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まだ、暑さが続きますが、いつも秋の立ち上がりに着るもの困るので用意していたのがこれ。ついつい昔ながらの洋服屋さんは、春夏は麻、秋冬はコーデュロイに偏ってしまいがちになります。(笑)自分のMDもしっかり組み立てないといけませんね。GuyRoverのミリタリーオーバーシャツいい大人として、シャツ一枚ではコーディネートが寂しいので、なにか羽織りたい気分にぴったりです。このモデルも元々は、AlessandroScuarziのFortelaとのコラボレーションモデルの
弊社取り扱いのGianfrancoBommezzadriで端境期用にスーツをオーダーしました。と、書きたいところなのですが、春物でオーダーしたのですが、9月からも着れると思い、秋にスライドしました。(笑)素材はウールのソラーロです。ウエイトは250gです。色的にも秋の立ち上がりにもいい感じです。ソラーロの生地の特徴についてはご存じの方も多いと思います。90年代当時は日本のマーケットにはまだなく、イタリアのPittiで来ている人を見かけ、何だこの生地はとびっくりした記
連日の30℃超え、なかなか衣替えの時期が難しいですね。特に今年は、この暑さの中、麻のシャツの出番が多く、重宝します。GuyRoverの工場の麻生地コーナーを見ていたら、ちょっと古そうでいい生地があったのでオーダーしてみました。ハケメの麻。今は見かけなくなりました。当時から平織の麻よりちょっと高い生地でした。古の掟により、この手のシャツは長袖で腕まくり(笑)半袖があり得ない時代もありましたね(笑)最近は、イタリアンカラー(ワンピースカラー)の麻のシャツ着るこ
今回はDrumohrのレース編みニットポロを紹介します。このレース編は2025年SSニットメーカーでは流行のテクニックで他メーカーでも多く取り入れられています。おそらくレディースからの流れですかね。マーケットでは呼び名が統一されておりませんが、雑誌レオンでは、透けチラニットと紹介されていました。流石レオンらしい。(笑)DrumohrではPuntoTraforatoと呼んでます。プントトラフォラートプントが編みで、トラフォラートはパンチングイタリア語でかっこ
Drumohrのコレクションのジャケットの精度が上がりキャラクターが出来上がってきたので、製品染めのセットアップスーツをオーダーしてみました。コットンならちょっと長い夏でもなんとか着れるかなと思い(笑)Drumohrは北イタリア、ブレッシアのクインザーノにニット工場があります。同じ建物に靴下のCioccaとSozziもあります。生地の裁断の工程だけはDrumohrの工場内にあり(ニット工場の脇)、縫製は近所で外注に出しています。柄物は裁断が重要になります。製品染めは染めた時の縮
L`impermeabileのPittiの様子を紹介します。読み方はリンペルメアービレImpermeabileがレインコートって意味です。Lが冠詞なので直訳するとザ・レインコートってなところでしょうか。写真のようにスタンドはいつも賑わています。イタリア国内と北ヨーロッパを中心にかなりの取引先を持っています。毎シーズンPRに結構お金かけてます。中々センスのあるビジュアルです。(笑)弊社の取り扱いはL‘impermeabileのブルーレーベルです。デザイナー
前回に続きましてPittiUomo108の弊社の出展ブランドを詳しく説明します。DevoreIncipitDevoreとの出会いもPittiでした。クリエィティブディレクターのMarcoReから声をかけられたのがきっかけでした。(正確に言うと当時、日本のエージェントが見つからず、なるべく合わないようにしていたのですが、見つかってしまいました。笑)私がセレクトショップで働いていた時、MarcoReは伝説のパルマのショップのオリジナルブランドBrando、その後自身の名の
