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風の噂レベルで聞いたことはあったが、写真も資料もあまりに乏しいため、実のところその存在すらも疑っていた活劇ヒーロー映画ハンマー・キットシリーズ4作(~謎の指輪、~地球最后の日、~地底城の決斗、~晴海埠頭の対決=すべて三輪彰監督)をシネマヴェーラ渋谷の企画上映「帰ってきた!新東宝のディープな世界」で、ようやく観ることができた。ありがたや!TV映画化もされた『矢車剣之助』でおなじみ、堀江卓原作による活劇ヒーロー物なのだが、とにかく情報が乏しく、これまでも怪獣大百科やヒーロー図鑑の類から
渋谷シネマヴェーラのウィリアム・ワイラー特集。観たい映画がたくさんある。あまり、関心がなかったり、知らなかったりしても、観ればワイラーのうまさを堪能する。1933年の「巨人登場」も、そんな映画だった。主演はジョン・バリモア。彼が演じているのはNYで成功した弁護士。オフィスはエンパイアステートビルの27階にある。映画は、彼の弁護士事務所だけで展開する。「巨人登場」★★★☆☆主演のジョン・バリモアは当時の大スター。映画では彼が出ずっぱり。彼が演じる弁護士。エリートではなく、貧困層からの勝
★共演者をクリックして色が変わる出演者は、その出演者のホームページ・ブログにリンクできます。◎出演の詳細の無いものは、三上寛ソロワンマンライブです。※現時点での予定で内容が変更する場合があります。詳細未定のものは分かり次第、更新いたします最新情報はこちらのブログ及びフェイスブックなどで随時更新してまいりますのでライブ情報のチェックをお願いいたします。***********************************************************
「無法松の一生」(1963)東映版のリメイク作をシネマヴェーラ渋谷(35mmフィルム上映)で観ました。初見。監督は村山新治。予告編はありません。明治末期の小倉。頭から血を出した車夫の富島松五郎(三國連太郎)が定宿の宇和島屋に戻ってきたんで、女将の豊(沢村貞子)はビックリ。剣道師範の腕前を持つ大木戸を客に乗せて、言い合いになってボコられた模様。松五郎は芝居小屋「常盤座」で由松(西村晃)とつるんで起こしたトラブルで小倉追放の身だったため、長居はできません。こっそり逃亡しようとし
11月16日猫の本棚で堀内正美さんの出版記念サイン会から、シネマヴェーラ渋谷へ。生誕100年スタイリッシュ石井輝男という特集上映で、テレビで放送された怪奇シリーズの『怖い贈り物』と『蜘蛛』の上映があり、『蜘蛛』出演の堀内正美さんのトークショーがあるということでハシゴしました☆『蜘蛛』面白かった☆こういう作品大好きですね♪上映後の堀内正美さんのトークがまたとても面白くて♪次から次へと撮影秘話が飛び出して、会場は笑いが絶えず(~_~)河崎実監督、加藤礼次朗さん、原
明日が楽日のシネアスト安部公房映画祭トークショーのゲストには鴻上尚史氏鴻上氏がまさか隣の席に‼️勅使河原宏監督の短編映画に安部公房劇団最後の作品仔象は死んだ
シネマヴェーラ渋谷ザッツ・コメディアンズ・ワンス・モアより製作年:1944年製作:アメリカ監督:フランク・キャプラ脚本:ジュリアス・J・エプスタインフィル・G・エプステイン原作:ジョセフ・ケッセルリング撮影:ソル・ポリート音楽:マックス・スタイナー出演:ケーリー・グラントプリシラ・レインジョセフィン・ハルジーン・アディアピーター・ローレ1948年9月28日公開ハロウィン当日。演劇評論家モーティマー・ブルースター(ケーリー・グラント)は、
シネマヴェーラ渋谷で上映中の特集『文学と映画』からの作品です。シネマヴェーラ渋谷渋谷で唯一の名画座、邦画中心。香港映画やちょっと古めのハリウッド映画も。www.cinemavera.com『暴風の処女』(1933)Paramount監督スティーヴン・ロバーツ共演ウィリアム・ガーガン撮影カール・ストラスミリアム・ホプキンスが奔放な女子大生を演じるプレコード時代の傑作。原作のフォークナーの小説「サンクチュアリ」はスキャンダルな内容で騒動になったが、スティーブン・ロバ
渋谷シネマヴェーラで観たジョン・フォード特集。映画の王様と讃えられるレジェンドだけに何度も特集上映しても客が集まるようで、今回が3回目。その特集上映で最後に観たのは1936年バーバラ・スタンウィック主演の「鍬と星(北斗七星)(PLOUGHANDTHESTARS)」。フォードが何度も描いているアイルランド独立運動にまつわる映画。スタンウィックは独立運動をする夫に反対する新婚の妻役。夫に国(の独立)は自分との平和の二者選択を迫る。夫は妻を大切に思うけど、自分達の独立、思想が大切と独立
