ブログ記事69件
双葉層群の化石産地でサメの歯化石が採取できましたが、主咬頭などが採取時に割れてバラバラに⋯見えているのは側咬頭です。部品はほぼ回収できましたので、クリーニングしながら、部品を接着していきました。舌側面です。唇側面です。高さ16mm、幅18mmのクレタラムナ属のサメの側歯化石です。Cretalamnasp.(theFutabagroup,Fukushima)主咬頭の先端部分の曲がりが大きいという特徴があり、前々回アップした化石と同様の特徴を有しています。前々回アップした化
双葉層群の化石産地で、露頭を薄く剥がしたら⋯剥がした岩に⋯主咬頭の一部と側咬頭、歯根の一部が見えています。クリーニングしました。舌側面です。唇側面です。高さ12mm、幅17mmのクレタラムナ属のサメの側歯化石です。Cretalamnasp.(theFutabagroup,Fukushima)主咬頭先端部分の曲がりが大きいという特徴があります。
双葉層群の化石産地で写真のサメの歯化石を採取しました。母岩からサメの歯化石の咬頭が飛び出しています。クリーニング始めました。歯冠全体像が見えました。スクアルス科のサメの歯化石でした。更にクリーニングを続け、母岩から外しました。舌側面です。高さ3mm、幅4mmです。唇側面です。主咬頭の切縁を拡大してみました。細かな鋸歯が見られます。歯根側から撮影しました。歯冠側から撮影しました。5月11日にアップしたスクアルス属のサメの歯化石に比べ唇舌方向に厚いことがわかります。写
双葉層群の化石産地で⋯露頭を剥がしたら露頭表面にこんなものが⋯サメの歯化石の歯根に違いない!と確信し、大きめに露頭を剥がしてみたら⋯剥がした岩の裏側に咬頭の先端と思われるエナメル質が⋯上手く剥がせたようです。クリーニングしました。舌側面です。高さ22mm、幅13mmです。唇側面です。クレタラムナ属のサメの前歯化石だと思われます。Cretalamnasp.(theFutabagroup,Fukushima)よくぞ歯根に気づいたな!という感じです。
双葉層群の化石産地で写真のサメの歯化石を採取しました。主咬頭と両側の側咬頭、歯根も確認できる状態で産出しました。歯根の一部の色が変わっていますが、ヒビが入っていたため瞬間接着剤で補強したものです。歯根のヒビを補強しながらクリーニングしました。舌側面です。瞬間接着剤で歯根を補強したので、全体が黒っぽくなっています。唇側面です。高さ14mm、幅16mmのクレタラムナ属のサメの側歯化石です。Cretalamnasp.(theFutabagroup,Fukushima)歯冠の
双葉層群の化石産地で写真のサメの歯化石を採取しました。2mm四方程度の非常に小さいサメの歯化石が露頭から剥がした岩に付いていました。クリーニングしました。全体像が見えました。非常に保存状態が良好な高さ3mm、幅5mmのスクアルス科のサメの歯化石でした。慎重に母岩から外しました。舌側面です。唇側面です。歯根の遠心端に突起がみられます。現存するツノザメの歯にも類似の突起が見られる種があります。(Squalusmitsukurii等)上側(歯冠側)から撮影しました。下側(歯
GWは4日間中、2日は潮干狩りの日々!良い天気に良い潮干狩り状態!子供三人は砂浜での穴掘りや水遊びに夢中!開始数分で三人長靴水没、幼稚園になった娘はお尻濡らし泣き出し!私はホリホリに夢中!潮干狩りの結果は。写真はアップしませんが2日間で●が80匹でした。県に確認し●センチ以下はリリースです。●は何か想像にお任せします。息子は潮干狩りが全てですが私の目的は化石も。腰休めに化石を散策!1日目は娘の足オレンジ色の!!2日目は長男と次男と私の足元に!!二日目間の成果は
双葉層群の化石産地で露頭を薄く剥がしたら⋯露頭表面に全体像のわかるサメの歯化石がひょっこり現れました。化石から離れたところにタガネを当て、化石に極力影響を与えないように周りの岩ごと剥がしていきます。上手く剥がせました。唇側面が見えています。ほぼ完形です。母岩から外しました。舌側面です。高さ18mm、幅12mmのクレタラムナ属のサメの歯化石でした。Cretalamnasp.(theFutabagroup,Fukushima)完形はやはり嬉しいですね。
