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オススメ最新作(※ネタバレあり)“たゆたう”この映画を観ながら、そんな感覚になりました。映画を観るというより、作品の中に、空気に、物語の中でたゆたう。それはなんとも言えない、得難い心地良さに溢れてました。今年のランキング上位に入りそうな作品に出会えました。(嗚呼、嬉しい。幸せだなぁ)奇をてらわず、丁寧な物語と人物描写でここまで人を魅きつけられるという事を大きく示した一作です。『夜明けのすべて』(2024)──────────────■『夜明
オススメ作品(※ネタバレあり)批評・興行的に失敗の烙印を押された本作ですが、いや、これはね、面白いっすよ。(いま「うんうん、自分は知ってるよ」って頷いてくれた人と同時視聴会したいですw)皆でワイワイ、ツッコミながら興奮しながらケレン味たっぷりの戦艦バトルを楽しむ、最高のポップコーンムービーです!カルト的な人気を誇るSFアクション大作です!!オススメでっす!!!『BATTLESHIP』[邦題:バトルシップ](2012)──────────────■全体評
オススメ最新作(※ネタバレあり)いんやーーー、ナニコレ。すんごい面白い。既に今年のベストに入りそうな予感がしております。実際にあった王族の不審死という史実を題材に、起こった事はそのままに、でも史実に残っていない谷間や空白をフィクションで埋めていく形で語られるサスペンススリラー。"盲目"の主人公がある殺人を"目撃"してしまうことから始まる戦慄の一夜を、絶妙な緊張感と人間ドラマで描き出しています。本作、暗がりが主戦場となる映画です。それ故に、だからこそ、光量のある
オススメ作品(※ネタバレあり)大興奮。感涙。最高。いやー、沸ったわー、血が。鑑賞中、体温が上がっていくのをありありと感じていました。大スクリーンと優れた音響の劇場で観るべき一作!!!『THEFIRSTSLAMDUNK』(2022)もう今更大ヒットした作品のレビューって・・・wという感じですが、結局自分が5回劇場で観まして、繰り返し観る大好きな作品なのでその気持ちを吐き出したいだけの記事となっております!(あと、そろそろ円盤発売記念のタイミングという
オススメ作品(※ネタバレありまくり)歴代スパイダーマン映画の中でも1,2位を争う面白さ。スラダンの映像表現が発明と感じられたように、今作も発明だと感じられる仕上がりになっていました。『THEFIRSTSLAMDUNK』がまさに井上雄彦の漫画がそのまま動いてる!漫画の体験が映像でもできてる!と感じられたように、本作はアメコミがそのまま動いてる!という漫画の追体験ができる一作です。ワタクシ、この作品の虜です。『SPIDER-MAN:INTOTHESPIDER-
オススメ作品(※ネタバレなし)"老いて遊びを辞めるに非ず遊びを辞めるから老いるのだ"なんでこの作品今まで知らなかったんだろう…!6年前の作品ですが、最高に面白いコメディ!大人になっても年に一度、5月の1ヶ月間だけ、本気で鬼ごっこを続けた子供時代の友人同士。30年目の年に、一度も鬼になったことがない友人の結婚式が5月に重なったことから…というお話。…まさかの実話w『TAG』[邦題:タグ](2018)──────────────■『タグ』あらすじ
オススメ作品(※ネタバレあり)本作、すっっっごく良質な邦画です。興行・批評の両面でもっといってもよかった作品…!!!ジュブナイル調の活劇モノやSFアクション、昭和ノスタルジーなどあれど、山崎貴監督の「本当」ってこういうのなんだろうなーと。そう思わせるハイクオリティな作品。深遠なテーマを孕んだ原作を、山崎貴&古沢良太の黄金コンビがその魅力を余すところなく再構築し、現代で映像化する上での付加価値をつけて世に送り出してきてくれました。劇場公開時より、繰り返し円盤で鑑
