ブログ記事44件
3月8日にこそふさわしかったのですが、再びBBCドラマ「夜の来訪者」にかかわる時代についてのあれこれにお付き合いください。このドラマより100年ほど前に『ANewViewofSociety』(1813)を著した社会改革運動家ロバート・オウェン(1771~1858)がいました。産業革命の時代に紡績工場支配人として成功し、後に労働者の福祉に留意した大工場経営もしています。1824年、労働組合の結成が法的に認められ、児童労働の禁止や労働時間の制限などもされるようになりました。1838
1910年代のイギリスが舞台です7歳からパートで働く24歳の洗濯工場に勤める女性が女性参政権を求めて運動に参加します物語の最後はエミリーという女性の葬儀に白いユリを手にした何千人もの女性が参列し道が埋め尽くされるシーンで締め括られます1918年イギリスで30歳以上の女性に参政権が認められましたその数年前である1913年エミリー・デイヴィソンという女性が競馬場で国王観覧席の前で国王の馬の前に飛び出し死亡しました命がかけられて初めて平等に向け世論が動
4月の市議選後、初めての市議会の真っ最中ですが、6月12日に一般質問をいたしました。その時の録画が公開されたので、ご案内させていただきます。https://funabashi.gijiroku.com/g08_Video_View_s.asp?kaigi=62&NitteiID=2236&SrchID=7210私の持ち時間は15分。質問するテーマをどうするか?あれもこれも市政に問いただしたいことがありますが、私の原点である「戦争はイヤだ!」と「女性差別を無くす!」に関して一つずつ取り
読書会の課題本の読書の合間に読んでいたのが終わりました。ヴィクトリア朝中期からのフェミニズムの興隆から女性参政権運動と戦後の女性運動までをナショナルトラストが所有する豊富な資料とともに紹介する本です。サフラジェットの破壊活動など女性参政権運動の功罪や女性参政権反対論者の主張や活動など包括的に歴史を叙述することで歴史の複雑さを丁寧に描いています。最近は戦間期のフェミニズム運動にも関心があるのでsixpointgroupやTimeandTideについての
蒸し暑い朝。首都圏にも雷注意報が出ています。齢を取ったそらはお薬が嫌いになりました。お散歩の前にお薬を飲ませるのに一苦労しました。先週目にした新聞記事が心に引っ掛かっていました。アルジェリア独立60年、歴史語らぬフランスに憤る仏国内の移住者…植民地時代の負の記憶に苦しむ両国:東京新聞TOKYOWeb<近くて遠い国・アルジェリア独立60年(上)>3日午後、フランス・パリ近郊ナンテールの広場でアルジェリアの独立60年を記念したささや...www.tokyo-np.co.jp東
著:ブレイディみかこ2019年5月30日第1刷発行株式会社岩波書店ドーンセンター情報ライブラリーより貸出前から読んでみたかった本を読了しました。およそ百年前に実在した三人の女たちの本です。日本のアナーキスト、金子文子、英国のサフラジェット、エミリー・デイヴィソンアイルランド独立の為に戦ったスナイパー、マーガレット・スキニダーの三者三様の命を懸けた戦いの記録の本です。金子文子とマーガレット・スキニダーのことは本書で初めて知りました。金子文子は大正時代に同志、
『ハリエット』(2019年アメリカ)メリーランド州で奴隷黒人の両親の元に生まれたミンティは自由黒人のジョンと結婚したがミンティの奴隷主が死去したことで奴隷主の家族は奴隷たちを売ろうと考えていた。そうなるとジョンと離れ離れになってしまうと思ったミンティは二人で逃亡することを思いつくが決行当日ジョンと落ち合うことが出来ず結局ミンティ一人で逃げることになった。ところが奴隷主の長男に見つかってしまい追い詰められたミンティは橋の上から急流の川に飛び込んだ。もう助かるは
デヴィッド・ボウイの命日ですね、どうも西村です。ボウイが亡くなった時、ぼくは吉祥寺の串カツ田中で飲んでました😥復活の報道とともに、ニューアルバム『Blackstar』発売直後で、いったい何がなんだか、といった気持ちでした😥そのため買ってはいましたが、いまでも『Blackstar』を聴けていません。そんなボウイの死から5年。いろいろと変わりました。何がって、何もかもが。ボウイは死んだんじゃない、ジギーとして宇宙へと帰って行ったんだ、と思うと、「5年後の地球の滅
1912年、ロンドン。夫サニー(ベン・ウィショー)と幼い息子ジョージの3人で暮らすモード・ワッツ(キャリー・マリガン)は、夫ともども洗濯工場で働いていた。劣悪な環境下で長時間働くものの、給料は低かった。ある日洗濯物を届ける途中に洋品店のショーウィンドウをのぞいていたところ、突如ガラスに石が投げ込まれる。女性参政権を求め活動する女性社会政治同盟(WSPU)の過激行動に出くわしたのだった。サフラジェットと呼ばれる女性参政権を求める活動家と出会っていくモード。時同じくして女性参政権運動への取り