双葉層群の化石産地で写真のサメの歯化石を採取しました。母岩からポロッと抜け落ちました。スクアリコラックス属のサメの歯化石です。残念ながら歯根の大半は失われているようですが、咬頭の保存状態は良好です。クリーニングしました。舌側面です。高さ12mm、幅9mmです。咬頭先端、鋸歯ともに保存状態は良好です。レアなサメの歯化石なので、完形でなくても嬉しい!唇側面です。Squalicoraxsp.(theFutabagroup,Fukushima)この産地で咬頭全体に鋸歯を
双葉層群の化石産地で写真の産状のサメの歯化石を採取しました。咬頭が連続して3本見えます。ヘキサンカス科のサメの歯化石だと思われます。これは珍しい!嬉しい!クリーニングを開始しました。次々咬頭が出て来ます。歯根も見えます。期待がふくらみます。クリーニングが完了しました。高さ7mm、幅10mmの小さな化石です。歯根の一部に欠損がありますが、咬頭は5本で先端まで保存状態が良好な、ヘキサンカス科のサメの歯化石です。同定するために主咬頭を拡大しました。主咬頭切縁に微小な鋸歯が見られます。
双葉層群の化石産地で写真の産状のサメの歯化石を採取しました。写真右下に見える歯根と歯冠の形状から、珍しいサメの歯化石の予感が⋯クリーニングしました。舌側面です。高さ15mm、幅15mmです。歯根に中央溝があります。唇側面です。歯冠下部のエナメル質が左右の歯根上部に伸びています。舌側面、唇側面で観察される特徴から、パラノモトドン属のサメの歯化石だと思われます。Paranomotodonsp.(theFutabagroup,Fukushima)この化石産地では非常に珍しい
雨上がりの双葉層群の化石産地で、何と!露頭表面にこんな状態のサメの歯化石が⋯雨で表面が洗われたようです。主咬頭、左右の側咬頭、歯根も確認できます。完形への期待が高まります。クリーニングを開始しました。化石の周りの岩を取り除きました。全体像が見えました。主咬頭の先端が僅かに削れていますが、ほぼ完形です。歯根を補強しながら、クリーニングを続け、母岩から外しました。舌側面です。高さ10mm、幅10mmのクレタラムナ属のサメの歯化石でした。唇側面です。Cretalamnas
双葉層群の化石産地で同じ日にサメの歯化石を二本採取することができました。いずれも小さなクレタラムナ属のサメの歯化石でした。一本目の産状は小さな咬頭と割れた歯根が見えています。側咬頭のみの部分化石かな〜と思いましたが、クリーニングしてみると、何とこの小さな咬頭が主咬頭でした。割れた歯根の片側は、回収していました。クリーニングしてみると、写真の断面の先に、側咬頭、歯根が埋まっていました。それぞれをクリーニングし、接着しました。舌側面です。高さ10mm、幅12mmの小型のクレタラム
双葉層群の化石産地で写真の産状のサメの歯化石を採取しました。サメの歯化石の咬頭が母岩からのぞいています。が⋯根元にヒビが入っていて母岩から外れてしまいました。母岩の中は余り期待できないかなと思い、母岩が硬かったので、クリーニングしやすくなるように、一晩水に浸けて置きました。水から取り出すと、母岩がボロっと割れ、その断面から、写真のサメの歯化石が現れました。歯根も綺麗に残っています。ラッキーです!写真右上は割れた咬頭です。上手く繋がりそうです。歯根にいくつかヒビが入っていますので、補修
双葉層群の化石産地で写真の産状のサメの歯化石を採取しました。見たことのない形状で、珍しいかも?クリーニングを開始しました。ほぼ全体が見えてきました。咬頭は主咬頭のみで、歯根の形状に特徴があります。歯根を補強しながらクリーニングを続け、母岩から外しました。舌側面です。歯冠の先端に僅かに欠落がありますが、歯根は完形で形状に特徴があります。高さ12mm、幅7mmです。唇側面です。歯根の形状を観察するため、隣接面も撮影しました。近心側隣接面です。遠心側隣接面です。特徴的な歯根と