今回のPittiは予想に反して、1日目と2日目が盛況でした。おもにイタリア人バイヤーの多いように思いました。SSは気候柄、東南アジア系のショップの方々もいるのでアジアの方々も多いような気がします。今回は珍しく多く写真撮ってきたので弊社の出展ブランドを詳しく説明します。StefanoCau2025年1月に続き2回連続の出展。2020年1月を最後にお休みしてました。出展ブースはStefanoBigiの近くで見回るのに最適です。(笑)正面にポケットチーフ右側にシル
たまにはイタリアからお届けします。Pittiで入口とか会場の雰囲気とか写真撮っておけばと反省してます。徐々に精度上げていきますので、お付き合いください。メンズのクロージングの世界は。毎シーズン見逃しそうな微妙な変化がありそれを読み取る楽しさもあります。今、Pittiの前のプレコレクションが一般的になり、自分の扱っているブランドの方向性があっているかを確認するためPittiは大切な場所でもあります。今回私の感じたのは、クロージングの世界の人はスーツを着ている人が増えたな〜という印象です。
ネイビーのコットンパンツがちょっと細いので、買い替えないと、と去年も思っていて弊社取り扱いのDevoreにオーダーをしたのですが、残念ながら生地がなくドロップしてしまいました。ウールや先染めの生地は自分用に発注するのですが、製品染めのパンツは染めのロットがあり、わざわざ少量でオーダーを受けてくれちゃいそうなので生産に迷惑かけないようオーダーしないで工場で探して購入しています。4月にイタリアに行ったときに工場の在庫見てきたのですが、またもやオフホワイトの製品染めを選んできてしまい、帰って衣替え
1年がかりで欲しかった生地を工場で見つけてオーダーしたのがこのシャツ。弊社取り扱いのGuyRover毎回、4月と10月に工場行った際に生地ストックから好みの生地を探してオーダーしてきます。たくさんあるので、まずは全体をざざっと見てから、絞っていきます。どこにあったか見失ったりするので気になる生地は端っこだけカットしておきます。たまに奥にある古いストックからもいい生地があり、特にマドラスチェックなんかは古いのでいいのがあったりします。あと、この生地こんなに余ってるんだと、販売方法の
6年前にデッドストックの状態で購入したシルバノラッタンジのシングルモンクです。極端なスクエアトゥがクラシコイタリアが一世を風靡した年代を感じさせます。シルバノラッタンジといえば伊勢丹が扱っていたイメージが強いと思いますが、過去には写真の「ストラスブルゴ」だけでなく、「信濃屋」や「サンモトヤマ」などでも取り扱いがあったようです。コンチネンタルのトップリフトです。耐久性に優れていると勧められて二回ほど交換していますが、全くそのようには感じられないのです。ビブラムのトップリフ
久々にニットジャケットを着てみようと思い、弊社取り扱いのDrumohrのミラノリブジャケットを買いました。ハサミもミシンも使用せず、ニッティングだけで仕上げているすごいニットジャケットです。編地はミラノリブ。伸縮性が少なく経年での伸びが少ないのでジャケットの型によく合う編地です。ジャケットのシルエットにもこだわり、ボックス型にならないよう、ジャケットのパターンと同じように、見ごろから裾にかけて細くするため、背中心、脇の編み目を裾に向けて編み目を減らして編み上げ、各パーツをリンキングで成
熱くなるくなる前にタイしておこうと思い、最近、2本購入しました。1本目は弊社取り扱いのStefanoCauステファノカウ2019年から日本の大手ネクタイ屋さんの紹介(笑)で取り扱い始めました。彼の母方の家系がネクタイを家業としてシルクの産地Comoで生まれ育ち、ManteroというComoではCanepaと双璧をなすシルク生地メーカーに勤め、日本、イギリス、アメリカなど生地の営業でトランクに生地を積め周ってました。営業先がブランドやネクタイメーカーなので、彼らの好みやクセなどを
今シーズンお気に入りのオーバーシャツがこれGuyRoverギローバー元々このモデルはGuyRoverがAlessandroSquarziのFortelaとダブルネームでコラボレーションしていた頃のデビューしたモデルです。当時、Scuarziから直接連絡があり驚いたと言ってました。彼の提案するモデル、選ぶ生地ともに独特のセンスで良かったのですが、残念です。GuyRoverのコレクション自体もミリタリーテイストで似かよってしまったのも終了の要因でした。型紙はGuyRoverで作