勧められた映画があるので観てみました。Gyaoで1ヶ月間無料で配信されています🎥(下にリンク貼ってます)邦題は「未来を花束にして」本来のタイトルは「Suffragette」(サフラジェット)(正直、邦題よりもこちらのタイトルを知っといた方がいいと思います💡)というタイトルの映画です。さてさてこの「サフラジェットって何なの?」ってことです。ジェット機のことじゃありませんよ?🛩2つの単語が合わさっています。suffrage(サフレイジ)…参政権get…手に入れるこの英単語
Gyaoで無料公開していたので、週末に観ました。20世紀初頭、英国における女性参政権運動についての映画です。サフラジェットと呼ばれ、過激派とされたtheWSPUの活動家たちの運動を描いています。初めて視聴したのは2017年、留学中に大学で観ました。2回目の視聴のため、細かい点に着目しながら、観ることができました。メリル・ストリープ演じるエメリン・パンクハーストは演説シーンにしか登場しませんが、台詞も含め印象的でインパクトがありました。その中でも、最も好きな台詞
荒尾市立図書館郷土資料再発見の旅(第17回)『荒木一郎の親戚にして「青鞜」作家の荒木郁子』荒尾市立図書館で働く増永荒雄と申します。荒尾市在住歴40年の私が、当館が所蔵する郷土資料とその魅力を綴らせていただいています。図書館HP↓荒尾市立図書館(arao-lib.jp)++++++++++++++++++++++++++++人が、たまたまその性別が「女」であるという理由で人としての権利を持てなかった時代。選挙権はないわ、表札に名前は書かれないわ、不貞を働けば女性と男性の罰則に
イギリス2000年の歴史を歩くAnotherLondon著:中村久司2014年7月20日第1刷発行株式会社高文研東大阪市図書館より貸出この本は観光のガイドブックではなくロンドンの名所や建物を通してイギリスの歴史を学ぶ本です。古代ローマ時代のイギリスから現代イギリスまでのイギリスの歴史を全体像を見ることができます。大英博物館やハイドパークなどロンドンの各所の歴史に触れることでイギリスの歴史を奥深く知ることができます。著者は平和学で博士号を取った
SuffragettesBBC製作ドーンセンター情報ライブラリーより貸出全2巻ドーンセンターでサフラジェットを特集したDVDを借りました。サフラジェット-Wikipediaja.wikipedia.org歴史家ルーシー・ワースリーが過激化していく女性参政権運動活動家、サフラジェットとその団体WSPUについて解説しています。ドラマ仕立てになっていて、観やすいです。詳しく説明してくれているので背景知識がなくても楽しめると思います。当時の映像
イギリス女性史と「感情」2021年6月26日ZOOM土曜日はオンラインの講演を聞きました。歴史学で今話題の感情史についてです。13:30からのワークショップ、「女性史・ジェンダー史への感情史からのアプローチ-VotesforWomen紙(1907-18)を素材にして-」(発表者:八谷舞氏、金澤周作氏)を聞きたくて参加しました。VotesforWomenはイギリスの女性参政権運動におけるプロパガンダ新聞です。最初はWSPUの機関紙として始まりましたが、後に
三浦瑠麗さんが3月8日のインスタに『#国際女性デーに、娘に伝えたいこと。』として、『フェアネスを常に心がけること。これまで女性の権利を勝ち取るために先人が払ってきた努力を知ること。自分の夢をあきらめないこと。利他を実践すること。』と書かれていたのを目にして私も先人たちの努力を知りたくなってこの本を。イギリスで女性が参政権を得るまでの格闘の道のり。すごくわかりやすいので小学校高学年くらいでも大丈夫🙆♀️サフラジェット:平等を求めてたたかった女性たちAmazon(ア
メリル・ストリープを追っかけて『未来を花束にして』鑑賞肝心のメリル・ストリープ、1シーンのみの出演wwwしかし、映画的にはめちゃくちゃ面白かった・・・!!ぜひ見ていただきたい作品まだ見てない人はぜひ途中までこの記事を見てほしい見終わったら後半のネタバレ記事見てほしい!1910年代イギリスの女性参政権を求めて立ち上がる女性たち『サフラジェット』を描いた歴史ドラマ。事実をもとにしたイギリスの社会派映画で原題は『サフラジェット』。日本では『未来を花束にして』。また監督のサラ・ガ
VotesforWomen|MappingWomen'sSuffrageTheMappingWomen'sSuffrageprojectbringstogetheracademics,localhistorygroups,familyresearchers,archivistsandmembersofthepublic,toshareandbuildanunprecedented…www.mappingwomenssuffrage
:WritingWomeninBedfordSquare2018/3/17土曜日10:00amto7:00pm表題のシンポジウムは留学中、ロイヤルホロウェイが2018年にイギリス女性参政権獲得100周年を記念して開催した行事の1つです。この企画で私は後に修論の指導教官となるRuthと知り合いました。WritingWomenandSuffrageBedfordSquare,Bloomsbury,Londonwomensuffragewr