双葉層群の化石産地で写真の産状のサメの歯化石を採取しました。まわりの母岩と化石の色が区別しにくい産出状況でした。よく見ると、緑の◯の中に歯根と歯冠下部が見えています。日なたで採取していたので、日光に照らされて見えたのだと思います。明るくなければ見えなかったかも知れません。母岩が脆いのでゆっくり慎重にクリーニングしました。全体が見えました。写真左下の歯根先端と主咬頭の先端が僅かに欠落していますが、ほぼ完形と言って良い産状だと思います。嬉しい!見えているのは唇側面で、これだけでは同定がで
双葉層群の化石産地で、また主咬頭の飛んだサメの歯化石が露頭に出てきました。飛んだ主咬頭は足元をよーく探して見つけました。露頭から剥がした化石に見つけた主咬頭を乗せて見たのが下の写真です。割れ目が見えますが、上手く繋がりそうです。母岩に付いている、側咬頭と歯根をクリーニングし、主咬頭を接着しました。ほぼ完形のシロワニ属の歯化石でした。嬉しい!高さ11mm、幅9mmです。主咬頭、側咬頭を拡大してみました。更に拡大主咬頭側咬頭主咬頭、側咬頭に弱い線条あるタイプのシロワニ属のサメの
双葉層群の化石産地でサメの歯化石を採取しましたが、バラバラになってしまいました。(泣)何とか部品を回収し、パズルを始めました。繋がりました。舌側面です。唇側面です。主咬頭先端に欠落がありますが、ほぼ完形のクレタラムナ属の側歯化石でした。高さ15mm、幅17mです。Cretalamnasp.(theFutabagroup,Fukushima)
双葉層群の化石産地で主咬頭の飛んだサメの歯化石が、岩を剥がした露頭に。飛んだ主咬頭は露頭下から見つかりました。飛んだ主咬頭を露頭に残ったサメの歯化石に乗せて見ました。上手く繋がりそうです。岩に埋もれた歯根を掘り出し、クリーニングしました。舌側面です。完形でした。嬉しい!唇側面です。高さ15mm、幅15mmのクレタラムナ属のサメの側歯化石でした。Cretalamnasp.(theFutabagroup,Fukushima)主咬頭のカーブが綺麗です。
双葉層群の化石産地で写真のサメの歯化石を採取しました。露頭から剥がした岩からこの状態で産出しました。見えている所だけしかない場合も多く、主咬頭の先端と写真右側の側咬頭と歯根が岩に隠れているか⋯クリーニングを開始しました。主咬頭の先端、右側の側咬頭は綺麗に保存されていました。嬉しい!しかし、歯根の左右端が欠落しているようです。母岩から外しました。舌側面です。歯根の左右端はやはり欠落していました。残念!主咬頭、側咬頭、歯頸帯の保存は良好です。唇側面です。高さ11mm、幅11mmで
以前岩手県某所にご一緒下さった方が、最近、現地で採取されたサメの歯化石を母岩に付いた状態で下さいました。時間をかけてクリーニングしました。その1高さ8mm、幅6mmのカルカリアス(シロワニ)属のサメの歯化石です。線条が舌側面の主咬頭下部と唇側面の歯冠下部に見られ、側咬頭が左右それぞれ2対ずつあります。舌側面です。唇側面です。Carchariassp.その2高さ7mm、幅10mmのクレトキシリナ属のサメの歯化石です。後歯化石だと思われます。舌側面です。唇側面です。Cret
双葉層群の化石産地で写真の産状のサメの歯化石を採取しました。線条のある主咬頭と側咬頭、歯根が見えます。サメの歯化石の側面がほぼ完全に見えている状況です。主咬頭の亀裂を修復し、歯根が割れないよう瞬間接着剤で補強しながら、クリーニングしました。ほぼ全体が出てきました。写真左側の側咬頭が失われていますが、その他の部分は保存されているサメの歯化石でした。母岩から外しました。舌側面です。高さ11mm、幅6mmのシロワニ属のサメの歯化石でした。Carchariassp.(theFut
本年もよろしくお願いいたします。双葉層群の化石産地で写真の産状のサメの歯化石を採取しました。実は、採取した際は写真の咬頭の下半分は見えていませんでした。咬頭の先端が3mm程度見えていただけなので、「また、先端だけの部分化石だな」と思い、撮影せずにクリーニングを始めてしまいました。クリーニングして見ると、歯根が歯冠の下に出てきたのであわてて撮影したのが上の写真です。クリーニングを続けました。側面が見えました。側咬頭の無いスカパノリンカス属のサメの歯化石ようです。慎重にクリーニングをし、
