サルスベリとの新たな戦いが始まったさなか、とんだ伏兵が現れた。奥地の家の玄関横の地表付近からいきなり蜂の大群がうなりをあげて上昇してきたのである。私がこれまでの人生で蜂と遭遇したとき、相手は常にブラブラ飛んでる一匹のみ。刺される気がしなかった。だが、今回は状況が違う。もしかして、私、蜂の大群に襲われてる?と思った次の瞬間、左手の人差し指に激痛。刺された。続いて顔と右肘にも痛みがはしった。やられた。蜂軍団の奇襲だ。一ノ谷の戦いで義経の奇襲を喰らった平氏のように一目散に退散。最初、雨樋の開口部から次