オススメ作品(※ネタバレなし)これはSTAR"WARS"───戦争である。アンソロジーシリーズの一作目として先陣を切り、狼煙を上げる形となった本作。これまで正史として描かれてきたスカイウォーカー家の物語から離れ、"戦争"を描く方向に振り切ったのは、最高に賢い選択だと感じました。陽動作戦もあれば、血で血を洗う陸上戦があり。スパイ同士の情報戦もあり。そして、日本人に響くストーリー、ここにあり。『RogueOne:AStarWarsStory』[邦
オススメ作品(※ネタバレなし)「Ifwestaythecourse,weareDEAD!WeareALLDEAD….!!!!」なんでこの作品、こんな不遇なんだ・・・・!いやいや、面白いでしょ!この作品面白いと思ってる人、この記事にあつまれーー!!『ターミネーター』のフランチャイズはこの路線の続きをやるのが正解だったと、今も強く思ってます。『TERMINATOR:SALVATION』[邦題:ターミネーター4](2009)─────
オススメ最新作(※ネタバレなし)いやー、面白い!三角関係ならぬ四角関係を巡るお話になっており、ゆるっとシュール系コメディ×大人版ハチクロ的な作品、とでも言うのが一番分かりやすいでしょうか。『違う惑星の変な恋人』(2024)基本的に場面転換やキャラクターの動きはありつつ、会話だけで物語を展開させていく作品です。そういった会話劇を中心とした映画って秀でた作品が多いですね。『おとなのけんか』『対峙』『笑の大学』『アルプススタンドのはしの方』etc.今
毎年恒例の映画総括2023年版!無事映画納めも終わりましたので、毎年恒例の年間ベスト作品をランキング形式で、そしてその年の総括&来年の期待作品を書きたいと思います!2023年は1月~12月で洋邦合わせて合計141回劇場で映画を観ました。そのうち旧作のリバイバルや一つの作品を複数回観た場合を除き、115本の新作を映画館で観ましたので、その中から作成した個人的なランキングとなります。是非、観る作品を迷っている方がいたら参考にして頂けたら嬉しいです(^^)今年は
オススメ最新作(※ネタバレあり)個人的に、完璧な一作でした。"映画の登場人物"と"映画を観ている我々観客"との距離感が抜群に心地良く、適切な作品だと感じます。『PERFECTDAYS』(2023)本作、年末駆け込みで2023年のベストに入ってきました。この映画の空気感やテンポが好きです。40代に近づく中で、「日常」を描いた作品に強く心惹かれることが増えました。近年ですと…『日日是好日』『SABAKAN』『ベルファスト』『スーパーノヴァ
オススメ最新作(※ネタバレあり)やばい・・・!面白い・・・!妖怪譚×金田一耕助サスペンスとでも言い表せますでしょうか。予告で興味を惹かれ観たいとは思ってましたが、まさかここまでとは。アニメ作品で鬼太郎で、PG-12です…!製作者の本気を感じます。鬼太郎誕生。そして、傑作誕生。『鬼太郎誕生ゲゲゲの謎』(2023)──────────────■『鬼太郎誕生ゲゲゲの謎』あらすじ──────────────廃墟となっているかつての哭倉村に足
オススメ新作(※ネタバレなし)農業高校畜産科に通うメンヘラ女子が脇目も振らずに突っ走ってく話です。いろいろ突き抜けると逆に爽快感が生まれる稀有なパターンでしたw『17歳は止まらない』(2023)──────────────■全体評──────────────小規模公開の作品なんですが、予告を観て何かが気になり観てみようと思いたちまして。観てみたらこれが大正解。主人公の瑠璃がとにかく同世代の男子などに対し冷淡でシニカルで突き放すんだけど、好きになった別世代
オススメ新作(※ネタバレあり)「コードネーム、BE11(ブラボー・エコー・11)」その彼の活躍も既に7作目。おおよそ30年続くシリーズ。同じスターで30年って、どれだけ凄いことか…。『Mission:Impossible-DeadReckoningPart1』[邦題:ミッション:インポッシブル/デッド・レコニングPart1](2023)──────────────■全体評──────────────もうね、本当このシリーズ最高。大好き。