今年(2024年)の掘り納めに、双葉層群の化石産地に行ってきました。最初に、写真の産状のサメの歯化石が岩を剥がした露頭に現れました。割れた主咬頭と歯根が見えています。片割れの主咬頭と歯根の一部は剥がした岩に付いていました。構成部品は回収できたので、クリーニング、補修しました。舌側面です。高さ11mm、幅11mmのクレタラムナ属のサメの歯化石でした。何とか全体像が分かるまで修復できましたが、歯冠、歯根に亀裂がかなり残ってしまっています。残念!Cretalamnasp.(theF
双葉層群の化石産地で写真のサメの歯化石を採取しました。露頭を剥がしたところ、写真の小さな岩がぽろっと落ちました。主咬頭と側咬頭が1つ見えます。ほぼサメの歯化石だけが抜け落ちたという感じです。この裏側は歯根の全体像が見えています。ほぼ完形であることがわかる産出状況です。岩に隠れているもうひとつの側咬頭さえ出てきてくれれば完形です。クリーニングしました。舌側面です。完形でした。嬉しい!両側咬頭の外側に小さな突起があります。珍しいと思います。高さ24mm、幅17mmです。唇側面で
一度の化石採集で3本のサメの歯化石が採取できました。その1主咬頭の先端が母岩からとびだしています。クリーニングして見ると…残念ながら、歯根がわずかに残っているものの主咬頭のみの部分化石でした。その2主咬頭が母岩から覗いています。クリーニングして見ると咬頭下部が欠落している主咬頭のみの部分化石でした。残念!その3先端が欠落した主咬頭と側咬頭が母岩から覗いています。欠落した先端は別に回収できています。クリーニングを開始しました。もう一方の側咬頭が見えてきました。期待が膨ら
双葉層群の化石産地で写真のサメの歯化石を採取しました。まさかこんな岩相からサメの歯化石が出ると思わない植物片が密集した岩から産出したので、化石の近くの母岩をハンマーで叩いてしまい、主咬頭が割けてしまいました。(涙)しかし、何とか修復できそうです。母岩から外し、主咬頭を接着しました。上手く繋がりました。高さ20mm、幅17mmのクレタラムナ属の歯化石です。舌側面です。Cretalamnasp.(theFutabagroup,Fukushima)唇側面です。黒色のクレタラ
双葉層群の化石産地で、露頭から剥がした岩を小さく砕いたら…写真のサメの歯化石が出てきました。鋸歯のある咬頭と歯根が見えます。咬頭上部には早くも欠損が見られます。(涙)気を取り直して、クリーニングを始めました。母岩がとても硬い!母岩の中から咬頭が出てきました。主咬頭の先端は欠落してしまっていました。鋸歯が咬頭先端に向かって大きくなっているのでエビスザメ(ノトリンクス)属の歯化石だと思われます。クリーニングを続け、全体像が出てきました。主咬頭と第2、第3咬頭が出てきました。周りの
双葉層の化石産地で写真のサメの歯化石を採取しました。露頭から剥がした岩から長さ4mmに満たないサメの歯化石の咬頭がとびだしています。咬頭に線条が、また咬頭の左側に更に小さな咬頭が見えます。よくぞ出てきてくれました!老眼ですが、よくぞ見えてくれました。非常に小さいので慎重にクリーニングを開始しました。全体像が見えてきました。ほぼ完形のもようです。写真は舌側面で、主咬頭、側咬頭に線条が見られます。小さな化石なので、ここでクリーニングを終わらせ、母岩をトリミングしようとしていたら、ぽ
双葉層群の化石産地の露頭を撮影したものです。まだ、露頭を剥がしたりしていません。何と!表面にサメの歯化石が見えます。しかも二つ!長い咬頭とその下に歯根の様なものが左側に、割れてしまった主咬頭と側咬頭が右側に見えます。化石を壊さないように慎重に露頭から剥がし、クリーニングを始めました。全体像が分かるところまでクリーニングしました。左側はスカパノリンカス属、右側はクレタラムナ属の歯化石だと思われます。クレタラムナ属の歯化石は歯根は保存されていましたが、主咬頭の先端と左側の側咬頭が欠落し