―エドワード朝の視覚的表象と女性像―著:佐藤繭香2017年2月発行株式会社彩流社ドーンセンター情報ライブラリーより貸出イギリス女性参政権運動における女性像の変化について論述した学術書です。運動の中でもバザーや行進における女性の表象を取り上げて考察しています。大変勉強になる本でした。要約すると、著者はWSPUを中心とした女性参政権組織は行進で女性らしさのイメージを取り入れることで女性参政権運動を社会に受け入れられるように試みた。女性参政権運動の中でその
映画「エノーラ・ホームズの事件簿」令和2年9月23日Netflix配信★★★☆☆原作本「エノーラ・ホームズの事件簿」ナンシー・スプリンガー小学館ルルル文庫(英語;字幕翻訳不明)1884年、イギリス。16歳の誕生日を迎えたエノーラが目を覚ますと、母が謎めいた暗号を残して行方不明になっていた。母を探しに単身ロンドンへ向かったエノーラは、思いがけず青年貴族の失踪事件に関わったことをきっかけに、恐ろしい陰謀と巨大な謎に巻き込まれていく。
TheSuffragettes英国女性参政権運動の肖像とシルビア・パンクハースト著・中村久司(HisashiNakamura)2017年10月発行株式会社大月書店ドーンセンター図書館より貸出通勤時に読んでいた本を読了しました。著者の本は二冊目です。平和学で博士号を取得された方らしく常に自分のスタンスを明確に著述されている印象です。本書はWSPUとシルビア・パンクハーストを中心にイギリス女性参政権運動の歴史について書かれています。サフラジェット-
DoraMarsdenについて検索していたらQueenMary,UniversityofLondonのTheCulturalHistoryofPhilosophyBlogというブログを発見しました。TheCulturalHistoryofPhilosophyBlog|SchoolofHistory,QueenMaryUniversityofLondonblogs.history.qmul.ac.ukegoism(エゴイズム)と
inMuseumofLondon2018/2/2-2019/3/10表題は留学中にロンドン博物館(MuseumofLondon)で開催された特別展でした。VotesforWomenexhibition|MuseumofLondonSeetheVotesforWomendisplayattheMuseumofLondon,featuringobjectsfromourSuffragettecollection,includi
え、昨日、4月上旬並みの暖かさって、TVショーで言ってた気がするんだけど、マジかってくらい寒かった…どうも、西村はにわです(゚Д゚)昨日はデヴィッド・ボウイの誕生日、そして、明日はデヴィッド・ボウイの命日。実はいまだに最後のアルバム「★」は聴けないでいます。。。それはそれとして。一番好きなアルバムを問われれば、これはもう『ジギー・スターダスト』。コンセプトアルバムとしても、めちゃくちゃすばらしいと思う。アルバム全体を通して
😃3月29日(金)は統一地方選挙の告示日になります。翌日から不在者投票、4月7日(日)が投票日となりますね🌸日本では、1925年の普通選挙の実現以来、参政権は男性のみ。女性の声は却下され続けました😡初めて女性参政権が認められたのは、戦後になってから、1946年4月の選挙でした。ずっと女性は差別されていたんですね。今こそ女性の持つ正しい判断力を発揮する時ですね❗😌哲学者ハンナ・アーレント「善を為すとも悪を為すとも決めることのできない人間が、最大の悪を為すのです」(『責任と判断』筑摩書房)
本日は立候補予定者説明会に参加してきました。会場にいらした候補予定者の方は76名というアナウンスでした。4年前の選挙では82名が立候補。議席数は50です。今回、選挙期間中にポスターが貼られる板には90人分が用意されるとのことなのでさらに増えるかもしれません。前回選挙の投票率は42.84%でした。この数値では、組織票を持つ立候補者が優位になります。それが悪いとは言いませんが、やはり、一人ひとりの声を聞いていくことをおろそかにしない人が議会で多数派にならないと、本当の民主主義社会からは遠のく
毎週土曜に二つずつ何かしらのショウを見ている私ですが、9/15にはは何を見ようかなぁと考えて色々検索していたところ、前にFunHomeをやっていたTheOldVicという劇場で(FunHomeは結局ロンドンでは見られなかった涙)Sylviaというミュージカルをやっていることを知りました。なんだか女性の参政権について?服が古そうだから、コスチュームプレイ好きとしては見てるだけでも楽しいかも。興味を持ったのはTodayTixでほとんど売り切れていたからです。うん、売り切れそうってこと