ジョン・フォード特集4本目は1949年「三人の名付親」。主演はジョン・ウェイン。まだ、若さの残る40代前半。物語はウェインには珍しい強盗役。舞台はアリゾナの小さな町(名前が「ウェルカム」)。ウェインをかしらに三人組が銀行を襲う。しかし、保安官の執拗な追跡にあう。なんとか砂漠に逃れるが、そこで瀕死の妊婦に出会う。赤ちゃんだけは助けて欲しいと頼まれる。追手から逃げなから、赤ちゃんだけは守ろうとする、悪党3人の善意。ジョン・ウェインの悪役というのが珍しい。でも、最後は赤ちゃんを守って善人に。
ジョン・フォード1928年の「血涙の志士」。日本語のタイトルはいかにも大時代的。原題は「HANGMAN'SHOUSE」。死刑者の家とでも訳せばいいのだろうか。主人公は判事の娘。彼女には恋焦がれた男がいる。二人は結婚を誓っている。しかし、父親が望むのは金持ちの男。筋は良くなくても、金のある男と結婚した方が幸せになると考えているのだ。死期が迫る父親。娘は嫌々ながらも結婚を承諾する。しかし、その男は悪い男でいう話。それと並行するのはアイルランド独立の志士の話。アルジェリアの傭兵をしている彼
今年のアカデミー作品賞候補になったスピルバーグの「エイブルマンズ」。この映画で映画監督を目指すスピルバーグ青年が「映画の王様」に出会うシーンがある。その時に登場するのがジョン・フォード。唯一アカデミー監督賞を4度受賞したレジェンド。渋谷のシネマヴェーラではジョン・フォード特集を上映中。その特集の1本、1966年の「荒野の女たち」はフォードの長いキャリアのエンディングを飾る映画。それが女性を主人公にした映画なんて。さすが巨匠。只者ではない。映画は中国の奥地が舞台。ここでキリスト教の布教活
28時火曜夜、シネマヴェーラで志村敏夫監督「姫君と浪人」観た。25日に始まった香川京子特集上映の一本。さる藩のお姫様と浪人の恋の逃避行を描いた映画で、正直そんなにいいデキではないが、香川京子は可憐。この特集あと一、二本観たい(^_^)今日はオフ。朝から洗濯機を2回回し、夕飯の買い物をした他は、映画を5本観た。録画してたものの一掃セールである(^_^)クリス・サンダース監督「野性の呼び声」。ロンドンの原作は未読。犬たちのCGがホントによくできているが、ドラマ部分はあまり大したことない(^_
シネマヴェーラ偽大学生増村保造名画座にしかかからないまぼろし~な作品やっと見られました大江の「偽証の時」が原作だそうで、この小説も全集でしか読めないようで…いろいろ思想的に解釈できるんだろうけど、小難しく考えると袋小路に…単純にどんな理屈をつけても保身は醜く、組織の正義はグロテスクに周りを呑み込むカオナシで…ってことか、な文子さまが藤尾に手を噛まれ、その傷がラストの重要な伏線だと思うんだけど、唐突に噛まれてないことになっている。傷がまったくない!これは物語全体が妄想ってか?原
高田馬場の早稲田松竹。地域柄?お客さんは学生さんが多いでしょうか。上映ラインアップは、比較的近年の邦画・洋画の旧作がメインで、折りに触れて洋画の名作(邦画もときどき)を上映してくださるので、そんな時にはよくお世話になってました。フェリーニ、ベルイマン、ビスコンティ、ヴェンダース・・・欧州の名画を中心に楽しませていただきました(*^o^*)#####恵比寿ガーデンプレイズにある、YEBISUGARDENCINEMA。こちらでも折に触れて、洋画の特集上映が企画されています。・
2014年に映画館めぐりを10数年ぶりに再開。当初は映画館めぐり前期(~1997年)と同様に洋画の旧作を中心に鑑賞。渋谷で「エルンスト・ルビッチ監督作品」の特集上映が企画されていることを知り、渋谷・円山町のKINOHAUS・4Fで営業のシネマヴェーラ渋谷を訪問。最初はルビッチやジョージ・キューカーなどの洋画の旧作鑑賞を目的に訪問していたのだけど、神保町シアターで邦画旧作鑑賞に目覚めた私は(笑)、このシネマヴェーラ渋谷でも興味深い邦画の特集上映が企画されていることを知りました。魅惑的な特集
どうも!映画見るの大好き!映画に出るのはもっと好き!でお馴染みの金谷ヒデユキです。昨日は映画を2本見てきたよ。1本目は「もっと超越した所へ」。4組のカップルそれぞれのお話。女子がみんな可愛い。そして男子がみんなクズ。後半の展開がアリかナシかで好き嫌い別れそうだけど、個人的には断然アリ!インド映画ばりの強引さに興奮が止まらなかったよ。これはインド映画だ!エンディングも含めてインド映画だ!インド最高!そして最後にAIKOの歌が全てを包み込む。何があっても
