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アメリカ、アルフレッド社より徐々に、2024年の新譜が出版開始となってまいりましたので、まずは、人気作曲家、ロバート・シェルドン、ロサーノ・ガランテの作品を紹介いたします。いずれもYouTubeで参考演奏が試聴できますので、ぜひご参考ください。パシフィック・クレスト作曲:ロバート・シェルドングレード:4演奏時間:約5分カナダからメキシコ国境まで連なる山々の稜線に指南で名づけられました。広がるパノラマの景色、素晴らしいトゴレイルをハイキングする喜びなどを音楽で表現しています
ご無沙汰しています。中々ハードな日々を送っていたため、更新が滞ってしまいました。さて。3月の段階での手術と医師からの「再発」の言葉ですが、結論から言えば、その時の再発は再発ではありませんでした。腫瘍が壊死したことを、業界用語的なもので「再発」と呼ぶことがあったため、今回そのような単語を用いて説明してしまった、と言われました。その言葉を受けても腑に落ちないものだったのですが……、とりあえず再発ではなかったとして、退院後は現在にいたるまで、再び抗がん剤と電場治療の療法を合わせた治療を行って
8月23日に亡くなった愛する奥さん。R6.2.23で命日から半年経過しました。世の中は何事もなかったように時は流れていますが、僕は世間の流れに取り残されているような感覚が続いています。僕がブログを書き始めたのは、まだ小さいチビ(病気発覚当時はまだ幼稚園児)にお母さんの闘病をいつか知ってもらうための記録的なブログですが、もう一つのきっかけは誰かの参考になればと思い、始めたものでした。今回の記事は、奥さんの脳腫瘍が発覚し、約2年の闘病の末、天国への旅立ち。この全ての過程を、後日になって冷静
こんばんは。最近の母ですが、手術から一週間ほど経過し、リハビリが始まりました。動かなくなっていた脚の調子もよく、月曜に面会へいくと自分の脚で歩いて面会場所まで来てくれたのでとっても嬉しかったのです。母の言動の調子もよく、手術したおかげだね〜〜なんて言っていたのですが……。ここ数日、医師の口から不穏な言葉が出ている模様……。摘出した部分の腫瘍が「再発したものだった」と言われたそうです。医師が多忙のため、詳細はまだ説明いただけていません。また、摘出したのは腫瘍の9割ほどのようなのですが
先日、母の手術が無事終了しました。入院手続きのため、土曜日に父と夫とともに病院へ。すると、医師が待っていてくれました。土曜日なのに待機してくれていたらしい。娘さんにも詳細を説明させてください、とおっしゃっていただいたので、夫と一緒に話を伺うことに。父はその間、母の入院手続きをしていました。医師から聞いた現在の母の状況。・原発部分の腫瘍に抗がん剤が効いていない・原発腫瘍のせいで脳がむくんでいる・手足の動かしづらさ、目の見えなさはそれが原因・もう一箇所にある目立った腫瘍は、放射
ご無沙汰しています。年始、そして1月中旬の検査ではあまり変わりが無かった母ですが、2月になってから一変しました。かねてより右目が見えづらいと言って、医師からはプレドニンを処方され緩和させていたのですが、ずっと飲み続ける分けにも行かない薬らしく、先月より処方を減らされ様子を見ている状況でした。また、抗がん剤の副作用が結構きつかったらしく、飲み始めてから数日間飲まず食わずで寝込んでいたとも聞いています。連絡が途絶えると具合が悪い状態が続いているときでしたが、心配をかけたくないという母
はじめまして、ダイスケと申します。悪性(グレード4)の脳腫瘍(神経膠腫)の初期治療、放射線と抗がん剤が丁度全日程2023年12月22日〜2月7日のほぼ半分終わったので、日記でもつけてみようと思いブログはじめてみることにしました。1人で悶々としていてもいけないので何かしらアウトプットしたくなりました。今日は朝3時30分に、目が覚めて4時30分までうたた寝。スマートウォッチの睡眠分析だと8時間は寝れてるらしい。金曜日頃から少し気持ち悪さが出ていたが、今日はそんなに酷く無い。朝起きて、い
