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『硝子の塔の殺人』知念実希人著オーディオブックで聴きましたっ…ヮ(゚д゚)ォ!…これはスゴいミステリ小説に出会ってしまいましたなんだろう?この読後感…??事件の真相と、さらにもうひとつ猟奇的な真実があって、美しい対決があって…バーンッと爆発と思いきや、雪のなかの刹那…奇麗なラスト……というかフィナーレネタバレしないようにちょっとだけ話しますね雪深い森に、美しい硝子の塔が建っていますクリスマスツリーのようなかたち、円錐形!本の装画にもなっています美しい尖塔地上11階地下1階
『硝子の塔の殺人』知念実希人著実業之日本社文庫最高到達点!!!著者単行本売上第1位本屋大賞ノミネート作品!超話題沸騰!!ミステリ界が唖然、呆然、絶賛!島田荘司「これを超える作が現れることはないだろう」綾辻行人「ああびっくりした」有栖川有栖「まるで本格ミステリのテーマパーク」法月綸太郎「綱渡りのどんでん返し」560ページ一気読み!ミステリファン必読の書!!【内容(「BOOK」データベースより)】雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。ミステリを愛する大富
家族葉真中顕文藝春秋BOOKSサイトより2011年11月3日、裸の女性が交番に駆け込み、「事件」が発覚した。奥平美乃(おくだいら・みの)と名乗るその女性は、半年と少し前、「妹夫婦がおかしな女にお金をとられている」と交番に相談に来ていたが、「民事不介入」を理由に事件化を断られていた。奥平美乃の保護を契機として、表に出た「死」「死」「死」……彼女を監禁していた「おかしな女」こと夜戸瑠璃子(やべ・るりこ)は、自らのまわりに疑似家族を作り出し、その中で「躾け」と称して監禁、暴行を主導。何十年
📚✨読書演じられた白い夜近藤史恵演出家の夫匠女優の妻麻子八人の俳優の間で殺人事件が起こるミステリークローズドサークルあれ?なんか映画で観た?そうある閉ざされた雪の山荘とかぶる近藤さんのミステリー初めてかもあとがきまで読んでなるほどとわかる読書のお供ソルトラサブレフロマージュチーズと藻塩が濃厚なクッキー🇰🇷韓国インスタント麺🍩ミスドオサムグッズラーメン鉢わかめスープラーメン🇰🇷釜山のお土産
講談社NOVELS■人格転移の殺人■西澤保彦(1960-2025)■1996年■本格/新本格概要突然の大地震。気がついた時、僕の意識は他人の身体に入っていた……。人格が入れ替わるという怪現象に巻き込まれ、パニック状態の僕達を、何者かが襲う。犯人は密室にいる6人の身体に次々と移り替わる“誰かの人格”なのだが……。奇想天外な着想で新しい地平を切り拓く西澤ミステリの大傑作!(裏表紙紹介文)感想西澤保彦氏のSF特殊設定ミステリーの代表作の一つです。その装置内部に入った人間の人格
12月1日読了彩莉は、昔から無人島に館を建て「〇〇館」と名付け、怪しい人達を集め連続殺人を企てるのが夢だった。そこで、会ったこともない祖父から莫大な遺産を受け継ぎ、その夢を実行に移す事に。完全犯罪を成し遂げるために、新しい館には「来鴉館」と名付け隠し通路までつくるほどの気合いの入れよう。殺される役と犯人役は、昔嫌な目に合わされた人達。その他ミステリーで必要な脇役達を選び招待。彩莉お嬢さまのポンコツ具合もあいまって、脚本通りに事が進むはずもなく…殺人は起きるのだけど、思った方向にいかなく
