ブログ記事14件
湖畔人です。先日、元、推し政党の情報通の方が、アメリカのキリスト教シオニストの発生がロスチャイルドにより仕組まれたものだったと何かのインタビューで指摘されていて、それは、とても鋭い指摘だけど、同時に実に頭が痛い問題だよなと思ったので、今日はアメリカのキリスト教シオニストについて少し語ってみたいと思います。そもそもハマスがテロを起こし、イスラエルのコンサートに集いし一般人を攻撃、惨殺し、それへの報復としてイスラエル軍がハマス討伐の名目でパレスチナに軍事侵攻をし、その結果、3.6万人とか、それ以
この上映会、行ってきました。聖書の舞台となっている土地の一般的な紹介というより、手島郁郎の伝道の軌跡をたどるという性格の強い映画でした。会場では髪型を「幕屋髪(クラウンブレイド)」にした女性を多くみかけるなど、特殊な教派の仲間内世界に抱き込まれそうな圧迫感も多少感じましたけど、手島郁郎師が作詞したという「詩編23章を『浜辺の歌』のメロディーに載せて歌う」歌など、普遍的なものも感じられました。もしカトリックで閉祭の歌に取り入れても、別に問題はなかろうと感じられるような歌でした。
[2022/6/2更新]林千勝氏と水島氏の対談動画を視聴してのメモ。イスラエル(シオニズム)とは何か、というお話し(1:04:36~この動画の終わりまで)【今、世界はどうなっている?】林千勝×水島総第13回「最強の国を乗っ取ったシオニスト、ナショナリズム駆逐の100年計画」[桜R4/4/16]これまでの歴史観とは全く違ったアプローチで、独自の近現代史を構築するノンフィクション作家・林千勝氏と弊社代表の水島が、現代の様々な問題を論じ合い、今後の日本の視座を考える対談番組。
アメリカを動かす宗教ナショナリズム(ちくま新書)Amazon(アマゾン)770円類書があまりないので、期待して手に取った作品。その分、以外にも失望も大きかった。タイトルの「宗教ナショナリズム」だが、この宗教ナショナリズムが何を示しているのか、最後までわからなかった。端的に言って、宗教とナショナリズムは対立する側面がある概念なのだが、これが矛盾なく結びつき共存するのがアメリカなのだろうけど、この部分の論理的な整合性が最後までわかり易くは説明はされていない。また著者は
今日のパレスチナ混迷の大きな原因はキリスト教シオニズムにありますが、それに至るまでの経緯を順を追って見てみます。面倒くさい人は「キリスト教シオニズム」に跳んでください。なおうちの奥さんの信仰には旧約聖書などいうものは無く、「きよしこの夜」の家畜小屋から始まります。「キリスト教は・・・」とか「イスラム教は・・・」などと大上段に切り捨てる人は、もっと宗教を勉強してください。■波乱万丈のユダヤ人昨日は‟ディアスポラ”まで書きましたが、現代社会においてユダヤ人という民族はありません。‟ディア
ハルマゲドンというと殆どの人がユダヤの秘密結社がナンタラカンタラという、荒唐無稽な陰謀論を想像すると思います。しかしこれはアブラハムの宗教もキリスト教も知らない人の陰謀論だと思います。最初にお断りしますが、これから出てくるキリスト教右派(福音派・原理主義)はキリスト教全体ではプロテスタントのごく一部です。しかしアメリカは英国国教会で迫害を受けたピューリタンが、信仰の自由を求めて渡り建国した国であり、トランプ大統領の大きな支持層となっているのです。トランプ大統領トランプは201
ついに米民主党のペロシ下院議長が、トランプ大統領に対する弾劾(だんがい)訴追状の作成を進める方針を明らかにしました。以下CNN“米下院、トランプ大統領の弾劾訴追状を作成へペロシ議長が指示”より引用(CNN)米民主党のペロシ下院議長は5日、トランプ大統領に対する弾劾(だんがい)訴追状の作成を進める方針を明らかにした。トランプ氏は弾劾訴追される米史上3人目の大統領となる可能性が高い。ペロシ氏は記者会見で「私はきょう、(司法)委員長に対して弾劾訴追状の作成を進めるよう要請する
お騒がせ王トランプ大統領がまたしても世界を騒がせています。NEWSWEEK“ゴラン高原の主権をイスラエルに認めると何が問題なのか”以下引用<トランプのツイートはロシアやイランを挑発し、中東情勢が一気に不安定化する危険を孕む>ドナルド・トランプ米大統領は3月21日、イスラエルがシリアから奪って占領しているゴラン高原について、イスラエルの主権を認めるとツイッターで表明した。それは、前日にイスラエルを訪問していたマイク・ポンペオ米国務長官が、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤ
前回の記事からもアメリカの政財界が親イスラエルが多い事が想像できると思います。ところがアメリカのキリスト教は一種の土着宗教といっても良いかも知れませんが、いまだに旧約聖書の世界を信じ、パレスチナは神がイスラエルに約束した地であり、イスラエル再建がキリスト再臨の序章と信じる人が多いのです。従って政治家にとってはスポンサーも票田も親ユダヤというわけで、当然政治家も推して知るべしで、1995年に米上下院での圧倒的多数で、「エルサレム大使館法」が成立、テルアビブにある在イスラエル米大使館を199
国際社会の批判にもかかわらず,なぜトランプがイスラエルのエルサレム首都公認をごり押ししたのかを考える上で,前回紹介した臼杵さんの本は大変示唆的な指摘をしてくれている。すなわち,それはアメリカ国内におけるキリスト教福音派(エヴァンジェリカル)の存在である。私はトランプ大統領当選の最大の要因は,ラストベルトの白人労働者より,このエヴァンジェリカルの支持だと思っている。エルサレム首都公認と大使館移転は,大統領選挙での共和党の常套句だが,これまで誰も実行した者はいなかった。それを今回トランプがやったの
最初に追記します。(2018-5-29)当記事だけではなぜピューリタンが生まれ、なぜアメリカに渡り、そしてなぜキリスト教原理主義のような国家となったかの事情が分からないと思います。そこでロイヤルウェディングのついでに「なぜ英国国教会が生まれたか」「なぜピューリタンが生まれたか」「なぜピューリタン(分離派)がアメリカに渡ったか」「なぜアメリカがあのようなキリスト教社会になったかを書いてみました。興味がおありの方は「「ロイヤルウェディング」へそ曲がり考」も併せて読んでみて下さい。世界