あけましておめでとうございます。今年も何事もなく、いつもどおりの1年になってくれたらなあと思っています。新年早々の震災もあり、落ち着かない日々が続いていますが、どうか穏やかな日々になりますようにと願っております。11年前の震災を直に経験した身として、微力ながら募金などをしています。さて。更新がだいぶ途絶えがちになっていますが、母は元気に過ごしています。12月23日の通院の際から、電場治療と抗がん剤治療がスタートしました。入院中は毎日飲んでいた抗がん剤ですが、外来治療で
しばらく間が空いてしまった。母と離れて暮らしていることと、入院生活をサポートする生活が終了したため、手持ち無沙汰状態になっているのだ。母は幸い、退院後も元気に暮らしているようだ。今日は料理をした、とか、掃除洗濯ができた、だとか、楽しそうに、嬉しそうに話している。そういった何気ない日常を送れることが幸せなのだと実感しているらしい。時折、放射線治療の影響で「今時分が何をしているのか」「手に持っているもの」「今しがたまでしていた行動」などを唐突に忘れることがあるらしいが、父がサポート
ちょっと間が空いてしまったが、先日の11月24日、母が大学病院を退院した。30回の放射線治療が終了したためだ。当初、放射線治療が終わる頃には腫瘍が大きくなることもあると言われていたが、腫瘍はめだった成長もなく、大きさは変わらないとのことだった。変化していない、という意味では、腫瘍の拡大を防げたということでいい効果だったのではと思う。退院直前に撮ったMRIの画像では、腫瘍の真ん中に黒い空洞ができ始めているということだった。じょじょに空洞が大きくなり、腫瘍が小さくなるだろうと言われた。しか
本日のオススメ楽譜はトーマス・ドスの交響詩「アルピナ・サガ」を紹介いたします。YouTubeでスコアを見ながら参考演奏を聴くことができますので、ぜひご活用ください。交響詩「アルピナ・サガ」作曲:トーマス・ドスグレード:4演奏時間:約8分アルプスを題材にした、ドラマチックで雄大な交響詩。煌びやかな冒頭のファンファーレとゆったりとした調べを経て、軽快な主題が提示されます。ロマンティック感溢れる中間部、そして終結部ではメインの主題が複雑に絡みながら壮大に奏で、幕を閉じます。
先日、医師から「遺伝子パネル検査の提出は水曜~金曜辺りを目途に~~」という話をされていたのだが、三連休中の真ん中の土曜日に連絡が入り、「やっぱり月~水曜日の間にします☆」と言われた。そのため、本日父が来てバタバタと一時的な退院手続きを終え、母が久しぶりに外に出た。「風が気持ちいい~~~!」とご機嫌な母。先週の様子だと具合が悪そうだったので心配していたが、放射線治療や抗がん剤投与に身体が慣れ始めたのか、今週は滞りなく治療ができ、体調も安定していようだ。私の自宅近くまで父と来
今日、洗濯物を届けに行くがてら母に会うことができた。先日電話で言われたことの詳細を聞くために行ったというのもあるし、気落ちしている母が心配だったということもある。原則土日祝日の面会は禁止であるが、今日は来て良いと言う許可が下りたため、行って来たのだ。コロナ禍がまだ続いている状況で面会には制限もあるが、比較的柔軟に対応してくれるのでとても助かっている。救急センター側からそっと入り、名前などを記載し、警備員さんに首から下げる面会証明書を貰い会いに行った。行く直前、「和菓子と何か食べ
本日、母の面会へ行ってきた。月曜日に面会へ父親と行った際は、右目が見えなくなったことなども相まってとても具合が悪そうだったが、今日は比較的元気そうで、車いすではなく自分の脚でしっかりと歩いていて少し安心した。放射線治療が折り返しを迎えたということで、面会時間の少し前にはMRIをとったらしい。次に撮るのは放射線治療が終わった後になるようなので、中間検査的なものなのだろう。また、今日は母が髪の毛をバッサリと切った日でもある。帽子から少し見える部分の髪の毛はもうほとんど抜けている
10月26日で、治療を開始して約2週間が経過した。先週は私が風邪を引いて、月曜日しか顔を見に行くことはできなかったが、一度投与を中止していた抗がん剤も再度飲み始めているので、治療はおおむね予定通り進んでいる。2週間が経過したころから、少しずつ母にも変化がみられるようになってきた。以下で詳しく記載しようと思う。その前に。ありがたいことに、こんな取り留めのないブログでも読んでくださっていたり、いいねを下さったり、フォローまでして下さる方がいるらしいことに気づきました。本当に心強い
