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リティ・パニュ、クリストフ・バタイユ「消去虐殺を逃れた映画作家が語るクメール・ルージュの記憶と真実」消去:虐殺を逃れた映画作家が語るクメール・ルージュの記憶と真実Amazon(アマゾン)これまでカンボジア関係の本を読んできて、これが一番重苦しく、痛みが伝わってくる内容だった。作者のリティ・パニュはカンボジア出身で難民としてフランスに渡った映画監督。これまでにカンボジアのクメール・ルージュによる虐殺についての映画を制作していて、この本の内容は本人が10代の頃に体験したこ
序栄光と悲劇の国カンボジア古代のカンボジアほど魅力ある国は東南アジアにはない。アンコールの寺院は9世紀から13世紀にかけて作られた。仏教の経典は創造的な活力があり、富と力を誇った。しかし最近の歴史でこの国ほど悲惨な歴史を持っている国もない。1970年代は戦争と革命により国は荒廃した。1975年からのクメールルージュの支配では200万人のカンボジア国民が犠牲になったとされている。1980年代は国際的な冷戦の犠牲者としてその名を残すことになった。20世紀から21世紀になり、平和と見せ
ドキュメンタリー映画風な映像で驚いた。ナレーションもない。セリフもほとんどない。絶叫もない。クメール・ルージュがカンボジアに侵略した時、7歳の少女は何を思い、感じたか。政治的な思想や、カンボジア戦争の知識がほとんどない少女が、侵略が始まった時、家を追い出され、田舎の親戚の村も追い出され、クメール・ルージュが支配する捕虜キャンプで朝から晩まで畑を耕し、長男・次男・長女がクメール・ルージュの兵士として出兵し、父がカンボジアの元軍人とバレて連行されたきり戻らず、家族が皆殺しになるの
おはようございます!今日は11月さいごの水曜日ですね!さて、毎週水曜日は「映画で心の滋養強壮」の日です。メンタルコーチ常楽が”独自の視点”から【心の滋養強壮となる映画】を毎週一本ご紹介させていただいています。今週も映画で心の栄養補給して心スベスベにしていきましょう!※常楽の感想や解説などの余計なスパイス抜きに、ありのままをストレートにあなたらしく味わって心の栄養としていただけたらうれしいです。今週の一本はこの映画です。FUNANフナン2018年フラン
南北ベトナムとアメリカだけが関与し、アメリカ軍の撤退でこの戦争が終わったという印象を与えてはいませんか。前述しましたが、アメリカ軍が撤退してベトナム戦争が終わったのではありません。また、(外貨が欲しかった)韓国の他、フィリピン、タイ、オーストラリア、ニュージーランドからも派兵されています。教諭の解説は、現在のベトナム社会主義共和国の官製歴史観を基盤にしたものであり、現実に存在していたベトナム共和国(南ベトナム)をアメリカの「傀儡」として独立国として扱わっていません。公平性を保ちながらこの戦
今日の午後、以下のようなネットニュースが目にとまりました。※以下の文章では、21日21時現在で判明した事柄を使って追記・書き換えをしています。『ファッションモデルの道端ジェシカ容疑者が合成麻薬の※MDMAを所持した疑いで警視庁に麻薬特例法違反で現行犯逮捕されたことが捜査関係者への取材により判明しました』※MDMA(メチレンジオキシメタンフェタミンMethyleneDioxyMethAmphetamine)アンフェタミンと類似した化学構造を持つ化合物で「エクスタシー」とか「愛の薬
『ゲームの王国』上・下小川哲ハヤカワ文庫2022年第4刷2017年の単行本の文庫化です。カンボジア内戦を取り上げて、こういう解釈もあるのか!というのが、第一印象です。相変わらず地図無しなので、例のごとくコピーして栞代わり(ハヤカワ文庫は栞もついていない)にしながら読み進みました。今回は、別に地図が無くても困らないのですが、ま、気分の問題ですね。カンボジアは、2010年に上智大学・アジア人材養成所研究センター(石澤良昭先生)協力特別観光に参加して行ったことがあります。
