1961年の夏、共産党は第8回大会を開き、当時「修正資本主義的」な路線を取った「構造改革派」を党内から追放し「綱領」を確定した。日本を社会主義の国にするまでの道筋、その方法について明らかにしたマグナ・カルタを決定したのだ。このころ入党した若者たちに、この綱領が示す一人ひとりの生き方についてのイメージはきわめて具体的で実践的なものであった。鉄道や炭鉱や国の隅々の現場で働いているものこそが国の主人公になれる。ならなければならない。それは4年に一度の選挙で政治家を選ぶことだけによって可能になるものでは