こんにちは。母の放射線治療と抗がん剤投与が始まって、1週間が経過した。早い様な、ようやっと1週間が経過したような……。不思議な気持ちだ。こうしているうちにも、母の脳に発生した膠腫は進行しているだろう。できるだけ早く、そしてしっかりと小さくなってくれることを毎日願っている。さて、今日は治療に関する経過について記載していこうと思う。はじめの1日~5日目に関して(2023年10月16日~10月20日)初めのうちはまだ母も元気で、面会に行くといろんな話をして気分転換
遅くても翌日には~~なんて言って、ばたばたと日々をこなしていたら翌々日になってしまった。母はこの頃、放射線治療と抗がん剤の投与がはじまり、少しずつ副作用が出ているようだ。私が面会に行かない日は日がな一日寝て過ごしているらしい。これまでを忙しなく過ごしてきた人だから、ただねて過ごすということに途方もない違和感と過ごしづらさを感じているようだが、私としてはできるだけゆっくりと過ごし、養生してほしい限りだ。さて、先日の続きから書いて行こうと思う。いざ、大学病院へ10月3日の
まず初めに軽く自己紹介をしようと思う。私は膠芽腫を患った母の娘。32歳の専業主婦だ。夫と二人暮らしをしている。母は今年56歳。看護師をしている。隣県で父と二人で暮らしている。父と私、そして夫の手を借りながら、これから母の闘病をサポートしていこうと思っている。最初の違和感母に違和感が生じたのは8月末。私が、お盆の帰省をずらして実家に夫と共に帰ると、母が少し困ったような声で言った。「何か右足がピリピリするんだよねえ。走りすぎて神経が変になったのかな?」
8月末から、身体に違和感があった母が、10月に入って入院した。病名は生検の結果「膠芽腫」であると判断されている。神経膠腫が発達したものではなく、脳に発生した腫瘍ははじめから膠芽腫だったらしい。とつぜんグレード4といわれる膠芽腫を患った母を、これからささやかではあるがサポートしていこうと思っている。それにあたり、備忘録としてブログを書き記すことにした。ブログをはじめようと決意したことには他にもいくつか理由がある。膠芽腫と判断された母を支えるにあたり、さまざまなサイト、本
やっとこさ今日は涼しいですね、アリクレハです先日、母の四十九日も無事終えることが出来ました。今回は、自宅にご住職に来ていただきお経を唱えて頂きましたが、お線香とお焼香の煙が、母の遺影と御骨を飾ってる飾り棚を置く部屋にモクモクと充満すると、なんだか幻想的で不思議な空間になり、また涙が止まらなくなりました。あと煙くて鼻が痛くなりました不謹慎かしらさて、ここからはご家族が脳腫瘍で闘病されてる方は、読むと怖くなるかもしれないから、そういう方はそっと閉じてください。母の病状の移り変わりについて、
近年、日本でも人気が高く、コンクールやコンサートで聞く機会、演奏する機会も増えてきているアメリカの作曲家、ロサーノ・ガランテ。多くの出版社から作品が出版されており、特にベルギーの出版社、HafabraMusicでは近年のベストセラーに名前を連ねています。本日は、2023年の新作より「エジプトの隼」を紹介いたします。エジプトの隼作曲:ロサーノ・ガランテグレード:4演奏時間:6分フレデリックスバーグ・コンサートバンド(アメリカ、バージニア州)による委嘱作品。古代エジプト
いやー、老眼鏡デビューしました、アリクレハです小さい文字が見ずらいんですわ。。。また40半ばなのに、はやくね?と思ってたら、どうやら視力がいい人は早いんだそうでさてさて、まだまだ心の元気が出ない日々でございます。魔法の言葉と言っても、今回はスピッツのあの話題のドラマでクローズアップされたあの歌ではなくてですね。。。今もご家族の闘病や介護で忙しくされてる方が、もしかしてこのブログを読んでくださってるかもしれないので、今日は介護してる時を振り返ると、ハッと救われた言葉のお話を。神経膠芽腫