26歳で亡くなった日本の報道カメラマンの写真・書簡集。日本大学芸術学部写真学課卒業後、戦火のベトナム、カンボジアへフリーの戦争カメラマンとして入国。カンボジアで行方不明となる。1972年11月にクメール・ルージュに捕らえられ処刑されたことが、後に判明した。一ノ瀬泰造カンボジアにて26歳没。
★★★★141分イギリス・アメリカ監督:ローランド・ジョフィ出演:サム・ウォーターストン、ハイン・S・ニョールベトナム戦争は南・北ベトナムが争った戦争だが、アメリカ(資本主義)と共産主義の代理戦争の場だった。10年の戦争のあと、1975年に南ベトナムの首都サイゴン(現ホーチミン)が陥落し、アメリカはベトナムから撤退した。一方カンボジアでは、サイゴンの陥落する13日前に、クメール・ルージュがカンボジアの首都プノンペンを陥落させていた。キリング・フィールドとはカンボジ
監督:リティ・パニュ2013年公開所要時間:1時間32分本作は、カンボジアにかつてあった、クメール・ルージュという政治勢力に関するドキュメンタリー映画となっています。内容は歴史的価値の高いものとなっていて、ポル・ポト政権によって追い詰められていくカンボジアの姿が描かれています。さらに土人形を使った人形劇のような形をとっていて、ストップモーションアニメーション的な要素もあります。
中国共産党は半世紀前の文化大革命中に、毛沢東思想を東南亜細亜諸国へ大量輸出した。その中でも最も悲惨な犠牲に遭ったのは柬埔寨(カンボジア)だと言っても過言ではない!⇒中共の代理人は波爾布特・ポルポト⇒本名サロッド・サル(1928~1998年)⇒当時約780万人いた柬埔寨人のうち200万人を大虐殺(1975年4月~3年8ヶ月間)⇒大虐殺の主な被害者は教師・医師・大学講師及び字の読める公務員。其の他眼鏡をかけている者⇒知識人に見えるから(要するに言い掛かり)⇒森へ強制連行し、鉄棒で頭を殴打⇒銃
韓国映画好きの女性の方が口を揃えて、是枝監督の【ベイビーブローカー】よりも褒めちぎる映画【モガディシュ脱出までの14日間】を観ました!!1990年、ソマリアで内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員たちによる脱出劇を映画化した作品!普段は敵対してる南北朝鮮人が大ピンチの時に手を組んで苦難に挑戦する姿は子供の頃夢中で読んだキン肉マンの超人オリンピック予選におけるキン肉マンとウルフマンみたいで大好物であります!しかし、その編の事をアメブロやn
小中学校の夏休みの宿題や課題で読書感想文を書くというのがあったのかどうかよくわからないが、1度もそんな課題を提出した記憶がない。本のタイトルというのは作者ではなく出版社が決めるとか、どこかで見たような記憶がある。この作者は自分でタイトルを決めているのだろうか?主人公は世間で言ういわゆる低賃金ではたらく底辺非正規雇用労働者。大卒なのに派遣社員として働き職場の女性上司とは馬が合わない。ある日高校時代の親友だった父が亡くなったという知らせが届き葬式に参列したことが
ユーディト・W・タシュラー浅井晶子訳集英社2021.5.30オーストリアに住むカンボジア移民のキムは,妻と子どもを持ち,建築家として成功し,不自由なく暮らしている。50歳のキムの誕生日に子どもたちが,招待したのは,かつて,キムがカンボジアから命からがら一緒に逃げた少女だった。70年代のポルポト政権下のカンボジアと,オーストリアの現代,そしてキムの妻のイネスの家族の物語。視点を変えながら,紡がれていく物語。なにより圧巻なのは,ポルポト政権下,カンボジアがクメール・ルージュに支配
わたしの知らない、世界の歴史を、一般市民の目線で紐解いて見せてくれる映画。監督自身の子供時代のつらい経験をリアルに表現しなかったのは、同じようにプノンペン大虐殺を経験した人が、没入しすぎないように距離をおいて見れるようにしたのか。自分自身の回避のためか。ポル・ポトはベトナム戦争の延長戦のなんかとしか知識がなかったのと、ものすごく素朴な泥人形やし、語り部がはなす内容はポエトリーすぎて、知識がないから全体がつかみにくく、正直、むつかしかった。ものすごく残酷なことが行われてい