講談社NOVELS■殺意が集う夜■西澤保彦(1960-2025)■1996年■本格/新本格概要嵐の山荘に見知らぬ怪しげな人たちと閉じこめられた万理と園子。深夜、男におそわれた万理は、不可抗力も働き彼ら全員を殺してしまう。その後、園子の部屋へ逃げこむと、園子も死体となっていた。園子を殺したのは誰なのか。驚愕のラストまで怒濤の展開。奇才が仕掛けたジェットコースター・ミステリー!(裏表紙紹介文)感想西澤保彦氏が『七回死んだ男』に続いて1996年に発表した作品です。西澤氏
昔の映画『酒とバラの日々』ではないですが、「本と映画とのんの日々」です近藤史恵著『凍える島』読了しました。近藤史恵さんは初見の作家さんですが、この作品で『鮎川賞』を受賞しているとは知りませんでした。流石の『鮎川賞』ですね。思っていたよりかなり面白かった。読めて良かったです。「面白かった」ですが・・・。仲が良い人ばかりが島に行くと思っていたら、実は愛憎がいっぱいの男女がかなり登場でした表面だけではは分からない近藤史恵さん風にクローズドサーク
なぜ、この本を図書館に予約したのか、きっかけを覚えていないのですが、待つこと、数か月。図書館から本を引き取り、どんな本だっけ?と全く覚えていないまま、読み始めました。まさか読了後にあんな気分になってしまうだなんて、頁を開いたばかりの時は思いもしませんでした最後の最後で、ずどんと突き落とされた感じ。案の定、この本を読み終えた夜、悪夢にうなされました、はい夕木さんの小説を今まで全く読んだことがなかったんですよね。だから全く情報なしで読み始めたのです。夕木春央方舟画像はお
講談社文庫■ある閉ざされた雪の山荘で■東野圭吾(1958-)■1992年■本格/新本格概要早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか?驚愕の終幕が読者を待っている!(裏表紙紹介文)感想東野圭吾氏の1992年の作品です。1993年日本推理作家協会賞(長編部門)候補作。映画化
集英社■ライアーハウスの殺人■織守きょうや(1980-)■2025年■本格/新本格概要孤島に聳え立つ来鴉館で噓つきたちの饗宴が始まるお嬢様・彩莉は転がり込んできた莫大な遺産で孤島にギミックつきの館を建設し、かつて自分の書いた小説を馬鹿にした相手を殺害しようと企てる。「おまえらがバカにした私の考えたトリックで死ね」嵐の気配が近づく中、ターゲットのミステリ愛好者たち(ショーゴ、詩音)、医療関係者(みくに)、刑事(矢頭)、霊能者(真波)、噓で雇われたメイド(アリカ)が館に集めら
『仮面病棟』知念実希人著実業之日本社文庫怒濤のどんでん返し、一気読み注意!!強盗犯により密室と化す病院。息詰まる心理戦の幕が開く!【内容(「BOOK」データベースより)】療養型病院にピエロの仮面をかぶった強盗犯が籠城し、自らが撃った女の治療を要求した。先輩医師の代わりに当直バイトを務める外科医・速水秀悟は、事件に巻き込まれる。秀悟は女を治療し、脱出を試みるうち、病院に隠された秘密を知る――。そして「彼女だけは救いたい……」と心に誓う。閉ざされた病院でくり広げられる究
本格ミステリと脱力系バカミスが融合した『○○○○○○○○殺人事件』や、人工知能の本質をラノベ的読みやすさで描いた『探偵AIのリアル・ディープラーニング』など、尖ったミステリを書いている早坂吝さん。本作は2019年の作品で、「このミス」17位にランクインしていました。ここは孤島にある児童養護施設。嵐で船が出せず職員が戻れなくなっている。島には子供だけ。この好機に僕、網走一人は彼女を自殺未遂に追い込んだ奴らの殺人計画を実行することにした。まずは剛竜寺だ。――なぜもう殺されている?