オススメ新作(※ネタバレあり)サッシャ・カジェが素晴らしい。とにかく。サッシャ・カジェが素晴らしいのだ。誰って?今作でスーパーガールを演じた女優さんです。…あ、この映画の主役はフラッシュ=バリー・アレンです。『THEFLASH』[邦題:ザ・フラッシュ](2023)──────────────■全体評──────────────彼女の魅力がかなり映画の魅力に直結してると、個人的には思ったくらい。歴代金髪ロングのビジュアルが主流のキャラク
オススメ新作(※ネタバレあり)子供の世界は子供にしか知り得ない。否、子供ですら知り得ない。尚の事、大人は断片的な部分しか知り得ない。そんなことを痛感させられる作品でした。『怪物』(2023)──────────────■全体評価──────────────非常に親としては怖くなる映画でもありましたね…。子供について、成長につれ見えなくなることの方が多くなるという怖さ。それにしてもポスタービジュアルは正しいですね。安藤サクラ・瑛太
オススメ新作(※ネタバレなし)ここ最近のディズニー×ピクサー作品、ディズニー作品の中でも群を抜いて良質な作品でした(^^)『Elemental』[邦題:マイ・エレメント](2023)──────────────■全体評──────────────めっちゃ面白いじゃないですか!最近はディズニー作品もピクサー作品もピンとくるものがなかったんですが、この作品は久しぶりにヒットです!本国などで公開の初動時の成績は大コケレベルと報じられたにも関わらず、口コミなど
オススメ新作(※ネタバレあり)最高か!イルミネーションスタジオ、すごいなオイ…。これだけ見どころや笑いどころを用意して90分で収めて、現代にアップデートするところはして、大人も子供も楽しめる作品にするってなんなんすかねw映画ファンとしても、マンマ・ミーア!な一作です。『THESUPERMARIOBROS.MOVIE』[邦題:ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー](2023)──────────────■全体評──────────────ゲー
オススメ新作(※ネタバレなし)こーれーは、なかなかクセになる作品です。なんだろう、この酢コンブ感。鑑賞中や直後はまぁまぁの味なのに、じわじわと味が強くなってくるこの観了感。まさに酢コンブ映画です。『TAR』[邦題:TAR/ター](2023)──────────────■全体評──────────────先に申し上げますが、下記、全然考察してませんwこの作品のこと深掘る記事にはなっていませんので悪しからず。ケイト・ブランシェット、圧巻。
オススメ新作(※ネタバレなし)モノクロの映像の中で、恋と糞が丁寧に描き出される佳作。当時の民の暮らしぶりにフォーカスをあてた時代劇、好みでした。「世界」という言葉は、江戸時代に庶民の中にはなかった概念だったんですよね。考えてみればそうだよなという感じですが、言われて始めて知りました。教えてくれたのはこの作品です。『せかいのおきく』(2023)──────────────■『せかいのおきく』あらすじ──────────────22歳のおきくは、
オススメ新作(※ネタバレなし)本作、冒頭から度肝を抜かれます。主人公の部屋の様子をバックに何かの音が聞こえます。なんの音だろうと耳を澄まして聴いていると、なんと自慰行為の音。しかもその行為者は270kgの巨漢───。このオープニングにやられまして、この映画の沼にハマってしまいました。『TheWhale』[邦題:ザ・ホエール](2023)──────────────■全体評──────────────冒頭からスクリーンに否応なしに釘付けにさせられる作品があ
オススメ作品(※ネタバレあり)久しぶりの1作目,2作目の連作紹介!これがねー、面白いのよ。1作目は知る人ぞ知る、って感じの公開でした。たまたま舞台挨拶付き上映に行きつつ、観終わった後に「これは"自分だけが知ってるイイ映画"に、またひとつ最高の作品が加わった♪しめしめ」と思ってたんですが、やはり世間は甘くなく。面白いものはちゃんと評価されるんですね。2年後に颯爽と続編が現れてすっかり話題作に。これが1作目を上回る面白さでしたとさ。ちゃんちゃん。そんな
