映画化。カトリックが多数を占め、男性議員ばかりのフランス国会で1974年、ヴェイユは圧倒的な反対意見をはねのけて中絶法を可決させる。1979年には女性初の欧州議会議長となり、「女性の権利委員会」を設置。女性のみならず、移民やエイズ患者、囚人など、弱者のために闘い続けた。フランスの女性政治家シモーヌ・ヴェイユの人生を描いた。アウシュビッツ強
他に書きたい文章があるんですが、少し回り道をして、敬愛するフランスの哲学者・シモーヌ・ヴェイユの言葉を書いてみました。いつもなら、ぶっつけでレイアウトして書けてしまうのですが、今回は2回も失敗をしてしまい…^^;ちょっと目算誤りが大きかったですね。恥ずかしい・・・・カッパープレート体・ハント101・朱墨・コピー用紙(愛想なくてすいませんm(__)m)やたらと「f」が多い文章なので、練習するのにはもってこいですよ、特に「カパレタ」認定講師の方々にお勧めでもあります
今回紹介する記事は2023年7月22日付けの「毎日新聞」の記事です。【敬愛された女性政治家】というタイトルで、専門編集委員伊藤智永氏が、本物の政治家であれば、性別は誰も問題にしないことについて、紹介しています。いつもどおり、「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。(4つの視点についてはこちらをご覧ください)☆新聞記事の紹介について(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)★始めに読んでほしいブログについて(1)内容の要約フランス人
秋田市のカフェメリッサで10月のメリッサ読書会が開催されました〜その1📖🦢🦢🦢🦢🦢🦢🦢昨日はちょっと肌寒い感じで最近、なんか朝晩冷え込んできたし🌡️Fさんからなんか最近白鳥がとんでません?とゆー話題が出て🦢そーそーとかいってたら比較的暖かい地域のSマダムの近くにも飛来してきてるよとのコト🦢🦢もーすぐ冬が来るのか?とかおもったり🦢🦢🦢最近熊の出没が多いのも冬が近いからなのかなとかおもったり🐻🐻🐻🐻菊花賞の話題が出てあー秋だなーとかお
ハマスによるイスラエル人虐殺は徐々に明らかになってきた。それは吐き気を起させる流血と恐怖のにおいである。そこまでやる神経が理解できない。ファシズムと戦うためにスペイン戦争(1936年から39年までスペインで発生した内戦)に従軍したシモーヌ・ヴェイユは、人を殺すということがあたりまえのことになってしまっている現実に、誠実に向き合ったことで知られている。そんな彼女の思いを田辺保は「どんな高遠な内容のものでも、何かのスローガンをかかげた行動がなされるとき、または、自分に対しても他人に対しても
敬老の日に映画を見てきました。テーマから、描かれる内容は十分予測できる映画だったので、敢えて見るかどうか迷ったのですが・・・・。「シモーヌ」2022年フランスオリヴィエ・ダアン監督2時間20分の長編です。主人公は強制収容所の生還者であり、後に欧州議会議長を務めるなど、理念だけではなく実際に行動する政治家だったシモーヌ・ヴェイユ(1927~2017)です。この点で生前は無名に終わった同名の哲学者シモーヌ・ヴェイユ(1909~1943)とは大きな違いがあります。*政治家シモ
今日の喜多方の最高気温は35度Cです。暑いのも寒いのも老いの身には応えますが、生きているだけでも儲けものと思って、やりたい仕事をしています。読書の秋ですから、これからしのぎやすい季節になれば、本を読むのも楽です。毎日何かしら書くにはインプットが欠かせません。読書量が増えるのは、僕が仕事をする上では好都合です。もう少しでドストエフスキーの『カラマゾフの兄弟』が読み終わります。若い頃から読んでいるドストエフスキーは、小説をあまり読まない僕であっても、色々な考える材料を得ることができました。