お恥ずかしながら、ゆる~くブログを再開します。2025年春夏、イタリアへのPitti出張も見据えて、久々にスーツではなくジャケットをオーダーしました。ブランドは弊社で取り扱っているGianfrancoBommezzadriジャンフランコボンメッツァードリ1950年イタリアパルマにて創業先日4月に訪れた際もジャンフランコさんは現役バリバリで工場で指導に当たっていました。今回はフルキャンバス仕様で発注しました。オーダーしたのが下の画像の左上のチェックの生地。なんと
「2025年春夏商品」第1回目の紹介です。今回は、“クラシコイタリア”初期の1980年代に遊び心を持つ粋なイタリアの親父たちが好んで着ていた、リアルな「ソラーロ」のスリーピース・スーツの紹介です。日曜日の“節分”から始まった数年に一度とも言われる今季最強&最長の大寒波の影響を受け、北日本から日本海側の北陸周辺では週末にかけて記録的な大雪となりそうで、先週まで3月並みの暖かい日が続いていた東京都心では朝の最低気温が冬日となり、身体の芯まで凍える寒さの中、暑がりなのに寒がりの私の服装は相
まいど、GW狭間の3連勤も今日で終わりのカトチンですこういう時って、会社から謎の有休取得推奨日なる設定がされますが・・・いや、休みたい時に休むし発想が「有休をなかなか使えない」なんですよね(会社だけじゃなく、社員側もなんでしょうけどね)お休みにはクラフトビール飲んで・・・スイーツ食べて(写真はpâtisserieSadaharuAOKIparisのヤーツ)・・・
スミズーラ(Sumisura)直訳すると<寸法の上で>という意味なのでオーダーというよりはメジャーメイドのほうが意味が近いですね。ちなみに注文家具とかもスミズーラっていいます。今回はGFB(ジャンフランコボンメッツアードリ)のスミズーラのご紹介です。2019年まではGFB社のディレクターのEnricoが年に2回、2月と9月にErnestoとGFBのスミズーラのイベントで来日していました。GFBは元々、エンリコの義理のお父さんである、ジャンフランコさんがパルマで立ち上げたサルトリア(仕立
久々のアップになりすいません!この秋から本格的に店頭でのスミズーラ(オーダー)を始動します。まず、GUYROVERです。工場がヴィチェンツァからアンコナに移転してから再スタートです。日本では2009年以来ですかね。アンコナの工場はスミズーラのノウハウを持っているので、問題なく再開にたどり着けました。今シーズンはALBINI社とSOKTAS社のスミズーラ用のバンチを用意してもらいました。流れとしてはこんな感じです。生地選び襟型選びサイズ選択(襟と見頃のサイズが変えら
2022年6月14日からFirenzeにてPittiUomoが始まりました。メンズドレス業界では一番重要な展示会です。また最近はSNSの発信元としても、重要は役割を担っています。まだ、コロナ前の出展社数には及ばない状況ですが、久々の4日間開催に戻りました。私の取り扱いのメーカーも出展していますので、スタンドの写真をお見せします。Devoreincipitデヴォレインチピット2019年から出展を取りやめていて、久々の出展です。画像を見たところ相当大きなスペースです。オ
ご機嫌いかがでしょうか、立川店の新井です。フレアパンツとホワイトブレザー今日も赤いちゃんちゃんこを武器に悪い妖怪をやっつけようと思います。これは架空のお話なんですが。光の国は半世紀近く前にある舶来好きの青年が執筆好きの相棒と共に紙箱作りの王様の援助を得て作り上げました。最初はそれは小さなもので、住人も3人程。順調に国は栄えて大きくはなりましたが、10数年後にはその青年は同じ国の仲間達を連れて新しい国を作り去っていってしまいました。その新しい矢の国は光の国を凌ぐ程に大きく栄えていきま
昨年購入したストールマンテラッシのストレートチップ(キャップトゥ・オックスフォード)です。ソールも硬くなくて歩きやすいので、頻繁に履いています。ある程度は仕方のないことなのですが、よく履く靴ほど側面やトゥの部分をこすってしまうことが多くなります。右足の外側部分です。何か所もこすってしまった跡が残っています。ブラッシンクして乾拭きするだけでこの程度まで回復します。キズの予防のため、このあたりには少しだけワックスをつけた方がよいかもしれませんね。