最近。発作がひどい。だけど、先週マイスタン増量し、5日間、発作でていません。一日、一日、発作が出ないことで、少しでも、頭が楽になれたら。少しでも成長できたら。どうか、長く、発作が来ない時間が続き、そして、発作なくなりますように。頭部MRI。第4脳室の拡大変化無し。本当に大きい。先生は、嚥下を気にしている。嚥下に影響が出やすいらしい。あと、頭小さいこと、大きくならないこと、心配で、やっぱり、小頭症?なのか?聞いてみた。そうだろうね。とこのこと。そう、神経内科の受診では、発作多いねとの
本日オススメする楽譜は、マーク・キャンプハウス作曲の「シンフォニック・プレリュード(コルヴィユ=シュル=メールの墓地)」です。ノルマンディー上陸作戦の戦没者へのエレジーとして書かれた作品です。シンフォニック・プレリュード(コルヴィユ=シュル=メールの墓地)作曲:マーク・キャンプハウスグレード:4演奏時間:6分45秒イリノイ州シカゴに本拠地を置くノースショア・コンサート・バンドの創立50周年記念委嘱作品として作曲、2006年2月にマロリー・トンプソンの指揮で初演されま
本日のオススメ楽譜はロバート・シェルドンの「パイアサの飛翔」です。パイアサの飛翔作曲:ロバート・シェルドングレード:4演奏時間:5分10秒1673年、ミシシッピ川沿いでルイス・ジョーリエットと神父ジェイクス・マーケットが発見した壁画「ピアサバード(パイアサ)」。「ピアサバード(パイアサ)」はネイティブ・アメリカン、イリニ族に伝わる怪鳥。その怪鳥「ピアサバード(パイアサ)」は何度となくイリニ族を襲います。立ち向かうイリニ族。イリニ族に伝わる伝説を基に描かれた作品です。勇壮感と中間
本日のオススメ楽譜は八木澤教司氏作曲の「アルファモニック序曲」です。華やかさ、サウンドの拡がり感、また情感豊かに歌い上げる中間部のコラールなどを兼ね備えており、コンサート、コンテストにとオススメの作品です。アルファモニック序曲作曲:八木澤教司グレード:4演奏時間:約8分演奏可能最低人数:31~35人千葉県船橋市を拠点として活動するアルファモニック吹奏楽団の創立35周年記念のための委嘱作品として作曲された序曲。冒頭に奏でられる、やや異質なファンファーレは団体名称である“ア
母が亡くなってから4日後、父とうちの旦那で夜中に見つけてきた家族葬の会場で母の葬儀を行いました。人数も少ないのでお通夜と告別式を1回でまとめて行う1日葬です。小さめでこじんまりとしてて、暖かい感じの式場。20人前後かな?と思ってましたが、なんと私のいとこ夫婦2組や弟の友達家族、私の親友などなど、多くの人たちが来てくれました。会場パンパン。葬儀屋さんも入ると思いますが、ギチギチですと仰るほど。家族のために過ごしてきた結婚生活。友達いないのかな?と思ってましたが、予想以上にたくさんの人
訪問医の先生。私たち家族にすごく心を寄せて下さり、先生にかけてもらった言葉で私の心は救われました。意思疎通が測れない私たちと母。母が実は苦しいのか辛いのか、そればかりが気になっていました。退院が決まった時、もう治療が出来ないとしても、もしかしたら家に帰ったらちょっと良くなって喋り出したりするんじゃないかと、淡い期待も抱いていたけど、それは叶いませんでした。けどね、入院してるY大学病院の病棟担当医は、「喋れなくても、沢山話しかけたりした方が良いですよね?」と質問した私に、「あんまり意味な
母の闘病中、1番最後に私達家族を救ってくれたのは他でもない訪問看護師さん達でした。最後まで、治るかもしれない、また元気になるかもしれない、家に帰ったら意外に喋ったりするようになるかもしれない、という望みを捨てずに私達父子は母の介護を続けました。Y大学病院から家に連れて帰る前、退院前カンファレンスが開かれ、ケアマネさん、Y大学病院の退院支援の看護師さん、訪問看護師さん、訪問医の先生、私たち家族がリモートも混じえて揃いました。その時のY大学病院の医師はパソコンを眺めたまま、カメラを見もせず酷い
8月3日、ネクサス音楽出版より木管五重奏のアンサンブル譜が出版開始となりますので、ご紹介いたします。川田佳誠氏のオリジナル作品ですが、YouTubeで参考演奏がお聴きいただけます。グッバイ!ミスター・ワンダー作曲:川田佳誠グレード:4演奏時間:5分10秒編成:木管五重奏(Flute/Oboe/BbClarainet/Horn/Bassoon)小学生のぼくと、毎年桜の季節にぼくの前にだけ姿を現すワンダーおじさん。色んな楽しい事を僕に教えてくれていたけど