ニエマ・マンドリピリャスは、世界を変える計画を立てていた。そして、わたし:エービイに訊く。「ほかの方法はないの?」その計画は、人間性から身勝手さ、強欲、暴力への衝動を取り除くことができ、完全な平等の世界が実現できるというものだった。しかし、それを成功させるためには、死ななければならない人がいた。そして、計画が実行されたとたん、秘密は明かされ、むかしの恨みがよみがえり、二エマの過去の裏切りが明らかになる。そのことで計画が妨げられたなら、人類は百七時間後に絶滅する。わたしは、彼女に
10月22日読了3年前、亜魂島に建てられた紅澄脳科学研究所では、紅澄千代博士を筆頭に、「パンドラブレイン」と呼ばれる人格移転の技術に成功。当時90人もの密室殺人事件を起こした凶悪犯が脳を研究するため密かにこの研究所に幽閉されていた。そして、この凶悪犯を捕まえた名探偵、霧悠冬真がこの研究所を訪れた後、犯人を含め研究員の死亡と行方不明者が2人という大事件が起きるそして現在パートでは、大学のミステリー研究会の面々がこの亜魂島に訪れ、またまた殺人事件が起こってしまう。この過去の殺人事件と、現在
山口未桜さんの新刊です📖これから読む方も多いと思うので、感想はサラッと(笑)前作《禁忌の子》で活躍した医師・城崎と研修医の春田が、自然災害で孤立した北海道の病院で事件に巻き込まれます。クローズド・サークルものはあまり好きでは無いのですが…面白かったです!最初に起きた事件で引っ張るのかなと思っていたら次の展開もあり、その残虐さにニヤッとしてしまいました(笑)犯人は誰だろう…と考えながら読んだのですが、いつもの如く全くわからず💦過疎地医療の現状がわかってくると、そこで働く人たちや、治療の
私が好きな(?)クローズド・サークルものです。過去に秘密を持つ若者たちが立ち上げた新興宗教。それにのめり込む信者たちが「月蝕島」という無人島で合宿を行うことに。そこに集いし11人のうち、島から脱出できたのはたった2人だけだったー。それだけでもワクワクしちゃうのに、次々と巻き起こる不可解な殺人事件。果たして生き残るのは誰なのか?そして、次に殺害されるのは?疑心暗鬼の中で、4日間が過ぎていく。名探偵はいない。。。。ここには。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー後々判
※※この本を読んで一言※※本格ミステリと思わせておいて・・やはり最後は本格かと思わせてくれる、人を選ぶ作品です。「デスピタゴラスイッチ」発動です(笑)。※※※※※※※※※※※※※※※門前典之さんの「屍の命題」は、本格ミステリ小説ということで以前からずっと読みたかった作品でしたから、とてもワクワクしながら読み始めました。本格と言われるだけあって、舞台が雪の中の閉ざされた山荘であり、かつ登場人物の性格や話し方が古き良き推理小説感があり、それがより本格さを際立たせてくれている気が
ふハーパーBOOKS■魔女の館の殺人■三日市零(1987-)■2025年■本格/新本格概要進藤理人は理学部に通う大学二年生。ルームメイトの柏木詩文とは、性格こそ正反対ながら「謎解き」という共通の趣味があり馬が合う。ある日二人は山奥の洋館で催される脱出ゲームに参加することに。だがその最中、何者かの焼死体が館内で見つかった。戦慄のなか、やがて次の犠牲者が……。館を出られる条件は唯ひとつ、九つの謎を解くこと——「殺人(マーダー)」×「謎解き(リドル)」の読者参加型ミステリー!(裏表紙
昔の映画『酒とバラの日々』ではないですが、「本と映画とのんの日々」です織守きょうや著『ライアーハウスの殺人』読了しました。織守きょうやさんの作品は初読となります。お名前も存じ上げていなかったのですが。以下出自等の詳細はAmazonからの引用です。織守きょうや(おりがみ・きょうや)1980年ロンドン生まれ。2012年『霊感検定』で第14回講談社BOX新人賞Powersを受賞、翌年同作が刊行され、デビュー。15年『記憶屋』で第22回日本ホラー小説大賞読者
25年9月25日読書の時間〜【桃野雑派】星くずの殺人〜宇宙ホテル"星くず"プレオープンの抽選に当選した6人と地球と"星くず"を結ぶ宇宙船の操縦士、そして副操縦士8人を乗せた"HOPE!!号"は無事、ホテル"星くず"に到着した支配人とともに乗客を案内し自室に向かう副操縦士しかし搬入用倉庫に向かった操縦士が戻ってこないその頃、操縦士は倉庫の中で首を吊った状態で浮かんでいたそこは無重力空間…無重力なのに首吊り?自殺?他殺?…閉鎖空間の中、全員が疑心暗鬼に…※※※※※※※※※※※