マルクスをまともに読む必要があるかないかは、そのこと自体問題ではあるが、僕などが初期マルクスに感化されたのは、今の中国や北朝鮮のような体制と正反対のユートピアが思い描かれていたからである。マルクスが『ヘーゲル法哲学批判序説』で述べたのは、ヘーゲルの弁証法に立脚したラディカルな思想であった。現実がどうであるかよりも、そのユートピアに僕は共感したのだ。僕なりに解釈すると「プロレタリアートとは日々絶対無に突き落とされるところの存在であり、普遍的な労苦を背負うがゆえに、自らの解放はあらゆるの階
今週は不動産事業の法人部分の経費まとめも大体終わったので、平日昼間に映画を沢山観ていたんです。9月下旬からはフルタイムのアルバイトが始まるので、平日はあと2週間くらいしか自由になる日がないので。。。お金を払ってロードショーで観るのは「TAR/ター」以来で久しぶり。まず「ふたりのマエストロ」を有楽町で、次に「アウシュヴィッツの生還者」と「シモーヌ」を2日連続で新宿武蔵野館で。まず「ふたりのマエストロ」ですが、ストーリーの発起点のミラノスカラ座の対応って、サラリーマン的思考回路だとリアリティ
仕事でキックボクシングを教えている。人気のあるインストラクターではないけれど、ごく稀に自分に教えを請う人たちもいる。最近、強くなりたい女性が熱心に通い続けている。多い時は週5日。本当に毎日のように通い続け、男性陣と拳を交える。一方的で歯が立たない時もあるが、その戦う姿勢は見る者の心を打つ。役者の頃は自分自分で、自分の状況を変えたいばかりだった。今は何か人のためにというと大袈裟だが、自分のアドバイスが人のためになるなら、それはとても生き方として良いのではと思えるようになった。彼女が
イッカピ戯画月の、過去未来成分を骨密度的に積分した鉄製の街は、人の身体が砂礫化する直前だけ再構築される。つづくアーメリング歌唱ネグリ指揮によるヴィヴァルディのモテット2曲。EllyAmeling:ThePhilipsRecitalsAmazon(アマゾン)Vivaldi:Motets(EllyAmeling–ThePhilipsRecitals,Vol.1)Amazon(アマゾン)ペライアによるバッハ、フランス組曲第5番。J.S.バッハ:フランス組曲
ラン友さんのSNS投稿で上映されているのを知って、面白そう!と思ったので、久しぶりにフランス映画を観てきました。🎬🎬🎬🎬🎬🎬🎬🎬🎬あらすじ(公式HPから)1974年パリ、カトリック人口が多数を占め更に男性議員ばかりのフランス国会で、シモーヌ・ヴェイユはレイプによる悲劇や違法な中絶手術の危険性、若いシングルマザーの現状を提示して「喜んで中絶する女性はいません。中絶が悲劇だと確信するには、女性に聞けば十分です」と圧倒的反対意見をはねのけ、後に彼女の名前を冠してヴェ
映画公式サイト映画『シモーヌフランスに最も愛された政治家』公式サイトフランスの年間興行成績No1(国内映画)に輝いたシモーヌ・ヴェイユの奇跡の生涯その誇り高き生き方に、胸が熱くなる感動の物語7月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開simonemoviejp.comあらすじは、公式サイトをごらんください。堕胎が非合法だった70年代のフランスに、堕胎を合法化する法律を成立させるために尽力した女性政治家。ほかにも、刑務所や、アルジェリア独立戦争時の
朝10時半のみ上映につき、気になっていた映画を見に行く幸せな子供時代を過ごした後、16歳の頃アウシュビッツ収容所で父母と兄を失う終戦後に結婚、出産などを経て刑務官から政治家への道を歩み保健大臣、欧州議会議長を歴任1974年のヴェイユ法🟰人工妊娠中絶法案可決を勝ち取る以前、劣悪極まりなかった国内、当時支配下にあったアルジェリアの刑務所環境改善にも大ナタを振るったシモーヌ・ヴェイユは同姓同名の哲学者も有名だけど、政治家のシモーヌは今もフランスで最も有名な人物ランキングの第2位に選ばれている
2年前、wargnerさんのブログで、わあこれは行きたい、と思った鰻屋さんに、ようやく行ってきました。(リンク許諾、ありがとうございました。)『うなぎ界のラーメン二郎*和友♡今年も手作り水無月』くま太郎さんのブログでいつも気になっていた鰻屋さん♡和友並ぶのは嫌なんですが、意を決して行きました!https://s.tabelo…ameblo.jp去年はなんだかんだで機会を逃したので、今年こそ、と7月にはメニュー内容をチェック。昨年鰻不足でメニューから
