『グリズリー』(76年)『アニマル大戦争』(77年)『マニトウ』(78年)といったブームに便乗したB級映画でヒットを飛ばしたウィリアム・ガードラーが『エクソシスト』公開の翌年に発表したのが、『アビィ』である(日本は劇場未公開)。こちらは黒人エクソシストといった内容で、悪魔祓いの神父はアフリカでの遺跡発掘調査帰り、主人公の異常行動は病院でも原因がわからず、などなど、『エクソシスト』のパクリ的描写がふんだんに表れる。案の定、これが一番早かったのか、それとも大ヒットしたからなのか、オリジナルサイドから