カンボジアで「英雄」と称えられていた一匹のネズミが、2022年1月11日、静かに息を引き取りました。アフリカオニネズミの「マガワ」。ベルギーのNGO「APOPO」によって地雷探索ネズミとしての訓練を受け、2016年にカンボジアに派遣。昨年6月に引退するまでの約5年間、1970年代のカンボジア内戦で埋められた、未だに未発見の地雷を探し続けていた「英雄」です。カンボジア内戦中、埋められた地雷の数は600万個とも言われています。安い地雷は1ドル程度で購入できたそうですから、敵味方共に自
小川哲著『ゲームの王国』を読んでいる。まだ途中だけどめちゃくちゃ面白い。人名や用語が覚えられなくて読むペースが上がらないので、頭の整理がてら登場人物をまとめることにする。(随時更新)ロベーブレソン村スウ家スウ・サム:カンボジア1の働き者。村長。ニル:サムの妻フオン:サムの弟。共産主義者。プノンペンで教師と新聞記者をしていた。ティウン:サムの長男。わりと賢い。ソック(ムイタック):サムの次男。ムイタック(水浴び)が好きな清潔好き。かなり賢い。シヴァ家シヴァ
ネットフリックスで視聴しました!洋画「最初に父が殺された」監督アンジェリーナ・ジョリークメール・ルージュ時代のカンボジアを生き抜いた少女と家族の話最近「ゲームの王国」という小説を読んでいまして仕事上カンボジア人と関わることもありましたがお恥ずかしながらアラフォーにて初めてクメール・ルージュを知り・・・もうただただ信じられないし怖い監督がアンジェリーナ・ジョリーっていうのもびっくりしましたがとっても見応えある映画でした
地雷を踏んだらサヨウナラ1999年12月4日(土)公開あらすじ72年、民族解放軍クメール・ルージュと政府軍との闘争が激化するカンボジアの首都プノンペン。25歳のフリーカメラマン・一ノ瀬泰造は、解放軍の聖地である遺跡アンコールワットの撮影に燃えていた。そんな彼の心の支えになっていたのは、親友の高校教師・ロックルーや彼の親類でレストランを営むマダム、そしてソッタとチャンナの幼い兄弟を初めとする子供たちだ。その子供たちがロケット弾の犠牲になったことで、益々アンコールワットへの想いを強めていった
監督・脚本:ドゥニ・ドー声の出演:べレニス・ベジョルイ・ガレルポル・ポト率いるクメール・ルージュに支配されたカンボジアを舞台に、息子と離れ離れになってしまった母親の激動の日々を描いた長編アニメーション。1975年4月、武装組織クメール・ルージュが首都プノンペンを制圧、住民は強制労働のため農村に送られる。農村へ移動する道中、チョウは息子のソヴァンとはぐれてしまう。農村での苛酷な労働や理不尽な扱いは、彼女と夫クン、そして家族を追い詰めていくが、最愛の息子を取り戻すため、チョウは何があって
ミャンマーで軍事クーデターが発生した。一昨年カンボジアのトゥールスレン虐殺博物館に行き、その残虐さを見た自分としては同じようにならないか心配だし、早く平和な国になって欲しいと思う。明日は3.11。東日本大地震からちょうど10年が経つ。テレビなどでは、あの日を忘れない。風化させてはいけないとの論調が増えている。しかし、なぜ風化させてはいけないのか?。被災された人に寄り添うのはいい事だろうけど、何か少しわからない部分もある。戦争を風化させてはいけないと言うのはわかる。2度とあのような悲惨な戦争を
誰かが仲裁役になって誰の顔をもつぶさずに事態を収拾させなくてはならない。アセアンの中のインドネシアが仲裁案、選挙を再実行してその監督をするなどアセアンが全面的に協力する、というものである。この案に嬉しくないのはなんとか自力で、「民主主義」を勝ち取りたいと夢見ている(欧米的メンタリティの)インテリ、手柄がアセアンにいってしまうことを嫌う中国、欧米諸国のようだ。そしてロヒンギャ事件で国際社会から顔をつぶされた上にまた、「やはりまたMに妥協するのか(再選挙は今回の政変においてのMの提案であるか
これも2月10日に書いたことであるが私はデモ隊の歌がなんだか、イヤ、というか、正直。今日は家の前のデモ行進をみてなんだか怖くなったのである。若者たち、ほぼ若者たちのみ、赤いシンボルの中の敬愛する女史、赤い旗、軍歌調のこの歌(ひと昔前に日本の右翼がよく市ヶ谷界隈でで奏でていたような)、、、、ハッと胸をよぎったのはあの文化大革命、クメール・ルージュ(ポル・ポト派)の若者たちの行進である。赤い行進であるとともに、なにに対してでも『憎しみ』を土台とする行進は暴走する。若者たちは憎しみの感情が
