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第13回1級キャリアコンサルティング実技(論述)試験問3についての考えを述べていきます。2023年度後期1級実技(論述)試験、採点官から観た受検者の傾向には、下記の意見が寄せられています。■「相談者を支援するために、必要なネットワーク」について・前段の設問に連動して検討いただくものになりますが、相談者の取り組みについて具体的に検討することができた受検者は、必要なネットワークについても具体的かつ多面的に検討することができている印象でした。・一方で、具体性に乏しい一般論的な回答は今回
第13回1級キャリアコンサルティング実技(論述)試験問1についての考えを述べていきます。第12回1級では必須問題1問と選択問題1問の2つの解答が求められていましたが、第13回から一つに統一し出題形式が変更され、・メモ欄や・解答に際しての注意事項がなくなっています。そして、「次の文章は、事例相談者Bが相談者Aとのキャリアコンサルティングについて事例指導をうけるためにまとめられたものである。」から始まっています。この文章は、実際のキャリアコンサルティングに関するシチュエーションを提示し、そ
2024年度後期第14回1級実技(論述・面接)試験対策講座「タンタンクラブ」に大勢の方の申込を受け感謝いたします。また、それとは逆に今年度のサブスクの導入に申し込みを断念される方や今年度の受検を諦める方など、ご縁がない方も出てきました。今年度は、長期で継続的な個別指導を考えていますので、企画に合わない方には申し訳なく思っています。検定が近づいてから始める方には、なかなか効果的な指導ができません。受検者の皆さんもご存じの通り、合格率10%未満の難解な検定試験です。付け
2023年度後期第13回1級実技(論述・面接)試験対策講座「タンタンミーティング」を受講された方から、「合格者の声」の第2弾を頂いております。ご本人に掲載の承諾を得ていますので、受検者の皆様の参考になればと考えご披露したいと思います。この方は、「大阪府Bさん」です。最初の印象は丁寧に応答をされる方で、良く傾聴出来ているなと感じました。1週間に1回は予約を入れられ、急がず一歩一歩、事例相談者役のタンタンに粘り強く関わってこられる姿勢が観られました。検定試験を2日後に控
2023年度後期第13回1級実技(論述・面接)試験対策講座「タンタンミーティング」を受講された方から、「合格者の声」を頂いております。ご本人に掲載の承諾を得ていますので、受検者の皆様の参考になればと考えご披露したいと思います。この方は、「大阪府Aさん」です。非常に熱心な方でお約束の1時間を超過することも度々でした。1日の最後の時間帯で次の予約もありませんでしたので、ご本人の納得を得られるまで、時間を忘れて指導させていただきました。契約関係からは望ましいあり様ではあり
2024年度後期第14回1級実技(論述・面接)試験対策講座「タンタンクラブ」入会について現在、7名の方から申込を頂いています。最終的に10名ぐらいで締め切るつもりです。タンタンと9カ月、第14回1級検定試験に真剣に取り組みたいと考えられている方は急いで申込ください。タンタンは対策講座で生計を立てる必要はありませんので、売り上げも利益も追及していません。一人でも多くの方が、低コストで1級キャリアコンサルティング技能士の試験に合格してくださることを望んでいます。第
2023年度後期1級実技(論述・面接)試験について、タンタンの個別指導の結果からの傾向2023年に個別指導した人のほとんどがの方が面接の点数は前年度より高くなっていました。受検者の中には、初めて面接試験で到達しましたとか、これまで最高の点数でしたとかいうコメントをいただきました。これまで集団の対策講座を受講されていた方が、タンタンの個別指導を受けて自分の課題が明確になり、目標に向かって一緒に取り組めた結果だと考えています。対面の対策講座は、受講料も高いし、参加人数も多い
2023年度後期1級実技(論述・面接)試験採点官・面接試験官が観た受検者の傾向がキャリアコンサルティング協議会のHPに掲載されました。論述は第12回までの必須問題と選択問題の2事例から、第13回は1事例に変更されましたので、各設問の捉え方が違っている点と重なる部分が説明されています。総じて、従来から散見されていた「自己理解・仕事理解・コミュニケーションなど」の解答については、厳しい評価がされているように感じました。また、一般論で解答している受検者が多い傾向にあることも言わ
2023年度後期1級(第13回)キャリアコンサルティング技能検定試験結果が受検者の手元に届いているようです。現在まで、2人の方から合格のお知らせが届いています。合格された方も、合格されなかった方もタンタンミーティングでご指導できたことに感謝いたします。ブログ「キャリアコンサルタントの心」を通して、受検者の皆さんとご縁をいただき、B「ベストを尽くす」E「愉しむ」P「心に思う」この3つの信条を大切にして、個別指導ができたことで、新たに二人の1級キャ
2023年度後期1級(第13回)キャリアコンサルティング技能検定試験結果がキャリアコンサルティング協議会のHPに掲載されました。学科:申込者516名、受検者476名、合格者184名合格者÷申込者×100%=(35.66%)実技:申込者936名、受検者907名、合格者84名合格者÷申込者×100%=(8.97%)総合:申込者1004名、合格者67名、(6.67%)第12回が学科:申込者543名、受検者495名、合格者211名合格者÷申込者×100%=(38.86%)