オススメ作品(※ネタバレあり)ヤングケアラーの実態と介護の実態が生々しく描かれた作品。いやー、しんどい。人によっては、この作品、実感が伴いすぎて観られないかもしれません…。『ロストケア』(2023)──────────────■『ロストケア』あらすじ──────────────早朝の民家で老人と訪問介護センターの所長の死体が発見された。捜査線上に浮かんだのは、センターで働く斯波宗典(松山ケンイチ)。だが、彼は介護家族に慕われる献身的な介護士だった
オススメ作品(※ネタバレあり)実際の事件に着想を得た、社会派のサスペンスヒューマンドラマ。作品評価も高くロングランヒットした作品。おすすめの佳作です。『茶飲友達』(2023)──────────────■全体評──────────────主演の岡本玲、なんか好きなんです。彼女がこういうミニシアター系の挑戦的な作品の主役ってだけでなんか嬉しい。作品はというと実話をベースにしたとのことで、なかなかセンセーショナルな内容。家族とは?どんなコミュニ
オススメ作品(※ネタバレなし)アメリカで多発する未成年者による学校での銃乱射事件を題材に、その加害者の両親と被害者の両親が事件のこと子供のことお互いのことなどをひたすらに対峙して会話していくという、ただそれだけといえばそれだけの映画。重いです…。でも考えてしまう。考えさせられてしまいます。『MASS』[邦題:対峙](2023)──────────────■『対峙』あらすじ──────────────愛する者よ、私たちはどうすれば良かったのか――。アメリ
オススメ作品(※ネタバレなし)いやー、笑った!こんなシュールで悪趣味なブラックジョーク満載の下品な映画でここまで笑ったの久しぶりかもしれない。オススメですが…オススメしませんw『TRIANGLEOFSADNESS』[邦題:逆転のトライアングル](2023)──────────────■全体評──────────────2022年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得した作品。これに賞を授与するカンヌ、さすがです。懐深い映画祭ですね。
オススメ作品(※ネタバレなし)『アルプススタンドのはしの方』『女子高生に殺されたい』の城定秀夫監督作品ということと、映画館をテーマにした作品ということで観てきました。2022〜2023年にかけ、映画愛や映画館愛に溢れた作品が多く映画好きとしては小躍りする日々です。そんな風潮の中において、比較的身近な匂いのする作品でした。『銀平町シネマブルース』(2023)──────────────■全体評──────────────くたびれた登場人物とくたびれた映画館で紡
オススメ作品(※ネタバレなし)何が、どこが、どこから、そしてどこまでが”エゴ”なのか───。『エゴイスト』(2023)──────────────■『エゴイスト』あらすじ──────────────14歳で⺟を失い、⽥舎町でゲイである⾃分を隠して鬱屈とした思春期を過ごした浩輔。今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、仕事が終われば気の置けない友人たちと気ままな時間を過ごしている。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである⺟を⽀えながら
オススメ作品(※ネタバレなし)日本が世界に隠したかった、偉大なる、文化────。『グッドバイ、バッドマガジンズ』(2023)──────────────■『グッドバイ、バッドマガジンズ』あらすじ──────────────オシャレなサブカル雑誌が大好きな詩織は念願かなって都内の出版社に就職。しかし、そこはオシャレのカケラもないどころか卑猥な写真と猥雑な言葉が飛び交う男性向け成人雑誌の編集部だった。理想とかけ離れた職場に最初こそテンションがダダ下がりの詩織だっ