テアトルの優待利用で、映画『FUNANフナン』を観てきました。ポル・ポト率いるクメール・ルージュに支配された1975年以降のカンボジアを舞台に、息子と離れ離れになってしまった母親の激動の日々を描いた長編アニメーション。世界最大のアニメーション映画祭である第42回アヌシー国際アニメーション映画祭で、長編コンペティション部門の最高賞であるクリスタル賞を受賞した。1975年4月のカンボジア。武装組織クメール・ルージュによるプノンペン制圧のニュースを境に、多くの住民が強制労働のため農村に送
今日も過去の旅をmixiからコピペ&少し加筆です。当初、写真データをCD-Rに取り込んだのに、後日見ようとしたら、全く見られなかったという・・アンコールワットの写真もほとんど残ってない2006年3月3日この博物館は、かつての刑務所。1975年から1979年の4年弱のポル・ポト政権下で、反革命分子(スパイ)とみなされた人々がここで激しい拷問の末、殺されていった。拷問部屋私はそれまで、知識人が殺されていったぐらいにしか知らなかったけどここへ来て、そうではない人も殺されたと知っ
2019円9月から入場料3ドルを徴収するようになり、シェムリアップでも悪名高き観光スポットなっているワット・トメイ。こちらはもともとシェムリアップのキリングフィールドとしての負の歴史がある場所で、クメール・ルージュが行ってきた粛清の場のひとつに数えられます。キリングフィールドは、ポルポト政権下で殺された人々の慰霊場ともなっており、シェムリアップの中心市街地にあることから外国人も気軽に足を運ぶことができます。(2020年9月27日撮影)敷地内にある慰霊塔には、殺戮された人々の人骨が積み上げ
2014年のカンボジア映画です🇰🇭監督はソト・クォーリーカー。女性監督の初作品です。カンボジアで生活している女子大生のソポン(マー・リネット)は、ある日、偶然入った古い映画館で、母(ディ・サヴェット)が若い頃に主演を務めた映画を目にする。その作品はクメール・ルージュが圧政を敷いた前年に作られ、公開されなかった上にラストシーンが失われていた。一方、ソポンの姿に映画館の主人のベチア(ソク・ソトゥン)は、愛した人を思い出していた……。クメール・ルージュ(ポル・ポト派)による独裁政権時代を潜
ディープアジア感満載の神奈川県大和市!ベトナム戦争が終わったときにベトナムからの難民を最初にうけいれたのが、この大和市。日本で最初にベトナム難民の定住センターができたそうですよ。なので、この大和市にある、いちょう団地にはベトナムの人やらアジア系の方がたくさん住んでらっしゃるのです。そして、川一つ越せば、横浜市泉区。そう、私が今住んでる場所からすぐなんです!そのいちょう団地のそばにあるOKストアは、かなり異国情緒がありますが、スーパーは普通のOKストア、お客さんが異国
前回の当社カンボジア所長ティム氏のカンボジアのブログネタは筆者も一読者として面白く読ませてもらいました。この記事で改めて痛感したのは、国の政治が乱れると国民生活に甚大な被害が出る、とてつもない不幸をもたらすことがあるということです。カンボジアの内乱だけでなく、過去政治の悪政により、世界中で数々の悲劇が引き起こされてきました。このことは、日本も決してひとごとではありません。日本において過去政治指導者の過ちから国民を不幸にした負の歴史の最たるものは、先の大戦に他なりません。ここでは
カンボジアのポル・ポト派によるクメール・ルージュ政権は密告奨励による制裁を広範に行い、政権転覆後も今にいたるまで社会に深刻な禍根を残しました。体制が変わったら、家族を殺した側と殺された側が同じ社会で暮らしていかないとならないのですから。popmusicfan@anjammelhttps://t.co/LJpLCHg2BB2020年04月01日13:41海外旅行、宴会、ライブ・コンサートなどは”自粛”でなく、法的根拠に基づいてしっかり禁止措置を講じる必要があります。