今日は、「構造化と自分軸のストローク」というテーマです。キャリアコンサルタントは、ストーロークについて自身の感覚で主観的な意見を持つことはやめましょう。キャリアコンサルタントは、根拠を持って客観的に説明できることが必要です。それには、「構造化ストローク」と「自分軸ストローク」の2つのストロークが重要です。(1)構造化ストローク1級キャリアコンサルティング技能検定における事例指導者のキャリアコンサルタントに対する事例指導の進め方で、構造化ができないと行き当たりばったりのロ
前回に続き、「第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)試験ケース内容1」について、課題解決ストロークで事例指導の進め方を考えます。事例指導者が事例相談者に対する具体的なアプローチによる課題解決ストロークは、以下のようなステップが考えられます。①フィードバックの提供まず、事例指導者は事例相談者の行動や対応についてフィードバックを提供します。具体的には、Aさんとの面談における係長の打診をどのように考えたらいいのかという問題についての、傾聴の態度や技法、助言や提
前回に続き、「第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)試験ケース内容1」について、問題把握ストロークで事例指導の進め方を考えます。問題把握のストロークとは、キャリアコンサルタントが相談者の問題や悩みを理解し、それに対する適切なアプローチや支援を提供するために必要なプロセスです。キャリアコンサルタントがAさんの状況や悩みを把握するために、次のステップで以下のように行いました。①詳細な情報収集Aさんの職歴やこれまでの経験、現在の状況、そして悩みや不安についての
今日は、「第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)試験ケース内容1」について、タンタンのオリジナルの事例記録を用いて事例指導の進め方を考えます。事例指導者の自己紹介、キャリアコンサルタントの紹介が終わり、面談記録が渡った後から進めます。最初に、キャリアコンサルタントの相談したいことである「頑張ってきたことの成果として、今回の打診があったということに気づいてもらいたいと支援的にかかわった。」「育児・介護休業法などの情報提供も行い、前向きに検討できるよう進
今日は、「バースペクティブ・テイキングの関係構築」というテーマです。事例指導では、事例相談者との関係構築ストロークが大切です。そこで、事例相談者との関係を整えるアプローチについて説明します。関係構築ストロークには、「情緒的アプローチ(感情的アプローチ)」があります。「情緒的アプローチ」とは、相手の気持ちに焦点をあて、相手の感情を理解しようと歩み寄るもので、他者の気持ちを汲みとり、感じ入るものです。情緒的アプローチ(EmotionalApproach)は、感情を重視
3月21日(木)には2023年度第13回1級キャリアコンサルティング技能検定試験の合格発表があります。その結果で2024年度の再受験を考えられると思います。そして、第14回1級キャリアコンサルティング技能検定試験の日程は以下の図の通りです。学科試験と実技(論述)試験は、2024年12月8日(日)実技(面接)試験は、2025年1月~2月の間に設定合格発表は、2025年3月19日(水)です。再受験の方も初めて受検を考えている方も、様々
今日は、視点と観点、多面的と多角的について述べていきます。「視点」と「観点」、そして「多面的」と「多角的」は、いずれも似たような意味を持つ言葉です。先ず、視点(してん)と観点(かんてん)について考えます。「視点」は、物事を見る位置や角度、あるいは個人の立場や考え方を指します。つまり、特定の立場や観点から物事を見る視座やアプローチのことを指します。人々が異なる視点を持つことによって、さまざまな意見や考えが生まれることがあります。「観点」は、ある事象や問題を考える際のアン
今日は、「第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)試験ケース内容1」について、タンタンのオリジナルの事例記録を考えました。ロールプレイの練習に自由にご利用ください。
前回、「関係構築ストロークを通じて、事例相談者は自分のことを理解してもらい、事例指導者に信頼を寄せることができます。」ということを記事にしました。それでは、第13回1級CC論述問題を使って、「関係構築ストローク」「問題把握ストローク」「課題解決ストローク」を示してみます。『関係構築ストローク』〇事例指導者は、事例相談者の信頼を得るために、まずは以下の事例相談者の相談者に対して助言をした背景や価値観を理解しようと努めます。〇事例指導者は聞き手として、事例相談者の気持ちに
受検者が実技(面接)検定試験の会場に入ります。目に映るのは、目の前に座っている試験官の二人と事例相談者役の協議会の係員の3人です。まず、試験管に向かって名前を言い自分のシールを渡します。(〇〇です。よろしくお願いします。)「どうぞ、席へおかけください。」と声を交わします。次に、受検者の席に腰掛けて、事例相談者役の協議会係員に、(こんにちは、〇〇です。)「田中(松本、鈴木)です。」と挨拶を交わします。受検者とその3人に挨拶をして、ストロークを交換