歌野晶午さんの『首切り島の一夜』を読了。2023年9月に単行本で上梓され、2025年8月に文庫化された作品です。歌野氏のミステリは捻りが効いているイメージがありました。しかし、この本格ミステリど真ん中を思わせる『首切り島の一夜』というタイトル!500頁を超えるボリューム!孤島で殺人事件が起こり、閉ざされた空間の中、次々に事件が起こる…とか、妄想が膨らみます(笑)。胸躍らせてページを開きました。しかし、最後に待っていたのは想像を超えたラストシーンだったのです。読
おはようございます。今日もそんな暑くはならないけどエアコンいらずはまだ全然ですねーしかも日曜は最高気温34℃って予報だしな🥵スゲーな💦さて9月読了本3冊目それはこちら『白魔の檻/山口未桜』これが読みたくて読了2冊目の禁忌の子を読んだんだけどいやーこれは面白かったな。山口未桜さんの2作目なんだけどホント凄いな。内容としては一作目のほうが難しい気はするけどこれは、冒頭から一気に没入していける感じはとても良かったな。ある意味クローズドサークルなミステリーなんだけ
織守きょうやさんの「ライアーハウスの殺人」を読みました。好きな作家、織守さんの今年7月の作品。さすが織守さん、一筋縄では行かない展開。色々な仕掛け、こちらもいくつか考えながら読む中で、一つだけ当たったあとは💦全く当たらず。。犯人も全員怪しいので、絞り込むのが難しかったです。お話は、、孤島に聳え立つ来鴉館で嘘つきたちの饗宴が始まるお嬢様・彩莉は転がり込んできた莫大な遺産で孤島にギミックつきの館を建設し、かつて自分の書いた小説を馬鹿にした相手を殺害しようと企てる。「おまえらが
(書影はAmazonの商品ページからお借りしています)昭和ミステリシリーズの最終巻副題の昭和36年は私が生まれた年なので読む前から楽しみにしていました先週、誕生日で64歳に年金もらえるまであと1年、なんとか生き延びねば・苦笑ミステリの王道蜜室・クローズドサークルものでしたその舞台が生放送中のTVスタジオというのが面白かったですね作者自身が黎明期のTVに関わったこられた方なので当時のTV界隈の様子がイキイキと描かれたおり私にはそちらの方が
■屍の命題■作:門前典之とある湖畔に建てられた美島美術館。その完成を祝うためにと招待状を受け取った6人の男女。巨大な断頭台に迎えられた一行は、吹雪によって陸の孤島と化したそこで、ひとり、またひとりと殺されていく。悪夢のような不可解かつ謎めいたシーンから始まるこの物語は、アガサ・クリスティの名作「そして誰もいなくなった」の系譜に連なる。雪によって閉ざされたクローズドサークルでおきた惨劇と、探偵による事件の解明。この二部編成となった物語の核には、『人物評』が置かれているように思える。
カッパ・ノベルス■アイルランドの薔薇■石持浅海(1966-)■2002年■本格/新本格概要北アイルランドの政治状況が生んだ「嵐の山荘」!日本人科学者・フジの推理が、犯行の動機に迫る。詩人・イェイツが薔薇にたとえたアイルランドの自由。その鍵を握る武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で、何者かに殺された!悲願のアイルランド和平実現を目前に控えた政治的な理由により、警察への通報はできない。外部犯の可能性も消えて、泊まり合わせた客は、NCFの手によった拘束された。誰が、なんのた
先日『月蝕島の信者たち』(渡辺優)を読んだ。以前読んだ『私雨邸の殺人に関する各人の視点』の作者さん。……であることを、読み終えて、公式サイトを見て知った。そうか、だからか!あらすじは公式サイトから引用。後藤は大学サークルの女友達・金子とネットで活動する新興宗教BFHを立ち上げ、大バズりした。礼拝施設を建設するためのクラファンツアーを実施し、岩手の無人島・月蝕島に重課金信者を集める。上陸翌日、信者のYouTuberが首なし死体となって殺され、その後も次々と信者が殺
講談社NOVELS■〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件■早坂吝(1988-)■2014年■上木らいちシリーズ第1作■本格/新本格■メフィスト賞概要アウトドアが趣味の公務員・沖らは、フリーライター・成瀬のブログで知り合い、仮面の男・黒沼が所有する孤島で毎年オフ会を行っていた。沖は、今年こそ大学院生・渚と両想いになりたいと思っていたが、成瀬が若い恋人を勝手に連れてくるなど波乱の予感。孤島に着いた翌朝、参加者の二人が失踪、続いて殺人事件が!さらには意図不明の密室が連続し……。果たして犯
文庫になったら読もう、とぼんやり思ってて…見つけたので購入…あっという間に読み終わった〜いや〜面白かった!犯人は誰だろう?と推理しながら読むのは当たり前なんだけど…「なるほど」と思いつつも「ソイツが犯人だったらちょっとやだな…」とか、「あーもう犯人この人なのね」と判明する瞬間…なぜ?とか、どうやって殺した?とか種明かしする過程…んで、すべてが終わったと思ってからの、いわゆるどんでん返し…まあ見事に騙されたよ!