「鴻」とはハクチョウやヒシクイなどの大型のガンカモ類(鴻鵠というときには鴻がヒシクイ、鵠がハクチョウ)、「雁」は中~小型のガンカモ類のことで、冬の渡り鳥であるこれらのガンカモ類が、繁殖地であるシベリア地方などに帰っていく頃、という意味です。しかし、今シーズンの冬は暖冬で寒帯地方の雪が少なかったためか、ガンの国内越冬地のメッカである宮城県伊豆沼でも、ハクチョウの最多の飛来地である新潟県の瓢湖でも、早くも2月中旬ごろには多くのガンやハクチョウが早々に北に旅立ってしまったようです。冬鳥たちがいなくなる