2017年10月、イタリア出張の合間に、リミニにあるエルネストのファブリックデザイナーのヴィンチェンツォがオーナーであるラチェルバというお店に遊びに行ったとき、偶然見つけたのがilmocassinoでした。instagram@lacerba_リミニはアドリア海に面した、エミリアロマーニャ州にあるリゾート地です。サンマリノ共和国に近く、かつては富裕層が多く訪れにぎわっていた街です。ilmocassinoとの出会いは、何と言ってもキャッチーな箱です。日本での取り扱いに興味ない
毎シーズン何枚か、試着がてら自分用にオーダーしています。バイヤーさんのバイイングも一緒ですが、半年前に今着る物を選ぶ難しさと楽しさがあります。(失敗もあります。笑)定番以外はサイズ感の難しさもあります。今シーズンオーダーして届いたのがこちら。発注したのが、8月初旬で、この時はニットポロが気分だったようです。特に発注する時期は暑いので、涼しいものになりがちです。洋服屋さん特有のクセで<リネンかツイード>といったように、真夏か、真冬のアイテムに偏って購入しがちです。それを踏まえ
20代の時に、初めて働いたセレクトショップで先輩から教わった、コーディネートに関してのご法度があって今でも自分のベースになっています。ウエアの紺と黒は合わせない。(黒の靴はOK)ベルトの穴が変わったら買い替える。とりあえず、ALDENかJMWESTONを買う。ドレスシャツの下にTシャツはなし。靴下も気を抜かず、インポートモノを選ぶ。3種の神器?はとりあえず持っておけ。寒くても春には春アウター1.特にネイビーが基本のセレクトショップで働いていたので、黒い服の商品がそもそも
L`impermeabileリンペルメアービレ、2022年春夏からエージェントをはじめたブランドです。直訳すると、Impermeabileインペルメアービレはレインコートです。Lは冠詞なのでザ・レインコートって感じです。私の大好きなデザイナーRomanoRidrfiロマーノリドルフィから去年の4月に連絡があり、コートブランドと組んで仕事やるから、日本で売ってみない?コート屋さんに連絡先、渡してもいい?と言われたので、どうせ日本では難しいだろうと思いつつ、OKしたら、すぐ連絡が来ま
グローブはイタリア語でGuanti(グアンティ)。今年の冬は寒かったので、グローブが大活躍でしたね。私が1990年代イタリアファッションに目覚めたころ、初めてレザーグローブを買ったのを覚えています。Restelliというイタリアミラノのファクトリーブランドのもので、ディアスキン(鹿革)で色はタンブラウン、裏地はカシミアでした。今では当たり前ですが、当時はレザーグローブにサイズがあるのを知らなくて、体が大きいから大きいほうがいいだろうと、安易に大き目を買ってしましました。その頃、イタリアンシ
今日は久々に奥から引っ張り出してきたお気に入りのP-Coatの話です。このP-Coatはイタリア、フィレンツェのLiverano&Liverano(リヴェラーノエリヴェラーノ)でスミズーラ(フルオーダー)したものです。着丈長めでスーツにも相性抜群です。コートなのであまりスミズーラする意味がなかったのですが、このCasentino(カゼンティーノ)の生地と、裏地のコントラストが気に入ってどうしてもほしくて、オーダーしました。襟裏、裏地、裏のパイピング、カフス裏、フラップポケット裏、
普段は気を付けて歩いているつもりですが、酔っ払った時などには、段差で靴をひっかけてしまうことがあります。しらふの時にも稀に靴をひっかけてしまうので、年齢のせいかもしれません。最近は靴に深い傷をつけたことはないような気がするので、少し油断していたのかもしれません。先日もやってしまいました。それが下の写真の傷です。ブラッシングしただけでは元には戻りませんでしたが、幸いにも表面をこすった程度でした。そこで、コロニルのSUPREME(カラーレス)を擦り込んでみました。す