皆様、台風はどうでしたか?無事お過ごしでしょうか?関西(大阪)は、個人的には、あの、関空連絡橋にタンカーがぶつかって、関空も水浸しになってしまった時の台風よりもまだマシ、と感じましたが…😥被害も出ているので、やはり大変な台風でしたね。さて、今日は終戦の日です。普段、ふわふわしている私でも、この期間はテレビでも特番を見たりしていて、やはりかつての戦争の事を考えます。折しも日本の重鎮政治家が、『戦う覚悟』などと公言されていて😥、そんな言葉を聞くとヒヤリとします。何だか今の日本は変な方向に
シモーヌフランスに最も愛された政治家オリヴィエ・ダアン監督が『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』『グレース・オブ・モナコ公妃の切り札』に続き、伝記ドラマ3部作の最終作としてメガホンを取った一作です。望まぬ妊娠に苦しむ女性のために人工妊娠中絶を合法化させたフランスの政治家シモーヌ・ヴェイユの生涯を描く。すごい実話でしたね。ユダヤ人の捕虜収容所にいた人が、欧州を代表する政治家になるなんて。しかも、女性というのが驚きです。やっぱり、何事も、モチベーションで人は動く
2023年8月9日私にとって「シモーヌ」と言えばまずは、ボーヴォワール。だけど「シモーヌ・ヴェイユ」も名前だけは知っていました。若くして亡くなった思想家…というか、社会運動家、のようなイメージとともに。その人の映画なんだろうなーでもなんだか宣伝ヴィジュアルの風貌が違うような…まあ、映画だから?とか思いながら観に行った。この類いの映画、早く行っとかないと無情にも早く打ち切られてしまうから。ところがどっこい、前の回が終わって出てくる方々が予想以上に多く、しかもなんだかお洒落な女性ばかりで、
週休3日派遣社員の私にとって毎週水曜日は課題漬けの日なのですが、今回は提出をサボる見送ることにして朝からのんびり映画へフランス人作家アニー・エルノーが当時違法だった自身の妊娠中絶体験について書いた「事件」を読んで、いかにも女性が自由を謳歌してそうなのに1975年まで中絶できなかったなんて意外だぜフランス!!って思ったんですよね(毎度の稚拙な感想)嫉妬/事件(ハヤカワepi文庫)Amazon(アマゾン)で、50年以上にもわたって違法だった中絶を合法化する法案の発起者
偉人とはこういう人のことを言うのでしょう。人権を大切にし、弱者に寄り添う姿がとても格好よかった。前半に彼女の目覚ましい活躍ぶりを描き、後半で、その根底にあるのが壮絶な収容所での体験であることが明かされる…という構成も、彼女をよく知らない私のような人にとっては驚きつつも納得のいくものでした。なるほど。そして、エルザ・ジルベルスタインが素敵でした。シモーヌの後半生を演じているのですが、大物らしい貫禄もありつつ、心に傷のある繊細な部分をしっかりと見せてくれて、シモーヌ・ヴェイユとい
毎日暑いので、映画館へ避暑・・・今日の映画はシモーヌフランスに最も愛された政治家この方全く存じ上げなかったのですが、フランスで国葬された女性政治家です。生涯を通して、女性や弱者の人権を尊重する政治活動を行ってきた人。その原動力はユダヤ人迫害に遭った当事者としての体験からではないか、と思います。映画全体は彼女が人生を振り返る自伝をしたためるところから始まり、過去の出来事と現代を行き来しながら、彼女の生きざまを描いているというような。特に後半のホロコーストの描写は、こんなこ
SimoneWeilまたはSimoneVeilまことに紛らわしい。定説的な倭語の表記はどちらも「シモーヌ・ヴェイユ」一部の著作集は「ヴェーユ」と表記されています。発音がどの程度違うのかは知らないが、どちらもユダヤ人。前者は生前はまったくの無名ながら死後彼女の雑記帳が刊行され衝撃的な影響を世界に与えた与えたレフト系哲学者。後者はフランスでもっとも尊敬された政治家(アカデミーの会員にもなり、国葬の後パンテオンに埋葬)浅学菲才なアタシでも前者の方の名前くらいは知っていたが、