そう言えば、書くのを忘れていたシネマヴェーラ渋谷で観た若松孝二初期傑作選『性犯罪』。冒頭のシーン、福間健二さんなんですね(@_@)吉澤健さんも。どんな映画か全く知らなくて、観てても“え?そうなの?可愛いんですけど♪”と思っちゃう感じでした。冒頭シーン笑っちゃったな(^o^)もうね、全然ピンク映画じゃないから(笑)なんて小難しい(~_~)脚本が出口出。出口出って、共同脚本の名前だけど、セックスとはなんぞやということを語ってるところ、これ絶対足立正生さんだよな〜!と思いながら観てま
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8/11(水)@渋谷シネマヴェーラにてアンダルシアの犬1928年|フランス|17分監督:ルイス・ブニュエル脚本:ルイス・ブニュエル、サルバドール・ダリ出演:シモーヌ・マルイユ、ピエール・バチョフ、ルイス・ブニュエル、サルバドール・ダリシネマヴェーラの「恐ろしい映画」特集にて「カリガリ博士」と二本立てでした(なんとも好みなラインナップ)以前、ダリ展を訪れたときに『ダリ展』今度は余裕を持って平日午後に行ってきました
8/11(水)@渋谷シネマヴェーラにてカリガリ博士1919年|ドイツ|71分監督:ロベルト・ウイーネ脚色・原作:カール・マイヤー、ハンス・ヤノウィッツ出演:ベルナー・クラウス、コンラート・ファイト、フリードリッヒ・フェーヘル、リル・ダゴファー、ルドルフ・レッティンゲル、ハンス・ハインツ・フォン・トワルドウスキー他フランシス(フリードリッヒ・フェーヘル)の回想として展開するカリガリ博士(ベルナー・クラウス)が眠り男チェ
7月21日水曜日~その5『決定版日本の喜劇人』を読む。(写真)週刊文春6月24日号の小林信彦さんのコラム「本音を申せば連載第1115回」は、シネマヴェーラ渋谷での刊行記念特集上映「これが日本の喜劇人だ!」の報告記となっています。6時に眠る。8時半、目が開く。ねじめびわ茶で喉を潤す。
皆さん、ごきげんよう。とても暑いですね。しかし暑さに負けずシネマヴェーラ渋谷に行ってきました。お客さんも沢山入っていて盛況で安心しました。若い方も多くて意外というか、昔の映画のブームみたいなものがあるんでしょうか、ちょっと不思議な気分ですね。出演する作品のポスターが2つとも飾ってあってよかったです。7月30日まで色々な作品が上映されていますので、是非いらしてください。
皆さん、ごきげんよう。シネマヴェーラ渋谷にて、成澤監督の追悼特集でわたしが出演している映画を上演しています。「花札渡世」と「母と娘」という作品です。チケットの予約はできるのかしら。お問い合わせは、〒150-0044東京都渋谷区円山町1‐5KINOHAUS(キノハウス)4F(03)3461-7703是非見てください。私も見に行くわよ~。
『燃えつきた地図』THEMANWITHOUTAMAP1968年日本映画118分監督:勅使河原宏原作・脚本:安部公房製作:永田雅一企画:市川喜一撮影:上原明録音:奥村幸雄、小倉信義、奥山重之助照明:久保江平八美術:間野重雄音楽:武満徹タイトルデザイン:粟津潔衣裳デザイン:森谷多美子編集:中静達治特殊撮影:藤井和文助監督:岡崎明記録:鈴賀景子製作担当:沼田芳造現像:東京現像所出演:勝新太郎(男・探偵)、市原悦子(依頼人・根室波瑠)、渥美清
5/19(水)@渋谷シネマヴェーラ渋谷にてグレイト・フラマリオン1945年|アメリカ|78分監督:アンソニー・マン出演:エリッヒ・フォン・シュトロハイム、メアリー・ベス・ヒューズetc-------------以下、盛大にネタバレします苦手な方はご注意ください-------------写真↑左側の射撃の名手でそれを芸として披露しているフラマリオンが写真↑右側の若くて美しい助手コニーに誑かされ
ご機嫌いかがですか??湿度がスゴイですね。天気はあまりですが‥土曜日、シネマヴェーラ渋谷に行ってきました。無論「ニッポン無責任時代」です。家でも何度も見てるのに、なんだかもう、感極まってしまったというか‥嫌なことを吹き飛ばす平均パワーに頼りきっています‥。小林信彦さんの解説と共に待ってましたと言わんばかりの拍手と要所要所の笑い‥最高でした。余韻を残しつつ自宅まで歩き、銭湯へ行って久々にリフレッシュしました。『疫病を吹き飛ばすにっぽん喜劇』ご機嫌いかがですか?昨日の昼くら
これは僕みたいな凡人が、到底理解できる映画ではなかった。【新宿泥棒日記】公開は1969年。当時は自由だったんだな。規制もなければ監視もないし、世の中の目もない。こんな時代が本当にあったんだな。今の日本にこんな実験色の強い、ぶっ飛んだような映画を作れる監督は居るのか。意味不明で理解不能。言い換えると難解。良く言うとユニーク。でも鑑賞後の余韻は悪くはなかった。これは僕は映画館という、孤高の聖域でしか観れない。家では絶対に観れないと思う。他の映画で例えるなら、カルト色の無いホドロフスキー映