第10回以前の論述およびロールプレイの記事については、キャリアコンサルティング協議会のHPに、第13回の論述問題とロールプレイケース内容が掲載されましたので、2月29日までに順次削除していきます。つきましては、記事を参考にされる読者の皆様には、ご迷惑をおかけしますが、なにとぞご理解いただきますようお願いします。
「第13回1級CC技能検定実技(論述)試験問1を読み解く」をリブログしました。面接試験の内容については、現在、使用許諾申請書を提出しており、許可がおりしだい記事にしたいと考えています。もうしばらく、お待ちください。今日も、個別指導の方の第13回面接試験の振り返りを行っています。全ての人の振り返りが終了しましたら、その所感を記事にしたいとも思っています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第13回実技(論述)試験問1を読み解いていきます。
第13回ロールプレイの振り返りから。事例記録の「キャリアコンサルタントが相談したいこと」には、ケースごとに、「どんな助言が必要だったのか」「どのような対応をすべきだったのか」「支援の方法に問題があったのではないか」が記録されています。事例相談者は、このような悩みをもって事例指導者に相談に来ているのです。それに対して、事例指導者がこの助言や対応、支援の方法について介入することもなく、対応指導を行わないで、成長に向けた育成指導を行ったとしても、キャリアコンサルタ
第13回ロールプレイの振り返りから。事例指導者が事例相談者に面談経過の説明を求めると、事例相談者が、「記録に書いてあるでしょう」という反応を示す場合があります。事例指導者は、試験実施概要に以下の通り「事例内容についての説明を求めてください」と書いてあるので、事例相談者に説明を求めているのです。5.最初に受検者(事例指導者)から自己紹介(ご自身の専門領域や理論的な立場などについて1分程度で説明)し、事例相談者に対し事例内容についての説明を求めてください。その後の事例指導の進め
Amebaブログ「資格・試験」のジャンル2/23の「みなさんが注目している記事」で”第13回ロールプレイケース内容について”が第1位になりました。読者の皆さんが第13回のロールプレイケース内容に関心をお寄せていただいて感謝いたしております。ただ、まだキャリアコンサルティング協議会から許可されていないので、もうしばらくお待ちください。申請が下り次第、第13回ロールプレイケース内容を振り返った記事を投稿したいと考えています。
キャリアコンサルティング協議会のホームページに第13回実技(面接)試験のロールプレイ内容が掲載されました。現在、使用許諾申請書の交付申請を行っています。申請が通りましたら、ブログでも振り返りを行いたいと考えています。現在、個別指導を行っている方の振り返りを行っていますが、上手くできた方、上手くできなかった方、それぞれの結果をお聞きしています。トレーニングで練習したとおりに行った方は、十分に到達が望めるかもしれませんが、3月の結果が発表されるまでは実際のところはわかりません
今日は、(Aの対応が必要だ、何故ならAを支援していないからだ)というテーマについて考えてみます。いくら結論が事例相談者の課題に対する正しい答え(解決策)になっているとしても、なぜそういう結論に至ったのか、なぜそれで正しいと言えるのかを説明できなければ、事例相談者を納得させることができないことは、言うまでもありません。ところが、この根拠が怪しいのです。大抵の事例指導者は根拠を伝えたつもりになっていますが、事例相談者から見たとき、それでは到底、理由になってないという状態が散見されま
今日は、(説得力に欠ける「答え」)というテーマについて、考えを述べててみます。事例指導者の説得力のない「答え」には、わかりにくいものに共通する欠陥として、事例相談者から見たときに、指導の話に明らかな「ダブリ」「モレ」「ズレ」が含まれています。例えば、第12回ケース1の事例を振り返ってみます。事例相談者(キャリアコンサルタント)の相談したいことは、①コロナ禍で急速に働き方が変化する中での転職であるため、じっくりと検討することが必要と考えた。②全員出社という会社の今後の
今日は、「相手に伝えるということ」というテーマについて、考えを述べててみます。事例相談者に自分の考えを伝え、事例相談者に「YES」と言ってもらうのが難しい場合があります。事例指導者の考えや提案が事例相談者の頭の中にインプットされ、事例指導者の望む反応が出てくることが、伝える人のスキルにかかっています。すると、事例指導者の言いたいこと、自分が重要だと考えていることを事例相談者に理解してもらうためにはどうすればいいのだろうと悩んでしまいます。そして事例指導者が言いたいことを上
今日は、「誰でも論理的な伝え手になれる」というテーマについて、考えを述べててみます。論理性の必要性に異論を唱える人は少ないと考えますが、中には論理性を重視しない方もいらっしゃるので、具体的にどうしたら相手にわかりやすく伝えられるか、考えてみます。事例指導者の中には、自分の勘や個性を大切にして、自己流で面談を行う方もいます。自己流で行う事例指導も自分が習熟したものであれば、上手くやれるかもしれませんが、全く新しい事例や課題に突き合たったとたんに、再現できずに、お手上げ状態になりま